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208 転移魔法って超便利!
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俊也と作戦に参加する嫁は、何度も短距離転移を繰り返していた。
それはカムハンの記憶を持つ嫁が、誰もいないから。サミアへ行くまでも、同じ方法を使うしかなかった。
具体的には、望遠鏡やドローンを駆使し、転移を実行する。
もちろん、馬車や馬を使うよりずっと早いし、一度映像記録と記憶にとどめておけば、今度はどれほど館から離れていても、転移は実行できる。
それに、新転移魔法改に習熟する点で、意義は十分にある。
「やっと皇都が見えました。魔法陣、描きます」
双眼鏡で確認しつつ、ミネットが緊張の面持ちで言う。
魔法陣、実行。
周囲をうかがう。
人影なし。結界発動。
転移!
手順に従ってミネットは転移した。ミネットの魔法陣を使って、メンバーは次々と転移。
皇都ケイジョウが見下ろせる、丘陵地に集結完了。周辺の地形をカメラで記録。
念のため、新発明転移マーカーを地下に埋める。
「さ~、飯だ飯だ。館へ帰ろう」
俊也はそう言って、エンランを見る。
エンランは一つうなずき、時限式魔法陣を描いた。まず俊也を送る。嫁たちは、俊也の後に続いた。
今回の作戦で、ミネット、マサラ、エンランも転移魔法を問題なく使えるようになった。
利便性は大いに増したが、旅を楽しむという感じではない。
俊也はローランとカエデを伴い、一宮東京別邸へ転移。連日転移しまくりだが、なんだか体調はいっそうよくなった気がする。
転移したら、体の疲労物質や毒素が抜けるのかもしれない。俊也はそう考えている。
事実酒を飲んでも、完全に醒めてしまうのは以前記した通り。
「俊也さん! 指示通り準備しておきました!」
魔法陣から出てきた俊也に、フミが跳びついてきた。
「新しく買ってはいないよね?」
フミを抱き止めながら俊也が聞く。
「どこまで貧乏性!」
フミはあきれながらも目を閉じる。
ちゅっ! まずはご挨拶。
ローラン、カエデが続いて転移してきた。もちろん俊也とフミは、いちゃラブ状態を継続していた。
「うわ~! すごくきれい!
本物は初めて見ます!」
ローランが目を輝かす。
「ブルーが絶対これにしろと言うから。
ここまで凝る必要はないんだけど」
「やるからには徹底的にですよ!
だけど、ローランさん、大丈夫かな?
相当窮屈ですよ?」
フミが懸念を述べる。
「大丈夫、大丈夫!」
安請け合いをしたローランは、すぐに後悔することになる。
一宮の館を訪ねた時、俊也には一つの絶対的義務がある。心躍る義務だけど。
「俊也です。失礼しま……」
挨拶も終えないうちに、俊也は巫女スタイルの巫見に捕獲された。小柄な巫見が、ぴょんと跳びつき、だっこちゃん状態。両腕と両足を立ったままの俊也に絡みつけた。
なんというか……。館の嫁たちもやらない超軽薄アクション。まあ、うれしいんだろうね……。若返ったこと。
「あらら、巫見様……」
後に続くフミは目を見張る。あの巫見様がね……。フミは曾祖母の変貌ぶりにあきれる。まあ、いいことだ、と思い直す。
「フミ、興津根様を!」
俊也にほっぺたすりすりしながら、巫見がおねだり。
「興津根様、そういうことですから」
『了解!』
フミの口から抜け出た興津根様は、巫見に憑依。興津根様的に、巫見はフミに次いで居心地がいい。
俊也は巫見を抱っこしたまま、居間の奥へ。寝室には、カーペットが敷かれ、ダブルサイズのベッドが入っていた。この前は布団だったのだが。
布団エッチには、それなりの趣がある。だが、ベッドのスプリングと高さはやはり捨てがたい利点だ。
俊也は高そうなベッドに、巫見を下ろす。
巫見は潤んだ妖艶な目で、俊也を見上げる。
崩れた胸元がなまめかしい。俊也は巫見の赤い巫女袴の紐をほどく。巫見は腰を浮かせ協力。
俊也は白い着物の裾を、ぺらっ……。真っ白なふくらはぎと太もも!
俊也はさらにぺろ~ん!
つややかな漆黒アンダーヘアがもあもあっと。
なんだか背徳感が! 神聖な衣装なんだよね? 白と黒の対照が超エロイ!
俊也は巫見の体をずらし、ベッドに対して直角の位置へ。巫の両足の間に体を分け入れる。
乱れた胸元を広げ、ぱふぱふ、ぱふぱふ……。巫見はけっこうでかい。もちろんおっぱいが。ぱふぱふ感が無理なく味わえる。
巫見は長年その女の武器を、封印してきた。封印したまま、しおれさせていた。
もっとぱふぱふを! 俊也は数分間、ぱふぱふを楽しんだ。
『口吸いを! あの甘いやつ!』
あれっ? 興津根様の声? 巫見の声と違う。
俊也は巫見の顔をまじまじと見る。巫見の顔と、キツネ耳美女の顔がダブって見える。最近フミとエッチするとき、たまにある現象だ。
巫見、興津根様、「口吸い」を思い切り楽しんでください。
俊也は濃厚なチューに移行した。
それはカムハンの記憶を持つ嫁が、誰もいないから。サミアへ行くまでも、同じ方法を使うしかなかった。
具体的には、望遠鏡やドローンを駆使し、転移を実行する。
もちろん、馬車や馬を使うよりずっと早いし、一度映像記録と記憶にとどめておけば、今度はどれほど館から離れていても、転移は実行できる。
それに、新転移魔法改に習熟する点で、意義は十分にある。
「やっと皇都が見えました。魔法陣、描きます」
双眼鏡で確認しつつ、ミネットが緊張の面持ちで言う。
魔法陣、実行。
周囲をうかがう。
人影なし。結界発動。
転移!
手順に従ってミネットは転移した。ミネットの魔法陣を使って、メンバーは次々と転移。
皇都ケイジョウが見下ろせる、丘陵地に集結完了。周辺の地形をカメラで記録。
念のため、新発明転移マーカーを地下に埋める。
「さ~、飯だ飯だ。館へ帰ろう」
俊也はそう言って、エンランを見る。
エンランは一つうなずき、時限式魔法陣を描いた。まず俊也を送る。嫁たちは、俊也の後に続いた。
今回の作戦で、ミネット、マサラ、エンランも転移魔法を問題なく使えるようになった。
利便性は大いに増したが、旅を楽しむという感じではない。
俊也はローランとカエデを伴い、一宮東京別邸へ転移。連日転移しまくりだが、なんだか体調はいっそうよくなった気がする。
転移したら、体の疲労物質や毒素が抜けるのかもしれない。俊也はそう考えている。
事実酒を飲んでも、完全に醒めてしまうのは以前記した通り。
「俊也さん! 指示通り準備しておきました!」
魔法陣から出てきた俊也に、フミが跳びついてきた。
「新しく買ってはいないよね?」
フミを抱き止めながら俊也が聞く。
「どこまで貧乏性!」
フミはあきれながらも目を閉じる。
ちゅっ! まずはご挨拶。
ローラン、カエデが続いて転移してきた。もちろん俊也とフミは、いちゃラブ状態を継続していた。
「うわ~! すごくきれい!
本物は初めて見ます!」
ローランが目を輝かす。
「ブルーが絶対これにしろと言うから。
ここまで凝る必要はないんだけど」
「やるからには徹底的にですよ!
だけど、ローランさん、大丈夫かな?
相当窮屈ですよ?」
フミが懸念を述べる。
「大丈夫、大丈夫!」
安請け合いをしたローランは、すぐに後悔することになる。
一宮の館を訪ねた時、俊也には一つの絶対的義務がある。心躍る義務だけど。
「俊也です。失礼しま……」
挨拶も終えないうちに、俊也は巫女スタイルの巫見に捕獲された。小柄な巫見が、ぴょんと跳びつき、だっこちゃん状態。両腕と両足を立ったままの俊也に絡みつけた。
なんというか……。館の嫁たちもやらない超軽薄アクション。まあ、うれしいんだろうね……。若返ったこと。
「あらら、巫見様……」
後に続くフミは目を見張る。あの巫見様がね……。フミは曾祖母の変貌ぶりにあきれる。まあ、いいことだ、と思い直す。
「フミ、興津根様を!」
俊也にほっぺたすりすりしながら、巫見がおねだり。
「興津根様、そういうことですから」
『了解!』
フミの口から抜け出た興津根様は、巫見に憑依。興津根様的に、巫見はフミに次いで居心地がいい。
俊也は巫見を抱っこしたまま、居間の奥へ。寝室には、カーペットが敷かれ、ダブルサイズのベッドが入っていた。この前は布団だったのだが。
布団エッチには、それなりの趣がある。だが、ベッドのスプリングと高さはやはり捨てがたい利点だ。
俊也は高そうなベッドに、巫見を下ろす。
巫見は潤んだ妖艶な目で、俊也を見上げる。
崩れた胸元がなまめかしい。俊也は巫見の赤い巫女袴の紐をほどく。巫見は腰を浮かせ協力。
俊也は白い着物の裾を、ぺらっ……。真っ白なふくらはぎと太もも!
俊也はさらにぺろ~ん!
つややかな漆黒アンダーヘアがもあもあっと。
なんだか背徳感が! 神聖な衣装なんだよね? 白と黒の対照が超エロイ!
俊也は巫見の体をずらし、ベッドに対して直角の位置へ。巫の両足の間に体を分け入れる。
乱れた胸元を広げ、ぱふぱふ、ぱふぱふ……。巫見はけっこうでかい。もちろんおっぱいが。ぱふぱふ感が無理なく味わえる。
巫見は長年その女の武器を、封印してきた。封印したまま、しおれさせていた。
もっとぱふぱふを! 俊也は数分間、ぱふぱふを楽しんだ。
『口吸いを! あの甘いやつ!』
あれっ? 興津根様の声? 巫見の声と違う。
俊也は巫見の顔をまじまじと見る。巫見の顔と、キツネ耳美女の顔がダブって見える。最近フミとエッチするとき、たまにある現象だ。
巫見、興津根様、「口吸い」を思い切り楽しんでください。
俊也は濃厚なチューに移行した。
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