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78 ロリ規制は厳格に!

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 俊也は異世界の我が家に帰り、ゆっくり風呂に入ってほっと一息。

静香さん、どういうつもりだったんだろう? バスローブ一枚で、鼻ツンされちゃった。慌てて服を着て、逃げ出しちゃったけど……。

ジュニアはしっかり目撃されたし……。
あれは来るなら来い、という意思表示? ジュニアはしっかり反応してしまった。

でもでも、やっぱり押し倒す勇気は出なかった。
ずいぶん面白い女性だとは思う。だけど、あちらの女性と、気安く関係を持つわけに、いかないでしょ?

「あちら」…か……。なんだかこっちの方が、安心するんだよな~。俺もこっち側の人間になりきっちゃったか?


「俊也さ~ん、お背中流しましょうか?」

「私たちを、洗って下さってもいいですよ。一度入ってるけど」
 バスルームの外から声をかけてきたのは、今夜の添い寝当番、マサラとエンランだった。

「もう出ようと思ってた。体拭くのめんどくさいからよろしく」

「は~い!」
 二人は声をそろえて応える。俊也は栓を抜き、そのままバスルームから出た。

やっぱり清浄魔法より、風呂の方がいい。濡れた体を拭く必要もないしね!

俊也はマッパでマサラとエンランに身をゆだねる。二人の魔導師が前後から放つ、乾いた風が心地よし。

三幹部ミニの趣を持つ金髪碧眼マサラは、ツーボールを持ち上げて、風を送ってくれた。水分が残りやすいからね! 

他の嫁のときにはエロい気分になるけど、マサラやエンランなら、いけない気分になってしまう。

二人が俊也に施している、乾燥目的の風魔法。季節に合わせた適温と、心地よさを感じる加減調整は、結構難しいらしい。

だが、それより清浄魔法は、簡単そうに見えて、相当高度な魔法技術が必要だそうだ。
マサラやエンランも、最近問題なく使えるようになった。

本格エッチは一度だけなので、二人の魔力量は、そんなに伸びてないが、魔法技術は一流の域に近づいている。


俊也は二人の少女魔導師を従え、寝室のベッドに。

フフ、かわいい! 二人のパジャマ姿。誘惑目的のスケスケ夜着とは違った趣が。

うっすらブラとおパンツが……。

おっと、いけない! ロリ規制、ロリ規制。

俊也はイケナイ気分を封印し、ベッドへ。二人はいそいそと俊也に寄り添い、腕枕ポジションを占める。

「俊也さん、最近私たちに冷たくないですか?」
 マサラが不平をもらす。

「そうですよ。絶対前の方が濃かった」
 エンランもチクリの一言。

「そうかもしれないね。俺もつらいんだ。二人とも、大人の体に近づいた。
あれやこれやしたら、もう辛抱たまらん、って感じ。
早く大人になってもらいたい。それだけ」
 信也は正直に告白する。

もう少し以前は、二人に求められるがままふるまった。ほとんど猫なで、もしくは猫なめ気分で。「ほとんど」という点がミソだけど。

二人の体が、次第にオトナ化している昨今。「ほとんど」が、相当厳しくなってきた。

ここは大人の俺がなんとかしなくては、ということで、思い切りセーブしている。

「それは分かってたんですけどね……。やっぱり寂しいんです。
あちらの世界では、十八才以上なんでしょ? もう私たち、三十六才になりますよ。
私と同い年の侍女なんて、もう二人の母親なんですって。
魔力は少なかったけど」
 マサラはさらに攻撃。

「貴族出身でも、全然珍しくないですよ。私達の年齢で結婚すること。
どうしてダメなんですか? 
たまにならいいでしょ?」
 エンランも攻撃を重ねる。

「あちらの世界では、とりわけ厳しくってですね……。ロリエロ」

「体はまだこれだけど、俊也さんより長く生きてるんですよ」
 マサラが、俊也の耳元で言う。耳にかかる息がなまめかしい。
 マサラは、ふっくらし始めたおっぱいを腕に押し付ける。最近存在感がマシマシ、なんだよな……。

「中出しとは言いませんから」

「ちょこっと入れるだけ。ダメ?」
 二人のかわゆい誘惑はエスカレート。

「お願いですから、許して下さい!」
 俊也はベッドに正座して土下座?した。正直なことを言えば、最近あちらの世界でも、かわいい中学生や児童に目が行ってしまう。

俊也はそんな自分が怖かった。もちろん、そういった子には、特殊能力を発揮しない。
最低限の理性は保っている。ユーノやローランも、中学高学年か高校低学年ぐらいにしか見えないけど、アリ、と思うしかなかった。
反応は立派に大人だから。

「まあいいです」

「私たちはいつでもOKですから」
 マサラとエンランは、俊也の腕を両胸に抱きしめ、俊也を横たわらせた。

 つらい! 漢(おとこ)俊也は、忍の一字だった。
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