55 / 230
55 俊也、日本政府をペテンにかける
しおりを挟む
※故、安倍晋三氏を揶揄する内容が含まれていますが、記者は彼の人格や功績を評価しております。
執筆当時、時の権力者であったため、このような内容を選びました。
権力に対する軽い風刺は、許容されてしかるべきだと判断したわけです。
☆ ☆ ☆
俊也が手紙と魔法の布を送った翌日、カナの父親は問い合わせで大忙しとなった。
マジで猫の手を借りたいほど、切迫した状況だったということだ。
修造は、俊也が用意した文面を送った。その内容は以下のとおり。
1 殺菌効果が予想通りなら、量産化に向けて布を徹底分析すること。家長の許可は得ている。
ただ、家長の言葉によれば、分析は不可能だろうとのことだった。
布使用の副作用も調査いただきたい。
家長の言葉によれば、一切の副作用なしだが、念のためアレルギー中心に実験していただきたい。
医薬品不使用であることは、分析実験ですぐ実証できるであろうとのこと。
もちろん、耐用回数も実験すること。
家長の話によれば、何度洗っても、ほぼ一年は持つはずだとのこと。
まさかとは思うが、まさかが、現実となった。本当だと信じたい
2 前の文面の記載通り、一族による量産は不可能である。「猫の手の友人」が交渉した結果、週に五千枚を目指すと確約を受けた。
3 ゆえあって一族の居住地、氏名は一切明かせない。
4 伊藤修三氏は「猫の手の友人」が、全幅の信頼を置く人物である。
一枚につき五百円の約束で仲介を引き受けて下さった。
断わっておくが、伊藤氏は仲介だけを引き受けた。詳細を問い合わせても、伊藤氏は一切知らない
5 この布を販売するなら、一枚二千円以内とする。
必要性が切迫している方を優先すること。
また二千円以上の額で販売したら、該当者との交渉は完全に打ち切る。
但し、マスク本体の製造費は除く。
マスク製造費はわからないので、合わせて三千円以内でいかがなものか?
6 この布を利用して制作したマスク、できれば「ネコノマスク」のネーミングでお願いしたい。ただし、強制力は伴わない
最後の返信を終えて修造は思う。俊也君、とんだ食わせ者だ。
研究者を利用し、責任の所在をあいまいにしている。
もちろん、製品自体には絶対の自信を持っているようだ。
すべては出所を明らかにしない配慮。それもわかる。ウチのカナ、もらってもらえないものだろうか?
実はもう、もらわれております。お気の毒です、お父さん。三人の娘を持つ記者より。
一週間後、厚労大臣、門野辰三は首相執務室を訪れた。
首相野辺郁造は、浮かない顔でソファーに座っていた。
「総理、例の『ネコノマスク』の件でしょうか?」
「そうなんだよね。大体ネーミング悪すぎない? 僕の『ノベノマスク』とかぶりすぎ」
そっちかよ……。厚労大臣は内心舌打ちする。
「ネーミングなど、どうでもよくないですか? 週に五千枚でも販売しましょう。
販売窓口と販売方法は慎重に検討いたします。
どの研究室も性能は保証しています。
単なる麻布に、どうしてあんな効果があるのか、さっぱりわからないそうですが、画期的な製品であることは間違いありません。
最大感染経路である鼻と口の安全は保証されるのです! 『ネコノマスク』は強制ではないそうですから、総理がいやなら変えます」
この厚労大臣、個人的にあのネーミングバカ受けだった。確かに首相を揶揄するネーミングだが、仕方ないと思う。
あれは明らかに失敗だ。相当反対したが拒否された。
「製品名変えてくれるならいいけど。周知したら問題が多すぎない?
どんなふうに考えてるの?
その販売窓口と販売方法」
やっとまともな反応が返った。「慎重に検討します」と勢いで言ったものの、多くの問題がある。
とりあえず、仲介の伊藤氏の名は絶対公にできない。ルートの蛇口が閉められたら、それこそお手上げだ。
政府が無視したら、多くの研究者から絶対ブーイングが起こる。今やあの「魔法の麻布」の存在は、研究者たちの常識だから。
今黙っているのは、顕著な効果があり、副作用ゼロで耐久性もある。だけど、どうしてそうなるのかが、さっぱりわからない。
つまり、「魔法の布」としか言いようがない点が、科学者として恥ずかしいからだ。
政府が抑え込もうものなら、恥をかなぐり捨て、一斉に反発ののろしが上がるはずだ。
文冬あたりにリークするとか? そうなったら糾弾されるのは政府だ。「ノベノマスク」の失敗どころの騒ぎじゃない。「ヌルリイクゾウ」が真っ先に首を切るのは、厚労大臣である自分。
これはなんとかしなければいけない。
「今は慎重に検討するとしかお答できません。考えさせて下さい」
厚労大臣は逃げに出た。はっきり言えば妙案はない。
役人たちに押し付けよう。結論はそれだった。
大臣は執務室に帰り、一息つく。は~……。どうしようかな?
ノックの音。大臣はなげやりに「入れ」と答えた。第一秘書だった。
「失礼します。大臣あてに封書が届いております。本来なら私が確かめるべきですが、親展と記入され、例の人のペンネームが裏に記されております」
「猫の手の友人?」
「そうです。いかがいたしましょう?」
「よこせ!」
大臣は秘書から奪うように封書を開けた。
取り急ぎ用件だけお伝えします。あの布の秘密を執拗に、家長に聞いたところ、しぶしぶ教えてもらえました。
言いにくいですが、本当に「魔法」をかけたそうです。
私はこの目で見ました。火炎や水などを自由自在に操る現場を。
私に隠していたのも当然だと思います。誰もがトリックだと思うでしょうから。
私はトリックだと思えませんでした。実際あの布の分析結果はいかがでしょう?
多分家長の言葉通り、何も出てこなかったのではないかと思います。
一族が私に心許したのは、家長の娘と結婚したからです。だから彼らの秘密をすべて教えてくれました。
多分だれにも信じてもらえないでしょう。前記の事実の公表は控えていただく方が、賢明だと思います。
ですが、あの布の力だけは本物だとおわかりのはずです。
ところが、一向に配布された形跡がありません。
私や一族は、日本国民への誠意を、可能な限り示したと自負しております。
もうこれ以上待てません。今まで政府に買い取っていただいた分はご自由にお使い下さい。それでは
妻に見つかっていまいました。「無責任すぎる」としかられました。
その通りでしょう。
私は考えました。
たとえば、こんな私案はどうでしょう?
保菌者と濃厚接触があった方に、このマスクを政府が無料で配布する。効果は政府が保証すると伝えて。
こんな情勢ですから、政府の財政がひっ迫していることは私にもわかりますが、少なくとも「うつさない」ということに関しては、最大の効果が期待できます。
もう一つ、妻が言うには、治癒の秘石というものが存在するそうです。
魔力を秘めた石に、治癒魔法を心得る魔導師が、丸一日かけて魔法を施します。
その石を一個つくるには、途方もない手間がかかります。
まず魔石自体が貴重であること。
一族の者が総出で探索しても、年に一個見つかれば成功だそうです。もちろん、魔導師でなければ、魔石だと判断できません。
魔法をかけた魔導師も、三日ほど動けなるそうです。それほど魔力と体力を消耗するとお考えください。
その魔石は大きさと品質、魔導師の力により、効果は変化します。
ですが、最高級の魔石なら最低一年は使い回しができます。消毒して効果をお確かめ下さい。
実証実験はできておりませんが、病状が悪化したコロ〇患者でも、一時間患部の上に置くだけで、病状はうそのように回復するはずだとのことです。
伊藤修三氏に、最高級の魔石を預けておきます。
魔石の運搬方法は、絶対教えられません。
伊藤氏に一切関与しないとお約束頂いたら、伊藤氏はその石を政府に譲渡いたします。
本来なら、値が付けられないほどの貴重品ですから、一億円を請求いたします。
もちろん、石の効果を確認してから、伊藤氏の口座へお振り込みください。
もう一つの条件。仲介料や石の販売利益として、伊藤氏の得た利潤は、特別功労者として無税。
伊藤氏はコロ〇騒動で、店の経営がままならない状況ですから、これは絶対譲れません。
以上よろしくお願いいたします。
猫の手の友人
追伸 代わりの魔石を制作するため、一族は総力を注ぎます。
政府に魔法の布の販売先や、販売方法がないと判断いたしました。以降魔法の布の生産は打ち切ります。ご了解ください。
一族に余裕ができたら、また販売も考えます。ただ、いつになるか前記の事情でわかりません。ご容赦ください。
執筆当時、時の権力者であったため、このような内容を選びました。
権力に対する軽い風刺は、許容されてしかるべきだと判断したわけです。
☆ ☆ ☆
俊也が手紙と魔法の布を送った翌日、カナの父親は問い合わせで大忙しとなった。
マジで猫の手を借りたいほど、切迫した状況だったということだ。
修造は、俊也が用意した文面を送った。その内容は以下のとおり。
1 殺菌効果が予想通りなら、量産化に向けて布を徹底分析すること。家長の許可は得ている。
ただ、家長の言葉によれば、分析は不可能だろうとのことだった。
布使用の副作用も調査いただきたい。
家長の言葉によれば、一切の副作用なしだが、念のためアレルギー中心に実験していただきたい。
医薬品不使用であることは、分析実験ですぐ実証できるであろうとのこと。
もちろん、耐用回数も実験すること。
家長の話によれば、何度洗っても、ほぼ一年は持つはずだとのこと。
まさかとは思うが、まさかが、現実となった。本当だと信じたい
2 前の文面の記載通り、一族による量産は不可能である。「猫の手の友人」が交渉した結果、週に五千枚を目指すと確約を受けた。
3 ゆえあって一族の居住地、氏名は一切明かせない。
4 伊藤修三氏は「猫の手の友人」が、全幅の信頼を置く人物である。
一枚につき五百円の約束で仲介を引き受けて下さった。
断わっておくが、伊藤氏は仲介だけを引き受けた。詳細を問い合わせても、伊藤氏は一切知らない
5 この布を販売するなら、一枚二千円以内とする。
必要性が切迫している方を優先すること。
また二千円以上の額で販売したら、該当者との交渉は完全に打ち切る。
但し、マスク本体の製造費は除く。
マスク製造費はわからないので、合わせて三千円以内でいかがなものか?
6 この布を利用して制作したマスク、できれば「ネコノマスク」のネーミングでお願いしたい。ただし、強制力は伴わない
最後の返信を終えて修造は思う。俊也君、とんだ食わせ者だ。
研究者を利用し、責任の所在をあいまいにしている。
もちろん、製品自体には絶対の自信を持っているようだ。
すべては出所を明らかにしない配慮。それもわかる。ウチのカナ、もらってもらえないものだろうか?
実はもう、もらわれております。お気の毒です、お父さん。三人の娘を持つ記者より。
一週間後、厚労大臣、門野辰三は首相執務室を訪れた。
首相野辺郁造は、浮かない顔でソファーに座っていた。
「総理、例の『ネコノマスク』の件でしょうか?」
「そうなんだよね。大体ネーミング悪すぎない? 僕の『ノベノマスク』とかぶりすぎ」
そっちかよ……。厚労大臣は内心舌打ちする。
「ネーミングなど、どうでもよくないですか? 週に五千枚でも販売しましょう。
販売窓口と販売方法は慎重に検討いたします。
どの研究室も性能は保証しています。
単なる麻布に、どうしてあんな効果があるのか、さっぱりわからないそうですが、画期的な製品であることは間違いありません。
最大感染経路である鼻と口の安全は保証されるのです! 『ネコノマスク』は強制ではないそうですから、総理がいやなら変えます」
この厚労大臣、個人的にあのネーミングバカ受けだった。確かに首相を揶揄するネーミングだが、仕方ないと思う。
あれは明らかに失敗だ。相当反対したが拒否された。
「製品名変えてくれるならいいけど。周知したら問題が多すぎない?
どんなふうに考えてるの?
その販売窓口と販売方法」
やっとまともな反応が返った。「慎重に検討します」と勢いで言ったものの、多くの問題がある。
とりあえず、仲介の伊藤氏の名は絶対公にできない。ルートの蛇口が閉められたら、それこそお手上げだ。
政府が無視したら、多くの研究者から絶対ブーイングが起こる。今やあの「魔法の麻布」の存在は、研究者たちの常識だから。
今黙っているのは、顕著な効果があり、副作用ゼロで耐久性もある。だけど、どうしてそうなるのかが、さっぱりわからない。
つまり、「魔法の布」としか言いようがない点が、科学者として恥ずかしいからだ。
政府が抑え込もうものなら、恥をかなぐり捨て、一斉に反発ののろしが上がるはずだ。
文冬あたりにリークするとか? そうなったら糾弾されるのは政府だ。「ノベノマスク」の失敗どころの騒ぎじゃない。「ヌルリイクゾウ」が真っ先に首を切るのは、厚労大臣である自分。
これはなんとかしなければいけない。
「今は慎重に検討するとしかお答できません。考えさせて下さい」
厚労大臣は逃げに出た。はっきり言えば妙案はない。
役人たちに押し付けよう。結論はそれだった。
大臣は執務室に帰り、一息つく。は~……。どうしようかな?
ノックの音。大臣はなげやりに「入れ」と答えた。第一秘書だった。
「失礼します。大臣あてに封書が届いております。本来なら私が確かめるべきですが、親展と記入され、例の人のペンネームが裏に記されております」
「猫の手の友人?」
「そうです。いかがいたしましょう?」
「よこせ!」
大臣は秘書から奪うように封書を開けた。
取り急ぎ用件だけお伝えします。あの布の秘密を執拗に、家長に聞いたところ、しぶしぶ教えてもらえました。
言いにくいですが、本当に「魔法」をかけたそうです。
私はこの目で見ました。火炎や水などを自由自在に操る現場を。
私に隠していたのも当然だと思います。誰もがトリックだと思うでしょうから。
私はトリックだと思えませんでした。実際あの布の分析結果はいかがでしょう?
多分家長の言葉通り、何も出てこなかったのではないかと思います。
一族が私に心許したのは、家長の娘と結婚したからです。だから彼らの秘密をすべて教えてくれました。
多分だれにも信じてもらえないでしょう。前記の事実の公表は控えていただく方が、賢明だと思います。
ですが、あの布の力だけは本物だとおわかりのはずです。
ところが、一向に配布された形跡がありません。
私や一族は、日本国民への誠意を、可能な限り示したと自負しております。
もうこれ以上待てません。今まで政府に買い取っていただいた分はご自由にお使い下さい。それでは
妻に見つかっていまいました。「無責任すぎる」としかられました。
その通りでしょう。
私は考えました。
たとえば、こんな私案はどうでしょう?
保菌者と濃厚接触があった方に、このマスクを政府が無料で配布する。効果は政府が保証すると伝えて。
こんな情勢ですから、政府の財政がひっ迫していることは私にもわかりますが、少なくとも「うつさない」ということに関しては、最大の効果が期待できます。
もう一つ、妻が言うには、治癒の秘石というものが存在するそうです。
魔力を秘めた石に、治癒魔法を心得る魔導師が、丸一日かけて魔法を施します。
その石を一個つくるには、途方もない手間がかかります。
まず魔石自体が貴重であること。
一族の者が総出で探索しても、年に一個見つかれば成功だそうです。もちろん、魔導師でなければ、魔石だと判断できません。
魔法をかけた魔導師も、三日ほど動けなるそうです。それほど魔力と体力を消耗するとお考えください。
その魔石は大きさと品質、魔導師の力により、効果は変化します。
ですが、最高級の魔石なら最低一年は使い回しができます。消毒して効果をお確かめ下さい。
実証実験はできておりませんが、病状が悪化したコロ〇患者でも、一時間患部の上に置くだけで、病状はうそのように回復するはずだとのことです。
伊藤修三氏に、最高級の魔石を預けておきます。
魔石の運搬方法は、絶対教えられません。
伊藤氏に一切関与しないとお約束頂いたら、伊藤氏はその石を政府に譲渡いたします。
本来なら、値が付けられないほどの貴重品ですから、一億円を請求いたします。
もちろん、石の効果を確認してから、伊藤氏の口座へお振り込みください。
もう一つの条件。仲介料や石の販売利益として、伊藤氏の得た利潤は、特別功労者として無税。
伊藤氏はコロ〇騒動で、店の経営がままならない状況ですから、これは絶対譲れません。
以上よろしくお願いいたします。
猫の手の友人
追伸 代わりの魔石を制作するため、一族は総力を注ぎます。
政府に魔法の布の販売先や、販売方法がないと判断いたしました。以降魔法の布の生産は打ち切ります。ご了解ください。
一族に余裕ができたら、また販売も考えます。ただ、いつになるか前記の事情でわかりません。ご容赦ください。
1
お気に入りに追加
164
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
【R18】聖処女騎士アルゼリーテの受難
濡羽ぬるる
ファンタジー
清楚な銀髪少女騎士アルゼリーテは、オークの大軍勢に屈し、犯されてしまいます。どんなに引き裂かれても即時回復するチート能力のおかげで、何度でも復活する処女を破られ続け、淫らな汁にまみれながらメスに堕ちていくのです。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
オークションで競り落とされた巨乳エルフは少年の玩具となる。【完結】
ちゃむにい
恋愛
リリアナは奴隷商人に高く売られて、闇オークションで競りにかけられることになった。まるで踊り子のような露出の高い下着を身に着けたリリアナは手錠をされ、首輪をした。
※ムーンライトノベルにも掲載しています。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる