僕が玩具になった理由

ずれてゆくこわれてゆく－優紀の章－

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吃驚はしたが…角度を変えて何度も軽く深く仕掛けられるキスの気持ちよさに、僕は眞司の服を握り締め、逃げるなんて考えもしなかった。

勿論、僕は今迄キスなんてした事もなく、これが初めてで…上手いか下手かなんて分からないが、眞司のキスに頭がぼー…っとなってしまったのは事実で…。

オマケに自分で触った事が…全くないとは言えないけど…他人にペニスを触られるなんて初めてで。

触っているのがあの眞司だし…キスだけで勃っていた僕のペニスは眞司の手にやんわりと握られただけで…眞司の手を汚してしまった…。

それこそあっという間の出来事。

僕は一瞬の間にイってしまった恥ずかしさと、眞司の手を汚してしまった事に対しての申し訳なさに青くなった。

眞司はそんな僕を見下ろしながら、自分の手に付いた僕が放ったモノを舌を出してペロリと舐める。

「………………………!!」

「…気に入った…本当は同じ学校の奴に手は出さないんだけど…お前は、特別。俺のペットにしてやるよ」

眞司は僕を見下ろして、そう言った。

余りに性急すぎる出来事に、僕は付いていけない…。

眞司は僕の顔を覗き込むと、僕の手を取り自分の股間に導いていく。

「俺、さっきイケなかったんだけど…イカしてくれる?」

抗う事など考えもしない。

眞司の手に導かれるまま、僕の手は眞司のズボンの中へ…。