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初めてでも心配無用
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「ラガス坊ちゃま、もう彼らに連絡は済ませたのですか?」
「あぁ、とりあえず調べて問題があったら対処してくれって伝えた」
オクトーへ向かう道中、周りに人がいない事を確認し、メリルの問いに答える。
「というか、お前ら揃いも揃って殺意が高過ぎる」
「……バカは消した方が世の中の為になりませんか?」
「一理あるが、俺に変に関わった連中が全員死ぬのはなぁ……」
「一定数以上まで増えれば、バカ共もラガス坊ちゃまに関わったら死ぬかもしれないと思い、寄ってこなくなるかと」
……それはそれで有難いな。
ぶっちゃけ学園で生活してた頃は、そういうバカたちは一年の頃に少しいただけで、新入生たちが少し俺の実力を試す? なんてこともあったけど、基本的にあいつらに仕事を頼むことはなかった。
けど、あれか。やっぱりハンターとして動いてる方が、そういう連中が考え無しに絡んでくるか。
「もう何回かぐらいは、あいつらに頼んでも良さそうだな」
「私としては、私の手で潰したいところですが」
「俺もメリルに同感っすね」
「……ありがとな。気持ちだけ受け取っとくよ」
二人がその気になれば、マジで殺せちゃうからな~。
多分……ブロンズランクのハンターなら……ルビーランクのハンターまでなら、確実に殺せる実力を持ってる。
特にメリルは暗殺向きのアビリティを持ってる……まっ、従者としてはこの上なく頼もしいんだろうな。
「ラガス坊ちゃま。オクトーはハサンよりも規模が大きい街です。どう考えてもまた馬鹿が現れます。そうなった時、やはりまずは私たちの手で一人か二人潰して実力を証明する必要があります」
「分かった分かった。ちゃんと頭の中に入れておく」
俺は別に良いけど、二人の俺を想う気持ちを考えると、本当にちゃんと考えとかないとな。
バカをどうやって潰そうと考えていれば、モンスターこそ襲って来なかったが、数だけは多い盗賊団に数回ほど襲われるが、その度にルーフェイスの嗅覚が大活躍。
途中の街で何回か報告を重ね、ようやくも敵の……実戦訓練を行う街、オクトーに到着した。
「着いたな……ちょっと時間が悪い。探索は明日からにしよう」
「その方が良さそうですね」
「明日から超暴れるってことっすね!」
「ワゥ!!」
確かに暴れることには変わりない。
ただシュラ……あんまりもうちょい詳しい目的を覚えてないと、メリルから雷を落されるぞ。
「シュラ……オクトーのダンジョンで何を行うのか忘れたのですか」
「うっ! ちゃ、ちゃんと覚えてるっての」
「本当ですか? ただ暴れるだけではないのですよ」
そうなんだよな~。
ぶっちゃけ暴れるだけで済むならそれで良いんだけど、それだけで解決しない戦場に足を踏み入れる訳だから、あんまりそこを忘れられると困るっちゃ困るな。
「とりあえず、宿、探そ」
「ふふ、そうだな。まずはそれが先決だ」
相変わらず金は大量にあるから、良い部屋が埋まる前に探さないとな。
んで、明日からがっつり探索だ!!!!
翌日、朝食を腹八分目まで食べ終えた後、適当な野菜とかを購入してからハンターギルドへ向かう。
情報を持たずにダンジョン探索ってのも楽しそうだけど、目的の階層まではサクッと到着したい。
その為にはハンターギルドが所有している地図が欲しい。
「墓場の地図、全部買い取ります」
「ッ、かしこまりました。少々お待ちください」
うん、やっぱり金は正義だな。
ギルドカードを見せるだけでも十分かもしれないけど、やっぱり金は信用足り得る道具だ。
「こちらが全ての地図、情報になります」
「ありがとうございます」
地図の情報全部ともなれば少々ビックリなお値段になるが、迷わず全額支払い、地図を受け取る。
「その、ダンジョン探索の経験は、おありですか?」
「ないです。でも大丈夫です。頼れる仲間と従魔がいるんで」
「そ、そうですか……あなた達の帰還を願っています」
……言葉の色? からして、何度もそういう経験をしてるっぽいな。
だからといって、今更ビビりはしないけどな!
「あぁ、とりあえず調べて問題があったら対処してくれって伝えた」
オクトーへ向かう道中、周りに人がいない事を確認し、メリルの問いに答える。
「というか、お前ら揃いも揃って殺意が高過ぎる」
「……バカは消した方が世の中の為になりませんか?」
「一理あるが、俺に変に関わった連中が全員死ぬのはなぁ……」
「一定数以上まで増えれば、バカ共もラガス坊ちゃまに関わったら死ぬかもしれないと思い、寄ってこなくなるかと」
……それはそれで有難いな。
ぶっちゃけ学園で生活してた頃は、そういうバカたちは一年の頃に少しいただけで、新入生たちが少し俺の実力を試す? なんてこともあったけど、基本的にあいつらに仕事を頼むことはなかった。
けど、あれか。やっぱりハンターとして動いてる方が、そういう連中が考え無しに絡んでくるか。
「もう何回かぐらいは、あいつらに頼んでも良さそうだな」
「私としては、私の手で潰したいところですが」
「俺もメリルに同感っすね」
「……ありがとな。気持ちだけ受け取っとくよ」
二人がその気になれば、マジで殺せちゃうからな~。
多分……ブロンズランクのハンターなら……ルビーランクのハンターまでなら、確実に殺せる実力を持ってる。
特にメリルは暗殺向きのアビリティを持ってる……まっ、従者としてはこの上なく頼もしいんだろうな。
「ラガス坊ちゃま。オクトーはハサンよりも規模が大きい街です。どう考えてもまた馬鹿が現れます。そうなった時、やはりまずは私たちの手で一人か二人潰して実力を証明する必要があります」
「分かった分かった。ちゃんと頭の中に入れておく」
俺は別に良いけど、二人の俺を想う気持ちを考えると、本当にちゃんと考えとかないとな。
バカをどうやって潰そうと考えていれば、モンスターこそ襲って来なかったが、数だけは多い盗賊団に数回ほど襲われるが、その度にルーフェイスの嗅覚が大活躍。
途中の街で何回か報告を重ね、ようやくも敵の……実戦訓練を行う街、オクトーに到着した。
「着いたな……ちょっと時間が悪い。探索は明日からにしよう」
「その方が良さそうですね」
「明日から超暴れるってことっすね!」
「ワゥ!!」
確かに暴れることには変わりない。
ただシュラ……あんまりもうちょい詳しい目的を覚えてないと、メリルから雷を落されるぞ。
「シュラ……オクトーのダンジョンで何を行うのか忘れたのですか」
「うっ! ちゃ、ちゃんと覚えてるっての」
「本当ですか? ただ暴れるだけではないのですよ」
そうなんだよな~。
ぶっちゃけ暴れるだけで済むならそれで良いんだけど、それだけで解決しない戦場に足を踏み入れる訳だから、あんまりそこを忘れられると困るっちゃ困るな。
「とりあえず、宿、探そ」
「ふふ、そうだな。まずはそれが先決だ」
相変わらず金は大量にあるから、良い部屋が埋まる前に探さないとな。
んで、明日からがっつり探索だ!!!!
翌日、朝食を腹八分目まで食べ終えた後、適当な野菜とかを購入してからハンターギルドへ向かう。
情報を持たずにダンジョン探索ってのも楽しそうだけど、目的の階層まではサクッと到着したい。
その為にはハンターギルドが所有している地図が欲しい。
「墓場の地図、全部買い取ります」
「ッ、かしこまりました。少々お待ちください」
うん、やっぱり金は正義だな。
ギルドカードを見せるだけでも十分かもしれないけど、やっぱり金は信用足り得る道具だ。
「こちらが全ての地図、情報になります」
「ありがとうございます」
地図の情報全部ともなれば少々ビックリなお値段になるが、迷わず全額支払い、地図を受け取る。
「その、ダンジョン探索の経験は、おありですか?」
「ないです。でも大丈夫です。頼れる仲間と従魔がいるんで」
「そ、そうですか……あなた達の帰還を願っています」
……言葉の色? からして、何度もそういう経験をしてるっぽいな。
だからといって、今更ビビりはしないけどな!
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