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もっと安く設定するつもり
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「ラガス殿、是非魔靴を売ってほしい」
魔靴をドレッグさんたちに紹介したところ、なんと全員が魔靴を欲しいと申し出た。
バリバリ武闘派のオルアさんなんて少年の様に目を輝かせてる。
ヤガスさんやフィーラさんも魔力操作はそれなりの腕を持っているから、刃を繰り出すタイミングとかは問題無いっぽいから、別に全員分売っても良いんだけど……今持ってる魔靴は多分、ドレッグさんたちが使うのに適してないと思うんだよな。
「ドレッグさん、皆さん頭を上げてください、魔靴を売るのは構いません。ただ、俺の手元にある魔靴は皆さんが扱うのには少々役不足です。ですから、皆さんがこれで造ってほしいと考えるモンスターの素材や鉱石を持ってきてください。ロウレット公爵も自分にこの素材で造ってほしい提供してくれたので……」
夏休みの間にモンスターを倒して自分なりの一品を造っても良いんだけど、本人の方がこういった感じの魔靴が良いってイメージが浮かびやすい。
それを考えれば、素材の用意はドレッグさんたちが行った方が良いと思うんだよな。
「なるほど。ちなみに、ロウレット公爵様はいったいどの様な素材をラガス殿に預けたのですか?」
「えっと……確かリザードマン亜種の魔石、ライトニングウルフの牙とミスリル鉱石に深風石。あとはバイドシャークの牙とワイバーン亜種の牙ですね」
思い返すとやっぱりかなり豪華な素材だったよな。
その分、絶対に良作を造らなければならないというプレッシャーが半端じゃなかったけど。
今考えると、それなりに錬金術が使えるとしても、子供に渡す様な素材やなかったよな。
「ず、随分と豪華な素材を使ったのですね……ちなみに、材料はいくつまでという指定はあるのですか?」
「そうですね…………だいたい今言った六個。もしくは七個ぐらいが効果を反映する限度ですね。あっ、夏休みに関してはこの件が終わってから行く場所が二つあるんで、素材を渡されても直ぐには造れないので、そこは了承してください」
「えぇ、勿論です。夏休みは本来であれば休むのが本分ですからね」
だよな。それが普通なんだよ。
夏休みは家でグータラするのが当たり前なんだよ!!
まぁ、実家に帰っても鍛錬を怠るつもりはない。
でも普段よりのんびりする時間を増やすつもりだ。
今回の件はまぁ、夏休みらしい旅行にな……りはしないな。
こっちに来る目的が超楽しいことであれば全く不満がない良好だけど、バカ王子の我儘のせいで呼ばれたから空間魔法のアビリティ結晶を貰うまでフラストレーション溜まりまくりだった。
お陰様で大金を得たけど……それとこれとはまた話が別だ。
「ラガス坊ちゃま、ドレッグ様たちに魔靴を渡すと依頼が殺到するかもしれませんが、その場合はどうするのですか?」
「……とりあえずあれだな、俺が卒業するまでは王都にいるから、その間は出来る限り注文を受け付けるよ」
学園生活に支障をきたす程働きはしないけど、依頼があれば必然的に錬金術の腕を上げる良い機会になる。
ドレッグさんたちがこんなに気に入ってるのを考えるとマジで依頼が殺到しそうだけど……まっ、なんとかなるだろ。
「ハンターになった後は注文を受け付けないのですか?」
「そりゃハンターになって冒険を楽しむのがメイン活動だからな。というか、卒業まで魔靴を造り続けてれば俺以外の錬金術師が魔靴を造れるようになるだろ」
魔靴は決して特殊なアビリティがないと造れないとか、そういうわけではない。
「そうなると、ラガス坊ちゃまが本来得られる筈だった金額が減りますが、よろしいのですか」
「メリル……ロウレット公爵は魔靴の代金として、ランク七の魔剣を渡してくれたんだぞ」
「「「「「ッ!!!!????」」」」」
あっ、ドレッグさんたつの表情が固まった。
客という意味ではロウレット公爵が初めてだったから、それが一応の目安なんだが……さすがに高過ぎるな。
「安心してください、もっと安く設定するつもりなんで」
「そ、それは助かります」
それなりの給料を貰ってるであろう近衛騎士の方たちが青い顔をするってことは、やっぱり高過ぎたんだよな……やっぱり今度会ったらしっかりお礼を言わないとな。
魔靴をドレッグさんたちに紹介したところ、なんと全員が魔靴を欲しいと申し出た。
バリバリ武闘派のオルアさんなんて少年の様に目を輝かせてる。
ヤガスさんやフィーラさんも魔力操作はそれなりの腕を持っているから、刃を繰り出すタイミングとかは問題無いっぽいから、別に全員分売っても良いんだけど……今持ってる魔靴は多分、ドレッグさんたちが使うのに適してないと思うんだよな。
「ドレッグさん、皆さん頭を上げてください、魔靴を売るのは構いません。ただ、俺の手元にある魔靴は皆さんが扱うのには少々役不足です。ですから、皆さんがこれで造ってほしいと考えるモンスターの素材や鉱石を持ってきてください。ロウレット公爵も自分にこの素材で造ってほしい提供してくれたので……」
夏休みの間にモンスターを倒して自分なりの一品を造っても良いんだけど、本人の方がこういった感じの魔靴が良いってイメージが浮かびやすい。
それを考えれば、素材の用意はドレッグさんたちが行った方が良いと思うんだよな。
「なるほど。ちなみに、ロウレット公爵様はいったいどの様な素材をラガス殿に預けたのですか?」
「えっと……確かリザードマン亜種の魔石、ライトニングウルフの牙とミスリル鉱石に深風石。あとはバイドシャークの牙とワイバーン亜種の牙ですね」
思い返すとやっぱりかなり豪華な素材だったよな。
その分、絶対に良作を造らなければならないというプレッシャーが半端じゃなかったけど。
今考えると、それなりに錬金術が使えるとしても、子供に渡す様な素材やなかったよな。
「ず、随分と豪華な素材を使ったのですね……ちなみに、材料はいくつまでという指定はあるのですか?」
「そうですね…………だいたい今言った六個。もしくは七個ぐらいが効果を反映する限度ですね。あっ、夏休みに関してはこの件が終わってから行く場所が二つあるんで、素材を渡されても直ぐには造れないので、そこは了承してください」
「えぇ、勿論です。夏休みは本来であれば休むのが本分ですからね」
だよな。それが普通なんだよ。
夏休みは家でグータラするのが当たり前なんだよ!!
まぁ、実家に帰っても鍛錬を怠るつもりはない。
でも普段よりのんびりする時間を増やすつもりだ。
今回の件はまぁ、夏休みらしい旅行にな……りはしないな。
こっちに来る目的が超楽しいことであれば全く不満がない良好だけど、バカ王子の我儘のせいで呼ばれたから空間魔法のアビリティ結晶を貰うまでフラストレーション溜まりまくりだった。
お陰様で大金を得たけど……それとこれとはまた話が別だ。
「ラガス坊ちゃま、ドレッグ様たちに魔靴を渡すと依頼が殺到するかもしれませんが、その場合はどうするのですか?」
「……とりあえずあれだな、俺が卒業するまでは王都にいるから、その間は出来る限り注文を受け付けるよ」
学園生活に支障をきたす程働きはしないけど、依頼があれば必然的に錬金術の腕を上げる良い機会になる。
ドレッグさんたちがこんなに気に入ってるのを考えるとマジで依頼が殺到しそうだけど……まっ、なんとかなるだろ。
「ハンターになった後は注文を受け付けないのですか?」
「そりゃハンターになって冒険を楽しむのがメイン活動だからな。というか、卒業まで魔靴を造り続けてれば俺以外の錬金術師が魔靴を造れるようになるだろ」
魔靴は決して特殊なアビリティがないと造れないとか、そういうわけではない。
「そうなると、ラガス坊ちゃまが本来得られる筈だった金額が減りますが、よろしいのですか」
「メリル……ロウレット公爵は魔靴の代金として、ランク七の魔剣を渡してくれたんだぞ」
「「「「「ッ!!!!????」」」」」
あっ、ドレッグさんたつの表情が固まった。
客という意味ではロウレット公爵が初めてだったから、それが一応の目安なんだが……さすがに高過ぎるな。
「安心してください、もっと安く設定するつもりなんで」
「そ、それは助かります」
それなりの給料を貰ってるであろう近衛騎士の方たちが青い顔をするってことは、やっぱり高過ぎたんだよな……やっぱり今度会ったらしっかりお礼を言わないとな。
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