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興味も、期待もない
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「最近ラガス兄さんは元気が無いですね。何か嫌な事でもあったんですか?」
「別にそういう訳でじゃないよ」
公爵家の令嬢と会う事を嫌な事なんて公の場で言ったら斬首ものだよな。
「ただ何と言うか・・・・・・指摘には少し面倒な事がこれからあるんだよ」
手紙が来てから俺も近況とうちに来ても良いと了承の返事を添えて手紙を送った。
おそらく次に何時頃尋ねるという連絡が来る筈だ。それが来るまで、そして来てからセルシア・ロウレットが家に来るまで胃がキリキリする。
「もしかして貴族絡みですか」
「良く分ったなレアード。そうだ、そう遠くない内に家に貴族の令嬢が来るんだ。しかも公爵家だ」
「そ、それは・・・・・・ラガス兄さんがの機嫌が悪くなるのも納得です。基本的に貴族絡みの出来事は苦手ですもんね」
流石俺の弟。俺の事を良く分ってる。
魔法の才もあって武道の方も平均より上の実力にはなる筈。
セリスもカロウス兄さんと似たような戦闘スタイルになりそうだが、才がカロウス兄さんと比べて劣っているとも思えない。
そういえばアリクの奴が家を出て学校に入学する少し前に長剣に火を纏わせる事が出来る様になったって聞いたな。
魔法剣? が出来るようになってるなら同世代の男にはそうそう負けないだろう・・・・・・多分。
「ラガス兄さんにその公爵家の令嬢様も会いに来るんですよね」
「そうだな。理由は解らんでもないが出来れば来て欲しくない」
「お綺麗な方なんですか? 公爵家って聞くと何となく綺麗だなってイメージがありますけど」
まぁ、そりゃ爵位が上がるにつれてもっと綺麗のイメージが上がってくよな。
「・・・・・・確かに綺麗だった。不思議な雰囲気を持つ人だけど外見はとんでもなく綺麗だった。本人にはその意志が無くとも輪の中心になる人物だろう。中々イケメンな婚約者もいたしな」
「そうなんですか。あれ、婚約者がいるのにラガス兄さんに興味を持つって事は・・・・・・もしかし不倫ですか?」
「ぶふッ!!!!」
こ、こいつどこでそんな言葉覚えたんだ?
不倫なんて言葉、まだ七歳の子供が覚えて良いものじゃないだろ。
あぁ、でもレアードはセリスと一緒に王都のパーティーに一回は既に行ったか。
もしかしたらその時にポロッと聞いたのかもしれないな。
「レアード、そもそも向こうは結婚していないし、俺もセルシア・ロウレットもお互いに好意を持っている訳では無い」
「でも、少なくともラガス兄さんに手紙を送るって事はセルシア様はラガス兄さんにそのイケメンな婚約者より興味を持っているって事ですよね」
こいつ・・・・・・また否定しずらい事を訊いて来るな。
レアードはそこら辺を直ぐに解るんだよなぁーーー・・・・・・人の事言えんが本当に七歳か?
「そうかもしれないな。ただ別に俺はセルシア・ロウレットに興味を持っている訳では無い。けど、セルシア・ロウレットは婚約者にそこまで興味が無いって感じだったな」
「そうなんですか? 公爵家の令嬢の婚約者として選ばれる様な方なんですから多少なりとも同姓代の男と比べて魅力があるって気がするんですけど」
そういうところが無い訳では無いと思う。ミーハーな女子には無茶苦茶好かれてそうだし。
ある程度の強さも持っている。だから魅力はあるんだろう。
ただセルシア・ロウレットが引かれる様な魅力は持っていないって事だろう。
「俺が貴族の子息息女達がトーナメント形式で戦う祭り? 的なのに行ったんだよ。そんで決勝戦はセルシア・ロウレットとその婚約者だったんだが、戦っている時のセルシア・ロウレットの目は勝って当たり前。そんな目をしていた」
興味が無いとはまたちょっと違うか。あれは・・・・・・特に期待していない。そんな感じの目立ったか。
「な、なるほど。そんな人にラガス兄さんは目を付けられた訳ですね」
「怖い言い方するな」
しっかし本当に・・・・・・セルシア・ロウレットがうちに来たらどうもてなせばいいんだろうな。
人生経験が足りない俺には全く解らん。
「別にそういう訳でじゃないよ」
公爵家の令嬢と会う事を嫌な事なんて公の場で言ったら斬首ものだよな。
「ただ何と言うか・・・・・・指摘には少し面倒な事がこれからあるんだよ」
手紙が来てから俺も近況とうちに来ても良いと了承の返事を添えて手紙を送った。
おそらく次に何時頃尋ねるという連絡が来る筈だ。それが来るまで、そして来てからセルシア・ロウレットが家に来るまで胃がキリキリする。
「もしかして貴族絡みですか」
「良く分ったなレアード。そうだ、そう遠くない内に家に貴族の令嬢が来るんだ。しかも公爵家だ」
「そ、それは・・・・・・ラガス兄さんがの機嫌が悪くなるのも納得です。基本的に貴族絡みの出来事は苦手ですもんね」
流石俺の弟。俺の事を良く分ってる。
魔法の才もあって武道の方も平均より上の実力にはなる筈。
セリスもカロウス兄さんと似たような戦闘スタイルになりそうだが、才がカロウス兄さんと比べて劣っているとも思えない。
そういえばアリクの奴が家を出て学校に入学する少し前に長剣に火を纏わせる事が出来る様になったって聞いたな。
魔法剣? が出来るようになってるなら同世代の男にはそうそう負けないだろう・・・・・・多分。
「ラガス兄さんにその公爵家の令嬢様も会いに来るんですよね」
「そうだな。理由は解らんでもないが出来れば来て欲しくない」
「お綺麗な方なんですか? 公爵家って聞くと何となく綺麗だなってイメージがありますけど」
まぁ、そりゃ爵位が上がるにつれてもっと綺麗のイメージが上がってくよな。
「・・・・・・確かに綺麗だった。不思議な雰囲気を持つ人だけど外見はとんでもなく綺麗だった。本人にはその意志が無くとも輪の中心になる人物だろう。中々イケメンな婚約者もいたしな」
「そうなんですか。あれ、婚約者がいるのにラガス兄さんに興味を持つって事は・・・・・・もしかし不倫ですか?」
「ぶふッ!!!!」
こ、こいつどこでそんな言葉覚えたんだ?
不倫なんて言葉、まだ七歳の子供が覚えて良いものじゃないだろ。
あぁ、でもレアードはセリスと一緒に王都のパーティーに一回は既に行ったか。
もしかしたらその時にポロッと聞いたのかもしれないな。
「レアード、そもそも向こうは結婚していないし、俺もセルシア・ロウレットもお互いに好意を持っている訳では無い」
「でも、少なくともラガス兄さんに手紙を送るって事はセルシア様はラガス兄さんにそのイケメンな婚約者より興味を持っているって事ですよね」
こいつ・・・・・・また否定しずらい事を訊いて来るな。
レアードはそこら辺を直ぐに解るんだよなぁーーー・・・・・・人の事言えんが本当に七歳か?
「そうかもしれないな。ただ別に俺はセルシア・ロウレットに興味を持っている訳では無い。けど、セルシア・ロウレットは婚約者にそこまで興味が無いって感じだったな」
「そうなんですか? 公爵家の令嬢の婚約者として選ばれる様な方なんですから多少なりとも同姓代の男と比べて魅力があるって気がするんですけど」
そういうところが無い訳では無いと思う。ミーハーな女子には無茶苦茶好かれてそうだし。
ある程度の強さも持っている。だから魅力はあるんだろう。
ただセルシア・ロウレットが引かれる様な魅力は持っていないって事だろう。
「俺が貴族の子息息女達がトーナメント形式で戦う祭り? 的なのに行ったんだよ。そんで決勝戦はセルシア・ロウレットとその婚約者だったんだが、戦っている時のセルシア・ロウレットの目は勝って当たり前。そんな目をしていた」
興味が無いとはまたちょっと違うか。あれは・・・・・・特に期待していない。そんな感じの目立ったか。
「な、なるほど。そんな人にラガス兄さんは目を付けられた訳ですね」
「怖い言い方するな」
しっかし本当に・・・・・・セルシア・ロウレットがうちに来たらどうもてなせばいいんだろうな。
人生経験が足りない俺には全く解らん。
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