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十分武器になる
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「・・・・・・若干だけど、読めるまではいかないけど、対策出来る様にはなってるのか?」
「摸擬戦のためミーシャさんの速度が全開ではないとはいえ、ある程度は出来ている気がします」
でもミーシャさんが身体強化のアビリティを使ったら流石に・・・・・・いや、それならクレア姉さんも身体強化のアビリティを使えば良いだけか。
でも身体強化のアビリティを使っても反射速度が上がる訳じゃないから結局無理か。
けど今のクレア姉さんの体術レベルなら相手によっては杖を使わなくても良い試合もあるかもしれないな。
「まてよ、敢えて杖を持ったまま魔法を使わずに撲殺って手も有りか」
「ラガス坊ちゃま、流石に殺してしまってはクレア様が失格になるかと」
「・・・・・・そんぐらい解ってるよ。けど、今のクレア姉さんなら出来る可能性はある。ひとまず相手の戦闘スタイルを見てから決めた方が良いか」
あっ、ミーシャさんが勝った。
ミーシャさんも結構体術が・・・・・・というよりは足技が得意な気がする。
「はぁーーー、私の負けね。ミーシャと接近戦の勝負をしたら体格差のせいもあるけど、高確率で負けるわね」
「ははは、流石に遠距離攻撃ではクレアお嬢様に敵わないので接近戦ぐらいは出来なければ面目が立たないですから」
「あなたが強くなることは私にとっても嬉しい事よ。それにしても、あなたの蹴りは岩でも斬り裂け・・・・・・いえ、蹴り裂けそうね」
蹴り裂ける・・・・・・新しい造語だな。
確かにあそこまで鋭い蹴りだと切断しづらい物も絶ち蹴りそうだ。それがミーシャさんの武器なのかもしれないな。
「ライザもそう思うでしょ」
「はい、ミーシャさんの蹴りは立派な武器だと思います」
「ほら、ライザがしっかり武器だって言う事は滅多に無い事よ。だからもっと喜びなさいよ」
い、いやクレア姉さん。そんな別に強要することじゃないから。
「た、確かにそうかもしれませんね。なら少しは自分の蹴りに自信を持たせて貰います」
・・・・・・まっ、自信を持ってもらう事は悪い事じゃないから構わないか。
それに当たり前だけど慢心してい目じゃないし。
「あなた達、そろそろ昼ご飯よ」
「分りました。それじゃ、とりあえず昼ご飯を食べましょう」
「そうね。丁度お腹が空いて来たところだからタイミングが良いわ」
この昼飯を食べ終わったら街の散策。メインは闘技場・・・・・・超楽しみだ。
「ここが闘技場みたいね」
これはまた結構な大きさだな。それにしてもあんまりボロくは無いというか、コロッセオとはまた違う外見なんだな。
「そういえばラガスにメリルちゃん、ちゃんとお小遣いは持って来たかしら?」
「はい、落とさずにちゃんと持ってきました」
「私も持って来ています」
どうやら闘技場では十八、二十を超えていなくても試合に掛ける事が出来るらしい。
正直楽しみですよ。でも、こんな子供の頃からギャンブル依存症になりそうな環境は良いのかと少なからず疑問に思う。
まぁ・・・・・・そこは親がちゃんと子供を見ているか試されるところか。
「さて、中に入るわよ」
あれ? なんか、母さんの雰囲気が攻撃的な物に変わった。
なんでだ・・・・・・あっ、そうか。面倒な奴らに絡まれないようにするためか。
周りを見ると真面そうな人もいるけど、明らかに柄が悪い奴らも多い。
そういう奴らに限って俺とメリルと母さんだけの面子の場合は絡んできそうだ。
けど、ああまで攻撃的なオーラを出していたら話は別だな。
「気の弱い者は少し苦しそうにしていますね」
「だな。ちょっとやり過ぎな気がしなくもないけど、俺達ためって部分もあるんだしそこら辺は気にしなくて良いだろう」
ちょっと息が詰まりそうになってるけど、一定の距離を置いて視界に移さなければ直ぐにおさまる筈だ。
っと、金を掛ける場所までたどり着く前に周囲の会話を拾っておくか。
「・・・・・・・・・・・・へぇーーーー。なるほどなるほど」
「・・・・・・ラガス坊ちゃま。誰に賭けるか決まりましたか?」
「ああ、一応決まった。決まっただけで勝つかどうかは知らないけどな」
あまり冒険せずに鉄板を狙っていこう。
「摸擬戦のためミーシャさんの速度が全開ではないとはいえ、ある程度は出来ている気がします」
でもミーシャさんが身体強化のアビリティを使ったら流石に・・・・・・いや、それならクレア姉さんも身体強化のアビリティを使えば良いだけか。
でも身体強化のアビリティを使っても反射速度が上がる訳じゃないから結局無理か。
けど今のクレア姉さんの体術レベルなら相手によっては杖を使わなくても良い試合もあるかもしれないな。
「まてよ、敢えて杖を持ったまま魔法を使わずに撲殺って手も有りか」
「ラガス坊ちゃま、流石に殺してしまってはクレア様が失格になるかと」
「・・・・・・そんぐらい解ってるよ。けど、今のクレア姉さんなら出来る可能性はある。ひとまず相手の戦闘スタイルを見てから決めた方が良いか」
あっ、ミーシャさんが勝った。
ミーシャさんも結構体術が・・・・・・というよりは足技が得意な気がする。
「はぁーーー、私の負けね。ミーシャと接近戦の勝負をしたら体格差のせいもあるけど、高確率で負けるわね」
「ははは、流石に遠距離攻撃ではクレアお嬢様に敵わないので接近戦ぐらいは出来なければ面目が立たないですから」
「あなたが強くなることは私にとっても嬉しい事よ。それにしても、あなたの蹴りは岩でも斬り裂け・・・・・・いえ、蹴り裂けそうね」
蹴り裂ける・・・・・・新しい造語だな。
確かにあそこまで鋭い蹴りだと切断しづらい物も絶ち蹴りそうだ。それがミーシャさんの武器なのかもしれないな。
「ライザもそう思うでしょ」
「はい、ミーシャさんの蹴りは立派な武器だと思います」
「ほら、ライザがしっかり武器だって言う事は滅多に無い事よ。だからもっと喜びなさいよ」
い、いやクレア姉さん。そんな別に強要することじゃないから。
「た、確かにそうかもしれませんね。なら少しは自分の蹴りに自信を持たせて貰います」
・・・・・・まっ、自信を持ってもらう事は悪い事じゃないから構わないか。
それに当たり前だけど慢心してい目じゃないし。
「あなた達、そろそろ昼ご飯よ」
「分りました。それじゃ、とりあえず昼ご飯を食べましょう」
「そうね。丁度お腹が空いて来たところだからタイミングが良いわ」
この昼飯を食べ終わったら街の散策。メインは闘技場・・・・・・超楽しみだ。
「ここが闘技場みたいね」
これはまた結構な大きさだな。それにしてもあんまりボロくは無いというか、コロッセオとはまた違う外見なんだな。
「そういえばラガスにメリルちゃん、ちゃんとお小遣いは持って来たかしら?」
「はい、落とさずにちゃんと持ってきました」
「私も持って来ています」
どうやら闘技場では十八、二十を超えていなくても試合に掛ける事が出来るらしい。
正直楽しみですよ。でも、こんな子供の頃からギャンブル依存症になりそうな環境は良いのかと少なからず疑問に思う。
まぁ・・・・・・そこは親がちゃんと子供を見ているか試されるところか。
「さて、中に入るわよ」
あれ? なんか、母さんの雰囲気が攻撃的な物に変わった。
なんでだ・・・・・・あっ、そうか。面倒な奴らに絡まれないようにするためか。
周りを見ると真面そうな人もいるけど、明らかに柄が悪い奴らも多い。
そういう奴らに限って俺とメリルと母さんだけの面子の場合は絡んできそうだ。
けど、ああまで攻撃的なオーラを出していたら話は別だな。
「気の弱い者は少し苦しそうにしていますね」
「だな。ちょっとやり過ぎな気がしなくもないけど、俺達ためって部分もあるんだしそこら辺は気にしなくて良いだろう」
ちょっと息が詰まりそうになってるけど、一定の距離を置いて視界に移さなければ直ぐにおさまる筈だ。
っと、金を掛ける場所までたどり着く前に周囲の会話を拾っておくか。
「・・・・・・・・・・・・へぇーーーー。なるほどなるほど」
「・・・・・・ラガス坊ちゃま。誰に賭けるか決まりましたか?」
「ああ、一応決まった。決まっただけで勝つかどうかは知らないけどな」
あまり冒険せずに鉄板を狙っていこう。
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