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武器の素材
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「体術も扱う俺にとってはあって損は無い武器だな。もし仮に造るとしたら素材は鉄の方が・・・・・・いや、別に鉄でなくとも魔物の素材を使えば良いか」
「モンスターの爪や牙はラガス坊ちゃまの考える武器にピッタリかと。ただ、硬度の高い鉱石や特殊な効果を持つ鉱石などを使えば攻撃手段が多少なりとも変わってはくると思います」
特殊な効果を持つ鉱石か・・・・・・本で読んだ事はあるけど、実際には見た事が無いんだよな。
まぁ、ハンターになれば鉱石の採掘以来とかもありそうだし、その時に良い鉱石がゲット出来るかもしれないな。
しっかし鉱山なぁ・・・・・・森を抜けた先にもしかしたらあるのか?
いや、まてまてまて。もしあるなら父さんが無視する筈がない。
「なぁメリル。この森を抜けるのにどれくらい時間が掛かる?」
「唐突な質問ですね。森を抜けるとなるとそうですねぇ・・・・・・日中に進める時間を考えると、三日程かと。ただ進む速度を上げればもう少し時間を短縮出来るかもしれませんが、道中でモンスター遭遇する確率は高いので体力的な問題で無理があるかと」
「そうか。確かに体力面を考えれば長時間走りっぱなしは普通にきついな」
それに俺の体力は鍛えているとは言ってもまだまだ子供。核が上がっている事で一般的な同年代よりも体力はあるかもしれないが、それでも無謀な事に変わりない。
身体強化のアビリティを使えばメリルの言う様に速度が上がるから時間が短縮されるかもしれないが、その分しっかりと魔力は減ってしまう。
魔力が回復するポーションを飲めばアビリティを仕える時間は長くなるが、普通に苦いんだよなあれ。
あんなのを何回も飲んだら絶対に吐く。
吐いている最中にモンスターに襲われるとかマジで洒落にならない。
それに帰りに鉱石を持って帰るとなれば鉱石の重さのせいでスピードが更に落ちる・・・・・・悪循環って感じだ。空間魔法のアビリティや異空間に物をしまう事が出来る道具があるらしいが、結構金が必要らしいから今の俺が買う事は不可能。
いや、もしかしたら父さんなら持っているか? 元ハンターとしてかなり上まで行ってたんだしなぁ。
可能性は無きにしも非ず。でも仮に父さんがそんな道具を持っていたとして、理由も聞かずに貸してくれるか?
というか流石に俺が強くなったと言っても、外で野営する事は許さないだろうし。
「何をどうやっても、子供の内は不可能か」
「もしかしてラガス坊ちゃま、鉱山を探そうとしていたのですか? ラガス坊ちゃまの実力ならばある程度のモンスターは何とかなると思いますが、それでも体格差などを考えるとまだまだ厳しいモンスターが多い筈です。なにより数で押し潰される時が一番厄介かと」
「いざとなったら逃げきれる自信は無くもないが・・・・・・メリルの言っている事は合っているだろうな」
「それに、まず旦那様が許さないかと。ラガス坊ちゃまの強さは勿論解っています。五つの切り札の内、一つの魔法を使えば探索時間を大幅に軽減できるかもしれませんが、それでもリスクが大きすぎるかと私は思います」
確かにあの魔法を使えば俺の足はかなり速くなる。もはや子供の脚力とはかけ離れたものになるからな。
「確かにリスクが高いのに必ずしもリターンがある訳じゃないからな。というか、あんまりにも無茶をすれば母さんに泣かれるかもしれない。というかもし仮に実行しようものならどこからかクレア姉さんが嗅ぎつけて来て私も一緒に行くと言いそうだ」
「クレア様は好奇心が強いですからね・・・・・・貴族の令嬢的には良くないのでしょうが、否定できない事実です」
そんなクレア姉さんも後一、二年で王都の学校に入学するからなぁ。
アリクはどうでも良いけど、クレア姉さんがいなくなったら寂しくはなるな。
「モンスターの爪や牙はラガス坊ちゃまの考える武器にピッタリかと。ただ、硬度の高い鉱石や特殊な効果を持つ鉱石などを使えば攻撃手段が多少なりとも変わってはくると思います」
特殊な効果を持つ鉱石か・・・・・・本で読んだ事はあるけど、実際には見た事が無いんだよな。
まぁ、ハンターになれば鉱石の採掘以来とかもありそうだし、その時に良い鉱石がゲット出来るかもしれないな。
しっかし鉱山なぁ・・・・・・森を抜けた先にもしかしたらあるのか?
いや、まてまてまて。もしあるなら父さんが無視する筈がない。
「なぁメリル。この森を抜けるのにどれくらい時間が掛かる?」
「唐突な質問ですね。森を抜けるとなるとそうですねぇ・・・・・・日中に進める時間を考えると、三日程かと。ただ進む速度を上げればもう少し時間を短縮出来るかもしれませんが、道中でモンスター遭遇する確率は高いので体力的な問題で無理があるかと」
「そうか。確かに体力面を考えれば長時間走りっぱなしは普通にきついな」
それに俺の体力は鍛えているとは言ってもまだまだ子供。核が上がっている事で一般的な同年代よりも体力はあるかもしれないが、それでも無謀な事に変わりない。
身体強化のアビリティを使えばメリルの言う様に速度が上がるから時間が短縮されるかもしれないが、その分しっかりと魔力は減ってしまう。
魔力が回復するポーションを飲めばアビリティを仕える時間は長くなるが、普通に苦いんだよなあれ。
あんなのを何回も飲んだら絶対に吐く。
吐いている最中にモンスターに襲われるとかマジで洒落にならない。
それに帰りに鉱石を持って帰るとなれば鉱石の重さのせいでスピードが更に落ちる・・・・・・悪循環って感じだ。空間魔法のアビリティや異空間に物をしまう事が出来る道具があるらしいが、結構金が必要らしいから今の俺が買う事は不可能。
いや、もしかしたら父さんなら持っているか? 元ハンターとしてかなり上まで行ってたんだしなぁ。
可能性は無きにしも非ず。でも仮に父さんがそんな道具を持っていたとして、理由も聞かずに貸してくれるか?
というか流石に俺が強くなったと言っても、外で野営する事は許さないだろうし。
「何をどうやっても、子供の内は不可能か」
「もしかしてラガス坊ちゃま、鉱山を探そうとしていたのですか? ラガス坊ちゃまの実力ならばある程度のモンスターは何とかなると思いますが、それでも体格差などを考えるとまだまだ厳しいモンスターが多い筈です。なにより数で押し潰される時が一番厄介かと」
「いざとなったら逃げきれる自信は無くもないが・・・・・・メリルの言っている事は合っているだろうな」
「それに、まず旦那様が許さないかと。ラガス坊ちゃまの強さは勿論解っています。五つの切り札の内、一つの魔法を使えば探索時間を大幅に軽減できるかもしれませんが、それでもリスクが大きすぎるかと私は思います」
確かにあの魔法を使えば俺の足はかなり速くなる。もはや子供の脚力とはかけ離れたものになるからな。
「確かにリスクが高いのに必ずしもリターンがある訳じゃないからな。というか、あんまりにも無茶をすれば母さんに泣かれるかもしれない。というかもし仮に実行しようものならどこからかクレア姉さんが嗅ぎつけて来て私も一緒に行くと言いそうだ」
「クレア様は好奇心が強いですからね・・・・・・貴族の令嬢的には良くないのでしょうが、否定できない事実です」
そんなクレア姉さんも後一、二年で王都の学校に入学するからなぁ。
アリクはどうでも良いけど、クレア姉さんがいなくなったら寂しくはなるな。
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