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「それじゃ、失礼します」
「おう、これから訓練をするのも良いが、偶にはしっかりと体を休めろよ」
「・・・・・・分かりました」
体を休める、ねぇ。前世と違って学校が無い分、毎日訓練をしたりモンスターを倒していても別に嫌じゃないんだよな。
嫌いじゃないから苦にも感じない。
だからあまり休もうって気にはならないんだよなぁ・・・・・・取りあえず今日は森に入ったんだし、もう一度入るのは止めておくか。
「ラガス坊ちゃま、この後のご予定はどう致しますか?」
「メリル・・・・・・取りあえず気配を殺して背後から声を掛けるなよ。心臓に悪いっての」
「申し訳ありません。ただ、この様な技術を習得出来ておいて損は無いと仰ったのはラガス坊ちゃまですが」
確かにそうは言った。というか俺もそういう技術は習得したよ。でも俺に対して実行する必要は無いだろ。
「はぁーーー。確かにそうだな。てか今それはいい。取りあえず軽めの訓練を終えたら今日はのんびりと過ごす」
「のんびりと、ですか・・・・・・珍しいですね。何時もは目標としていた地点に辿り着けば直ぐに新しい目標に向かっていましたのに。もしかして熱でもあるのですか?」
「いや無いから。お前の中の俺はどんなイメージで固まってるんだよ。だから額に手を当てるな、熱は別にないから」
確かに俺は訓練、実戦の虫って感じかもしれないが、やりたい事があれば訓練の時間を減らしたり休憩ぐらいするつーーーーの。
「そうですか。それなら良いのですが。それでのんびりするとは言っても、ただのんびりするだけでは無いのでしょう」
「・・・・・・お前はあれか、俺の事なら大抵なんでも解るのか?」
「なんでもという訳では無いですが、私はラガス坊ちゃまのメイドですので」
「答えになっている様ななっていない様な返答だな。まぁいいや。今日は木のボールを最後まで作り終えようと思ってな」
娯楽道具が少ないこの世界にボールの一個ぐらいないとな。
ボール一つあれば色々と出来る事が多い。
そう言えば婆さんが錬金術でゴムを作れるって言っていたな・・・・・・まぁ、それはおいおい試していけばいい話だ。
「ボール・・・・・・以前作られていた球体の事ですね」
「ああ、後はやすりで磨ていけば完成だから今日中に終わらせるつもりだ。一緒にいても詰まらないから訓練が終わったら自由にしていて良いぞ」
「いいえ、そこまで時間が掛からないご様子なので完成まで待たせて貰います」
「・・・・・・そうですか。ご自由にどうぞ」
ったく・・・・・・木をやすりで磨いているだけだから見ていてもなんも面白くねぇのに。
まぁ、俺の専属メイドなんだから俺の傍にいるのは当たり前と言えば当たり前か。
「・・・・・・・・・・・・おし、完成だ」
「見事なまでの球体ですね。凹凸が一切ない、ツルツルです。これでどうやって遊ぶんですか?」
「そうだなぁ。取りあえずこんな感じか」
俺は丁度サッカーボール程の大きさに造ったのでその場でリフティングを始める。
技の名前は全く分からないけど、動画で見た事がある技を実演してみる。
「おぉ・・・・・・ラガス坊ちゃま、かなりの足捌き、いや体捌き? ですね」
「取りあえず体を動かしたいように動かせるからな。ある程度は好きなように動かせるんだ」
ただ、ボールの素材が木だからボールが体に触れる瞬間、ぶつからずにそっと触れるような感じで受け止めないと絶対に痛い筈なんだよな。
核が上がったお陰で体は頑丈になっているとは思うけど、脛とかに当たったらくっそ痛いだろうからな。
「ラガスお兄様ーーー、何やってるんですかーーーー??」
「私達と一緒に遊んでーーーー」
レアードとセリスか。そう言えば王都に行ってたから最近は遊んでやれてなかったな。
うし、今日は晩御飯まで一緒に遊ぶとするか。
「おう、これから訓練をするのも良いが、偶にはしっかりと体を休めろよ」
「・・・・・・分かりました」
体を休める、ねぇ。前世と違って学校が無い分、毎日訓練をしたりモンスターを倒していても別に嫌じゃないんだよな。
嫌いじゃないから苦にも感じない。
だからあまり休もうって気にはならないんだよなぁ・・・・・・取りあえず今日は森に入ったんだし、もう一度入るのは止めておくか。
「ラガス坊ちゃま、この後のご予定はどう致しますか?」
「メリル・・・・・・取りあえず気配を殺して背後から声を掛けるなよ。心臓に悪いっての」
「申し訳ありません。ただ、この様な技術を習得出来ておいて損は無いと仰ったのはラガス坊ちゃまですが」
確かにそうは言った。というか俺もそういう技術は習得したよ。でも俺に対して実行する必要は無いだろ。
「はぁーーー。確かにそうだな。てか今それはいい。取りあえず軽めの訓練を終えたら今日はのんびりと過ごす」
「のんびりと、ですか・・・・・・珍しいですね。何時もは目標としていた地点に辿り着けば直ぐに新しい目標に向かっていましたのに。もしかして熱でもあるのですか?」
「いや無いから。お前の中の俺はどんなイメージで固まってるんだよ。だから額に手を当てるな、熱は別にないから」
確かに俺は訓練、実戦の虫って感じかもしれないが、やりたい事があれば訓練の時間を減らしたり休憩ぐらいするつーーーーの。
「そうですか。それなら良いのですが。それでのんびりするとは言っても、ただのんびりするだけでは無いのでしょう」
「・・・・・・お前はあれか、俺の事なら大抵なんでも解るのか?」
「なんでもという訳では無いですが、私はラガス坊ちゃまのメイドですので」
「答えになっている様ななっていない様な返答だな。まぁいいや。今日は木のボールを最後まで作り終えようと思ってな」
娯楽道具が少ないこの世界にボールの一個ぐらいないとな。
ボール一つあれば色々と出来る事が多い。
そう言えば婆さんが錬金術でゴムを作れるって言っていたな・・・・・・まぁ、それはおいおい試していけばいい話だ。
「ボール・・・・・・以前作られていた球体の事ですね」
「ああ、後はやすりで磨ていけば完成だから今日中に終わらせるつもりだ。一緒にいても詰まらないから訓練が終わったら自由にしていて良いぞ」
「いいえ、そこまで時間が掛からないご様子なので完成まで待たせて貰います」
「・・・・・・そうですか。ご自由にどうぞ」
ったく・・・・・・木をやすりで磨いているだけだから見ていてもなんも面白くねぇのに。
まぁ、俺の専属メイドなんだから俺の傍にいるのは当たり前と言えば当たり前か。
「・・・・・・・・・・・・おし、完成だ」
「見事なまでの球体ですね。凹凸が一切ない、ツルツルです。これでどうやって遊ぶんですか?」
「そうだなぁ。取りあえずこんな感じか」
俺は丁度サッカーボール程の大きさに造ったのでその場でリフティングを始める。
技の名前は全く分からないけど、動画で見た事がある技を実演してみる。
「おぉ・・・・・・ラガス坊ちゃま、かなりの足捌き、いや体捌き? ですね」
「取りあえず体を動かしたいように動かせるからな。ある程度は好きなように動かせるんだ」
ただ、ボールの素材が木だからボールが体に触れる瞬間、ぶつからずにそっと触れるような感じで受け止めないと絶対に痛い筈なんだよな。
核が上がったお陰で体は頑丈になっているとは思うけど、脛とかに当たったらくっそ痛いだろうからな。
「ラガスお兄様ーーー、何やってるんですかーーーー??」
「私達と一緒に遊んでーーーー」
レアードとセリスか。そう言えば王都に行ってたから最近は遊んでやれてなかったな。
うし、今日は晩御飯まで一緒に遊ぶとするか。
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