49 / 92
四十九話 同じ同じ
しおりを挟む
キャントによる身体強化に加えて、一般的な身体強化スキルの発動。
更に、そこに鬼心開放による身体強化が追加。
一対一で戦うのであれば、そこまでする必要はない。
そのクランドの分析は間違っていない。
体格は劣っておらず、その他の要素も劣るどころか勝っている。
ただ……それでも、クランドは盗賊たちの実力を嘗めていなかった。
他の能力では勝っていても、人を殺す経験だけは、自分よりも勝っている。
そんな殺人鬼を相手に、手加減なんてことを考えていれば、こちらが手痛い目に合う。
「がっ!?」
完全に殺す……そこまではしない。
勿論、殺さないという意味ではない。
ある程度戦闘不能まで追い込むことが出来れば、リーゼの魔法で十分殺せる。
それを考えたうえで動き、首元やわき腹を抉る。
一秒と関わらず、五人の内二人が地面に倒れる。
「ぎっ!!??」
その次に、首の後ろを手刀で軽く切断。
この時点で、三人が戦闘不能に追い込まれ、いずれも重傷。
「「っ!!!」」
手を出してはいけない獣が現れた。
盗賊たちから手を出したわけではないが、それでもその獣がこれから自分たちを許してくれることはない。
絶対にあり得ない。
そう思った盗賊たちの判断は早かった。
青年と一緒に現れた女を即座に殺し、先程まで痛めつけていた女冒険者三人を人質に取れば良いと。
ゲスく、いかにも盗賊らしい考え。
ただ……この戦況で、自分たちが優位に立つにはと考えた時、確かにその判断は間違いではない。
しかし、クランドに背を向けることは……殺してくれと言っているのと変わらない。
残った二人の判断は確かに最善だったが、背後から迫るクランドのスピードに反応出来ず、リーゼが待機させていた攻撃魔法を放つことなく、二人の首が半分削られた。
「「「えっ?」」」
リーゼに守られていた三人は、目を丸くして驚く。
キャント、身体強化、鬼心開放。
三つの技によって強化されたクランドの速さは、彼女たちには目で追えなかった。
言葉通り、誇張はなく、気付いたら終わっていた。
体の一部から血を流し、誰一人として起き上がれない。
完全に急所を狙った攻撃を行い、たった一人で五人の盗賊を殺した。
その事実だけは理解出来た。
「クランド様、水です」
「ありがとう」
証拠として、クランドの両手に盗賊たちの血が付いていた。
あまりにも一瞬の出来事に、状況を飲み込むに時間が掛かり……飲み込めたタイミングで、ようやくクランドという自分たちと同じルーキーが、どれだけ凄いのが理解した。
いや、理解せざるを得なかった。
「あ、あの!!!」
「?」
「っ……あ、ありがとうございます!!」
「「ありがとうございます!!!」」
まだ人を殺したことがない彼女たちにとって、目の前の光景は中々にショッキング。
恩人であるクランドに若干恐怖を感じてしまったが、それでもお礼を言わなければという思いが勝り、深く頭を下げた。
「どういたしまして」
そう言いながら、亜空間からポーションを取り出し、彼女たちに渡す。
「それ、使ってくれ」
「えっ!? いや、でも」
命の恩人に、そこまでしてもらう訳にはいかない。
この反応に……クランドは尚更使って欲しいと思った。
「そこまで高いポーションじゃない。だから気にすることはない。こいつらの装備品を売れば、お釣りがくるからな」
盗賊にしては悪くない装備品を身に付けており、売ればそれなりの金になる。
「……こいつらの中身、見ておくか?」
これは完全にお節介だった。
今のうちに人の体内を見ておけば、いざ彼女たちが盗賊と戦闘を行うとなった時、初めての体験で気持ち悪くなり、戦闘不能になる可能性を下げることが出来る。
とはいえ、突然の提案……その内容に、三人は当然後退る。
「慣れておいた方が、得ですよ」
ここで同性であるリーゼが、クランドの提案を肯定。
普通に考えれば、中々得られない経験。
それでも躊躇する内容ではあるが……彼女たちは二人の好意を受け取った。
そして…………。
「「「おえぇぇぇ~~~~~~」」」
三人は見事に吐いた。
乙女が異性の前で見せる姿ではないが、そうなってしまうのも仕方ない。
予め小さな穴を掘っていたので、ゲロの匂いは直ぐに閉じ込められた。
「懐かしいな。俺もそうやって吐いた」
「えっ」
目の前の屈強な青年からは、全く想像できない。
「俺だって同じ人間だ。こんな慣れない物を見れば、吐いてしまうよ。今では慣れたけど、当時は三人と同じく思いっきり吐いた」
「……そう、なんですね」
自分たちが戦うどころか、怯えることしかできなかった盗賊たちを瞬殺した、雲の上の力を持つ存在。
そんな青年も、自分たちと同じ部分があった。
その一つの共通点が、彼女たちの意識は少し買えた。
「さて、残ってる遺体は回収しておかないとな」
死体を亜空間に放り込み、本日の探索は終了。
彼女たちと一緒に街へ戻り、門兵に盗賊の一件について話し、死体を見せた。
門兵の一人が慌てて冒険者ギルドへ報告に向かい、偶々その話を耳にしたベテラン冒険者は、飲み込もうとしていたエールを思いっきり吹き出してしまった。
更に、そこに鬼心開放による身体強化が追加。
一対一で戦うのであれば、そこまでする必要はない。
そのクランドの分析は間違っていない。
体格は劣っておらず、その他の要素も劣るどころか勝っている。
ただ……それでも、クランドは盗賊たちの実力を嘗めていなかった。
他の能力では勝っていても、人を殺す経験だけは、自分よりも勝っている。
そんな殺人鬼を相手に、手加減なんてことを考えていれば、こちらが手痛い目に合う。
「がっ!?」
完全に殺す……そこまではしない。
勿論、殺さないという意味ではない。
ある程度戦闘不能まで追い込むことが出来れば、リーゼの魔法で十分殺せる。
それを考えたうえで動き、首元やわき腹を抉る。
一秒と関わらず、五人の内二人が地面に倒れる。
「ぎっ!!??」
その次に、首の後ろを手刀で軽く切断。
この時点で、三人が戦闘不能に追い込まれ、いずれも重傷。
「「っ!!!」」
手を出してはいけない獣が現れた。
盗賊たちから手を出したわけではないが、それでもその獣がこれから自分たちを許してくれることはない。
絶対にあり得ない。
そう思った盗賊たちの判断は早かった。
青年と一緒に現れた女を即座に殺し、先程まで痛めつけていた女冒険者三人を人質に取れば良いと。
ゲスく、いかにも盗賊らしい考え。
ただ……この戦況で、自分たちが優位に立つにはと考えた時、確かにその判断は間違いではない。
しかし、クランドに背を向けることは……殺してくれと言っているのと変わらない。
残った二人の判断は確かに最善だったが、背後から迫るクランドのスピードに反応出来ず、リーゼが待機させていた攻撃魔法を放つことなく、二人の首が半分削られた。
「「「えっ?」」」
リーゼに守られていた三人は、目を丸くして驚く。
キャント、身体強化、鬼心開放。
三つの技によって強化されたクランドの速さは、彼女たちには目で追えなかった。
言葉通り、誇張はなく、気付いたら終わっていた。
体の一部から血を流し、誰一人として起き上がれない。
完全に急所を狙った攻撃を行い、たった一人で五人の盗賊を殺した。
その事実だけは理解出来た。
「クランド様、水です」
「ありがとう」
証拠として、クランドの両手に盗賊たちの血が付いていた。
あまりにも一瞬の出来事に、状況を飲み込むに時間が掛かり……飲み込めたタイミングで、ようやくクランドという自分たちと同じルーキーが、どれだけ凄いのが理解した。
いや、理解せざるを得なかった。
「あ、あの!!!」
「?」
「っ……あ、ありがとうございます!!」
「「ありがとうございます!!!」」
まだ人を殺したことがない彼女たちにとって、目の前の光景は中々にショッキング。
恩人であるクランドに若干恐怖を感じてしまったが、それでもお礼を言わなければという思いが勝り、深く頭を下げた。
「どういたしまして」
そう言いながら、亜空間からポーションを取り出し、彼女たちに渡す。
「それ、使ってくれ」
「えっ!? いや、でも」
命の恩人に、そこまでしてもらう訳にはいかない。
この反応に……クランドは尚更使って欲しいと思った。
「そこまで高いポーションじゃない。だから気にすることはない。こいつらの装備品を売れば、お釣りがくるからな」
盗賊にしては悪くない装備品を身に付けており、売ればそれなりの金になる。
「……こいつらの中身、見ておくか?」
これは完全にお節介だった。
今のうちに人の体内を見ておけば、いざ彼女たちが盗賊と戦闘を行うとなった時、初めての体験で気持ち悪くなり、戦闘不能になる可能性を下げることが出来る。
とはいえ、突然の提案……その内容に、三人は当然後退る。
「慣れておいた方が、得ですよ」
ここで同性であるリーゼが、クランドの提案を肯定。
普通に考えれば、中々得られない経験。
それでも躊躇する内容ではあるが……彼女たちは二人の好意を受け取った。
そして…………。
「「「おえぇぇぇ~~~~~~」」」
三人は見事に吐いた。
乙女が異性の前で見せる姿ではないが、そうなってしまうのも仕方ない。
予め小さな穴を掘っていたので、ゲロの匂いは直ぐに閉じ込められた。
「懐かしいな。俺もそうやって吐いた」
「えっ」
目の前の屈強な青年からは、全く想像できない。
「俺だって同じ人間だ。こんな慣れない物を見れば、吐いてしまうよ。今では慣れたけど、当時は三人と同じく思いっきり吐いた」
「……そう、なんですね」
自分たちが戦うどころか、怯えることしかできなかった盗賊たちを瞬殺した、雲の上の力を持つ存在。
そんな青年も、自分たちと同じ部分があった。
その一つの共通点が、彼女たちの意識は少し買えた。
「さて、残ってる遺体は回収しておかないとな」
死体を亜空間に放り込み、本日の探索は終了。
彼女たちと一緒に街へ戻り、門兵に盗賊の一件について話し、死体を見せた。
門兵の一人が慌てて冒険者ギルドへ報告に向かい、偶々その話を耳にしたベテラン冒険者は、飲み込もうとしていたエールを思いっきり吹き出してしまった。
11
お気に入りに追加
176
あなたにおすすめの小説
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる