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第239話 招待客、ではあるが
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「一年の皆、よろしく頼むぜ!!!!」
元気よくイシュド達の声を掛けてきた人物は、今回の交流戦に参加する唯一の二年生、レブト・カルパン。
貴族の中ではやや珍しい部類である、熱血漢タイプの学生。
「う~っす。よろしくっす」
「いやぁ~~~、実に楽しみだな!!! して、なぜ馬車が用意されてないんだ?」
全員が集合し、これからいざカラティール神聖国に向けて出発……するのだが、肝心の馬車がなかった。
「俺が一旦っすよ。別に必要ないって」
そう言うと、イシュドはアイテムバッグの中から改良済みである空飛ぶ絨毯を取り出した。
「おぉ~~~~~!!!」
「これに乗れば、馬車で移動するより早く着くんでね」
今回の移動人数は、イシュドを含めて合計十名。
ガルフ、フィリップ、ミシェラ、イブキにアドレアス。
そして二年生からレブト、三年生からはクリスティール。
イブキは例外として、フレアとルドラ、ヘレナの三人は本当に万が一が起こった際、バトレア王国にとって最悪の国際問題になるため、フラベルト学園に残ることになった。
引率者としてシドウとアリンダ・アミーレというややだらしないタイプの美人教師が同行。
シドウの職業は三次職の剣豪、アリンダも三次職の精霊魔導士であり、何か起きた際に対処出来るだけの戦力は揃っている。
「これ……普通の空飛ぶ絨毯じゃないわよね~?」
「そうっすね。一応改良してるやつっす」
「凄いというか、贅沢って言うか……はぁ~~~~~、今からでも誰か変わってくれないかな~~~」
「アリンダ先生、諦めるしかありませんよ」
教師が生徒たちの前でする発言ではない、なんて事は重々承知している。
だが、今回の交流戦に向かう中で、引率者はアリンダの他にもシドウがいるが、シドウは一時的に雇われている臨時教師であるため、何かあった時に責任を負うのはアリンダとなる。
「そうっすよ。人生、諦めも肝心っすよ~」
「そう言うなら、イシュド君には是非とも大人しくしててほしいものね~~」
「そりゃ無理じゃないっすか? 向こうが一切喧嘩を売ってこず、もうこれでもかってぐらい丁寧な対応をしてきたらあれっすけど、多分それはないじゃないっすか」
既に全員絨毯に乗り、カラティール神聖国に向かって出発し、アリンダは本当に諦めるしかなくなった。
「……あのさ、イシュド」
「なんだ?」
「カラティール神聖国にある学園は、わざわざ僕たちと交流戦がしたいって、招待したんだよね」
「だな」
「向こうから招待したのに、その……あまり良くない対応をされることって、あるの?」
「そ~~~りゃバリバリあるに決まってるだろ」
イシュドは間を置かずに即答した。
「俺だって、フラベルト学園の学園長に頼まれて入学したんだぜ。でも、いざ入学してみればバカの一つ覚えみてぇに蛮族蛮族って騒ぐことしか出来ねぇ連中が大量にいただろ」
全くもって事実であるため、一部の人間は苦笑いを浮かべるしかなかった。
「カラティール神聖国の学園……アンジェーロ学園だったか? その学園の上層部は俺たちと交流したいと思っていても、学生まで同じ事を考えてるとは限らねぇ。つーーか、絶対ぇに俺がフラベルト学園に入学した時と同じことが起こるだろうな」
「イシュドは、信仰心とか特にないんだったね」
「ねぇな。そういうのを否定はしねぇが、俺自身は特に興味がねぇ」
「…………あなた、それをアンジェーロ学園の学生の前でも同じことを言いますの?」
ミシェラの問いに、イシュドは普段通り……ニヤニヤと笑みを浮かべながら返した。
「逆に言わねぇと思うのか? 問われたら、俺は俺の答えを返すだけに決まってんだろ。というか、そういう時に下手に気を遣って嘘を付く方が失礼ってもんだろ」
イシュドの言いたい事が解らなくもないミシェラたちではあるが、その考えが通るか否かはまた別問題。
とはいえ、そんな事はイシュドも解っていた。
「つってもよ~、イシュド。そこまで考えられる連中なら、そもそもそういう態度を取ってこねぇだろ」
「フィリップの言う通りだね。それでも向こうが自分たちの意見を押し通そうとしてきたら、どうするつもりなんだい」
「はっ!!! 仮にそれでもてめぇの意見を押し通そうとすんなら、そりゃ頑張って力で解らせようとしてくれねぇ~となぁ」
自身の意見を押し通したいのであれば、最終的には力で示すしかない。
それって根本的な解決にならなくない? と思われるだろうが、それでも両者が相手の考えを受け入れる、もしくは折れない限りはずっと平行線である。
その為、それでも決着を付けたい場合は、力で決着をつけるしかない。
「イシュド、中々悪魔的な笑みを浮かべていますよ」
「なっはっは!!!!! それなら、余計客として扱われずに絡まれそうだな」
イシュドからすれば、自分が戦ってみたいと思っている学生意外であっても、纏めて戦えばそれなりに面白い戦いになるだろうと考えていた。
「……バカ絡みされるのを寧ろ望んでるって考えっと、ほんの少しだけアンジェーロ学園の連中が可哀想に思えるな」
フィリップの言葉に、イシュドを除く全員が頷いた。
「俺としては、どれだけ強い信仰心を持っていようが信仰心を持ってない人間に負ける場合も全然あり得るっていう貴重な体験が出来ることに感謝してほしいけどな」
(この男……本当に口も上手いですのよね)
暴力だけでしか物事を解決できない狂戦士であれば、強い信仰心を持つ学生たちも力に頼らず、言葉だけで抑えられてかもしれない。
だが、最悪なことに、イシュドという異常な狂戦士は口も上手く、どう頑張ってもそれっぽい言葉で反撃されてしまう。
(交流戦の相手……敵、ではありませんけど、イシュドの言葉によって本格的に折れてしまうものが出ないか……心配ですわね)
正直なところ、他国の学生に関して一々心配してられないという思いを持っているミシェラではあるが、イシュドというバランスブレイカーと遭遇した場合、あれよこれよと追い詰められ……自身の常識やその他諸々を破壊される可能性がある。
(…………そこも含めて、下手な絡み方をする相手が悪い、と済ませるしかないのかもしれませんね)
「何悩ましい顔してんだ、ミシェラ? 便秘か?」
「突き落としますわよ、フィリップ…………結局は、自分自身で物事を考えられない者が悪いのだと、考えてただけですわ」
「自己分析してたってことか?」
「ッ!!!!!!!」
二連続で怒りという爆弾に引火させられるも、初めてイシュドに絡んだ時のことなどを思い出し、握り拳が開かれ……フィリップの胸に向かうことはなかった。
元気よくイシュド達の声を掛けてきた人物は、今回の交流戦に参加する唯一の二年生、レブト・カルパン。
貴族の中ではやや珍しい部類である、熱血漢タイプの学生。
「う~っす。よろしくっす」
「いやぁ~~~、実に楽しみだな!!! して、なぜ馬車が用意されてないんだ?」
全員が集合し、これからいざカラティール神聖国に向けて出発……するのだが、肝心の馬車がなかった。
「俺が一旦っすよ。別に必要ないって」
そう言うと、イシュドはアイテムバッグの中から改良済みである空飛ぶ絨毯を取り出した。
「おぉ~~~~~!!!」
「これに乗れば、馬車で移動するより早く着くんでね」
今回の移動人数は、イシュドを含めて合計十名。
ガルフ、フィリップ、ミシェラ、イブキにアドレアス。
そして二年生からレブト、三年生からはクリスティール。
イブキは例外として、フレアとルドラ、ヘレナの三人は本当に万が一が起こった際、バトレア王国にとって最悪の国際問題になるため、フラベルト学園に残ることになった。
引率者としてシドウとアリンダ・アミーレというややだらしないタイプの美人教師が同行。
シドウの職業は三次職の剣豪、アリンダも三次職の精霊魔導士であり、何か起きた際に対処出来るだけの戦力は揃っている。
「これ……普通の空飛ぶ絨毯じゃないわよね~?」
「そうっすね。一応改良してるやつっす」
「凄いというか、贅沢って言うか……はぁ~~~~~、今からでも誰か変わってくれないかな~~~」
「アリンダ先生、諦めるしかありませんよ」
教師が生徒たちの前でする発言ではない、なんて事は重々承知している。
だが、今回の交流戦に向かう中で、引率者はアリンダの他にもシドウがいるが、シドウは一時的に雇われている臨時教師であるため、何かあった時に責任を負うのはアリンダとなる。
「そうっすよ。人生、諦めも肝心っすよ~」
「そう言うなら、イシュド君には是非とも大人しくしててほしいものね~~」
「そりゃ無理じゃないっすか? 向こうが一切喧嘩を売ってこず、もうこれでもかってぐらい丁寧な対応をしてきたらあれっすけど、多分それはないじゃないっすか」
既に全員絨毯に乗り、カラティール神聖国に向かって出発し、アリンダは本当に諦めるしかなくなった。
「……あのさ、イシュド」
「なんだ?」
「カラティール神聖国にある学園は、わざわざ僕たちと交流戦がしたいって、招待したんだよね」
「だな」
「向こうから招待したのに、その……あまり良くない対応をされることって、あるの?」
「そ~~~りゃバリバリあるに決まってるだろ」
イシュドは間を置かずに即答した。
「俺だって、フラベルト学園の学園長に頼まれて入学したんだぜ。でも、いざ入学してみればバカの一つ覚えみてぇに蛮族蛮族って騒ぐことしか出来ねぇ連中が大量にいただろ」
全くもって事実であるため、一部の人間は苦笑いを浮かべるしかなかった。
「カラティール神聖国の学園……アンジェーロ学園だったか? その学園の上層部は俺たちと交流したいと思っていても、学生まで同じ事を考えてるとは限らねぇ。つーーか、絶対ぇに俺がフラベルト学園に入学した時と同じことが起こるだろうな」
「イシュドは、信仰心とか特にないんだったね」
「ねぇな。そういうのを否定はしねぇが、俺自身は特に興味がねぇ」
「…………あなた、それをアンジェーロ学園の学生の前でも同じことを言いますの?」
ミシェラの問いに、イシュドは普段通り……ニヤニヤと笑みを浮かべながら返した。
「逆に言わねぇと思うのか? 問われたら、俺は俺の答えを返すだけに決まってんだろ。というか、そういう時に下手に気を遣って嘘を付く方が失礼ってもんだろ」
イシュドの言いたい事が解らなくもないミシェラたちではあるが、その考えが通るか否かはまた別問題。
とはいえ、そんな事はイシュドも解っていた。
「つってもよ~、イシュド。そこまで考えられる連中なら、そもそもそういう態度を取ってこねぇだろ」
「フィリップの言う通りだね。それでも向こうが自分たちの意見を押し通そうとしてきたら、どうするつもりなんだい」
「はっ!!! 仮にそれでもてめぇの意見を押し通そうとすんなら、そりゃ頑張って力で解らせようとしてくれねぇ~となぁ」
自身の意見を押し通したいのであれば、最終的には力で示すしかない。
それって根本的な解決にならなくない? と思われるだろうが、それでも両者が相手の考えを受け入れる、もしくは折れない限りはずっと平行線である。
その為、それでも決着を付けたい場合は、力で決着をつけるしかない。
「イシュド、中々悪魔的な笑みを浮かべていますよ」
「なっはっは!!!!! それなら、余計客として扱われずに絡まれそうだな」
イシュドからすれば、自分が戦ってみたいと思っている学生意外であっても、纏めて戦えばそれなりに面白い戦いになるだろうと考えていた。
「……バカ絡みされるのを寧ろ望んでるって考えっと、ほんの少しだけアンジェーロ学園の連中が可哀想に思えるな」
フィリップの言葉に、イシュドを除く全員が頷いた。
「俺としては、どれだけ強い信仰心を持っていようが信仰心を持ってない人間に負ける場合も全然あり得るっていう貴重な体験が出来ることに感謝してほしいけどな」
(この男……本当に口も上手いですのよね)
暴力だけでしか物事を解決できない狂戦士であれば、強い信仰心を持つ学生たちも力に頼らず、言葉だけで抑えられてかもしれない。
だが、最悪なことに、イシュドという異常な狂戦士は口も上手く、どう頑張ってもそれっぽい言葉で反撃されてしまう。
(交流戦の相手……敵、ではありませんけど、イシュドの言葉によって本格的に折れてしまうものが出ないか……心配ですわね)
正直なところ、他国の学生に関して一々心配してられないという思いを持っているミシェラではあるが、イシュドというバランスブレイカーと遭遇した場合、あれよこれよと追い詰められ……自身の常識やその他諸々を破壊される可能性がある。
(…………そこも含めて、下手な絡み方をする相手が悪い、と済ませるしかないのかもしれませんね)
「何悩ましい顔してんだ、ミシェラ? 便秘か?」
「突き落としますわよ、フィリップ…………結局は、自分自身で物事を考えられない者が悪いのだと、考えてただけですわ」
「自己分析してたってことか?」
「ッ!!!!!!!」
二連続で怒りという爆弾に引火させられるも、初めてイシュドに絡んだ時のことなどを思い出し、握り拳が開かれ……フィリップの胸に向かうことはなかった。
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