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白い子猫と騎士の話
1 子猫
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どうやら吾輩は猫である。名前はまだない、ので。
「みぁ」
と物悲しく一鳴き。いや実際生まれたばかりの子猫ちゃんだから仕方ないのである。
交通事故だったと思う。
思う、というのも。
恐らく事故にあった。恐らく当たりどころが悪かったのであろう、即死だった。耳に残っているのもクラクションと大きな音とざわめきと、あとは記憶の奥に聞こえる電子公告の音声や歩行者信号の音。
痛みも覚えぬまま何もかもあやふやなままに、気付いたら眩しい真っ白の何も見えない場所にいたのである。
そんな前後不覚の中にふと、みぁ、みぁ、と子猫のような声がして、はて、誰か赤子でも近くにいるのかと考えていた。
一体何処かもわからないようなこの場所に、しかし他の人の声はない。誰か付近にあやす人はおらぬものかと、呼んでみたいが声が出ない。
それから今自分は布団にでも寝ているのか、地に伏せた体勢から頑張って首を上へと向けてみて、ついでに目を開けてみて、そこには広く青い空があったのだと、それがはっきりと見えるようになる頃になって。
そうしてやっと己が生まれたばかりの赤子だったから、目が中々開かなかったし身体も動かなかったし喋れないでいたのだと理解した。
あと鳴いてたのは本当に子猫だった。そう真っ白けっけな俺の兄弟たちである。そして俺もである。つまり俺は死んで猫になってしまったのだ。ここはふわふわ天国。
てってってっ、と自分の尻尾を追っかけながらこれが世間一般で言うところの転生とでもいうのだろうか、なんて改めて考えてる。
まず天国なんてないらしい。だって死んでどれほども経たず即生まれ変わってしまうのなら、天国の門も幽霊も何もないだろう。そうだろう。きっとそう。ふふん。
人間が一生、いや何生かけても知らなかったであろうことを知れた。こけた。
尻尾は余計なことを考えながら追っちゃいけない。無心で追うべきだ。
前足の毛をペロペロしながら俺はまたひとつ賢くなった。
ここにいるのは、生まれてまだ数週間経ったかないかくらいなのと、外暮らしだもんで既に土汚れとかも相まって、ぽわぽわぶさぶさおけけの俺の兄弟たち(多分俺もだけど)。
それから俺たちと同じく、いや毛並みが艷やかで整えられてる分それ以上に真っ白で素敵なママンと、森の中。
兄弟はみんな雄で四匹。だから計六匹の猫たち。
これが今の俺の家族。
もにゅもにゅお乳を飲みながら揉んで、ぐーぱー。遊んで、腹が膨れたら、待ってるのはおねんねタイム。みんなで寄り添って、寒くないように母親の傍。なんてしあわせの時間。
そんで起きたら即遊ぶ。
空を飛ぶ蝶を追おうにもまだ跳べない。森の中の探検は迷子になりそう。木にも登れない、登れても落ちる。水も入れない、この目線で見たら底なし沼みたいで怖い。だから今日も兄弟にじゃれつく。
俺と同じサイズ、等身大のぬいぐるみみたいな子猫ちゃん。
けど力加減できないのがネック。爪出されたり強めに叩かれるとちょっと痛い。でも肉球可愛いね。あっ俺のおててにもあるじゃん。さいこう。
そうして俺たちは長いこと森に暮らしてるもんだと思っていたけれど、子猫の背丈だからそう勘違いしてただけで、少々草木が高いどっかの草むらに迷い込んでいたらしい。
いやもしかしたら最初は本当に森とかにいて、知らないうちに移動してたのかもしれないけれど。そんな生まれたばかりの頃なんて周りの景色を見る余裕とかはなかったしね。
でも確かに木の幹周りが太すぎるなとは思ってた。今の自分が周囲に比べて小さすぎるのだ。そりゃいたいけな子猫がカラスに連れ去られもする。あっ俺たちは無事だけどね。
それで現在住処にしているこの場所が草むらどころか、人様の庭先なことに気づいたのは、自分が猫になってから、言葉通り生まれて初めて人間の姿を見たからで、てっきり野良猫のまま野生を生きてくもんかと思ってたんでその姿を目にしてびっくりして全身ぶわってして足が絡んでこけた。
と、まあ初対面はそんな恥ずかしい記憶だが、母子共々今ではすっかり人間のお世話になっている。
茫々に伸びてた草むらは俺らが見つかってからというもの、今や見える範囲だけではあるが整えられてさっぱりしている。
人間は多分成人してる男で、子猫から見たら大きすぎて足元に近づいて下から眺めると圧迫感すごい。
彼はこの庭のある家の持ち主で、俺がこの世で初めて見た人間。名前は知らない。若そう。一人暮らし。俺らの面倒見てくれてる辺り人は良さそう。終わり。
世話になってる、とはいえガッツリなってるのは俺くらいで、やや警戒心が強くて必要以上に近づかない母や兄弟たちは基本的に庭先か、物置の陰か、あとはもう使ってそうにない古びた木ぞりの中。
あれなんだろと思ってたらソリなんだって、男の独り言。というか撫でながら俺に話しかけてる。ペットに話しかけるタイプだな。
子供の頃に使ってたらしいよ。捨てようと思っては先延ばしにしたり忙しくてそれどころでなくなったりしてたけど、もう捨てるに捨てられなくなってしまったな、と猫家族のねぐらと化したソリを見ながら男が笑ってた。
しかしそんな半野良猫街道まっしぐらな彼らと違って、人間の存在が平気どころかまっしぐらな俺はなんなのだろう。元が人間だから仕方ないのかもしれないけれど。野生は母親のお腹の中に置いてきたのかな。いまやその手が生み出すテクニックの虜である。ああ喉が鳴っちゃう。
「お前だけ、やたらと人懐こいな」
優しく笑いながらしつこくない程度に俺を撫でくり回す男の手を猫パンチで掴んでがじがじ。あっ本能に負けてつい噛んじゃった。甘噛みだから痛くはないだろうけどばっちくない?
笑ってるからセーフそう。じゃあもっと噛んじゃえ。楽しい。がじがじ。
そうそう、一匹だけやたら懐いてるとかいう理由だけでなくて、実は俺の背中辺りに模様があるらしくって、それで兄弟の中に紛れても男には俺の見分けがついているって。
ここにきて初めて知った俺。白猫じゃなくてぶち猫だったらしい。
ママンは真っ白だし顔も知らないパパンの色でも受け継いだかな。顔も知らんけど。がじがじ。
この男の良いとこは撫でテクと人の良さにとどまらず、なんと飯もうまい。
生まれて一ヶ月と数日は過ぎたかな、俺はもうお乳卒業したからご飯もらった。最初は母猫のおこぼれを食べてみて、その後から俺の分も別の皿にちょこっとわけてくれた。
キャットフードじゃなくてわざわざ作ってくれる。残飯とかだろうけど、うまうま。
ちなみにキャットフードでも別に構わないけど、幾ら猫の本能があったってネズミをそのままはのーせんきゅー。や、我慢すればいけるかもだけど。退治はしてもいいよ。まだ追いかけるの全然慣れてないから下手だけど。
だらだらうにゃうにゃ、ぬくぬくねこねこと暮らしていたある日のこと、男が酷く疲れた様子で帰ってきて溜め息を吐いてた。お、二日ぶり。朝帰り。いや昼前くらいかな。何してきたんだ。ナニしてきたのか。んにゃ仕事か。
ここんとこ男は偶に帰ってこない日があって、帰ってくるといつもこんな感じ。でも今日は一段と酷いね。
どうしたのだ。ほらお兄さんに言ってごらんなさい。多分死んだ時の年齢なら君より年上だぞ。
男が玄関を開ける前に近づいて、にゃーにゃーたしたし尻尾を叩いて見上げれば、溜め息姿を俺に見られたことにか苦笑いと共に腕の中に抱えられて撫でられた。うむ、今日もよい安定感。
「ただいま。お前は今日も可愛いな。触れ合ってるだけで疲れもみんな飛んでく気がする」
そうだろうそうだろう。撫でるだけでなくて吸ってもよいぞ。特別だぞ。
「はぁ……人探しを頼まれて毎日部隊を出しているのに全く見つかる気配がない。俺らの仕事は城を守ることであって人を探すことではないと言うに。国の中にいるのはわかっているのに肝心の居場所は感知できぬなどとあの役立たずの魔術師共め……」
んん?
ぶたい? まじゅつし?
人間はまた苦い顔に戻って「猫に言ってもわからないよな」と、遠いとこを眺めながら、話途中に止まってた撫でを再開させる。
むむ、気になって仕方ない感じの単語が聞こえたのに耳をかきかきされるのが気持ちよくて。ああ、そこそこ。
「……お、母親が呼びに来たぞ。ほら、今飯を作ってやるからみんなと食ってこい」
はっ、ご飯ご飯。身をよじればぬるりと大きなその手の中から抜け出して地面に着地。べしゃり。男が若干屈んでくれて高さがなくて助かった。
男がいなくてもご飯はどうにかなってるけど、やはり作ってくれた方が旨いに決まってる。やむを得ず食べてる野性味ある味わいはまだちょっと慣れない。致し方無し。
何処の砂場で遊んできたのかちょっと汚れた兄弟たちに突撃、おう一時間ぶり。
ご飯のことを考えながらうわーいってじゃれついていたから、「異世界の聖者など、よもや嘘じゃあないだろうな」とか言いながら俺たちのご飯を用意する為に家に入っていった男の言葉は、俺の耳に入らなかった。
「みぁ」
と物悲しく一鳴き。いや実際生まれたばかりの子猫ちゃんだから仕方ないのである。
交通事故だったと思う。
思う、というのも。
恐らく事故にあった。恐らく当たりどころが悪かったのであろう、即死だった。耳に残っているのもクラクションと大きな音とざわめきと、あとは記憶の奥に聞こえる電子公告の音声や歩行者信号の音。
痛みも覚えぬまま何もかもあやふやなままに、気付いたら眩しい真っ白の何も見えない場所にいたのである。
そんな前後不覚の中にふと、みぁ、みぁ、と子猫のような声がして、はて、誰か赤子でも近くにいるのかと考えていた。
一体何処かもわからないようなこの場所に、しかし他の人の声はない。誰か付近にあやす人はおらぬものかと、呼んでみたいが声が出ない。
それから今自分は布団にでも寝ているのか、地に伏せた体勢から頑張って首を上へと向けてみて、ついでに目を開けてみて、そこには広く青い空があったのだと、それがはっきりと見えるようになる頃になって。
そうしてやっと己が生まれたばかりの赤子だったから、目が中々開かなかったし身体も動かなかったし喋れないでいたのだと理解した。
あと鳴いてたのは本当に子猫だった。そう真っ白けっけな俺の兄弟たちである。そして俺もである。つまり俺は死んで猫になってしまったのだ。ここはふわふわ天国。
てってってっ、と自分の尻尾を追っかけながらこれが世間一般で言うところの転生とでもいうのだろうか、なんて改めて考えてる。
まず天国なんてないらしい。だって死んでどれほども経たず即生まれ変わってしまうのなら、天国の門も幽霊も何もないだろう。そうだろう。きっとそう。ふふん。
人間が一生、いや何生かけても知らなかったであろうことを知れた。こけた。
尻尾は余計なことを考えながら追っちゃいけない。無心で追うべきだ。
前足の毛をペロペロしながら俺はまたひとつ賢くなった。
ここにいるのは、生まれてまだ数週間経ったかないかくらいなのと、外暮らしだもんで既に土汚れとかも相まって、ぽわぽわぶさぶさおけけの俺の兄弟たち(多分俺もだけど)。
それから俺たちと同じく、いや毛並みが艷やかで整えられてる分それ以上に真っ白で素敵なママンと、森の中。
兄弟はみんな雄で四匹。だから計六匹の猫たち。
これが今の俺の家族。
もにゅもにゅお乳を飲みながら揉んで、ぐーぱー。遊んで、腹が膨れたら、待ってるのはおねんねタイム。みんなで寄り添って、寒くないように母親の傍。なんてしあわせの時間。
そんで起きたら即遊ぶ。
空を飛ぶ蝶を追おうにもまだ跳べない。森の中の探検は迷子になりそう。木にも登れない、登れても落ちる。水も入れない、この目線で見たら底なし沼みたいで怖い。だから今日も兄弟にじゃれつく。
俺と同じサイズ、等身大のぬいぐるみみたいな子猫ちゃん。
けど力加減できないのがネック。爪出されたり強めに叩かれるとちょっと痛い。でも肉球可愛いね。あっ俺のおててにもあるじゃん。さいこう。
そうして俺たちは長いこと森に暮らしてるもんだと思っていたけれど、子猫の背丈だからそう勘違いしてただけで、少々草木が高いどっかの草むらに迷い込んでいたらしい。
いやもしかしたら最初は本当に森とかにいて、知らないうちに移動してたのかもしれないけれど。そんな生まれたばかりの頃なんて周りの景色を見る余裕とかはなかったしね。
でも確かに木の幹周りが太すぎるなとは思ってた。今の自分が周囲に比べて小さすぎるのだ。そりゃいたいけな子猫がカラスに連れ去られもする。あっ俺たちは無事だけどね。
それで現在住処にしているこの場所が草むらどころか、人様の庭先なことに気づいたのは、自分が猫になってから、言葉通り生まれて初めて人間の姿を見たからで、てっきり野良猫のまま野生を生きてくもんかと思ってたんでその姿を目にしてびっくりして全身ぶわってして足が絡んでこけた。
と、まあ初対面はそんな恥ずかしい記憶だが、母子共々今ではすっかり人間のお世話になっている。
茫々に伸びてた草むらは俺らが見つかってからというもの、今や見える範囲だけではあるが整えられてさっぱりしている。
人間は多分成人してる男で、子猫から見たら大きすぎて足元に近づいて下から眺めると圧迫感すごい。
彼はこの庭のある家の持ち主で、俺がこの世で初めて見た人間。名前は知らない。若そう。一人暮らし。俺らの面倒見てくれてる辺り人は良さそう。終わり。
世話になってる、とはいえガッツリなってるのは俺くらいで、やや警戒心が強くて必要以上に近づかない母や兄弟たちは基本的に庭先か、物置の陰か、あとはもう使ってそうにない古びた木ぞりの中。
あれなんだろと思ってたらソリなんだって、男の独り言。というか撫でながら俺に話しかけてる。ペットに話しかけるタイプだな。
子供の頃に使ってたらしいよ。捨てようと思っては先延ばしにしたり忙しくてそれどころでなくなったりしてたけど、もう捨てるに捨てられなくなってしまったな、と猫家族のねぐらと化したソリを見ながら男が笑ってた。
しかしそんな半野良猫街道まっしぐらな彼らと違って、人間の存在が平気どころかまっしぐらな俺はなんなのだろう。元が人間だから仕方ないのかもしれないけれど。野生は母親のお腹の中に置いてきたのかな。いまやその手が生み出すテクニックの虜である。ああ喉が鳴っちゃう。
「お前だけ、やたらと人懐こいな」
優しく笑いながらしつこくない程度に俺を撫でくり回す男の手を猫パンチで掴んでがじがじ。あっ本能に負けてつい噛んじゃった。甘噛みだから痛くはないだろうけどばっちくない?
笑ってるからセーフそう。じゃあもっと噛んじゃえ。楽しい。がじがじ。
そうそう、一匹だけやたら懐いてるとかいう理由だけでなくて、実は俺の背中辺りに模様があるらしくって、それで兄弟の中に紛れても男には俺の見分けがついているって。
ここにきて初めて知った俺。白猫じゃなくてぶち猫だったらしい。
ママンは真っ白だし顔も知らないパパンの色でも受け継いだかな。顔も知らんけど。がじがじ。
この男の良いとこは撫でテクと人の良さにとどまらず、なんと飯もうまい。
生まれて一ヶ月と数日は過ぎたかな、俺はもうお乳卒業したからご飯もらった。最初は母猫のおこぼれを食べてみて、その後から俺の分も別の皿にちょこっとわけてくれた。
キャットフードじゃなくてわざわざ作ってくれる。残飯とかだろうけど、うまうま。
ちなみにキャットフードでも別に構わないけど、幾ら猫の本能があったってネズミをそのままはのーせんきゅー。や、我慢すればいけるかもだけど。退治はしてもいいよ。まだ追いかけるの全然慣れてないから下手だけど。
だらだらうにゃうにゃ、ぬくぬくねこねこと暮らしていたある日のこと、男が酷く疲れた様子で帰ってきて溜め息を吐いてた。お、二日ぶり。朝帰り。いや昼前くらいかな。何してきたんだ。ナニしてきたのか。んにゃ仕事か。
ここんとこ男は偶に帰ってこない日があって、帰ってくるといつもこんな感じ。でも今日は一段と酷いね。
どうしたのだ。ほらお兄さんに言ってごらんなさい。多分死んだ時の年齢なら君より年上だぞ。
男が玄関を開ける前に近づいて、にゃーにゃーたしたし尻尾を叩いて見上げれば、溜め息姿を俺に見られたことにか苦笑いと共に腕の中に抱えられて撫でられた。うむ、今日もよい安定感。
「ただいま。お前は今日も可愛いな。触れ合ってるだけで疲れもみんな飛んでく気がする」
そうだろうそうだろう。撫でるだけでなくて吸ってもよいぞ。特別だぞ。
「はぁ……人探しを頼まれて毎日部隊を出しているのに全く見つかる気配がない。俺らの仕事は城を守ることであって人を探すことではないと言うに。国の中にいるのはわかっているのに肝心の居場所は感知できぬなどとあの役立たずの魔術師共め……」
んん?
ぶたい? まじゅつし?
人間はまた苦い顔に戻って「猫に言ってもわからないよな」と、遠いとこを眺めながら、話途中に止まってた撫でを再開させる。
むむ、気になって仕方ない感じの単語が聞こえたのに耳をかきかきされるのが気持ちよくて。ああ、そこそこ。
「……お、母親が呼びに来たぞ。ほら、今飯を作ってやるからみんなと食ってこい」
はっ、ご飯ご飯。身をよじればぬるりと大きなその手の中から抜け出して地面に着地。べしゃり。男が若干屈んでくれて高さがなくて助かった。
男がいなくてもご飯はどうにかなってるけど、やはり作ってくれた方が旨いに決まってる。やむを得ず食べてる野性味ある味わいはまだちょっと慣れない。致し方無し。
何処の砂場で遊んできたのかちょっと汚れた兄弟たちに突撃、おう一時間ぶり。
ご飯のことを考えながらうわーいってじゃれついていたから、「異世界の聖者など、よもや嘘じゃあないだろうな」とか言いながら俺たちのご飯を用意する為に家に入っていった男の言葉は、俺の耳に入らなかった。
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