153 / 252
第27話 勇者、横槍を入れる
〜4〜
しおりを挟む
通信機で待ち合わせ場所を確認しつつ、人込みの隙間に体を押し込むように進む。
いつもは人が疎らで子供が道の真ん中で虫を戦わせて遊んでいるくらいなのに、今日は一歩歩くと誰かの背中にぶつかって真っ直ぐ歩けないくらい混み合っていた。
外国語が聞こえて来て、遠くから来た観光客も多いらしい。隣街のオルドグの店が多く出店しているから、自警団の姿もある。多分、ディーバもその辺にいるだろうから後で挨拶しに行こう。
「あ、勇者様!こっちです!」
呼びかけられて姿を探すと、養成校の制服を着たニーアが露店のテントの前で買い物をしていた。何とか人の間を縫ってその店の前まで来ると、俺の腕を引き寄せて店員に注文をする。
「じゃあ一緒なので、2つお願いします」
ニーアが俺の分も注文して、カップに入った飲み物を2つ差し出された。1つを受け取って一口飲んでみると、甘い匂いがするからジュースかと思ったらニーアが買っているだけあってしっかりお酒だ。
「ニーア、実習中に酒呑んでいいのか?」
「時々薄めて売ってる店があるんです。ホーリアの人間はジュースみたいな酒を飲んでるって思われたら恥じゃないですか。これも街を守るためですよ」
「大丈夫だ、いつもと同じで馬鹿みたいに濃い。それよりも、リリーナは見なかった?」
「いいえ、まだ会っていません……っていうか、今、馬鹿って言いました?」
先程、リリーナは買いたい物があると言って俺と一緒に事務所を出て来た。
しかし、街外れの事務所から街の中心部に向かうにつれて徐々に人が増えて、身動きが取れないくらいの人混みに巻き込まれてしまう。それで、リリーナは、気付いたら隣からいなくなっていた。
一緒に回ると約束したわけではないから、好きに買い物をして勝手に帰ったのかもしれない。
しかし、普段引き籠っていてオルドグの街にも行きたくないと言っているようなリリーナが、この雑踏の中をまともに歩けるだろうか。
ニーアも、俺が返したカップの酒をぐびぐびと飲みながら、心配そうに眉を寄せた。
「リリーナさん、大丈夫でしょうか……?ニーアも探しましょうか?」
しかし、リリーナが自分で出て行くと言ったのだから、そんなに心配することもないだろう。
俺がそう答えようとした時、チャイムが街に鳴った。
いつもはニュースや音楽を流している市内放送は、祭りの最中は緊急連絡用に使われている。
『お呼び出しをいたします。ホーリアにお住まいの勇者様』
「勇者様、呼ばれてますよ」
ニーアに言われて俺は仕方なく頷いた。ホーリアにお住まいの勇者様は、多分俺以外にはいない。
『お連れのリリーナちゃんがお待ちです。噴水広場のテントまでお越しください』
「……ちょっと、引き取って来る」
「そうですね。お任せします」
俺はニーアと別れて、噴水広場に向かった。
広場に設置された本部テントの一角は、親とはぐれた子供のための迷子センターになっている。
小遣い稼ぎに働いているホーリアの子たちが、泣き喚く迷子たちを抱き上げて宥めたり、一緒にお菓子を食べたり、引き取り手が現れるまで相手にしていた。
ニーアの弟のユーリも迷子係の腕章を付けて、テントの奥まった所に置かれた椅子にちょこんと座ったリリーナを慰めていた。
「大丈夫だって。勇者がすぐに迎えに来てくれるよ」
「……うん」
「泣かないで待てて偉いから、お菓子あげるね」
「……ありがと」
泣きはらした目をしたリリーナは、ユーリから受け取ったクッキーを握り締めて未だしゃっくり上げている。
この様子だと、リリーナは1人で買い物をするつもりで俺と別行動をしたが、人の多さにビビッて動けなくなり、泣き出してパニックになって移動魔法で帰ることもできずに迷子センターのお世話になっているらしい。
リリーナは市内在住なんだから、自力で帰ってくれと言いたいところだ。
しかし、リリーナにもプライドがある。年下に慰められて市内放送で名前が呼ばれて。ここで責めたら流石に可哀想だから俺が折れてやることにした。
「リリーナ、はぐれて悪かった。呼んでくれて助かったよ」
俺がそう声をかけると、リリーナは椅子から立ち上がって黙ったまま俺の背中にしがみ付いた。随分落ち込んでいる様子で、いつもの悪態を吐く元気もないらしい。
「良かったね、おねーちゃん。12柱の加護があるように。お祭り楽しんでね」
お決まりの挨拶を言って、ユーリは次の迷子の相手に向かった。いつも勉強をサボって窓から逃げ出して行く奴と同一人物だとは思えないくらいしっかりしている。ユーリは靴職人を継ぐ予定らしいが、もしかしたら教師とかの方が向いているのかもしれない。
「リリーナ、何か買いたいものがあるんだろう?」
迷子センターを出て俺が尋ねると、リリーナはテントの横にあった市内地図の一ヵ所を指差した。ここからすぐ近くの、7thストリートのテントの1つだ。
背中にしがみ付いたリリーナが離れないように慎重に歩きながら向かうと、7thストリートは子供向けの店が並んでいて、ちょろちょろとガキが騒いでいて邪魔だったが他の通りに比べると前を向いて歩けるくらいは空いていた。
リリーナの目的の露店商も、子供が使うような化粧品やアクセサリーの店だった。オルドグやホーリアで売っているような高級品ではなく、子供向けのキラキラ光っているだけの安価なものだ。
店に群がっている子供たちも殆どが女の子で、俺は不審に思われないよう上司の娘にお土産を買うという架空のストーリーを脳内で作り上げた。
「あ、これ」
リリーナがテントに並べられた光る物体群の中から、白い小瓶を指差す。俺は前に押し出されて、メインターゲットの女児たちに詫びながらそれを取って店員に差し出した。
「はい、お2人?カップル割引ね」
店員が言った言葉を聞き返す前に、割引が適用された金額をリリーナが払って小瓶を俺から受け取った。
どうやら、2人組で買い物をすると勝手にカップルだと認識されて割引が適用されるようだ。無遠慮で大雑把な感じが恋人のイベントらしい。
しかし、いつも高級志向なリリーナが子供っぽい店で何を買ったんだろうと見ていると、店の雑踏から少し離れて避難したリリーナが瓶の蓋を開けた。
小瓶の中からは、甘ったるい白苺の匂いが漂って来る。どうやら子供向けの香水らしい。
どこかで一度嗅いだことがある匂いだと記憶を辿ると、リコリスが同じ匂いをさせていた。
「お姉ちゃんが使ってるのと、同じ」
人混みに疲れて弱っているリリーナは、まだ涙が滲んだ瞳でようやく笑顔を見せた。リリーナがお姉ちゃんと呼ぶのは、2番目のリュリスのことだ。
「リュリスのこと、好きなんだな」
俺が言うと、まだ元気が無いリリーナは黙ったまま頷いて、小瓶を大切そうに握り締めた。リュリスの事を詳しく聞くチャンスだと思ったが、リリーナにはまだ気力が戻っていない。
今は諦めて別の機会にしようと黙ってリリーナを連れて歩いていると、通りの人混みが突然丸く空いていた。
その真ん中では、石畳の地面に男性が片膝を付いている。右肩には、ウェスペル王国の刻印が付いていた。ヴィルドルクから遥か東にある、大金持ちの小国だ。
「燃えるような赤毛の君。美しい新緑の瞳で我が国の栄光の歴史を共に見つめ続けてほしい」
聞こえて来る言葉も、ウェスペル王国の公用語で間違いない。流れるような綺麗な発音は、恐らく相当位が高い人間の証だ。
そして、その膝をついた男の前に立っていて手を握られているのは、ぽかんとした顔のニーアだった。
「是非、私の右の座に、この麗しい指先を添えてくれないか」
そう言って、男はニーアの手の甲にキスをした。
ひゅーひゅーっと周囲の観客が無責任な歓声を上げると、ニーアははっとして「いえ、違います」と観客たちに冷静に応じた。
「ねぇ、何て言ってる?」
リリーナはウェスペル王国の言葉が聞き取れずに、俺の背中を突いて尋ねてくる。
俺はあの男の言葉を訳そうとしたが、とてもじゃないけれど素面では言えなくて口を閉じた。
いつもは人が疎らで子供が道の真ん中で虫を戦わせて遊んでいるくらいなのに、今日は一歩歩くと誰かの背中にぶつかって真っ直ぐ歩けないくらい混み合っていた。
外国語が聞こえて来て、遠くから来た観光客も多いらしい。隣街のオルドグの店が多く出店しているから、自警団の姿もある。多分、ディーバもその辺にいるだろうから後で挨拶しに行こう。
「あ、勇者様!こっちです!」
呼びかけられて姿を探すと、養成校の制服を着たニーアが露店のテントの前で買い物をしていた。何とか人の間を縫ってその店の前まで来ると、俺の腕を引き寄せて店員に注文をする。
「じゃあ一緒なので、2つお願いします」
ニーアが俺の分も注文して、カップに入った飲み物を2つ差し出された。1つを受け取って一口飲んでみると、甘い匂いがするからジュースかと思ったらニーアが買っているだけあってしっかりお酒だ。
「ニーア、実習中に酒呑んでいいのか?」
「時々薄めて売ってる店があるんです。ホーリアの人間はジュースみたいな酒を飲んでるって思われたら恥じゃないですか。これも街を守るためですよ」
「大丈夫だ、いつもと同じで馬鹿みたいに濃い。それよりも、リリーナは見なかった?」
「いいえ、まだ会っていません……っていうか、今、馬鹿って言いました?」
先程、リリーナは買いたい物があると言って俺と一緒に事務所を出て来た。
しかし、街外れの事務所から街の中心部に向かうにつれて徐々に人が増えて、身動きが取れないくらいの人混みに巻き込まれてしまう。それで、リリーナは、気付いたら隣からいなくなっていた。
一緒に回ると約束したわけではないから、好きに買い物をして勝手に帰ったのかもしれない。
しかし、普段引き籠っていてオルドグの街にも行きたくないと言っているようなリリーナが、この雑踏の中をまともに歩けるだろうか。
ニーアも、俺が返したカップの酒をぐびぐびと飲みながら、心配そうに眉を寄せた。
「リリーナさん、大丈夫でしょうか……?ニーアも探しましょうか?」
しかし、リリーナが自分で出て行くと言ったのだから、そんなに心配することもないだろう。
俺がそう答えようとした時、チャイムが街に鳴った。
いつもはニュースや音楽を流している市内放送は、祭りの最中は緊急連絡用に使われている。
『お呼び出しをいたします。ホーリアにお住まいの勇者様』
「勇者様、呼ばれてますよ」
ニーアに言われて俺は仕方なく頷いた。ホーリアにお住まいの勇者様は、多分俺以外にはいない。
『お連れのリリーナちゃんがお待ちです。噴水広場のテントまでお越しください』
「……ちょっと、引き取って来る」
「そうですね。お任せします」
俺はニーアと別れて、噴水広場に向かった。
広場に設置された本部テントの一角は、親とはぐれた子供のための迷子センターになっている。
小遣い稼ぎに働いているホーリアの子たちが、泣き喚く迷子たちを抱き上げて宥めたり、一緒にお菓子を食べたり、引き取り手が現れるまで相手にしていた。
ニーアの弟のユーリも迷子係の腕章を付けて、テントの奥まった所に置かれた椅子にちょこんと座ったリリーナを慰めていた。
「大丈夫だって。勇者がすぐに迎えに来てくれるよ」
「……うん」
「泣かないで待てて偉いから、お菓子あげるね」
「……ありがと」
泣きはらした目をしたリリーナは、ユーリから受け取ったクッキーを握り締めて未だしゃっくり上げている。
この様子だと、リリーナは1人で買い物をするつもりで俺と別行動をしたが、人の多さにビビッて動けなくなり、泣き出してパニックになって移動魔法で帰ることもできずに迷子センターのお世話になっているらしい。
リリーナは市内在住なんだから、自力で帰ってくれと言いたいところだ。
しかし、リリーナにもプライドがある。年下に慰められて市内放送で名前が呼ばれて。ここで責めたら流石に可哀想だから俺が折れてやることにした。
「リリーナ、はぐれて悪かった。呼んでくれて助かったよ」
俺がそう声をかけると、リリーナは椅子から立ち上がって黙ったまま俺の背中にしがみ付いた。随分落ち込んでいる様子で、いつもの悪態を吐く元気もないらしい。
「良かったね、おねーちゃん。12柱の加護があるように。お祭り楽しんでね」
お決まりの挨拶を言って、ユーリは次の迷子の相手に向かった。いつも勉強をサボって窓から逃げ出して行く奴と同一人物だとは思えないくらいしっかりしている。ユーリは靴職人を継ぐ予定らしいが、もしかしたら教師とかの方が向いているのかもしれない。
「リリーナ、何か買いたいものがあるんだろう?」
迷子センターを出て俺が尋ねると、リリーナはテントの横にあった市内地図の一ヵ所を指差した。ここからすぐ近くの、7thストリートのテントの1つだ。
背中にしがみ付いたリリーナが離れないように慎重に歩きながら向かうと、7thストリートは子供向けの店が並んでいて、ちょろちょろとガキが騒いでいて邪魔だったが他の通りに比べると前を向いて歩けるくらいは空いていた。
リリーナの目的の露店商も、子供が使うような化粧品やアクセサリーの店だった。オルドグやホーリアで売っているような高級品ではなく、子供向けのキラキラ光っているだけの安価なものだ。
店に群がっている子供たちも殆どが女の子で、俺は不審に思われないよう上司の娘にお土産を買うという架空のストーリーを脳内で作り上げた。
「あ、これ」
リリーナがテントに並べられた光る物体群の中から、白い小瓶を指差す。俺は前に押し出されて、メインターゲットの女児たちに詫びながらそれを取って店員に差し出した。
「はい、お2人?カップル割引ね」
店員が言った言葉を聞き返す前に、割引が適用された金額をリリーナが払って小瓶を俺から受け取った。
どうやら、2人組で買い物をすると勝手にカップルだと認識されて割引が適用されるようだ。無遠慮で大雑把な感じが恋人のイベントらしい。
しかし、いつも高級志向なリリーナが子供っぽい店で何を買ったんだろうと見ていると、店の雑踏から少し離れて避難したリリーナが瓶の蓋を開けた。
小瓶の中からは、甘ったるい白苺の匂いが漂って来る。どうやら子供向けの香水らしい。
どこかで一度嗅いだことがある匂いだと記憶を辿ると、リコリスが同じ匂いをさせていた。
「お姉ちゃんが使ってるのと、同じ」
人混みに疲れて弱っているリリーナは、まだ涙が滲んだ瞳でようやく笑顔を見せた。リリーナがお姉ちゃんと呼ぶのは、2番目のリュリスのことだ。
「リュリスのこと、好きなんだな」
俺が言うと、まだ元気が無いリリーナは黙ったまま頷いて、小瓶を大切そうに握り締めた。リュリスの事を詳しく聞くチャンスだと思ったが、リリーナにはまだ気力が戻っていない。
今は諦めて別の機会にしようと黙ってリリーナを連れて歩いていると、通りの人混みが突然丸く空いていた。
その真ん中では、石畳の地面に男性が片膝を付いている。右肩には、ウェスペル王国の刻印が付いていた。ヴィルドルクから遥か東にある、大金持ちの小国だ。
「燃えるような赤毛の君。美しい新緑の瞳で我が国の栄光の歴史を共に見つめ続けてほしい」
聞こえて来る言葉も、ウェスペル王国の公用語で間違いない。流れるような綺麗な発音は、恐らく相当位が高い人間の証だ。
そして、その膝をついた男の前に立っていて手を握られているのは、ぽかんとした顔のニーアだった。
「是非、私の右の座に、この麗しい指先を添えてくれないか」
そう言って、男はニーアの手の甲にキスをした。
ひゅーひゅーっと周囲の観客が無責任な歓声を上げると、ニーアははっとして「いえ、違います」と観客たちに冷静に応じた。
「ねぇ、何て言ってる?」
リリーナはウェスペル王国の言葉が聞き取れずに、俺の背中を突いて尋ねてくる。
俺はあの男の言葉を訳そうとしたが、とてもじゃないけれど素面では言えなくて口を閉じた。
0
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
逆ハーレムエンド? 現実を見て下さいませ
朝霞 花純@電子書籍化決定
恋愛
エリザベート・ラガルド公爵令嬢は溜息を吐く。
理由はとある男爵令嬢による逆ハーレム。
逆ハーレムのメンバーは彼女の婚約者のアレックス王太子殿下とその側近一同だ。
エリザベートは男爵令嬢に注意する為に逆ハーレムの元へ向かう。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる