143 / 244
第25話 勇者、国際社会に対応する
〜6〜
しおりを挟む
裏庭に呼び出したシスターは、俺の背後に積み重なった木箱を見て大きな溜息を吐いた。
「頼んだけど、どこも拒否されたんだ」
暗いシスターの表情に、流石に後ろめたくなってつい言い訳がましい事を言ってしまった。
少し前にこの教会に孤児を沢山連れて来たばかりだ。その時はシスターは長いこと天井を見上げて雨漏りを探していたが、今回は静かだ。
「あの子たちに見つからないうちに帰りな。ようやく落ち着いたんだから」
「防腐処理はしてある。10日程度なら保つはずだ」
シスター木箱を撫でて、小さく祈りの言葉を呟いた。そういう態度をされるくらいなら、金をせびられて、雨漏りの修理をさせられる方がまだマシだった。
「生きてる人間が一番なんだよ」
引き受けてもらったことだしさっさと立ち去ろうとしていたが、シスターには相応しくない言葉が聞こえて足を止めた。
「死んだ子のためにあんたが嫌な思いをすることないんだから」
俺はシスターに何か言い返そうとしたが、何も思い浮かばず、黙ったまま裏庭から離れた。
+++++
ヴェスト・トロンベの事件を生活安全課に引き継いだ後、子供の死体は市役所に引き取られて燃えるゴミとして焼却処分になるところだった。
それを拒否して死体を引き取った俺が、途方に暮れたのは確かだ。
どこに頼んでも、退魔の子は埋葬したくないと、勇者の権力を見せる前に門前払いされてしまった。
退魔の子でも、死後は魔法を掛けられるただの物体になる。それでも他の墓の持ち主が嫌がるから無理だなんて、民間信仰はかなり根深い。
俺は死体なんてどうでもいいし、それほど信仰心も無いからどこに埋めてもいいと思う。最悪、市がやろうとしていたように焼却処分でもいい。
しかし、コルダは全部見てしまった。
もしも、コルダにあの子達はどうなったと尋ねられた時、コルダは賢い子だから万に一つもないだろうが、そう尋ねられた時に、生き延びた子は元気に暮らしていて死んだ子は丁重に弔った、と俺がコルダに正直に言いたいだけだ。
俺がもっと嘘を吐くのが上手だったら、こんな面倒な事をしなくて済んだのに。
そして、今日の俺は他にも用事がある。
シスターにはさっさと帰れと言われたが、俺は孤児院の子供の遊び場になっている教会の広場に向かった。
ぎゃあぎゃあ騒いで遊んでいる子供たちから少し離れたところにいる見つけて、広場の外からそっと呼びかける。
アインは、あの時に生き残った子の中で一番年長で一番元気だった子供だ。まだ寝込んでいる子もいるのに心身ともにすっかり元気になっていて、俺に気付くと瞳を輝かせて駆け寄って来た。
俺はアインに会う度にお菓子や玩具をあげているから良く懐いている。単純なガキは扱いやすくて助かる。
しゃがんで待っていると、いつものように首に抱き着いて来た。孤児院に来てから入れた黒い鍵の紋様は、既に腫れも引いてアインの頬に刻まれている。
「……おじさん……今日は、何、くれるの……?」
アインの声はびゅうびゅうと掠れていて、ようやく聞き取れる程度の大きさだが、これでもアインは全力で叫んでいる。
退魔の子が喉を潰されてしまうのはよくある事だ。乳幼児の時に、泣き声を魔法で消せなくてうるさいからというのが主な理由らしい。
「お兄さんからのプレゼントだ」
俺はアインの首にポシェットを掛けて、顔に熊の形をしたマスクを付けた。
クラウィスが今付けている発声器と同じ物で、リコリスに作り方を教えてもらって俺が自力で作った改良バージョンは、少し声の聞き取る精度が甘いがアインの声量なら充分拾えるはずだ。
アインは口元を抑えて不思議そうにしていたが、自分の呟いた声が耳に届いたのに気付いて目を丸くした。
『おー!!!しゃべれるー!!!』
「大きな声を出さなくても聞こえてる。他の子の分は今度送るから、交換で使うんだ」
『あー!!おじさん!!ありがとう!!』
「それで、お兄さんはアインに聞きたい事があるんだ」
周囲にシスターがいない事を確認して、アインの耳に口を寄せた。
まだ傷が癒えていない子供に、事件を思い出させるような事を尋ねるのは気が引ける。しかし、アインを懐かせたのはこれを聞くためだ。
「アインたちを酷い目に遭わせたやつらの中に、子供はいたか?」
『こども?』
こんな子供、と変身して見せようかと一瞬考えて、すぐに止めた。こんな事であんなに可愛い姿を使いたくない。
俺よりも年下でアインよりも年上の子、と説明するとアインは少し考えてすぐに首を横に振る。
『おじさんよりも年上の人ばっかりだったよ』
「そうか。お兄さんよりも年上の人ばっかりだったのか」
人身売買を行っていたのは逃亡中のフロアマネージャーだろうが、あれだけの人数の子供を死なないように管理するためにホテルの中に協力者がいたはずだ。
そして、市内で商売をしていたなら、客を探して契約を結ぶために市内に詳しい、犯人にも客にも信用される人間が必要だったはず。
幼いアインの証言が正確だとは思えないが、俺は取りあえずそれを信じることにした。
『あいつら、つかまえるの?』
「そう。お兄さんは勇者だから」
『かっこいー!!』
話は終わり、とアインの肩を掴んで子供の集団の方に向かせた。
俺はこの世界の子供の遊びは知らないが、多分有り余った体力で走り回る単純な遊びで、新入りのアインでも一緒に出来るはずだ。
「入れてって自分で言えるな?」
『うん!!』
「息が苦しくなったら、マスクは外すんだ」
『うん!!』
広場に駆けて行ったアインが上手く仲間に入ったのを見届けてから、俺は教会に戻った。
教会の受付になっている小部屋の本棚に、孤児院に入った子供の情報がまとめられたノートがある。
シスターに見つからないうちに済ませようと、ノートを引っ張り出してページを捲った。アインたちはこの施設に入る直前に名前を付けたが孤児院に入って来た時は名前が無い子もいるし、孤児院を出た後で違う名前を名乗る子もいる。
しかし、クラウィスの名前はすぐに見つかった。3年前、育てられなくなったと街の外の大人が連れて来た、と書かれている。その時に既に名前が付いていたらしい。
3年前とは、思っていたよりも最近だ。日付は、俺が養成校に入学した少し後。
「……まさか」
一瞬頭を掠めた嫌な想像を振り払って、俺はノートを本棚に戻した。
「頼んだけど、どこも拒否されたんだ」
暗いシスターの表情に、流石に後ろめたくなってつい言い訳がましい事を言ってしまった。
少し前にこの教会に孤児を沢山連れて来たばかりだ。その時はシスターは長いこと天井を見上げて雨漏りを探していたが、今回は静かだ。
「あの子たちに見つからないうちに帰りな。ようやく落ち着いたんだから」
「防腐処理はしてある。10日程度なら保つはずだ」
シスター木箱を撫でて、小さく祈りの言葉を呟いた。そういう態度をされるくらいなら、金をせびられて、雨漏りの修理をさせられる方がまだマシだった。
「生きてる人間が一番なんだよ」
引き受けてもらったことだしさっさと立ち去ろうとしていたが、シスターには相応しくない言葉が聞こえて足を止めた。
「死んだ子のためにあんたが嫌な思いをすることないんだから」
俺はシスターに何か言い返そうとしたが、何も思い浮かばず、黙ったまま裏庭から離れた。
+++++
ヴェスト・トロンベの事件を生活安全課に引き継いだ後、子供の死体は市役所に引き取られて燃えるゴミとして焼却処分になるところだった。
それを拒否して死体を引き取った俺が、途方に暮れたのは確かだ。
どこに頼んでも、退魔の子は埋葬したくないと、勇者の権力を見せる前に門前払いされてしまった。
退魔の子でも、死後は魔法を掛けられるただの物体になる。それでも他の墓の持ち主が嫌がるから無理だなんて、民間信仰はかなり根深い。
俺は死体なんてどうでもいいし、それほど信仰心も無いからどこに埋めてもいいと思う。最悪、市がやろうとしていたように焼却処分でもいい。
しかし、コルダは全部見てしまった。
もしも、コルダにあの子達はどうなったと尋ねられた時、コルダは賢い子だから万に一つもないだろうが、そう尋ねられた時に、生き延びた子は元気に暮らしていて死んだ子は丁重に弔った、と俺がコルダに正直に言いたいだけだ。
俺がもっと嘘を吐くのが上手だったら、こんな面倒な事をしなくて済んだのに。
そして、今日の俺は他にも用事がある。
シスターにはさっさと帰れと言われたが、俺は孤児院の子供の遊び場になっている教会の広場に向かった。
ぎゃあぎゃあ騒いで遊んでいる子供たちから少し離れたところにいる見つけて、広場の外からそっと呼びかける。
アインは、あの時に生き残った子の中で一番年長で一番元気だった子供だ。まだ寝込んでいる子もいるのに心身ともにすっかり元気になっていて、俺に気付くと瞳を輝かせて駆け寄って来た。
俺はアインに会う度にお菓子や玩具をあげているから良く懐いている。単純なガキは扱いやすくて助かる。
しゃがんで待っていると、いつものように首に抱き着いて来た。孤児院に来てから入れた黒い鍵の紋様は、既に腫れも引いてアインの頬に刻まれている。
「……おじさん……今日は、何、くれるの……?」
アインの声はびゅうびゅうと掠れていて、ようやく聞き取れる程度の大きさだが、これでもアインは全力で叫んでいる。
退魔の子が喉を潰されてしまうのはよくある事だ。乳幼児の時に、泣き声を魔法で消せなくてうるさいからというのが主な理由らしい。
「お兄さんからのプレゼントだ」
俺はアインの首にポシェットを掛けて、顔に熊の形をしたマスクを付けた。
クラウィスが今付けている発声器と同じ物で、リコリスに作り方を教えてもらって俺が自力で作った改良バージョンは、少し声の聞き取る精度が甘いがアインの声量なら充分拾えるはずだ。
アインは口元を抑えて不思議そうにしていたが、自分の呟いた声が耳に届いたのに気付いて目を丸くした。
『おー!!!しゃべれるー!!!』
「大きな声を出さなくても聞こえてる。他の子の分は今度送るから、交換で使うんだ」
『あー!!おじさん!!ありがとう!!』
「それで、お兄さんはアインに聞きたい事があるんだ」
周囲にシスターがいない事を確認して、アインの耳に口を寄せた。
まだ傷が癒えていない子供に、事件を思い出させるような事を尋ねるのは気が引ける。しかし、アインを懐かせたのはこれを聞くためだ。
「アインたちを酷い目に遭わせたやつらの中に、子供はいたか?」
『こども?』
こんな子供、と変身して見せようかと一瞬考えて、すぐに止めた。こんな事であんなに可愛い姿を使いたくない。
俺よりも年下でアインよりも年上の子、と説明するとアインは少し考えてすぐに首を横に振る。
『おじさんよりも年上の人ばっかりだったよ』
「そうか。お兄さんよりも年上の人ばっかりだったのか」
人身売買を行っていたのは逃亡中のフロアマネージャーだろうが、あれだけの人数の子供を死なないように管理するためにホテルの中に協力者がいたはずだ。
そして、市内で商売をしていたなら、客を探して契約を結ぶために市内に詳しい、犯人にも客にも信用される人間が必要だったはず。
幼いアインの証言が正確だとは思えないが、俺は取りあえずそれを信じることにした。
『あいつら、つかまえるの?』
「そう。お兄さんは勇者だから」
『かっこいー!!』
話は終わり、とアインの肩を掴んで子供の集団の方に向かせた。
俺はこの世界の子供の遊びは知らないが、多分有り余った体力で走り回る単純な遊びで、新入りのアインでも一緒に出来るはずだ。
「入れてって自分で言えるな?」
『うん!!』
「息が苦しくなったら、マスクは外すんだ」
『うん!!』
広場に駆けて行ったアインが上手く仲間に入ったのを見届けてから、俺は教会に戻った。
教会の受付になっている小部屋の本棚に、孤児院に入った子供の情報がまとめられたノートがある。
シスターに見つからないうちに済ませようと、ノートを引っ張り出してページを捲った。アインたちはこの施設に入る直前に名前を付けたが孤児院に入って来た時は名前が無い子もいるし、孤児院を出た後で違う名前を名乗る子もいる。
しかし、クラウィスの名前はすぐに見つかった。3年前、育てられなくなったと街の外の大人が連れて来た、と書かれている。その時に既に名前が付いていたらしい。
3年前とは、思っていたよりも最近だ。日付は、俺が養成校に入学した少し後。
「……まさか」
一瞬頭を掠めた嫌な想像を振り払って、俺はノートを本棚に戻した。
0
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
捨てられ従魔とゆる暮らし
KUZUME
ファンタジー
旧題:捨てられ従魔の保護施設!
冒険者として、運送業者として、日々の生活に職業として溶け込む従魔術師。
けれど、世間では様々な理由で飼育しきれなくなった従魔を身勝手に放置していく問題に悩まされていた。
そんな時、従魔術師達の間である噂が流れる。
クリノリン王国、南の田舎地方──の、ルルビ村の東の外れ。
一風変わった造りの家には、とある変わった従魔術師が酔狂にも捨てられた従魔を引き取って暮らしているという。
─魔物を飼うなら最後まで責任持て!
─正しい知識と計画性!
─うちは、便利屋じゃなぁぁぁい!
今日もルルビ村の東の外れの家では、とある従魔術師の叫びと多種多様な魔物達の鳴き声がぎゃあぎゃあと元気良く響き渡る。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
家族内ランクE~とある乙女ゲー悪役令嬢、市民堕ちで逃亡します~
りう
ファンタジー
「国王から、正式に婚約を破棄する旨の連絡を受けた。
ユーフェミア、お前には二つの選択肢がある。
我が領地の中で、人の通わぬ屋敷にて静かに余生を送るか、我が一族と縁を切り、平民の身に堕ちるか。
――どちらにしろ、恥を晒して生き続けることには変わりないが」
乙女ゲーの悪役令嬢に転生したユーフェミア。
「はい、では平民になります」
虐待に気づかない最低ランクに格付けの家族から、逃げ出します。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる