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第23話 勇者、盗人を成敗する
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瓦礫と化した店に近付くと、周囲の人たちは何が起ったのか分からずに呆然としている。
呑み屋らしき店は跡形もなく吹き飛んでいるが、大怪我をしている人はいないようで一先ず安心した。
瓦礫の中からペルラの時計とウラガノの財布の気配もするし、俺のマントもあったということは、窃盗集団が戦利品を山分けしていたのだろう。
「あ、あんたのマント着てる!」
ガラガラと瓦礫を掻き分けながら店から脱出している男をペルラが指差した。男は同じマントを着ている俺を見ると、背を向けて一目散に逃げ出して行く。
俺が追いかける前に、男の走って行く先に黒猫が屋根から飛び降りて道の真ん中に音も無く着地した。
そのまま蹴飛ばされてしまうのかと思ったが、黒猫の体が大きく膨らんで人の形になる。
腰まである黒髪が揺れて、細身の女性に変わったと思ったら、全身を鱗のように鋼鉄の鎧が覆う。
そして鎧で丸太のような太さになった腕で、男の首を殴り付けて、男の体が180度回転して地面に頭から叩き付けられる。
ラリアットの語源は張られた縄と言われており、プロレスでは主に重量級の選手が使う。打撃の派手さが目立つが、後ろに倒れた際の背中から後頭部にかけてのダメージが大きい。
つまり、頭脳派を気取っている魔術師が使うにはフィジカルに偏り過ぎた技だ。
「あいつ、さてはエセ魔術師だな」
「失敬な。私はリコリス様と同窓だ」
溶けるように黒猫の姿に戻ったアーテルは、俺が呟いたのを聞き付けて一跳びで肩の上に乗って来る。
「ヤツの他の仲間はどうした?」
「通信機の履歴を調べて、全員動けなくしてある」
「そうか、全くの無能というわけではないらしいな」
黒猫は猫の顔で小馬鹿にしたように微笑んで、俺の影に飛び込んで姿を消した。
「あー!ダサダサチェーンの財布あったよぅ!ペルラの時計も!」
「勇者様ー、こいつ、犯人なんすか?」
ミミ-が瓦礫を果敢に掘っていて、ウラガノが地面にひっくり返っていたマントを着た男を縛り上げている。
犯人かどうか不確定な状態で人を縛り上げるなんて、流石元生活安全課職員だ。
「このマントは、ゼロ番街から盗んだものですか?」
「えぇ……誠に申し訳ない。つい、魔が刺して……」
ニーアに問われて男は頭を抑えながら一応は反省したような顔をしていて、縛られたまま何とかマントを脱いでライセンスと一緒に俺に差し出してくる。
返してくれれば何でもいいと爆発の衝撃で埃だらけになったマントを受け取ろうとしたが、ニーアが「ちょっと待ってください」と横からそれを奪い取った。
後で好きなだけ見せてやるから少し待てと言おうとしたが、ニーアはライセンスを掲げて日に透かして目を細める。
「透かしの模様が違います。偽物ですね」
「透かし?」
「ほら、ここです」
ニーアに差し出されて、俺はニーアの横に並んでライセンス証を透かして見た。
透明な金属で作られているライセンスの縁が斜めにカットされていて、厚みのコンマ数ミリの部分に数字と模様が描かれている。
そんなところにそんなものが描かれているなんて、今初めて知った。
「一般市民は騙せても、勇者の目は欺けませんよ。ね、勇者様」
「ああ、そうだな」
俺の乾いた返事を聞いて、ペルラとミミ-も何かを察して静かに頷いていた。
俺は昼寝の時もマントを着ているし、風呂に入る時くらいしかマントを脱がない。
そこに入れたままにしていたライセンスを、ニーアは一体何時確認したのだろう。
俺が魔術で動けなくした盗賊団の仲間は、爆発した店の周囲に転がっていた。
ライセンスの偽造をして全然反省していない事がわかったので全員捕まえていいと伝えると、ウラガノは慣れた手付きで次々に縛り上げている。
前の課でも一応ちゃんと仕事していたのかと眺めていると、揃いのワイン色のジャケットを着た集団が来た。
一番体格の良い男の胸には団長の徽章が付いていて、ニーアの前でビシリと敬礼をする。
「ホーリア様、遅くなりまして申し訳ございません」
団長は俺が見上げるくらいの高身長で、ジャケットの上からでもわかるくらい逞しい筋肉が盛り上がっていた。
ニーアが好きそうな体型だなと思って隣を見ると、ニーアは鑑定士のような眼光で団長の上腕二頭筋の辺りを見つめていた。今日のニーアは絶好調だ。
「ホーリアに娘を引き取りに向かっていたところでしたので」
「娘?」
「ディーバさんなら大丈夫ですよ。調書だけ取っているはずです」
「どうも血の気が多い娘で、ホーリア様には大変申し訳ない」
「あ、ホーリアの勇者はこっちです」
ニーアは普通に話していたが、俺は動揺を顔に出さないように必死だった。
ディーバは女の子だったのか。
捕まえる時に暴れるから雑な持ち方をしてしまったが、変な所を持っていなかっただろうか。ニーアも気付いていたなら、もっと早く教えてくれればいいのに。
さっきだって面倒なことになると思ってあえて黙っていたが、アーテルも女性だったことに気付いて内心焦っていた。
猫の姿をしていた時に、ひっくり返して揉みしだいてしまったけれど大丈夫だろうか。べたべた触ってしまってマズかったかもしれない。騒がれたら多分大問題になる。
「彼等は、オルトー連合国の商人たちのようです。商人の短期滞在を良い事に犯罪を繰り返していたのでしょう」
「犯人たちは国に引き渡すんですか?」
「いいえ、オルドグは特例で国内法で裁くように締結しています。しかし、あの爆発は突然どうしたんでしょうか。魔術の気配が僅かに残っているようですが……」
団長が跡形も無く破壊された店を見てそう言って、俺は黒猫の姿を探した。
店を一つ破壊しておきながら、マントは見つかったから自分の仕事はもう終わりとさっさと消えている。
「私が直そう」
俺は団長の前に立って破壊された店の前に立った。しかし、団長が俺を下がらせる。
「いえ、これ以上ホーリア様のお手を煩わせるわけには」
「この程度なら造作ない。気にするな」
「しかし、原因も気になりますのでこちらで修理致します」
「いや、せっかくだし、あれだから」
オルドグは俺の担当では無いし、俺の魔術でぶっ壊したわけではないけれど、あの黒猫は平気で俺のせいにしそうだ。
そんな事が養成校に知られたら始末書レベルだし、ついでに俺がマントとライセンス証を失くした事がバレてしまう。
「勇者様、マントが返って来てよかったですね。2枚あれば普通にお洗濯しても着回しできるじゃないですか」
俺が店を魔術で治しているのを眺めながらニーアが言った。
だから、そこまで俺のマントは汚れていないし、毎日洗濯をする必要はない。
しかし、言われ過ぎて自信が無くなって来たから、俺は店の修理に集中しているふりをして黙っていた。
呑み屋らしき店は跡形もなく吹き飛んでいるが、大怪我をしている人はいないようで一先ず安心した。
瓦礫の中からペルラの時計とウラガノの財布の気配もするし、俺のマントもあったということは、窃盗集団が戦利品を山分けしていたのだろう。
「あ、あんたのマント着てる!」
ガラガラと瓦礫を掻き分けながら店から脱出している男をペルラが指差した。男は同じマントを着ている俺を見ると、背を向けて一目散に逃げ出して行く。
俺が追いかける前に、男の走って行く先に黒猫が屋根から飛び降りて道の真ん中に音も無く着地した。
そのまま蹴飛ばされてしまうのかと思ったが、黒猫の体が大きく膨らんで人の形になる。
腰まである黒髪が揺れて、細身の女性に変わったと思ったら、全身を鱗のように鋼鉄の鎧が覆う。
そして鎧で丸太のような太さになった腕で、男の首を殴り付けて、男の体が180度回転して地面に頭から叩き付けられる。
ラリアットの語源は張られた縄と言われており、プロレスでは主に重量級の選手が使う。打撃の派手さが目立つが、後ろに倒れた際の背中から後頭部にかけてのダメージが大きい。
つまり、頭脳派を気取っている魔術師が使うにはフィジカルに偏り過ぎた技だ。
「あいつ、さてはエセ魔術師だな」
「失敬な。私はリコリス様と同窓だ」
溶けるように黒猫の姿に戻ったアーテルは、俺が呟いたのを聞き付けて一跳びで肩の上に乗って来る。
「ヤツの他の仲間はどうした?」
「通信機の履歴を調べて、全員動けなくしてある」
「そうか、全くの無能というわけではないらしいな」
黒猫は猫の顔で小馬鹿にしたように微笑んで、俺の影に飛び込んで姿を消した。
「あー!ダサダサチェーンの財布あったよぅ!ペルラの時計も!」
「勇者様ー、こいつ、犯人なんすか?」
ミミ-が瓦礫を果敢に掘っていて、ウラガノが地面にひっくり返っていたマントを着た男を縛り上げている。
犯人かどうか不確定な状態で人を縛り上げるなんて、流石元生活安全課職員だ。
「このマントは、ゼロ番街から盗んだものですか?」
「えぇ……誠に申し訳ない。つい、魔が刺して……」
ニーアに問われて男は頭を抑えながら一応は反省したような顔をしていて、縛られたまま何とかマントを脱いでライセンスと一緒に俺に差し出してくる。
返してくれれば何でもいいと爆発の衝撃で埃だらけになったマントを受け取ろうとしたが、ニーアが「ちょっと待ってください」と横からそれを奪い取った。
後で好きなだけ見せてやるから少し待てと言おうとしたが、ニーアはライセンスを掲げて日に透かして目を細める。
「透かしの模様が違います。偽物ですね」
「透かし?」
「ほら、ここです」
ニーアに差し出されて、俺はニーアの横に並んでライセンス証を透かして見た。
透明な金属で作られているライセンスの縁が斜めにカットされていて、厚みのコンマ数ミリの部分に数字と模様が描かれている。
そんなところにそんなものが描かれているなんて、今初めて知った。
「一般市民は騙せても、勇者の目は欺けませんよ。ね、勇者様」
「ああ、そうだな」
俺の乾いた返事を聞いて、ペルラとミミ-も何かを察して静かに頷いていた。
俺は昼寝の時もマントを着ているし、風呂に入る時くらいしかマントを脱がない。
そこに入れたままにしていたライセンスを、ニーアは一体何時確認したのだろう。
俺が魔術で動けなくした盗賊団の仲間は、爆発した店の周囲に転がっていた。
ライセンスの偽造をして全然反省していない事がわかったので全員捕まえていいと伝えると、ウラガノは慣れた手付きで次々に縛り上げている。
前の課でも一応ちゃんと仕事していたのかと眺めていると、揃いのワイン色のジャケットを着た集団が来た。
一番体格の良い男の胸には団長の徽章が付いていて、ニーアの前でビシリと敬礼をする。
「ホーリア様、遅くなりまして申し訳ございません」
団長は俺が見上げるくらいの高身長で、ジャケットの上からでもわかるくらい逞しい筋肉が盛り上がっていた。
ニーアが好きそうな体型だなと思って隣を見ると、ニーアは鑑定士のような眼光で団長の上腕二頭筋の辺りを見つめていた。今日のニーアは絶好調だ。
「ホーリアに娘を引き取りに向かっていたところでしたので」
「娘?」
「ディーバさんなら大丈夫ですよ。調書だけ取っているはずです」
「どうも血の気が多い娘で、ホーリア様には大変申し訳ない」
「あ、ホーリアの勇者はこっちです」
ニーアは普通に話していたが、俺は動揺を顔に出さないように必死だった。
ディーバは女の子だったのか。
捕まえる時に暴れるから雑な持ち方をしてしまったが、変な所を持っていなかっただろうか。ニーアも気付いていたなら、もっと早く教えてくれればいいのに。
さっきだって面倒なことになると思ってあえて黙っていたが、アーテルも女性だったことに気付いて内心焦っていた。
猫の姿をしていた時に、ひっくり返して揉みしだいてしまったけれど大丈夫だろうか。べたべた触ってしまってマズかったかもしれない。騒がれたら多分大問題になる。
「彼等は、オルトー連合国の商人たちのようです。商人の短期滞在を良い事に犯罪を繰り返していたのでしょう」
「犯人たちは国に引き渡すんですか?」
「いいえ、オルドグは特例で国内法で裁くように締結しています。しかし、あの爆発は突然どうしたんでしょうか。魔術の気配が僅かに残っているようですが……」
団長が跡形も無く破壊された店を見てそう言って、俺は黒猫の姿を探した。
店を一つ破壊しておきながら、マントは見つかったから自分の仕事はもう終わりとさっさと消えている。
「私が直そう」
俺は団長の前に立って破壊された店の前に立った。しかし、団長が俺を下がらせる。
「いえ、これ以上ホーリア様のお手を煩わせるわけには」
「この程度なら造作ない。気にするな」
「しかし、原因も気になりますのでこちらで修理致します」
「いや、せっかくだし、あれだから」
オルドグは俺の担当では無いし、俺の魔術でぶっ壊したわけではないけれど、あの黒猫は平気で俺のせいにしそうだ。
そんな事が養成校に知られたら始末書レベルだし、ついでに俺がマントとライセンス証を失くした事がバレてしまう。
「勇者様、マントが返って来てよかったですね。2枚あれば普通にお洗濯しても着回しできるじゃないですか」
俺が店を魔術で治しているのを眺めながらニーアが言った。
だから、そこまで俺のマントは汚れていないし、毎日洗濯をする必要はない。
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