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第20話 勇者、束の間の休暇を過ごす
〜3〜
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いつの間にか眠っていて、目を覚ますと時間は既に昼を過ぎていた。
寝る前まで賑やかだった部屋の外は静かになっている。
ドアを開けると廊下には誰もいなくて、ミルクが入ったマグカップとチョコレートの焼き菓子が乗ったトレイが置いてあった。
焼き菓子は焦げている部分と生焼けになっている部分が混在しているから、クラウィスではなくコルダが作ったものだ。
食べながら1階に下りると、リビングでコルダが丸まって眠っている。思った通り、銀色の毛の至る所にココアの粉が付いていた。早速愛用のブラッシング道具が入ったカゴを引き寄せる。
『勇者様、お腹は空いていまセんか?』
キッチンからクラウィスが顔を出した。
クラウィスの声は、口元の黒猫のマスクを通して腰から下げたポシェットからガピガピした電子音声のようになって聞こえてくる。
クラウィスの発音機は、リコリスがマントを無くしたお詫びに改良してくれた。
俺とリリーナと同じようにバラバラにして諦めるだろうと思っていたのに、普通に改造して特にどや顔も見せず、当然といった顔で戻って来た。やはり、リコリスは敵に回さない方が良さそうだ。
少し発音が怪しい部分があるが、重いポシェットを一々持ち上げる必要もなく、声を出すときに両手が空いていて仕事の時も楽になったようだし、コルダがキャラ被りを心配していた語尾も統一されている。
「ニーアは?」
『学校に戻られまシた』
俺が酷く傷付いているというのに、冷たい奴だ。
クラウィスはリリーナが作ったレースの裾が直径1メートルくらい広がっているメイド服に、それよりも少し地味だけれどやっぱり豪勢にレースが付いたレンガ色の外套を羽織って外出の準備をしていた。
『勇者様、お時間があるなら一緒にお買い物に行きまセんか?』
「うーん……」
俺が返事を濁すと、クラウィスは俺の裾を引いて心配そうに見上げて来た。
クラウィスは、俺が引き籠っているから具合が悪いのかとずっと案じてくれている。心配しなくても、万全の体調でサボっているだけだ。
『お手伝いしてくれると、嬉しいのでスが……』
クラウィスの潤んだ大きな瞳で見つめられると、なんだか悪い事をしている気分になる。実際仕事をサボっているから悪い事をしているのだけれど。
仕方なくブラッシング道具を片付けた。しかし、マントがなくて背中が少し心もとないから、何か代わりになる外套を探しに行った。
+++++
『勇者様、御夕飯は何が食べたいでスか?』
市内に入って、俺は街にいる市民と目が合わないように、クラウィスのつむじを見つめながら歩いていた。
街に住んでいる人間が日用品や食材を買いに来る2番街には、俺でも顔を知っている市民がいる。
ボードゲームで賭けをして大人げなく圧勝してしまい、ケンカになりかけた老人とか、マントを引っ張って来るのを叱っていたところを親に見られてしまい俺が悪者になりかけた父子とか。
俺はこの街でろくな人間関係を築いていない。
「コルダは、何がいいって?」
『コルダさんはいつもお肉がいいって言いますよ。今日はニーア様がいないので、お魚にしましょうか。勇者様?』
「それなら、昨日釣った魚がいる」
『すごい!勇者様、釣りが上手になりまシたね!』
「……」
『あれ?勇者様、もしかしてお魚の気分じゃないでスか?』
「いや……」
『勇者様?』
「……あんまり、勇者とか、呼ばないでくれ」
勇者を証明する物を何も持っていない俺は、自分を勇者だと思い込んでいる一般人だと思われている。
しかも、クラウィスと一緒にいると、自分を勇者だと思い込んで美少女に自分を勇者と呼ばせている一般人だと思われているはずだ。
更に言うと、クラウィスは美少女に見せかけた美少年だから、話がややこしくなる。
俺はクラウィスから少し離れて歩いて、クラウィスが一歩近付くと、俺は一歩下がった。
クラウィスは外套のレースが縫い付けてある袖をぎゅっと握って、眉をハの字にして足を止める。
何故、あまりクラウィスに近付きたくないかというと、リリーナが作った個性的な服は、観光地のホーリアでも新たな観光名所になりそうなほど充分目立っているからだ。
それを可愛いクラウィスが着ているのだから、初めて見る観光客はパレードでも始まるのかと注目している。
『……それなら、お買い物の間はお兄様って呼んでもいいでスか?』
「……」
何故、と思ったがクラウィスは俺の傍から離れる気は無さそうだ。
目立たないならなんでもいいと俺が頷くと、クラウィスは俺の腕を抱えて引っ張って行った。
クラウィスは家にある食材が頭の中に入っているらしく、野菜や穀物や調味料を迷わず買っていて、俺はその横で荷物持ちに徹していた。
クラウィスはいつも1人で、エンゲル係数が狂っている事務所の食材を毎日買い出しに行っている。俺が天井の染みで遊んでいる間に。なんて健気な子なんだ。
そして、1番街に入ると、クラウィスは真っ先に肉屋に向かった。
肉屋の店主と勇者の俺の雪解けの季節はまだ訪れていない。肉屋の店先のカウンターでチコリが1人で店番をしているのを確認して、俺はクラウィスの後に続いた。
『チコリさん。いつもの、くだサいな』
「よぅ、クラウィス。毎日大変だな……あれ?」
店の前に集まっている猫をホウキで突いて追い払っていたチコリは、俯いている俺に気付いて顔を覗いて来た。
俺はクラウィスの後ろに隠れて外套の襟に顔を隠していたのに、ホウキの柄で額を突かれて顔を上げる。
チコリは相変わらず言葉よりも力で物事を解決しようとする。そんな失礼をして、万一知り合いじゃなかったらどうするつもりだ。
「ああ、勇者か。いつもと違う格好してるから気付かなかった」
「……どうも」
「なんだ、元気そうだな。これ、食べる?」
「いえ、お気遣いなく」
カウンターから出て来たチコリに肉串を突き出されて、仕方なくそれを受け取った。
チコリはクラウィスの分、ともう一本俺に肉串を押し付けて、大きな紙の包みをクラウィスに渡した。
クラウィスが両手で抱える程の大きさだ。しかし、ハムやベーコンはコルダとリリーナが塊のまま齧るから、それで数日分にしかならないだろう。
「勇者は様子がおかしいけど、また風邪でもひいたのか?」
『いいえ。久し振りの外出で、調子が出ないみたいでス』
「ふーん?まぁ、この前は大変だったみたいだし、しばらくのんびりしてろよ」
チコリは、意外にも優しい言葉をかけてくる。
肉屋の1人娘があの偏屈な父親に似なくて良かった。肉屋の店主は俺が精神的に弱っているのに気付いたら、今がチャンスとばかりに肉切り包丁で襲いかかって来ただろう。
チコリはニーアの幼馴染みだけあって、いつも比較的俺の味方に付いてくれる。チコリが勇者を嫌いになったのも、ニーアのせいではあるけれど。
カウンターに戻ろうとしたチコリは、「あ」と声を出して俺に振り返った。
「そういや、ミミ-がまたクビになったんだって」
「……」
俺はニーアとチコリの幼馴染み2人組に面倒事を押し付けられていた事を思い出した。
女子のグループが苦手なのは、俺の前世が色恋でもパッとしなかったからか、精神的に歳が離れ過ぎているからか。おそらく両方だろう。
寝る前まで賑やかだった部屋の外は静かになっている。
ドアを開けると廊下には誰もいなくて、ミルクが入ったマグカップとチョコレートの焼き菓子が乗ったトレイが置いてあった。
焼き菓子は焦げている部分と生焼けになっている部分が混在しているから、クラウィスではなくコルダが作ったものだ。
食べながら1階に下りると、リビングでコルダが丸まって眠っている。思った通り、銀色の毛の至る所にココアの粉が付いていた。早速愛用のブラッシング道具が入ったカゴを引き寄せる。
『勇者様、お腹は空いていまセんか?』
キッチンからクラウィスが顔を出した。
クラウィスの声は、口元の黒猫のマスクを通して腰から下げたポシェットからガピガピした電子音声のようになって聞こえてくる。
クラウィスの発音機は、リコリスがマントを無くしたお詫びに改良してくれた。
俺とリリーナと同じようにバラバラにして諦めるだろうと思っていたのに、普通に改造して特にどや顔も見せず、当然といった顔で戻って来た。やはり、リコリスは敵に回さない方が良さそうだ。
少し発音が怪しい部分があるが、重いポシェットを一々持ち上げる必要もなく、声を出すときに両手が空いていて仕事の時も楽になったようだし、コルダがキャラ被りを心配していた語尾も統一されている。
「ニーアは?」
『学校に戻られまシた』
俺が酷く傷付いているというのに、冷たい奴だ。
クラウィスはリリーナが作ったレースの裾が直径1メートルくらい広がっているメイド服に、それよりも少し地味だけれどやっぱり豪勢にレースが付いたレンガ色の外套を羽織って外出の準備をしていた。
『勇者様、お時間があるなら一緒にお買い物に行きまセんか?』
「うーん……」
俺が返事を濁すと、クラウィスは俺の裾を引いて心配そうに見上げて来た。
クラウィスは、俺が引き籠っているから具合が悪いのかとずっと案じてくれている。心配しなくても、万全の体調でサボっているだけだ。
『お手伝いしてくれると、嬉しいのでスが……』
クラウィスの潤んだ大きな瞳で見つめられると、なんだか悪い事をしている気分になる。実際仕事をサボっているから悪い事をしているのだけれど。
仕方なくブラッシング道具を片付けた。しかし、マントがなくて背中が少し心もとないから、何か代わりになる外套を探しに行った。
+++++
『勇者様、御夕飯は何が食べたいでスか?』
市内に入って、俺は街にいる市民と目が合わないように、クラウィスのつむじを見つめながら歩いていた。
街に住んでいる人間が日用品や食材を買いに来る2番街には、俺でも顔を知っている市民がいる。
ボードゲームで賭けをして大人げなく圧勝してしまい、ケンカになりかけた老人とか、マントを引っ張って来るのを叱っていたところを親に見られてしまい俺が悪者になりかけた父子とか。
俺はこの街でろくな人間関係を築いていない。
「コルダは、何がいいって?」
『コルダさんはいつもお肉がいいって言いますよ。今日はニーア様がいないので、お魚にしましょうか。勇者様?』
「それなら、昨日釣った魚がいる」
『すごい!勇者様、釣りが上手になりまシたね!』
「……」
『あれ?勇者様、もしかしてお魚の気分じゃないでスか?』
「いや……」
『勇者様?』
「……あんまり、勇者とか、呼ばないでくれ」
勇者を証明する物を何も持っていない俺は、自分を勇者だと思い込んでいる一般人だと思われている。
しかも、クラウィスと一緒にいると、自分を勇者だと思い込んで美少女に自分を勇者と呼ばせている一般人だと思われているはずだ。
更に言うと、クラウィスは美少女に見せかけた美少年だから、話がややこしくなる。
俺はクラウィスから少し離れて歩いて、クラウィスが一歩近付くと、俺は一歩下がった。
クラウィスは外套のレースが縫い付けてある袖をぎゅっと握って、眉をハの字にして足を止める。
何故、あまりクラウィスに近付きたくないかというと、リリーナが作った個性的な服は、観光地のホーリアでも新たな観光名所になりそうなほど充分目立っているからだ。
それを可愛いクラウィスが着ているのだから、初めて見る観光客はパレードでも始まるのかと注目している。
『……それなら、お買い物の間はお兄様って呼んでもいいでスか?』
「……」
何故、と思ったがクラウィスは俺の傍から離れる気は無さそうだ。
目立たないならなんでもいいと俺が頷くと、クラウィスは俺の腕を抱えて引っ張って行った。
クラウィスは家にある食材が頭の中に入っているらしく、野菜や穀物や調味料を迷わず買っていて、俺はその横で荷物持ちに徹していた。
クラウィスはいつも1人で、エンゲル係数が狂っている事務所の食材を毎日買い出しに行っている。俺が天井の染みで遊んでいる間に。なんて健気な子なんだ。
そして、1番街に入ると、クラウィスは真っ先に肉屋に向かった。
肉屋の店主と勇者の俺の雪解けの季節はまだ訪れていない。肉屋の店先のカウンターでチコリが1人で店番をしているのを確認して、俺はクラウィスの後に続いた。
『チコリさん。いつもの、くだサいな』
「よぅ、クラウィス。毎日大変だな……あれ?」
店の前に集まっている猫をホウキで突いて追い払っていたチコリは、俯いている俺に気付いて顔を覗いて来た。
俺はクラウィスの後ろに隠れて外套の襟に顔を隠していたのに、ホウキの柄で額を突かれて顔を上げる。
チコリは相変わらず言葉よりも力で物事を解決しようとする。そんな失礼をして、万一知り合いじゃなかったらどうするつもりだ。
「ああ、勇者か。いつもと違う格好してるから気付かなかった」
「……どうも」
「なんだ、元気そうだな。これ、食べる?」
「いえ、お気遣いなく」
カウンターから出て来たチコリに肉串を突き出されて、仕方なくそれを受け取った。
チコリはクラウィスの分、ともう一本俺に肉串を押し付けて、大きな紙の包みをクラウィスに渡した。
クラウィスが両手で抱える程の大きさだ。しかし、ハムやベーコンはコルダとリリーナが塊のまま齧るから、それで数日分にしかならないだろう。
「勇者は様子がおかしいけど、また風邪でもひいたのか?」
『いいえ。久し振りの外出で、調子が出ないみたいでス』
「ふーん?まぁ、この前は大変だったみたいだし、しばらくのんびりしてろよ」
チコリは、意外にも優しい言葉をかけてくる。
肉屋の1人娘があの偏屈な父親に似なくて良かった。肉屋の店主は俺が精神的に弱っているのに気付いたら、今がチャンスとばかりに肉切り包丁で襲いかかって来ただろう。
チコリはニーアの幼馴染みだけあって、いつも比較的俺の味方に付いてくれる。チコリが勇者を嫌いになったのも、ニーアのせいではあるけれど。
カウンターに戻ろうとしたチコリは、「あ」と声を出して俺に振り返った。
「そういや、ミミ-がまたクビになったんだって」
「……」
俺はニーアとチコリの幼馴染み2人組に面倒事を押し付けられていた事を思い出した。
女子のグループが苦手なのは、俺の前世が色恋でもパッとしなかったからか、精神的に歳が離れ過ぎているからか。おそらく両方だろう。
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