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第14話 勇者、街を視察する
〜2〜
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そういう雑務は私がやりますから、勇者様はご自分の仕事をなさったらいかがですか、と言うニーアから逃れて、俺は8thストリートの高級ホテル、ヴェスト・トロンべに来ていた。
街の高級ホテルでは宿泊客以外は客室フロアには入れないようになっている場合が殆ど。本当なら街で信用されているニーアに任せた方がいい仕事だ。
勇者は、どんな立ち入り禁止の場所でも勇者のライセンス証をちらつかせれば大抵入れてもらえる。しかし、ホーリアにおいては自信が無い。
とはいえせっかく変装までした事だし、俺は1人で高級ホテルの前に来ていた。
クラウィスに言われた通り、裏通りに隠されている従業員用の出入り口からなら、疑われずに入ることができた。
透視魔術を使って道を確かめながら中を進む。正統派の高級ホテルだ。ホテル・アルニカのように入り組んだ洋館ではなく、階段を上がって行けば客室が並ぶホテル内部にすんなり入る事が出来た。
足を取られそうな程柔らかい深紅の絨毯が敷かれた廊下を歩いていると、突然横のドアが開いて、バスローブ姿の女性が飛び出して来た。
呂律の回らない口調で俺に呼びかけて、空になった酒瓶を押し付けて来る。
「ちょっと、酒!これのお代わり持って来て!」
「……」
俺は従業員じゃないと首を横に振った。
メイド服を着ていたから間違えてしまったのも仕方が無いが、今俺が着ているのはリリーナ作の観賞用メイド服。
しかし、向こうは勘違いしているし、ここで下手な対応をするとこのホテルの評判を落とす事になってしまう。
俺はクラウィスの表面だけをコピーしたから話す事はできるが、せっかくの変装だ。会話用のスケッチブックを持って来ていた。
『私は従業員ではありません』と酔っ払いでも読めるように大きな文字で書いて女性の目の前に広げる。
「いや、いいから。早く持って来てよ!」
コツコツと酒瓶で頭を小突かれて、俺のペンが怒りで勝手に暴れ出す。
俺は前世で役所に就職する前に、バイトでは色々な仕事をしていた。どうやら一番接客に向いていない性格のようだ。
勇者になってからは猫を被っていたが、仕事が絡まない所だとつい我慢が効かなくなる。『ブッ飛ばすぞ』等々を書き始めてしまったところで、女性は酒瓶を放り投げて千鳥足で部屋に戻って行った。
スケッチブックを閉じた俺は、一度気持ちを落ち着かせてから空瓶に魔法で酒を満たして部屋の前に置く。
中身は水が半分にアルコール半分程度のものだが、酔っ払いが飲んでもわからないはずだ。
ホテルの仕事というのは、色々と大変だ。
+++++
6階の廊下の奥にある大きな白い陶器の花瓶。
いつも何も生けられていないから、勝手にその首のところに自分の首飾りを掛けてしまった。と、クラウィスは言っていた。
6階の廊下を歩いていると、客室の扉が並ぶ廊下の奥の薄暗い角に、ホテルの豪華さに不釣り合いな木製の質素な棚があり、その上に小さな首の長い白い花瓶がぽつんと置いてある。
挿し口には、確かに首飾りがかけてあった。赤い宝石がゴテゴテと連なり、人が付けていたら肩が凝りそうなくらい派手な物だ。クラウィスにはあまり似合わない。
早く回収して帰ろうと手を伸ばしたが、クラウィスは黒いガラス玉が付いた首飾りだと言っていたことを思い出した。装飾品に詳しくない俺でも分かるレベルで、別物のような気がする。
「あんた、何しに来たのよ!」
花瓶の中を覗き込んで探していると、後ろから尖った声が飛んで来た。
振り返ると、制服を着た3人の女の子が立っていた。
採用面接の時にクラウィスが着ていたのと同じ制服だから、このホテルの従業員だ。
「辞めた奴が何?あんたがいるとお客様が嫌がるんだから。ホテルの評判が落ちるでしょ!」
「そうよ!ただでさえウチはお化けが出るだの、泊まると出世できないだの余計な噂が多いんだから。仕事もないなら来ないでちょうだい!」
「もう違うトコで働いてんでしょ!帰れ帰れ!」
ぶーぶーと3人が喧しく喚いている。
俺に関して市民から厳しい意見が飛んで来るのはもう慣れたから何とも思わない。
しかし、今の俺はクラウィスだ。こんなに可愛い姿をしているのに、何て酷い事を言う奴らだ。
俺がスケッチブックに思い付く限りの罵詈雑言を書き並べていると、後ろの客室のドアが開いて掃除道具一式を持った女の子が出て来た。
「先輩、そろそろ休憩のお時間ではないですか?」
「あら……もうそんな時間?」
「じゃあ、さっさとそいつ帰らせてね」
「ほら、これ持って!二度と来ないで」
休憩と聞いて、3人組は笑顔に戻って去り際に俺に何か投げつけて行った。
俺の額に当たって転がった物を手に取ると、黒いガラス玉が付いた首飾りで、探していたクラウィスの物だ。
黒い皮の紐に黒いガラス玉で、先程の派手な首飾りを見た後だと随分地味に感じる。
無くさないように付けておこうと思ったが、皮紐は固く結ばれていて、サバイバルの知識を養成校で詰め込んできた俺でも知らない結び方だった。そして、首飾りという割には随分紐が短い。チョーカーだとしても、頭が通らないから付け方がわからなかった。
俺が首飾りを眺めていると、隣に掃除用具ががしゃんと音を立てて置かれる。
三角巾を付けた女の子は、クラウィスと同い年くらいで、従業員の制服の胸に付いた名札にはデリアと書かれている。
「あんた、他の仕事見つかったって?無理矢理引き抜いて来たから辞めさせてもらえないし、他のホテルで雇ってもらえないし、とか聞いてたけど」
ホテルの多いホーリアでは優秀な従業員の取り合いが至る所で発生していると聞いている。
クラウィスは事務所の掃除も出来るし、リリーナとコルダの腹を満たすだけの上等な料理も作れるし、引き抜きの手も数多のはずだ。
しかし、ニーアが市民からの苦情のせいで仕事を任せてもらえなくなったと言っていたから、従業員たちの間で腫れ物に触るような扱いをされていたのだろう。
「あの人たちにイジメられてたのを理由にして簡単に辞められたんでしょ。まぁ、結果的に良かったんじゃない」
デリアは年齢の割に大人びた口調でそう言って、三角巾を取って乱れた髪を整えた。
クラウィスが勝手に廊下に飾った首飾りなど捨ててしまっても良かったのに、ちゃんと残していてくれた。口は悪いし常識の無い渡し方だが、あの3人はそこまで悪い子達では無いのかもしれない。
あの子たちにスケッチブックを見せなくて良かったと考えながら首飾りを無くさないようにメイド服のポケットにしまうと、すぐ傍の部屋の中から家具がひっくり返るような物音が響いて来た。
今まで人がいることも感じさせないくらい静かなフロアだったのに、突然大勢の人間の気配と怒声が聞こえてくる。
何事かと様子を窺ったが、デリアは「いつもの事じゃん」と呆れた様子で掃除用具を廊下の隅に寄せた。
「ここはゼロ番街近いから……あれ?あんた、裏方ばっかりだから知らないんだっけ」
部屋のドアが音を立てて開いて、中から黒服の体格の良い厳つい人間がぞろぞろ出て来た。
いくら高級ホテルの広い部屋とはいえ、宿泊できる人数では無い。「もう出すもんなんて無いぞ!!内臓でも売るかー!!」と自暴自棄になった半裸の男が、黒服に抱えられて連れて行かれていた。新宿歌舞伎町24時か、闇金漫画でしか見た事が無い世界だ。
現金では足りなかったらしく、男の私物を抱えた黒服が次々と部屋から出て来て、最後に予想通り黒いドレスを着たリコリスが姿を見せた。
「うちの支払い踏み倒そうなんて、100年早いのよ」
煙草を吹かしながら部下の黒服を見送っていたリコリスが、ふと目線を下げて廊下の隅に寄っていた俺とデリアに気付く。
デリアは深くお辞儀を続けていたが、俺はその衝撃的な光景を興味深く眺めていたから、リコリスと目が合ってしまった。
紫の煙越しに見つめられて固まっていると、煙草を握り締めて消したリコリスが俺を指差して「ねぇ」とデリアに声をかける。
「この子、借りていい?」
「はい、どうぞ」
優秀な従業員のデリアが即座に頷く。
元同僚を見捨てるなんて何て奴だと俺がスケッチブックを広げる前に、リコリスが俺の脇を掴んで持ち上げてしまった。
街の高級ホテルでは宿泊客以外は客室フロアには入れないようになっている場合が殆ど。本当なら街で信用されているニーアに任せた方がいい仕事だ。
勇者は、どんな立ち入り禁止の場所でも勇者のライセンス証をちらつかせれば大抵入れてもらえる。しかし、ホーリアにおいては自信が無い。
とはいえせっかく変装までした事だし、俺は1人で高級ホテルの前に来ていた。
クラウィスに言われた通り、裏通りに隠されている従業員用の出入り口からなら、疑われずに入ることができた。
透視魔術を使って道を確かめながら中を進む。正統派の高級ホテルだ。ホテル・アルニカのように入り組んだ洋館ではなく、階段を上がって行けば客室が並ぶホテル内部にすんなり入る事が出来た。
足を取られそうな程柔らかい深紅の絨毯が敷かれた廊下を歩いていると、突然横のドアが開いて、バスローブ姿の女性が飛び出して来た。
呂律の回らない口調で俺に呼びかけて、空になった酒瓶を押し付けて来る。
「ちょっと、酒!これのお代わり持って来て!」
「……」
俺は従業員じゃないと首を横に振った。
メイド服を着ていたから間違えてしまったのも仕方が無いが、今俺が着ているのはリリーナ作の観賞用メイド服。
しかし、向こうは勘違いしているし、ここで下手な対応をするとこのホテルの評判を落とす事になってしまう。
俺はクラウィスの表面だけをコピーしたから話す事はできるが、せっかくの変装だ。会話用のスケッチブックを持って来ていた。
『私は従業員ではありません』と酔っ払いでも読めるように大きな文字で書いて女性の目の前に広げる。
「いや、いいから。早く持って来てよ!」
コツコツと酒瓶で頭を小突かれて、俺のペンが怒りで勝手に暴れ出す。
俺は前世で役所に就職する前に、バイトでは色々な仕事をしていた。どうやら一番接客に向いていない性格のようだ。
勇者になってからは猫を被っていたが、仕事が絡まない所だとつい我慢が効かなくなる。『ブッ飛ばすぞ』等々を書き始めてしまったところで、女性は酒瓶を放り投げて千鳥足で部屋に戻って行った。
スケッチブックを閉じた俺は、一度気持ちを落ち着かせてから空瓶に魔法で酒を満たして部屋の前に置く。
中身は水が半分にアルコール半分程度のものだが、酔っ払いが飲んでもわからないはずだ。
ホテルの仕事というのは、色々と大変だ。
+++++
6階の廊下の奥にある大きな白い陶器の花瓶。
いつも何も生けられていないから、勝手にその首のところに自分の首飾りを掛けてしまった。と、クラウィスは言っていた。
6階の廊下を歩いていると、客室の扉が並ぶ廊下の奥の薄暗い角に、ホテルの豪華さに不釣り合いな木製の質素な棚があり、その上に小さな首の長い白い花瓶がぽつんと置いてある。
挿し口には、確かに首飾りがかけてあった。赤い宝石がゴテゴテと連なり、人が付けていたら肩が凝りそうなくらい派手な物だ。クラウィスにはあまり似合わない。
早く回収して帰ろうと手を伸ばしたが、クラウィスは黒いガラス玉が付いた首飾りだと言っていたことを思い出した。装飾品に詳しくない俺でも分かるレベルで、別物のような気がする。
「あんた、何しに来たのよ!」
花瓶の中を覗き込んで探していると、後ろから尖った声が飛んで来た。
振り返ると、制服を着た3人の女の子が立っていた。
採用面接の時にクラウィスが着ていたのと同じ制服だから、このホテルの従業員だ。
「辞めた奴が何?あんたがいるとお客様が嫌がるんだから。ホテルの評判が落ちるでしょ!」
「そうよ!ただでさえウチはお化けが出るだの、泊まると出世できないだの余計な噂が多いんだから。仕事もないなら来ないでちょうだい!」
「もう違うトコで働いてんでしょ!帰れ帰れ!」
ぶーぶーと3人が喧しく喚いている。
俺に関して市民から厳しい意見が飛んで来るのはもう慣れたから何とも思わない。
しかし、今の俺はクラウィスだ。こんなに可愛い姿をしているのに、何て酷い事を言う奴らだ。
俺がスケッチブックに思い付く限りの罵詈雑言を書き並べていると、後ろの客室のドアが開いて掃除道具一式を持った女の子が出て来た。
「先輩、そろそろ休憩のお時間ではないですか?」
「あら……もうそんな時間?」
「じゃあ、さっさとそいつ帰らせてね」
「ほら、これ持って!二度と来ないで」
休憩と聞いて、3人組は笑顔に戻って去り際に俺に何か投げつけて行った。
俺の額に当たって転がった物を手に取ると、黒いガラス玉が付いた首飾りで、探していたクラウィスの物だ。
黒い皮の紐に黒いガラス玉で、先程の派手な首飾りを見た後だと随分地味に感じる。
無くさないように付けておこうと思ったが、皮紐は固く結ばれていて、サバイバルの知識を養成校で詰め込んできた俺でも知らない結び方だった。そして、首飾りという割には随分紐が短い。チョーカーだとしても、頭が通らないから付け方がわからなかった。
俺が首飾りを眺めていると、隣に掃除用具ががしゃんと音を立てて置かれる。
三角巾を付けた女の子は、クラウィスと同い年くらいで、従業員の制服の胸に付いた名札にはデリアと書かれている。
「あんた、他の仕事見つかったって?無理矢理引き抜いて来たから辞めさせてもらえないし、他のホテルで雇ってもらえないし、とか聞いてたけど」
ホテルの多いホーリアでは優秀な従業員の取り合いが至る所で発生していると聞いている。
クラウィスは事務所の掃除も出来るし、リリーナとコルダの腹を満たすだけの上等な料理も作れるし、引き抜きの手も数多のはずだ。
しかし、ニーアが市民からの苦情のせいで仕事を任せてもらえなくなったと言っていたから、従業員たちの間で腫れ物に触るような扱いをされていたのだろう。
「あの人たちにイジメられてたのを理由にして簡単に辞められたんでしょ。まぁ、結果的に良かったんじゃない」
デリアは年齢の割に大人びた口調でそう言って、三角巾を取って乱れた髪を整えた。
クラウィスが勝手に廊下に飾った首飾りなど捨ててしまっても良かったのに、ちゃんと残していてくれた。口は悪いし常識の無い渡し方だが、あの3人はそこまで悪い子達では無いのかもしれない。
あの子たちにスケッチブックを見せなくて良かったと考えながら首飾りを無くさないようにメイド服のポケットにしまうと、すぐ傍の部屋の中から家具がひっくり返るような物音が響いて来た。
今まで人がいることも感じさせないくらい静かなフロアだったのに、突然大勢の人間の気配と怒声が聞こえてくる。
何事かと様子を窺ったが、デリアは「いつもの事じゃん」と呆れた様子で掃除用具を廊下の隅に寄せた。
「ここはゼロ番街近いから……あれ?あんた、裏方ばっかりだから知らないんだっけ」
部屋のドアが音を立てて開いて、中から黒服の体格の良い厳つい人間がぞろぞろ出て来た。
いくら高級ホテルの広い部屋とはいえ、宿泊できる人数では無い。「もう出すもんなんて無いぞ!!内臓でも売るかー!!」と自暴自棄になった半裸の男が、黒服に抱えられて連れて行かれていた。新宿歌舞伎町24時か、闇金漫画でしか見た事が無い世界だ。
現金では足りなかったらしく、男の私物を抱えた黒服が次々と部屋から出て来て、最後に予想通り黒いドレスを着たリコリスが姿を見せた。
「うちの支払い踏み倒そうなんて、100年早いのよ」
煙草を吹かしながら部下の黒服を見送っていたリコリスが、ふと目線を下げて廊下の隅に寄っていた俺とデリアに気付く。
デリアは深くお辞儀を続けていたが、俺はその衝撃的な光景を興味深く眺めていたから、リコリスと目が合ってしまった。
紫の煙越しに見つめられて固まっていると、煙草を握り締めて消したリコリスが俺を指差して「ねぇ」とデリアに声をかける。
「この子、借りていい?」
「はい、どうぞ」
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