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第9話 勇者、家庭訪問する
〜2〜
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ニーアの剣が突き刺さったままの魔獣を引き摺って、観光客から見えないところに避難した。
噴水広場の繁みの裏まで行ってから、小剣を抜いて魔獣の腹を切り裂く。
赤い目を開いたまま事切れている魔獣は、黒い煙のような毛が斑のように白くなっていて、通常なら水晶のように透き通っているはずの骨が所々僅かに白く濁っている。
「中を見て、何かわかるの?」
エルカが俺の横にしゃがんで、獣と血の臭いに僅かに顔を顰めた。
「人間を食べた魔獣は、毛皮と骨が変質するんですよ」
ニーアが答えながら魔獣の首から剣を抜き、布で拭って鞘に納める。ついでに俺がパンから抜いた剣を渡すと、無言のまま受け取ってくれた。
魔獣が人を食べると、黒い毛皮が徐々に白く代わり、透き通った骨が白く濁る。最後に目が紫になると、普通の魔獣ではなくレアルダーと呼ばれる災害レベルの獣になる。
しかし、そうなるまでには小型の魔獣でも人間を10人以上は食う必要がある。魔獣にとって人間は美味ではないらしく、半分変質した魔獣ですら発見されていない。この魔獣は、変質の程度からして人を少し齧った程度だ。
「それで……この魔獣の肉は、食べるのかな?」
「いいえ、人を食べた魔獣は肉屋に卸せないんです。それに、もし人を殺していれば、別の処理が必要になります」
「ああ、それは何よりだ」
ニーアの言葉にエルカが頷いた。その後ろで、魔獣被害の対応をするはずの市の職員のウラガノは、鼻を抑えて顔を顰めている。
「てか、勇者様、魔獣解体しながら、よく物食えますね」
「ニーアの剣、食品用じゃないのでお腹壊しますよ」
いつもより俺への態度が厳しいニーアを見て、エルカは何か察したらしい。「ケンカでもしたの?」と尋ねられて、俺とニーアが黙っていると、エルカはニーアを観察して明るく声を掛けた。
「耳に付けてるの、勇者様とお揃いなんだ。可愛いね」
ニーアのご機嫌をとるにはその話題はまさしく正解。そっけない顔をしていたニーアの表情が途端に輝く。
「ニーアの通信機、アウビリス様が使っていたものなんです!絶対、大切にしようと思って!宝物にするつもりで……」
声は徐々に小さくなっていき、ニーアは大袈裟なことに地面に膝を付いて両手で顔を覆う。
エルカは心配そうにニーアに傍らに膝を付いたが、ウラガノは興味が無さそうに欠伸をしていて、俺も魔獣を調べるので忙しいフリをしていた。
「なのに……!なのに、勇者様、石鹸で洗っちゃったんですよ!」
「ニーアが、アウビリス様が使った物なんて使えないって言うから」
「そういう意味じゃないです!!」
ニーアが言っている意味は、俺だってわかる。
でも、オグオンが身に付けていた小型通信機を持つニーアの目が興奮し過ぎて怖かった。
それに、俺がオグオンに殺されるかどうかの瀬戸際で任務を終えて帰って来たのに、土産に夢中になっているニーアに少し腹が立ったからだ。
エルカはニーアを哀れむように背中を撫でて、「よく我慢したね」と優しく声をかける。まるで、ニーアが我慢しなかったら俺が殺されていたみたいな言い方だ。
三條が何かのオタクだったという話は聞いたことがないが、元女子として何か通じるものがあるのかもしれない。
「とにかく……一応、その魔獣で死者が出てないか、記録を確認してきます。勇者様は、いつまでも食べてないで鍛冶屋で魔獣を鑑定してもらって来てください」
ニーアは涙を拭いながら立ち上がって、庁舎の方に走って行った。
俺はバゲットの最後の一欠片を口に入れて、マントのパン屑を払って立ち上がった。腹が一杯になったし、後の仕事は市の職員に任せてコーヒーでも飲みに行こうとしたが、ウラガノは魔獣の処理をすることもなく、噴水広場に戻ったエルカの影で昼寝を再開させている。
魔獣の抜け殻を放置して、公共の福祉を害するわけにはいかない。俺は魔獣が入れた袋を引き摺って3番街に向かった。
+++++
ホーリアの鍛冶屋は、金属の加工の他に魔獣の骨の加工も請け負っている。
工房を兼ねた店内は寒い季節でもないのに冷たく湿った空気が充満していて、店の主人に魔獣を渡した後、俺は薄暗い店の椅子に腰かけて鑑定が終わるのを待っていた。
魔獣の退治を放棄して材料の仕入れが無くなり、肉屋と同じように俺への憎悪を滾らせていてもおかしくないが、鍛冶屋は街の人間では珍しく俺と意思疎通が出来る人間だ。若い主人のリストが、ニーアと同じ3番街で育った幼馴染だから、ニーアの上司の俺にもそれなりに友好的に接してくれる。
街に馴染んでいる魔法剣士を最初に勇者の仲間にする慣習は、本当に理に適っているらしい。
しばらく待っていると、工房から作業着を着てマスクを付けたリストが出て来た。
服と頬に魔獣の体液が飛んでいるのに目を瞑れば、細身で線の細く美しい顔をした若い主人だ。
「肉と血液を少し食ったくらいです。変質具合と魔獣のサイズからして、腿の辺りを噛まれた人間がいるんじゃないかと。致命傷ではないでしょう」
リストの鑑定は間違いがない。その情報で充分過ぎるくらいなのに、リストは薄っすらと微笑みながら続けた。
「40~50代の男……脂肪が多いので、恐らく、オルドグの商人……あの辺りは、ゼロ番街目当てに道を外れて1人で来る者がいますから」
リストの鑑定は、普通の鍛冶屋のレベルを遥かに凌駕している。
勇者も魔獣の変質具合からその魔獣がどれくらい人間を食ったか怪我の程度はどれくらいか判別できるが、被害者の性別だの職業だのプロファイリングのようなことは不可能だ。リストの鑑定は預言に近い。
「良ければ、こちらで買い取りましょうか?変質した魔獣は肉屋は不要でしょう」
人間を食べた魔獣の肉は食用にはできないし、骨も白く濁ってしまうと加工しても商品にならない。
それなのに、リストが瞳を輝かせながら魔獣の抜け殻を欲しがるのは、魔獣を弄るのが趣味だからだ。
勇者の俺でも人の趣味に口出しする権利は無い。処理するのも面倒だし、リストが言うなら恐らく人は殺していないだろう。俺は魔獣をリストに任せることにして、引き取りの書類にサインをする。
「ところで、ニーアは最近どうしていますか?」
俺が差し出した書類にサインをしながら、リストはさり気無く尋ねて来た。
相変わらずニーアは勇者に狂っているけれど、それはいつもの事だから特段変わったこともない。
「そうですか。誰か、付き合っている人とか」
ニーアのプライベートを詳しく知らないけど、多分いないと思う。
と、俺が答えると、リストの切れ長の涼し気な目が丸く見開かれた。リストの嬉しい時の表情だろうけど、損傷の少ない魔獣の抜け殻を見つけた時と同じ表情をしている。
そんなにニーアが気になるなら、早く告白でもすればいい。ニーアが聞いたら殴られそうなことを俺が言うと、リストは首を横に振った。
「勇者様、そういうんじゃないんですよ」
曰く、ニーアは小さい頃から見てきた妹のようなものだから、元気でやっているのか心配している。
ニーアはしっかり者だが、魔法剣士という危険な職業についているし、仕事で無理をし過ぎていないだろうか、疲れた所を変な男に慰められて引っ掛かっていないだろうか。心配で夜も寝られない、とリストは語ってくれた。
そうは言っても、リストの目の下の隈がマッドサイエンティスト感を出しているから、夜はしっかり寝た方がいい。
あれだけ勇者に憧れているニーアでも、勇者を凌駕する観察眼を持つリストに若干ひいているのを俺は知っているし、3番街の外の人間はリストの店を鍛冶屋ではなく葬儀屋と勘違いしている。
しかし、魔獣を解体して喜ぶ近所のお兄ちゃんにニーアが好かれているお蔭で、滞りなく仕事が出来て俺は助かっている。
噴水広場の繁みの裏まで行ってから、小剣を抜いて魔獣の腹を切り裂く。
赤い目を開いたまま事切れている魔獣は、黒い煙のような毛が斑のように白くなっていて、通常なら水晶のように透き通っているはずの骨が所々僅かに白く濁っている。
「中を見て、何かわかるの?」
エルカが俺の横にしゃがんで、獣と血の臭いに僅かに顔を顰めた。
「人間を食べた魔獣は、毛皮と骨が変質するんですよ」
ニーアが答えながら魔獣の首から剣を抜き、布で拭って鞘に納める。ついでに俺がパンから抜いた剣を渡すと、無言のまま受け取ってくれた。
魔獣が人を食べると、黒い毛皮が徐々に白く代わり、透き通った骨が白く濁る。最後に目が紫になると、普通の魔獣ではなくレアルダーと呼ばれる災害レベルの獣になる。
しかし、そうなるまでには小型の魔獣でも人間を10人以上は食う必要がある。魔獣にとって人間は美味ではないらしく、半分変質した魔獣ですら発見されていない。この魔獣は、変質の程度からして人を少し齧った程度だ。
「それで……この魔獣の肉は、食べるのかな?」
「いいえ、人を食べた魔獣は肉屋に卸せないんです。それに、もし人を殺していれば、別の処理が必要になります」
「ああ、それは何よりだ」
ニーアの言葉にエルカが頷いた。その後ろで、魔獣被害の対応をするはずの市の職員のウラガノは、鼻を抑えて顔を顰めている。
「てか、勇者様、魔獣解体しながら、よく物食えますね」
「ニーアの剣、食品用じゃないのでお腹壊しますよ」
いつもより俺への態度が厳しいニーアを見て、エルカは何か察したらしい。「ケンカでもしたの?」と尋ねられて、俺とニーアが黙っていると、エルカはニーアを観察して明るく声を掛けた。
「耳に付けてるの、勇者様とお揃いなんだ。可愛いね」
ニーアのご機嫌をとるにはその話題はまさしく正解。そっけない顔をしていたニーアの表情が途端に輝く。
「ニーアの通信機、アウビリス様が使っていたものなんです!絶対、大切にしようと思って!宝物にするつもりで……」
声は徐々に小さくなっていき、ニーアは大袈裟なことに地面に膝を付いて両手で顔を覆う。
エルカは心配そうにニーアに傍らに膝を付いたが、ウラガノは興味が無さそうに欠伸をしていて、俺も魔獣を調べるので忙しいフリをしていた。
「なのに……!なのに、勇者様、石鹸で洗っちゃったんですよ!」
「ニーアが、アウビリス様が使った物なんて使えないって言うから」
「そういう意味じゃないです!!」
ニーアが言っている意味は、俺だってわかる。
でも、オグオンが身に付けていた小型通信機を持つニーアの目が興奮し過ぎて怖かった。
それに、俺がオグオンに殺されるかどうかの瀬戸際で任務を終えて帰って来たのに、土産に夢中になっているニーアに少し腹が立ったからだ。
エルカはニーアを哀れむように背中を撫でて、「よく我慢したね」と優しく声をかける。まるで、ニーアが我慢しなかったら俺が殺されていたみたいな言い方だ。
三條が何かのオタクだったという話は聞いたことがないが、元女子として何か通じるものがあるのかもしれない。
「とにかく……一応、その魔獣で死者が出てないか、記録を確認してきます。勇者様は、いつまでも食べてないで鍛冶屋で魔獣を鑑定してもらって来てください」
ニーアは涙を拭いながら立ち上がって、庁舎の方に走って行った。
俺はバゲットの最後の一欠片を口に入れて、マントのパン屑を払って立ち上がった。腹が一杯になったし、後の仕事は市の職員に任せてコーヒーでも飲みに行こうとしたが、ウラガノは魔獣の処理をすることもなく、噴水広場に戻ったエルカの影で昼寝を再開させている。
魔獣の抜け殻を放置して、公共の福祉を害するわけにはいかない。俺は魔獣が入れた袋を引き摺って3番街に向かった。
+++++
ホーリアの鍛冶屋は、金属の加工の他に魔獣の骨の加工も請け負っている。
工房を兼ねた店内は寒い季節でもないのに冷たく湿った空気が充満していて、店の主人に魔獣を渡した後、俺は薄暗い店の椅子に腰かけて鑑定が終わるのを待っていた。
魔獣の退治を放棄して材料の仕入れが無くなり、肉屋と同じように俺への憎悪を滾らせていてもおかしくないが、鍛冶屋は街の人間では珍しく俺と意思疎通が出来る人間だ。若い主人のリストが、ニーアと同じ3番街で育った幼馴染だから、ニーアの上司の俺にもそれなりに友好的に接してくれる。
街に馴染んでいる魔法剣士を最初に勇者の仲間にする慣習は、本当に理に適っているらしい。
しばらく待っていると、工房から作業着を着てマスクを付けたリストが出て来た。
服と頬に魔獣の体液が飛んでいるのに目を瞑れば、細身で線の細く美しい顔をした若い主人だ。
「肉と血液を少し食ったくらいです。変質具合と魔獣のサイズからして、腿の辺りを噛まれた人間がいるんじゃないかと。致命傷ではないでしょう」
リストの鑑定は間違いがない。その情報で充分過ぎるくらいなのに、リストは薄っすらと微笑みながら続けた。
「40~50代の男……脂肪が多いので、恐らく、オルドグの商人……あの辺りは、ゼロ番街目当てに道を外れて1人で来る者がいますから」
リストの鑑定は、普通の鍛冶屋のレベルを遥かに凌駕している。
勇者も魔獣の変質具合からその魔獣がどれくらい人間を食ったか怪我の程度はどれくらいか判別できるが、被害者の性別だの職業だのプロファイリングのようなことは不可能だ。リストの鑑定は預言に近い。
「良ければ、こちらで買い取りましょうか?変質した魔獣は肉屋は不要でしょう」
人間を食べた魔獣の肉は食用にはできないし、骨も白く濁ってしまうと加工しても商品にならない。
それなのに、リストが瞳を輝かせながら魔獣の抜け殻を欲しがるのは、魔獣を弄るのが趣味だからだ。
勇者の俺でも人の趣味に口出しする権利は無い。処理するのも面倒だし、リストが言うなら恐らく人は殺していないだろう。俺は魔獣をリストに任せることにして、引き取りの書類にサインをする。
「ところで、ニーアは最近どうしていますか?」
俺が差し出した書類にサインをしながら、リストはさり気無く尋ねて来た。
相変わらずニーアは勇者に狂っているけれど、それはいつもの事だから特段変わったこともない。
「そうですか。誰か、付き合っている人とか」
ニーアのプライベートを詳しく知らないけど、多分いないと思う。
と、俺が答えると、リストの切れ長の涼し気な目が丸く見開かれた。リストの嬉しい時の表情だろうけど、損傷の少ない魔獣の抜け殻を見つけた時と同じ表情をしている。
そんなにニーアが気になるなら、早く告白でもすればいい。ニーアが聞いたら殴られそうなことを俺が言うと、リストは首を横に振った。
「勇者様、そういうんじゃないんですよ」
曰く、ニーアは小さい頃から見てきた妹のようなものだから、元気でやっているのか心配している。
ニーアはしっかり者だが、魔法剣士という危険な職業についているし、仕事で無理をし過ぎていないだろうか、疲れた所を変な男に慰められて引っ掛かっていないだろうか。心配で夜も寝られない、とリストは語ってくれた。
そうは言っても、リストの目の下の隈がマッドサイエンティスト感を出しているから、夜はしっかり寝た方がいい。
あれだけ勇者に憧れているニーアでも、勇者を凌駕する観察眼を持つリストに若干ひいているのを俺は知っているし、3番街の外の人間はリストの店を鍛冶屋ではなく葬儀屋と勘違いしている。
しかし、魔獣を解体して喜ぶ近所のお兄ちゃんにニーアが好かれているお蔭で、滞りなく仕事が出来て俺は助かっている。
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