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第8話 勇者、使命を果たす
〜4〜
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逆に、だ。
逆に、考えてみるとチャンスでもある。
オグオンがいくら俺に怒り狂っているとはいえ、仕事意識の強い奴が国外での仕事中に俺への説教を始めるはずがない。
他国干渉は勇者2人で行う決まりだ。業務放棄している俺に罰を下すために四肢を引き千切るにしても、ミディアムレアくらいに火炙りにするにしても、俺がいないとラドライト王国の王女様から頼まれた任務が遂行できない。
仕事が終わった後に俺を殺るとか、他に勇者を1人準備しておくとか、色々やり方はあるけれど、オグオンはそこまで性格が悪くない、はずだ。
+++++
ニーアとリリーナが俺の部屋で愚図りながら寝てしまい、追い出された俺は広間でエイリアスの制服と格闘していた。
魔法で服のサイズを変える事も出来るが、後で元通りのサイズに戻すような繊細な魔術は面倒だ。針と糸で縫う方が楽だったりする。
勇者の俺に不可能は無いし針仕事も例外ではないが、エイリアスは無駄に身長があってサイズ調整も一苦労だ。
養成校の入学の時に身長制限があるけれども、背が高くてもそれで仕事が取れるわけでもないだろうに、無駄な体積。
「勇者様、準備は終わりましたか?」
広間のドアがノックされて、ニーアが顔を覗かせた。リリーナとコルダが寝るまで宥めていて、今日は定時を過ぎても事務所に残っている。
「裁縫ならニーアがやりますよ。兄弟多いので、そういうの得意です」
勇者の制服をニーアに渡すのは若干不安があったが、確かに俺の雑な裁縫で制服が穴だらけになっている。
俺が制服と針と糸をニーアに渡すと、ニーアはテーブルに制服を広げて慣れた手付きで針を動かし始めた。
「勇者様、あんまり無駄な怪我しないように、気を付けてくださいね」
少しニーアの言い方が気になったが、俺は頷いた。
久しぶりに国の勇者としての任務、国内の内戦とはいえ戦争を止めて来るのは過酷な仕事だ。それに、片田舎のホーリアで屋根の修理なんぞやっていて忘れそうになるが、俺は首席卒業の勇者。オグオンが名指して使命してくるのも当然だ。
心配しなくても、無事に帰って来る、と国家の威信を背負って俺は静かに答えたが、ニーアの糸切り鋏がじょきりと音を立てた。
「だって、日帰りですよね」
「……」
「リリーナさんとコルダさん、勇者様が数ヶ月くらい留守にすると勘違いしてるみたいですけど……明日、帰って来るって教えなくて大丈夫ですか?」
やはり、勇者オタクのニーアは知っていた。
むしろ、コルダとリリーナが知らない事に俺は驚いたが、勇者の戦争調停は1日で終わる。
他国干渉の仕事は、勇者が2人かがりでも少し真面目にやらないと時間がかかってしまうけれど、王女から頼まれたということはラドライト王国とは既に話が付いているらしい。勇者が内戦を引き分けに治めたようにみせかけて、王政側が有利に事が進むように契約が結ばれているはずだ。
それに、一緒にやるのがオグオンだ。仕事を楽しむということを知らない奴だから、昼前には終わるかもしれない。
そして、間違っても無傷で帰ってくるなというのが戦争調停の決まりだ。
あまり簡単に解決してしまうと国の面目が立たないから、ちょっとした怪我をしてくるように、養成校で厳しく教え込まれている。
そうすれば、国民は勇者が傷を負うほどの戦争だったのかと納得するし、勇者に補償金が支払われるし、まさにwin-winの関係。
「……とりあえず、俺は一週間くらい向こうで時間潰して来る」
「2人がずっとあの調子だと可哀想なので、ニーアは本当の事言いますよ」
ニーアは一度制服を広げて、俺の足と制服を見比べた。「まだ長い」と呟いてズボンの裾を更に折り曲げる。
勇者の能力に足の長さは関係無いから、俺は全然なんとも思わない。本当に。
「それに、エイリアス様、勇者様の時間潰しの間はホーリアにいてくれないんじゃないでしょうか?お忙しい方ですから」
「……2人に教えるのは、俺が出発した後にしてくれ」
「わかりました。多分、あの様子だと見送る時も泣いちゃうと思いますので、2人が寝てる間に出てくださいね」
どうして仕事に向かう俺が、事務所を出るのにこそこそしなくちゃならないんだ。
しかし、これもリリーナとコルダが泣いて縋って来るのが少し嬉しくて、勿体ぶって本当のことを言い出せなかった俺に非がある。
コルダは最後まで雇用契約の話しかしていかなったが、俺との別れを惜しんでくれたのは事実だ。
集合場所まで移動魔法で一瞬で着くのに日の出前には出発しなくては。
早起きが嫌いな俺が憂いていると、「ところで、勇者様」と、ニーアが聞きたくて聞きたくてずっと辛抱していたらしい事をようやく尋ねてきた。
ニーアが俺の明日の準備を手伝ってくれているのも、エイリアスの制服を触りたいほかに、これを言うためだと最初から気付いていた。
「明日は、あ、アウビリス様とお仕事するんですよね……?」
「サインは無理だ」
俺はニーアが頼んできそうな事を先回りして答えた。
仕事中のオグオンにサインを書いてくださいなんて、俺から頼めるはずがない。一般市民なら笑顔で許されるだろうが、俺がやったら色紙ごと消し炭にされる。
しかし、ニーアは「わかってます!」とテーブルを叩いて立ち上がり、俺に詰め寄って来た。
「そんな図々しいこと言いません!!でも……例えば、アウビリス様の書き損じのメモとか、の、飲みかけのカップとか、あったら……」
勇者が絡むとニーアは本当に気持ち悪い。
まさか仲間にそんな直接的な悪口を言うつもりはなかったが、どうやら俺の顔にそのまま出ていたらしく、自分の異常っぷりに自覚が無いニーアは少し怯んだ様子を見せた。
しかし、その程度の罵倒で引くものかと、俺に見事に裾上げをした制服を押し付けながら必死に頼んで来る。
「あ、あの、本当に、一生の宝物にするんで!何でもいいので!」
何でもいいにしても、オグオンが捨てたゴミを俺が拾って集めるのはどう考えてもおかしい。
天敵ではあるが、オグオンは一応俺の上司だ。そんな奇行が見られたら、今後の俺の出世にも関わって来る。
「リリーナさんとコルダさんには、ニーアが上手く言っておきますから!お願いします!」
必死過ぎて目に殺意が宿っているニーアは、これ以上俺が拒否し続けていたら双剣を抜いて脅してくる。仕事の前夜に仲間にやられて怪我をするなんて恥もいいとろこだ。
犯罪にならない程度の物があったら、と俺が承諾すると、ニーアの表情が一気に明るくなった。ニーアの笑顔を久々に見ることができたが、内容が内容なだけに俺は恐怖を覚える。
「ありがとうございます!!ニーア、勇者様が無事にお帰りになるのを待ってます!!!」
日頃は偽物の勇者扱いしてくるニーアにしては、随分嬉しい事を言ってくれる。
しかし、この様子だと無事でも手ぶらだったら事務所に入れてくれないだろう。戦争を止める以上に過酷な仕事を任せられてしまったようだ。
逆に、考えてみるとチャンスでもある。
オグオンがいくら俺に怒り狂っているとはいえ、仕事意識の強い奴が国外での仕事中に俺への説教を始めるはずがない。
他国干渉は勇者2人で行う決まりだ。業務放棄している俺に罰を下すために四肢を引き千切るにしても、ミディアムレアくらいに火炙りにするにしても、俺がいないとラドライト王国の王女様から頼まれた任務が遂行できない。
仕事が終わった後に俺を殺るとか、他に勇者を1人準備しておくとか、色々やり方はあるけれど、オグオンはそこまで性格が悪くない、はずだ。
+++++
ニーアとリリーナが俺の部屋で愚図りながら寝てしまい、追い出された俺は広間でエイリアスの制服と格闘していた。
魔法で服のサイズを変える事も出来るが、後で元通りのサイズに戻すような繊細な魔術は面倒だ。針と糸で縫う方が楽だったりする。
勇者の俺に不可能は無いし針仕事も例外ではないが、エイリアスは無駄に身長があってサイズ調整も一苦労だ。
養成校の入学の時に身長制限があるけれども、背が高くてもそれで仕事が取れるわけでもないだろうに、無駄な体積。
「勇者様、準備は終わりましたか?」
広間のドアがノックされて、ニーアが顔を覗かせた。リリーナとコルダが寝るまで宥めていて、今日は定時を過ぎても事務所に残っている。
「裁縫ならニーアがやりますよ。兄弟多いので、そういうの得意です」
勇者の制服をニーアに渡すのは若干不安があったが、確かに俺の雑な裁縫で制服が穴だらけになっている。
俺が制服と針と糸をニーアに渡すと、ニーアはテーブルに制服を広げて慣れた手付きで針を動かし始めた。
「勇者様、あんまり無駄な怪我しないように、気を付けてくださいね」
少しニーアの言い方が気になったが、俺は頷いた。
久しぶりに国の勇者としての任務、国内の内戦とはいえ戦争を止めて来るのは過酷な仕事だ。それに、片田舎のホーリアで屋根の修理なんぞやっていて忘れそうになるが、俺は首席卒業の勇者。オグオンが名指して使命してくるのも当然だ。
心配しなくても、無事に帰って来る、と国家の威信を背負って俺は静かに答えたが、ニーアの糸切り鋏がじょきりと音を立てた。
「だって、日帰りですよね」
「……」
「リリーナさんとコルダさん、勇者様が数ヶ月くらい留守にすると勘違いしてるみたいですけど……明日、帰って来るって教えなくて大丈夫ですか?」
やはり、勇者オタクのニーアは知っていた。
むしろ、コルダとリリーナが知らない事に俺は驚いたが、勇者の戦争調停は1日で終わる。
他国干渉の仕事は、勇者が2人かがりでも少し真面目にやらないと時間がかかってしまうけれど、王女から頼まれたということはラドライト王国とは既に話が付いているらしい。勇者が内戦を引き分けに治めたようにみせかけて、王政側が有利に事が進むように契約が結ばれているはずだ。
それに、一緒にやるのがオグオンだ。仕事を楽しむということを知らない奴だから、昼前には終わるかもしれない。
そして、間違っても無傷で帰ってくるなというのが戦争調停の決まりだ。
あまり簡単に解決してしまうと国の面目が立たないから、ちょっとした怪我をしてくるように、養成校で厳しく教え込まれている。
そうすれば、国民は勇者が傷を負うほどの戦争だったのかと納得するし、勇者に補償金が支払われるし、まさにwin-winの関係。
「……とりあえず、俺は一週間くらい向こうで時間潰して来る」
「2人がずっとあの調子だと可哀想なので、ニーアは本当の事言いますよ」
ニーアは一度制服を広げて、俺の足と制服を見比べた。「まだ長い」と呟いてズボンの裾を更に折り曲げる。
勇者の能力に足の長さは関係無いから、俺は全然なんとも思わない。本当に。
「それに、エイリアス様、勇者様の時間潰しの間はホーリアにいてくれないんじゃないでしょうか?お忙しい方ですから」
「……2人に教えるのは、俺が出発した後にしてくれ」
「わかりました。多分、あの様子だと見送る時も泣いちゃうと思いますので、2人が寝てる間に出てくださいね」
どうして仕事に向かう俺が、事務所を出るのにこそこそしなくちゃならないんだ。
しかし、これもリリーナとコルダが泣いて縋って来るのが少し嬉しくて、勿体ぶって本当のことを言い出せなかった俺に非がある。
コルダは最後まで雇用契約の話しかしていかなったが、俺との別れを惜しんでくれたのは事実だ。
集合場所まで移動魔法で一瞬で着くのに日の出前には出発しなくては。
早起きが嫌いな俺が憂いていると、「ところで、勇者様」と、ニーアが聞きたくて聞きたくてずっと辛抱していたらしい事をようやく尋ねてきた。
ニーアが俺の明日の準備を手伝ってくれているのも、エイリアスの制服を触りたいほかに、これを言うためだと最初から気付いていた。
「明日は、あ、アウビリス様とお仕事するんですよね……?」
「サインは無理だ」
俺はニーアが頼んできそうな事を先回りして答えた。
仕事中のオグオンにサインを書いてくださいなんて、俺から頼めるはずがない。一般市民なら笑顔で許されるだろうが、俺がやったら色紙ごと消し炭にされる。
しかし、ニーアは「わかってます!」とテーブルを叩いて立ち上がり、俺に詰め寄って来た。
「そんな図々しいこと言いません!!でも……例えば、アウビリス様の書き損じのメモとか、の、飲みかけのカップとか、あったら……」
勇者が絡むとニーアは本当に気持ち悪い。
まさか仲間にそんな直接的な悪口を言うつもりはなかったが、どうやら俺の顔にそのまま出ていたらしく、自分の異常っぷりに自覚が無いニーアは少し怯んだ様子を見せた。
しかし、その程度の罵倒で引くものかと、俺に見事に裾上げをした制服を押し付けながら必死に頼んで来る。
「あ、あの、本当に、一生の宝物にするんで!何でもいいので!」
何でもいいにしても、オグオンが捨てたゴミを俺が拾って集めるのはどう考えてもおかしい。
天敵ではあるが、オグオンは一応俺の上司だ。そんな奇行が見られたら、今後の俺の出世にも関わって来る。
「リリーナさんとコルダさんには、ニーアが上手く言っておきますから!お願いします!」
必死過ぎて目に殺意が宿っているニーアは、これ以上俺が拒否し続けていたら双剣を抜いて脅してくる。仕事の前夜に仲間にやられて怪我をするなんて恥もいいとろこだ。
犯罪にならない程度の物があったら、と俺が承諾すると、ニーアの表情が一気に明るくなった。ニーアの笑顔を久々に見ることができたが、内容が内容なだけに俺は恐怖を覚える。
「ありがとうございます!!ニーア、勇者様が無事にお帰りになるのを待ってます!!!」
日頃は偽物の勇者扱いしてくるニーアにしては、随分嬉しい事を言ってくれる。
しかし、この様子だと無事でも手ぶらだったら事務所に入れてくれないだろう。戦争を止める以上に過酷な仕事を任せられてしまったようだ。
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