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番外編 恭一の部屋で玩具を見つけた高瀬は……
①★
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「どーしよっかなぁ……」
一足先に大学が冬休みに入ったから、恭ちゃんの部屋に入り浸り、年末だからと大掃除を請け負ったのがいけなかったかもしれない。
「うーん……」
部屋はかなり綺麗になった。触っていいのかわからないとこは明日にでも恭ちゃんとやればいいかな。
だけど、今目の前にある段ボール箱を見なかったふりはちょっと出来そうにない。
ベッドの下の、奥の方に追いやられていた段ボール箱。いかにもやらしいものを隠していそうな置き方で、まさかねと思いながら引っ張り出してみたら、案の定、中にはたくさんの大人の玩具がしまわれていた。
「ホコリ被ってたし最近使ってるって感じじゃなさそうだけど……」
そのうちの一つを手に取ってみる。俺のモノより一回りは大きな、温かみのないだけでまるで本物のようにリアルな作りのディルドには、思わず俺も息を呑んでしまった。
「まぁ、これは袋に入ったままだから使ってないんだろうけど……」
箱の中に目を向ければ、袋から出されてむき出しのまま無造作に突っ込まれている玩具もあった。
そのうちの一つ。俺のより少し小さめなディルドを手に取ってみる。
「わ、すごー……」
握ってみれば、手のひらに吸い付くような感触があり、ちょっと力を込めれば程よく曲がる。でも、硬さは完全に勃ち上がっているときと同じくらいだから柔らかすぎることもなく、目を瞑って触れば一瞬本物かと騙されてしまいそうだ。
「この辺は……使ってるよなぁ……」
電池は抜かれているけど楕円形のローターや控えめなサイズのアナルプラグは開封済み。
未開封なのはさっきみたいな大きめのディルドや、パッと見何に使うのかわからないものたちだった。
「恭ちゃんってこういうの好きなのかな……全然そういう話なかったけど……」
なんとなくだけど、恭ちゃんが自分で好んで玩具を買う姿は想像できない。だけど、段ボールの中には少し揺らせばガチャガチャと騒がしくなるくらいには詰め込まれていた。
「昔の恋人の趣味……とか……」
恭ちゃんのことだから、相手が使いたいと言えば嫌でも応じてくれるんだろう。そうやって、増えた玩具を一人の夜に使っていたとしたら……。
「やだな……」
「なにが?」
「うわぁっ! へっ、なんで!」
「なんでって……オレの部屋だし……」
いつの間にか帰ってきていた恭ちゃんに背中から声をかけられ、心臓を縮めながら立ち上がる。不思議そうに眉をひそめた恭ちゃんだったけど、段ボールの存在に気付くと一瞬で顔を赤くして首を横に振った。
「ちが、これは友達が押し付けてきたやつで……!」
「友達……? 昔の恋人じゃなくて……?」
「そいつもネコだからそれはない。悪いやつじゃないけど変なやつでさ、自分が使って良かったやつをオレにもオススメしてくるんだよ……」
そう言って、さっき俺が驚いていたサイズのディルドを手に取ると苦々しい顔で溜め息を吐く。
「こんなの無理だろ……」
「でも、こっちは使ってるんですよね?」
開封済みのディルドを手に取れば、恭ちゃんは耳まで赤くしながら俺から目を逸らした。
その姿に、俺の心臓は勢いを増す。恭ちゃんの恥じらう顔をもっと見せてほしくて、ディルドを手にしたまま恭ちゃんの手首を掴んだ。
「俺のと、これ。どっちが気持ち良いですか?」
「なんだよその質問……」
逃げようとする恭ちゃんの腰に手を回し、自分の方へと抱き寄せる。固くなった下半身をぐりっと押し付ければ、恭ちゃんは真っ赤になったまま目を伏せてしまう。
「……変態」
「こんなの使ってる恭ちゃんには言われたくないです」
可哀想なくらいに赤く染まった恭ちゃんの耳たぶに唇を寄せる。ちゅ、と軽く吸い付けば、恭ちゃんは「シャワーしてくる」と俺の胸を押しのけた。
ぐちゅぐちゅと下の口から激しい水音を響かせて、恭ちゃんは使い慣れたディルドを自分の手で動かしている。
「あっ、も、やだっ、高瀬ぇ……」
「まだイってないですよね? いつもするみたいにやってみて下さい」
「っ、して、る……けど、んぁっ、ぅん……」
嫌がる子どものように恭ちゃんは首を振ると、涙目で俺を見つめていた。ゆっくりと動かす手の上に俺の手を重ねてみれば、びくりと肩を震わせて、恭ちゃんはゆっくりと息を吐いた。
「自分でするの、得意じゃ、ないんだよ……」
「……なら、俺が動かしてみてもいいですか?」
恭ちゃんは小さく頷くとディルドから手を離し、俯せに寝直すと腰を高く上げた。
たっぷりの潤滑油が隙間から溢れ出ている。ゆっくりと根本まで押し込んでみれば、くぐもった声とともに恭ちゃんはもどかしげに腰を揺らした。
同じようにそーっと、引き抜いてみる。ディルドに吸い付いて離れようとしない直腸内の様子が指先から伝わってきて、なんだかモヤモヤしてしまった。
「随分嬉しそうに咥えてますね」
「へ……?」
「恭ちゃんってナカに挿れられれば俺のでも玩具でも嬉しいんだ」
馬鹿馬鹿しいとわかってるけど、面白くないと思ってしまう。
限界まで引き抜いたディルドを、自分が奥を突くときと同じ勢いで根本まで押し込む。同じように恭ちゃんのナカはディルドに食い付いて離れようとしないから、無機物相手に嫉妬する気持ちが止められない。
「んぁあっ、まって、高瀬……イく、からっ……!」
「なら、俺のはなくてもいいですよね」
「なに、言って……」
「だって、玩具で気持ちよくなれるんですもんね」
首だけで振り返った恭ちゃんは潤んだ瞳を丸くすると、奥まで刺さったディルドから逃げようと腰を引いた。
「やっ、やだ、高瀬っ、んん!」
「逃げちゃ駄目ですよ」
「やめ、も、抜けって……!」
首を振る恭ちゃんの腰を掴み、後ろから抱き締めて恭ちゃんの体を起こす。
背面座位の形で恭ちゃんを自分の足の間に座らせれば、ディルドは自重でさっきよりも深い場所に刺さっていった。
「ひ、ぐっ……ぅあ、奥、入って……」
「どこまで入りました? この辺ですか?」
後ろから恭ちゃんを抱きかかえ、臍の下辺りを円を描きながら撫でる。それだけでもびくびくと体を震わせた恭ちゃんは、緩く勃ち上がったゴムを被せた性器から精液を零していた。
「高瀬の、当たってんだよ……ん、も、挿れろってぇ……!」
ディルドをずっぽりと飲み込んで、俺に体を預けている恭ちゃんの腰にぐりぐりと自分のモノを押し付ける。先走りをまるでマーキングでもするように恭ちゃんの肌に塗り付ければ、ますます俺の性器は硬さを増していった。
「恭ちゃん、他のも使っていいですか?」
嫌だとは言わない恭ちゃんに甘え、手のひらサイズの楕円形のローターを手に取った。
電源を入れれば、弱でもしっかりと掴まなければ手の中から逃げ出しそうなくらいにはしっかりとした振動があった。
「ひっ、んんっ、や、くすぐっ、た……」
ブルブルと震えるローターで、恭ちゃんの脇腹をそっと撫でる。
「小さいのにちゃんと震えるんですね。普段はどこに当ててるんですか?」
「そ、れはっ……んん……胸、とか……」
「ここですか?」
振動を中に変えて、恭ちゃんの胸板を触れるか触れないかの位置で滑らせていく。乳首には当てないようにしながら、乳輪をなぞるようにローターを動かせば、恭ちゃんは自ら胸を動かしてその刺激を得ようとする。
「っ、高瀬の、イジワル……!」
それでも乳首を避けてローターを動かしていたら、恭ちゃんは涙目になって俺を振り返った。首まで真っ赤になりながら俺を見つめるその姿に、興奮を抑えるのは無理な話で、高まる熱をそのまま恭ちゃんの背中に吐き出してしまった。
「なんで、そこに出すんだよ……!」
「恭ちゃんが可愛いこと言うからですよ!」
こんなタイミングで出してしまうなんて俺も想定外だったけど、一回の射精で満足するわけもない。ローターを持った手で恭ちゃんの胸を鷲掴み、ブルブルと震える機械を刺激を待ちわびていた乳首に押し当てる。
「んぁあっ! やだ、潰すなぁっ! んっ、く、あぁぁっ!」
反対の手で、空いている乳首をきゅっとつまみ上げる。根元からぐりぐりと押しつぶしながら擦り上げれば、恭ちゃんの口からは甘い声がこぼれ出た。
「やっ、あぁっ、高瀬、だめ、ぇ……!」
「恭ちゃん、気持ちいいですか?」
首の後ろにちゅ、ちゅ、と吸い付きながら問い掛ける。こくこくと頷きながら、恭ちゃんは弱い力で胸を撫でる俺の手を掴んだ。
一足先に大学が冬休みに入ったから、恭ちゃんの部屋に入り浸り、年末だからと大掃除を請け負ったのがいけなかったかもしれない。
「うーん……」
部屋はかなり綺麗になった。触っていいのかわからないとこは明日にでも恭ちゃんとやればいいかな。
だけど、今目の前にある段ボール箱を見なかったふりはちょっと出来そうにない。
ベッドの下の、奥の方に追いやられていた段ボール箱。いかにもやらしいものを隠していそうな置き方で、まさかねと思いながら引っ張り出してみたら、案の定、中にはたくさんの大人の玩具がしまわれていた。
「ホコリ被ってたし最近使ってるって感じじゃなさそうだけど……」
そのうちの一つを手に取ってみる。俺のモノより一回りは大きな、温かみのないだけでまるで本物のようにリアルな作りのディルドには、思わず俺も息を呑んでしまった。
「まぁ、これは袋に入ったままだから使ってないんだろうけど……」
箱の中に目を向ければ、袋から出されてむき出しのまま無造作に突っ込まれている玩具もあった。
そのうちの一つ。俺のより少し小さめなディルドを手に取ってみる。
「わ、すごー……」
握ってみれば、手のひらに吸い付くような感触があり、ちょっと力を込めれば程よく曲がる。でも、硬さは完全に勃ち上がっているときと同じくらいだから柔らかすぎることもなく、目を瞑って触れば一瞬本物かと騙されてしまいそうだ。
「この辺は……使ってるよなぁ……」
電池は抜かれているけど楕円形のローターや控えめなサイズのアナルプラグは開封済み。
未開封なのはさっきみたいな大きめのディルドや、パッと見何に使うのかわからないものたちだった。
「恭ちゃんってこういうの好きなのかな……全然そういう話なかったけど……」
なんとなくだけど、恭ちゃんが自分で好んで玩具を買う姿は想像できない。だけど、段ボールの中には少し揺らせばガチャガチャと騒がしくなるくらいには詰め込まれていた。
「昔の恋人の趣味……とか……」
恭ちゃんのことだから、相手が使いたいと言えば嫌でも応じてくれるんだろう。そうやって、増えた玩具を一人の夜に使っていたとしたら……。
「やだな……」
「なにが?」
「うわぁっ! へっ、なんで!」
「なんでって……オレの部屋だし……」
いつの間にか帰ってきていた恭ちゃんに背中から声をかけられ、心臓を縮めながら立ち上がる。不思議そうに眉をひそめた恭ちゃんだったけど、段ボールの存在に気付くと一瞬で顔を赤くして首を横に振った。
「ちが、これは友達が押し付けてきたやつで……!」
「友達……? 昔の恋人じゃなくて……?」
「そいつもネコだからそれはない。悪いやつじゃないけど変なやつでさ、自分が使って良かったやつをオレにもオススメしてくるんだよ……」
そう言って、さっき俺が驚いていたサイズのディルドを手に取ると苦々しい顔で溜め息を吐く。
「こんなの無理だろ……」
「でも、こっちは使ってるんですよね?」
開封済みのディルドを手に取れば、恭ちゃんは耳まで赤くしながら俺から目を逸らした。
その姿に、俺の心臓は勢いを増す。恭ちゃんの恥じらう顔をもっと見せてほしくて、ディルドを手にしたまま恭ちゃんの手首を掴んだ。
「俺のと、これ。どっちが気持ち良いですか?」
「なんだよその質問……」
逃げようとする恭ちゃんの腰に手を回し、自分の方へと抱き寄せる。固くなった下半身をぐりっと押し付ければ、恭ちゃんは真っ赤になったまま目を伏せてしまう。
「……変態」
「こんなの使ってる恭ちゃんには言われたくないです」
可哀想なくらいに赤く染まった恭ちゃんの耳たぶに唇を寄せる。ちゅ、と軽く吸い付けば、恭ちゃんは「シャワーしてくる」と俺の胸を押しのけた。
ぐちゅぐちゅと下の口から激しい水音を響かせて、恭ちゃんは使い慣れたディルドを自分の手で動かしている。
「あっ、も、やだっ、高瀬ぇ……」
「まだイってないですよね? いつもするみたいにやってみて下さい」
「っ、して、る……けど、んぁっ、ぅん……」
嫌がる子どものように恭ちゃんは首を振ると、涙目で俺を見つめていた。ゆっくりと動かす手の上に俺の手を重ねてみれば、びくりと肩を震わせて、恭ちゃんはゆっくりと息を吐いた。
「自分でするの、得意じゃ、ないんだよ……」
「……なら、俺が動かしてみてもいいですか?」
恭ちゃんは小さく頷くとディルドから手を離し、俯せに寝直すと腰を高く上げた。
たっぷりの潤滑油が隙間から溢れ出ている。ゆっくりと根本まで押し込んでみれば、くぐもった声とともに恭ちゃんはもどかしげに腰を揺らした。
同じようにそーっと、引き抜いてみる。ディルドに吸い付いて離れようとしない直腸内の様子が指先から伝わってきて、なんだかモヤモヤしてしまった。
「随分嬉しそうに咥えてますね」
「へ……?」
「恭ちゃんってナカに挿れられれば俺のでも玩具でも嬉しいんだ」
馬鹿馬鹿しいとわかってるけど、面白くないと思ってしまう。
限界まで引き抜いたディルドを、自分が奥を突くときと同じ勢いで根本まで押し込む。同じように恭ちゃんのナカはディルドに食い付いて離れようとしないから、無機物相手に嫉妬する気持ちが止められない。
「んぁあっ、まって、高瀬……イく、からっ……!」
「なら、俺のはなくてもいいですよね」
「なに、言って……」
「だって、玩具で気持ちよくなれるんですもんね」
首だけで振り返った恭ちゃんは潤んだ瞳を丸くすると、奥まで刺さったディルドから逃げようと腰を引いた。
「やっ、やだ、高瀬っ、んん!」
「逃げちゃ駄目ですよ」
「やめ、も、抜けって……!」
首を振る恭ちゃんの腰を掴み、後ろから抱き締めて恭ちゃんの体を起こす。
背面座位の形で恭ちゃんを自分の足の間に座らせれば、ディルドは自重でさっきよりも深い場所に刺さっていった。
「ひ、ぐっ……ぅあ、奥、入って……」
「どこまで入りました? この辺ですか?」
後ろから恭ちゃんを抱きかかえ、臍の下辺りを円を描きながら撫でる。それだけでもびくびくと体を震わせた恭ちゃんは、緩く勃ち上がったゴムを被せた性器から精液を零していた。
「高瀬の、当たってんだよ……ん、も、挿れろってぇ……!」
ディルドをずっぽりと飲み込んで、俺に体を預けている恭ちゃんの腰にぐりぐりと自分のモノを押し付ける。先走りをまるでマーキングでもするように恭ちゃんの肌に塗り付ければ、ますます俺の性器は硬さを増していった。
「恭ちゃん、他のも使っていいですか?」
嫌だとは言わない恭ちゃんに甘え、手のひらサイズの楕円形のローターを手に取った。
電源を入れれば、弱でもしっかりと掴まなければ手の中から逃げ出しそうなくらいにはしっかりとした振動があった。
「ひっ、んんっ、や、くすぐっ、た……」
ブルブルと震えるローターで、恭ちゃんの脇腹をそっと撫でる。
「小さいのにちゃんと震えるんですね。普段はどこに当ててるんですか?」
「そ、れはっ……んん……胸、とか……」
「ここですか?」
振動を中に変えて、恭ちゃんの胸板を触れるか触れないかの位置で滑らせていく。乳首には当てないようにしながら、乳輪をなぞるようにローターを動かせば、恭ちゃんは自ら胸を動かしてその刺激を得ようとする。
「っ、高瀬の、イジワル……!」
それでも乳首を避けてローターを動かしていたら、恭ちゃんは涙目になって俺を振り返った。首まで真っ赤になりながら俺を見つめるその姿に、興奮を抑えるのは無理な話で、高まる熱をそのまま恭ちゃんの背中に吐き出してしまった。
「なんで、そこに出すんだよ……!」
「恭ちゃんが可愛いこと言うからですよ!」
こんなタイミングで出してしまうなんて俺も想定外だったけど、一回の射精で満足するわけもない。ローターを持った手で恭ちゃんの胸を鷲掴み、ブルブルと震える機械を刺激を待ちわびていた乳首に押し当てる。
「んぁあっ! やだ、潰すなぁっ! んっ、く、あぁぁっ!」
反対の手で、空いている乳首をきゅっとつまみ上げる。根元からぐりぐりと押しつぶしながら擦り上げれば、恭ちゃんの口からは甘い声がこぼれ出た。
「やっ、あぁっ、高瀬、だめ、ぇ……!」
「恭ちゃん、気持ちいいですか?」
首の後ろにちゅ、ちゅ、と吸い付きながら問い掛ける。こくこくと頷きながら、恭ちゃんは弱い力で胸を撫でる俺の手を掴んだ。
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