51 / 144
第2章
その15 幽霊になった美女は微笑む
しおりを挟む
なぜカルナックに真実を告げなかったのか。
なぜ夢の中でも、彼女は自分の意思で動き、会話ができるのか。
黒髪の美女は言った。
「だって、わたしは幽霊だもの」
15
カルナックの悪夢の中に魂として入り込んだコマラパとクイブロが、出会って話をした、黒髪の美女は、自分は幽霊だと語った。
「もうずっと前に死んでいる、幽霊だから。この子が閉じ込められた悪夢の中でも動いて、あなたたちと会話もできるのよ」
「ええええ!? そ、そんなにはっきり見えてるのに? いや、なんで幽霊!? 死んでるのか?」
動転したあまりにクイブロは何を口走っているのかわからなくなる。
「待ってくれ! 聞き捨てならない。……レニが」
この名前を口にするのは気が進まなかったが、この場合は仕方が無いと思いつつコマラパは彼女に尋ねた。
「この悪夢に閉じ込められていると?」
「ええそうよ。そのことは後で話すわ」
黒髪の美女は相変わらずコマラパの髭を撫でている。
「わたしが幽霊になったのは心残りがあったからよ」
「命を終えても世界に還元することができずに、精霊火にまじって漂っていた。でもレニは殺された。わたしは他の精霊火といっしょにレニの中へ入って、温めて蘇生させて。それからも、ずっと魂に寄り添っていたの」
女は静かに微笑んだ。
「わたしはサウダージ共和国に生まれた。魔女を捕らえて利用し遣い潰す、あの恐ろしい国から逃げて、レギオン王国の首都アステルシアにたどり着いた。そこで同じような境遇の女たちと出会い、下町に隠れ住んで占いや、まじないをして生計を立てていた。魔女の共同体ね。住民達とも共存して、十数年ほどはなんとか、やっていたのだけど。そう、恋もしたし……子どもも授かった。それなりに幸せだったわ」
ほうっとため息をついて。
「そこへガルデルがやってきた。自分の駒に使えそうな者を攫って、あとは小屋ごと焼き払った。攫われた中に、わたしと赤ん坊もいたの」
再び、美女は、コマラパを見上げた。
「やっぱり、そうだわ」
確信めいてつぶやく。
「その顔。声。その髭。肌色。生真面目で融通がきかなくて。かわいそうで……すてきなひと」
「あなたはアステルシアにあった魔女の共同体を知っているでしょ。ずっと若い頃に、訪ねて来たわね? 進むべき道に悩んで。そこで、共同体の中にいた、まだ若い白い魔女(ウィッカ)に、相談をしたでしょう?」
「なぜそれを」
コマラパは愕然として、目を見開き、黒髪の美女の顔を見つめた。
いぶかしそうに、目を細める。
「……それにしても、不思議だ……あなたに似た女性に、むかし会ったことがあるのですが。お母上か、ご親戚は、アステルシアにおられませんでしたか?」
「ふふふふ。わからないの? あのとき、わたしはずっと、頭に被った布を取らなかった。……閨でも。この髪の色を見られたら、レギオン王国の人間ではないって知られてしまうもの」
「!」
コマラパの顔色が変わった。
「まさか! そういえば……あのときの、そのままの姿……そんなはずは1?」
「どうしたんだよコマラパ?」
きょとんとクイブロは目をしばたいた。
大人の会話である。話の半分以上は、理解できない。
「あれは、わたしが二十代頃のことだ。……あのときは、お互いに名前も尋ねなかった。しかし、それから三十年も過ぎた。わたしはもう五十過ぎだ。あなたが、まだその姿でいるはずは」
「わたしは幽霊だと言ったでしょう。三十年も前に死んでいるのよ。ガルデルの館に連れて行かれて子どもを取り上げられそうになったとき、逆らったから。すぐに殺されたの」
「「殺された!!」」
コマラパとクイブロの叫びが重なった。
「なぜだ! わたしは、すぐにあなたを迎え、結婚するつもりで用意を調えて、なのに」
珍しくコマラパは動転しきっていた。
「わたしを殺したのはガルデルの兵。あとで、そいつもガルデルに処刑されたわ。魔女を生かしておけばいくらでも使い道もあったのにって。いったい、どんな使い道だったのかしら。ぞっとするわ」
美女は肩をすくめた。
「では……あの子を、レニウス・レギオンを育てたのは誰だ? ガルデルに受けた虐待を、母だと信じていた人間に訴えたときに、食べるものがなくて飢えて死ぬ貧しいものたちよりは恵まれているなどと言って、あの子を諭した女は、なにものだったのだ」
コマラパは、疑念をぶつける。
「レニウス・レギオンの世話をさせるためにガルデルが選んだ女よ。あれも決して悪い人間ではなかった。魔女仲間でね。わたしが占いを教えてあげた女だったの。ルーン占いが気に入ってたわ。ルーンは情け容赦ないところが好きだって」
美女は、そこで、いったん言葉を切った。
「彼女は自分の身を賭してまで子どもを救う覚悟と力がなかったから、へたに逃げようとして捕まって酷い目にあうとか、助かるなんて叶わない希望を持たせるよりは、虐待されていても飢え死にするよりましだと言い聞かせたのね。耐えて生き延びれば、いつかは救われる未来もあると信じていたんでしょう。……その彼女も、最後にはガルデルの親族全員と一緒に、闇の神への供物として殺されてしまったけれど」
それを聞いたクイブロは、思う。
ああ、だから。過去の悪夢に苦しんでいたカルナックは、夢の中でさえ母親には助けを求めなかったのだ。裏切られたと思って。
コマラパは憤りに身を震わせていた。
「あの子を救いたい。もう終わってしまった悪夢の中に捕らわれるなどと」
「ええ。……あなたの子よ。助けてやって。あなたたちの手で」
やがて、コマラパの頬から、惜しみながら美女は手を離す。
「あなたにまた会えて、嬉しかったわ。わたしは幽霊だけど、魂の中だから、こうやって触れることもできた。……本当はもっと語らっていたい。名残惜しいけれど、急ぎましょう。ルナが殺される前に」
「え? 待ってくれ! ルナだって? それはおれが、数日前に初めてあの子に出会って求婚した日に、つけた名前だ。なんで知ってる?」
クイブロは混乱していた。
十三歳という彼の年齢では受け入れがたいことが、あまりに多すぎたのだ。
「そうだ。ガルデルに殺されて捨てられ、精霊たちに生命を救われたあの子は、レニウス・レギオンの名前を捨てて、自らの意思でカルナックという新しい名前をつけた。ここにいるクイブロは、カルナックを伴侶に望んで杯を交わし、『ルナ』と呼び名をつけたのだ。だが、それは二人の間だけの呼び名だ」
コマラパも混乱の極みにあった。
そんな二人に先立って、すでに回廊を歩き始めていた女は。
振り返って、
「うふふふふ」
ころころと、楽しげに笑った。
その笑い方まで、カオリそっくりだ。
「驚いたわ。偶然の一致って、あるのね。もちろんあの子は、生まれたときはレニウス・レギオンじゃなかった。わたしはあの子に『ルナ』と名付けたの。前世にいた世界では、それは『月』を意味する名前だったのよ」
「前世!? 生まれる前の記憶があるのか?」
「ええ、そうよ。ほんとにわたしを覚えていないの? 泰三(たいぞう)」
「?」
クイブロは首を傾げている。
美女が囁いた名前は。
クイブロには知るよしもない、コマラパの前世での名前だった。
なぜ夢の中でも、彼女は自分の意思で動き、会話ができるのか。
黒髪の美女は言った。
「だって、わたしは幽霊だもの」
15
カルナックの悪夢の中に魂として入り込んだコマラパとクイブロが、出会って話をした、黒髪の美女は、自分は幽霊だと語った。
「もうずっと前に死んでいる、幽霊だから。この子が閉じ込められた悪夢の中でも動いて、あなたたちと会話もできるのよ」
「ええええ!? そ、そんなにはっきり見えてるのに? いや、なんで幽霊!? 死んでるのか?」
動転したあまりにクイブロは何を口走っているのかわからなくなる。
「待ってくれ! 聞き捨てならない。……レニが」
この名前を口にするのは気が進まなかったが、この場合は仕方が無いと思いつつコマラパは彼女に尋ねた。
「この悪夢に閉じ込められていると?」
「ええそうよ。そのことは後で話すわ」
黒髪の美女は相変わらずコマラパの髭を撫でている。
「わたしが幽霊になったのは心残りがあったからよ」
「命を終えても世界に還元することができずに、精霊火にまじって漂っていた。でもレニは殺された。わたしは他の精霊火といっしょにレニの中へ入って、温めて蘇生させて。それからも、ずっと魂に寄り添っていたの」
女は静かに微笑んだ。
「わたしはサウダージ共和国に生まれた。魔女を捕らえて利用し遣い潰す、あの恐ろしい国から逃げて、レギオン王国の首都アステルシアにたどり着いた。そこで同じような境遇の女たちと出会い、下町に隠れ住んで占いや、まじないをして生計を立てていた。魔女の共同体ね。住民達とも共存して、十数年ほどはなんとか、やっていたのだけど。そう、恋もしたし……子どもも授かった。それなりに幸せだったわ」
ほうっとため息をついて。
「そこへガルデルがやってきた。自分の駒に使えそうな者を攫って、あとは小屋ごと焼き払った。攫われた中に、わたしと赤ん坊もいたの」
再び、美女は、コマラパを見上げた。
「やっぱり、そうだわ」
確信めいてつぶやく。
「その顔。声。その髭。肌色。生真面目で融通がきかなくて。かわいそうで……すてきなひと」
「あなたはアステルシアにあった魔女の共同体を知っているでしょ。ずっと若い頃に、訪ねて来たわね? 進むべき道に悩んで。そこで、共同体の中にいた、まだ若い白い魔女(ウィッカ)に、相談をしたでしょう?」
「なぜそれを」
コマラパは愕然として、目を見開き、黒髪の美女の顔を見つめた。
いぶかしそうに、目を細める。
「……それにしても、不思議だ……あなたに似た女性に、むかし会ったことがあるのですが。お母上か、ご親戚は、アステルシアにおられませんでしたか?」
「ふふふふ。わからないの? あのとき、わたしはずっと、頭に被った布を取らなかった。……閨でも。この髪の色を見られたら、レギオン王国の人間ではないって知られてしまうもの」
「!」
コマラパの顔色が変わった。
「まさか! そういえば……あのときの、そのままの姿……そんなはずは1?」
「どうしたんだよコマラパ?」
きょとんとクイブロは目をしばたいた。
大人の会話である。話の半分以上は、理解できない。
「あれは、わたしが二十代頃のことだ。……あのときは、お互いに名前も尋ねなかった。しかし、それから三十年も過ぎた。わたしはもう五十過ぎだ。あなたが、まだその姿でいるはずは」
「わたしは幽霊だと言ったでしょう。三十年も前に死んでいるのよ。ガルデルの館に連れて行かれて子どもを取り上げられそうになったとき、逆らったから。すぐに殺されたの」
「「殺された!!」」
コマラパとクイブロの叫びが重なった。
「なぜだ! わたしは、すぐにあなたを迎え、結婚するつもりで用意を調えて、なのに」
珍しくコマラパは動転しきっていた。
「わたしを殺したのはガルデルの兵。あとで、そいつもガルデルに処刑されたわ。魔女を生かしておけばいくらでも使い道もあったのにって。いったい、どんな使い道だったのかしら。ぞっとするわ」
美女は肩をすくめた。
「では……あの子を、レニウス・レギオンを育てたのは誰だ? ガルデルに受けた虐待を、母だと信じていた人間に訴えたときに、食べるものがなくて飢えて死ぬ貧しいものたちよりは恵まれているなどと言って、あの子を諭した女は、なにものだったのだ」
コマラパは、疑念をぶつける。
「レニウス・レギオンの世話をさせるためにガルデルが選んだ女よ。あれも決して悪い人間ではなかった。魔女仲間でね。わたしが占いを教えてあげた女だったの。ルーン占いが気に入ってたわ。ルーンは情け容赦ないところが好きだって」
美女は、そこで、いったん言葉を切った。
「彼女は自分の身を賭してまで子どもを救う覚悟と力がなかったから、へたに逃げようとして捕まって酷い目にあうとか、助かるなんて叶わない希望を持たせるよりは、虐待されていても飢え死にするよりましだと言い聞かせたのね。耐えて生き延びれば、いつかは救われる未来もあると信じていたんでしょう。……その彼女も、最後にはガルデルの親族全員と一緒に、闇の神への供物として殺されてしまったけれど」
それを聞いたクイブロは、思う。
ああ、だから。過去の悪夢に苦しんでいたカルナックは、夢の中でさえ母親には助けを求めなかったのだ。裏切られたと思って。
コマラパは憤りに身を震わせていた。
「あの子を救いたい。もう終わってしまった悪夢の中に捕らわれるなどと」
「ええ。……あなたの子よ。助けてやって。あなたたちの手で」
やがて、コマラパの頬から、惜しみながら美女は手を離す。
「あなたにまた会えて、嬉しかったわ。わたしは幽霊だけど、魂の中だから、こうやって触れることもできた。……本当はもっと語らっていたい。名残惜しいけれど、急ぎましょう。ルナが殺される前に」
「え? 待ってくれ! ルナだって? それはおれが、数日前に初めてあの子に出会って求婚した日に、つけた名前だ。なんで知ってる?」
クイブロは混乱していた。
十三歳という彼の年齢では受け入れがたいことが、あまりに多すぎたのだ。
「そうだ。ガルデルに殺されて捨てられ、精霊たちに生命を救われたあの子は、レニウス・レギオンの名前を捨てて、自らの意思でカルナックという新しい名前をつけた。ここにいるクイブロは、カルナックを伴侶に望んで杯を交わし、『ルナ』と呼び名をつけたのだ。だが、それは二人の間だけの呼び名だ」
コマラパも混乱の極みにあった。
そんな二人に先立って、すでに回廊を歩き始めていた女は。
振り返って、
「うふふふふ」
ころころと、楽しげに笑った。
その笑い方まで、カオリそっくりだ。
「驚いたわ。偶然の一致って、あるのね。もちろんあの子は、生まれたときはレニウス・レギオンじゃなかった。わたしはあの子に『ルナ』と名付けたの。前世にいた世界では、それは『月』を意味する名前だったのよ」
「前世!? 生まれる前の記憶があるのか?」
「ええ、そうよ。ほんとにわたしを覚えていないの? 泰三(たいぞう)」
「?」
クイブロは首を傾げている。
美女が囁いた名前は。
クイブロには知るよしもない、コマラパの前世での名前だった。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
【完結】魔女令嬢はただ静かに生きていたいだけ
こな
恋愛
公爵家の令嬢として傲慢に育った十歳の少女、エマ・ルソーネは、ちょっとした事故により前世の記憶を思い出し、今世が乙女ゲームの世界であることに気付く。しかも自分は、魔女の血を引く最低最悪の悪役令嬢だった。
待っているのはオールデスエンド。回避すべく動くも、何故だが攻略対象たちとの接点は増えるばかりで、あれよあれよという間に物語の筋書き通り、魔法研究機関に入所することになってしまう。
ひたすら静かに過ごすことに努めるエマを、研究所に集った癖のある者たちの脅威が襲う。日々の苦悩に、エマの胃痛はとどまる所を知らない……
裏庭が裏ダンジョンでした@完結
まっど↑きみはる
ファンタジー
結界で隔離されたど田舎に住んでいる『ムツヤ』。彼は裏庭の塔が裏ダンジョンだと知らずに子供の頃から遊び場にしていた。
裏ダンジョンで鍛えた力とチート級のアイテムと、アホのムツヤは夢を見て外の世界へと飛び立つが、早速オークに捕らえれてしまう。
そこで知る憧れの世界の厳しく、残酷な現実とは……?
挿絵結構あります
ヴェクセルバルクの子 ―― 取り替えられた令嬢は怯まず ――
龍槍 椀
ファンタジー
エルデ=ニルール=リッチェルは、リッチェル侯爵家の中で強い疎外感を常に抱いていた。 その理由は自分の容姿が一族の者達とかけ離れている『色』をしている事から。 確かに侯爵夫人が産んだと、そう皆は云うが、見た目が『それは違う』と、云っている様な物だった。
家族の者達は腫れ物に触るようにしか関わっては来ず、女児を望んだはずの侯爵は、娘との関りを絶つ始末。 侯爵家に於いて居場所の無かったエルデ。
そんなエルデの前に「妖精」が顕現する。
妖精の悪戯により、他家の令嬢と入れ替えられたとの言葉。 自身が感じていた強い違和感の元が白日の下に晒される。
混乱する侯爵家の面々。 沈黙を守るエルデ。 しかし、エルデが黙っていたのは、彼女の脳裏に浮かぶ 「記憶の泡沫」が、蘇って来たからだった。 この世界の真実を物語る、「記憶の泡沫」。
そして、彼女は決断する。
『柵』と『義務』と『黙示』に、縛り付けられた、一人の女の子が何を厭い、想い、感じ、そして、何を為したか。
この決断が、世界の『意思』が望んだ世界に何をもたらすのか。
エルデの望んだ、『たった一つの事』が、叶うのか?
世界の『意思』と妖精達は、エルデの決断に至る理由を知らない。 だからこそ、予定調和が変質してゆく。 世界の『意思』が、予測すら付かぬ未来へと、世界は押し流されて行く。
「日本で伴侶を見つけるまで帰ってくるな」と言われた魔王子
いくつになっても中二病
ファンタジー
ある日突然、
「異世界で伴侶を見つけるまで帰ってくるな」
と魔王兼親父に告げられた魔王子リエン。
そのまま日本に転移させられたリエンは、仙台市立魔導第一高校に入学することに。
果たしてリエンは伴侶を見つけることが出来るのか?
好きでした、さようなら
豆狸
恋愛
「……すまない」
初夜の床で、彼は言いました。
「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」
悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。
なろう様でも公開中です。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
ゆとりある生活を異世界で
コロ
ファンタジー
とある世界の皇国
公爵家の長男坊は
少しばかりの異能を持っていて、それを不思議に思いながらも健やかに成長していた…
それなりに頑張って生きていた俺は48歳
なかなか楽しい人生だと満喫していたら
交通事故でアッサリ逝ってもた…orz
そんな俺を何気に興味を持って見ていた神様の一柱が
『楽しませてくれた礼をあげるよ』
とボーナスとして異世界でもう一つの人生を歩ませてくれる事に…
それもチートまでくれて♪
ありがたやありがたや
チート?強力なのがあります→使うとは言ってない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
身体の状態(主に目)と相談しながら書くので遅筆になると思います
宜しくお付き合い下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる