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第八幕
因縁(二)
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東京スカイツリーがあるソラマチはさすがに人はいない。
平日休日問わずとても賑やかであるソラマチは今じゃゴーストタウンになりつつあった。
ソラマチには300店舗以上ある多くのショップ店やレストランがたくさん連なり「すみだ水族館」というソラマチの観光スポットの一つがある。
今じゃ人は途絶え雰囲気がドンヨリしていて暗く全く楽しめない状況になっていた。
彼らが目指していた東京スカイツリーはソラマチと一緒になっていて見上げるとその高さと大きさに圧倒される。
スカイツリーのチケット売り場はとても広々としていた。
普段はスカイツリーの展望台へ行く為にチケットを買おうと多くの人が寄せて埋め尽くしていたが、今じゃガラリと変わり人っ子一人もいなくて無駄に広く感じた。まるで、一つの箱にスペースが余裕に空いているかのようだ。
スカスカなチケット売り場には亀姫、川太郎、黒カラスがいた。
三人は、正輝達が来るのを待っているのだ。
しばらくすると、待ちに待っていた正輝と猩々が来た。
「みんな、無事だったんだね」
正輝と猩々は三人が無事にスカイツリーに辿り着いていた事を知れて安心した。
亀姫達も正輝と猩々が無事にスカイツリーまで来た事にホッとする。
すると、太郎丸が一反木綿がいない事に気づいた。
「あり?正輝。おっさん。一反木綿は?」
「一反木綿は、悪霊に襲われていた人間達を安全な所へ連れて行っておる。なに。悪霊は、正輝が倒したから大丈夫だ」
猩々は一反木綿は小日向達を安全な所へ送っている事を教えた。
亀姫は正輝と猩々に話した。
「実は私達、ここに来る途中、総大将達と会ったの」
「おおっ。ぬらりひょん達は無事なんだな?」
亀姫は頷く。
「私達の為に道を開けてくれたの。多分、ぬらりひょん達も後でここに来るかもしれないけど」
彼女の話を聞いて理解した猩々は次の話を進めた。
「そうか。ならば、わしらは一足先に奴らの本拠地へ向かおう。今は、時間が惜しい」
「それならエレベーターで行こう!」
正輝が提案を出すと黒カラスが訊ねてきた。
「エレベーターとは?」
「あれです」
正輝が指を差した方向には、銀色に輝く扉があった。
「あれがエレベーターですか。でも、無理でしょう」
「なんで?」
「この塔は、半壊しています。半壊された塔にエレベーターを動かせるのは難儀かと・・・」
確かに、今スカイツリーは上半身部分だけ半壊されている。
半壊されていちゃエレベーターは動くはずもない。
正輝はどうやってトコヤミ大神に乗り込むか考えていると黒カラスが一つだけ行ける方法を教えた。
「ですが、階段でしたら行けるはずです。実はお二人が来る前にいろいろ調べたところ、上階へ行ける階段を見つけたんです」
その話を聞いた時、正輝は目を丸くして動揺した。
「えっ。階段を使うんですか?!」
あまりに動揺する正輝に黒カラスは頷く。
東京スカイツリーに階段があったのは知らなかったけど、まさか階段で上まで登るとは全く予想はしていなかった。
前にテレビで聞いた事がある。東京スカイツリーの高さは、634メートル。東京タワーは333メートルだからスカイツリーと比べて301メートル差がある。
階段で東京タワーを登るのは分かるけど、スカイツリーに階段があったなんて知らなかったのでまさか本当に登ることになるとは思ってもみなかった。
そのうえ、正輝が背負っている天帝主(あまのみかどぬし)と聖なる盾は、重いので走ったり歩いたりするだけはまだ大丈夫だが、階段を登るとなるとけっこう体力が消耗しそうだ。
あの大天狗庁までの坂道を上るだけでも大変だった。
「エレベーターが動かなければ仕方がないだろう。だが、好都合かもしれん。階段に登れば敵に気づかれずにすむ」
猩々の言葉に正輝は弱音を吐くのを諦めた。
世界を救う為なら階段上りなんて苦でもない。そう自分自身に言い聞かせた。
「善は急げだ。黒カラス、その階段はどこにある?」
猩々に訊ねられた黒カラスは「こちらです」と正輝達を案内した。
スカイツリーの階段はとても長く上まで続いている。上れば上るほど階段は続きまだトコヤミ大神に着かない。
正輝達は頑張って地上から上り続けている階段を使いトコヤミ大神まで目指していた。
しかし、あまりの階段の長さにみんなは少しだけ疲れていた。
足がパンパンで階段に上るだけで体力が使い切りそうになっていた。
特に猩々は元から年老いた姿をした妖怪なのでさすがの長い階段には応えている。
太郎丸は膝をついた。
「あ~も~ダメ。キツ~~。なぜ人間はこんなしんどいモンを造ったんや~」
息を切らしながら愚痴を零す太郎丸に猩々は言う。
「人間は好奇心と挑戦心を持つ生き物だからな。東京タワーよりもっと高い建造物を作ってみたかったんじゃろ」
正輝達は話しながらも階段を上りつつも段差一つ一つ踏むとしんどさが足に伝わってきてますます疲れが出てくる。これでは、敵と戦う前に階段で体力を奪われグロッキーになってしまう。
それに、このスカイツリーの階段は大天狗庁までの坂道より数倍の長さがあるかもしれない。
スカイツリーの階段は、まさに心臓破りの坂ならぬ〝心臓破りの階段〟だ。
太郎丸は疲れた顔をしながら東京の荒れ地で拾った鉄パイプを突きながら階段を上がっていた。
「ダメ~。足疲れた~。正輝、おんぶしてくれ~」
弱音を吐く太郎丸は正輝におんぶを要求してきた。
その要求に正輝は否定する。
「何言ってるんだ。僕だって足辛いんだ。盾と剣があるのにおんぶできるわけないだろ。男なんだから自分の足で上れよ」
太郎丸相手に少しだけ厳しくしかる正輝であった。
最初は太郎丸にからかわれていた正輝だが、今は太郎丸に歯向かうようになった。
弱音を吐く太郎丸の姿を見て黒カラスが元気づけた。
「太郎丸殿。弱音を吐いては弟さんを助けることができなくなりますよ」
「わーってる。でも、もう足がつろーてつろーて・・・・」
すると、太郎丸は目を止めた。
黒カラスが階段上を飛んでいるからだ。
「あっ!クロ、テメェ!空飛んでるなんてズリィーぞ!!オイラを背中に乗せろや!」
疲れ切っていた顔が一瞬で消えたかのように眉間に皺を寄せながら文句を言った。
自分達は足が疲れているのに黒カラスだけ飛んでいて不公平に感じていた。
黒カラスは普通の顔で翼を羽ばたかせている。
自分だけ飛んで楽している黒カラスに太郎丸はムッとしていた。
すると、太郎丸の前で階段に上っていた亀姫が言った。
「男がガタガタ言わないの。別に黒カラスさんが飛んでたっていいじゃない。正輝と猩々を見ならいなさい。この中で子供みたいに駄々こねているのあんただけよ?」
前で猩々と正輝は辛そうな表情を浮かべて階段を登り続けている姿に太郎丸はぐうの音も出なかった。
さすがに亀姫相手に逆らう事はできない太郎丸は彼女の言う事を聞くしかなかった。
正輝は猩々がとても辛そうに見えた。
妖怪とはいえ、猩々は年を取っている老人みたいな姿をしている。
さすがにこの猩々にとってこの階段はきつ過ぎたのだろう。
「猩々。大丈夫?」
気を遣う正輝に猩々は苦笑いをした。
「なに。こんな階段、屁の河童じゃよ」
そう言いながら猩々は体勢を戻し軽く腰を伸ばした。
長い階段を登った時、背中が丸くなっていたので背伸びをしたのだ。
「・・・・・・っ!!」
突然、猩々の身体が止まった。
何か衝撃を受けたかのような表情を見せていた。
「猩々?」
正輝は立ち止って顔を覗き込んだ。
猩々の眉が寄せていて口角をピクピクさせていた。
後を付いていた亀姫達も体を止めている猩々の姿を見て足を止めた。
「どうしたの?」
亀姫が訊ねると猩々は声を震わせた。
「こ、腰・・・・腰を痛めた」
青ざめる猩々の一言に正輝達は驚愕した。
「な、なにやっちょるがな!おっさん!!」
「大声出すな!敵に気づかれる」
強めな言葉で大声を出した太郎丸を黙らせ痛そうに腰を擦る。
敵の本拠地近くで腰を痛めるなんてどうかしていると誰もが思ったが、腰を痛めてしまっては仕方がない。
正確に言えば、腰を痛めたのではなく〝自ら腰を痛めさせた〟と述べた方がいいだろう。
でも、長い階段続きで腰を伸ばしたくなるのは分からなくもない。
とても辛そうに腰を擦りながら自前の杖に寄りかかる猩々に太郎丸は言った。
「おっさん。あんただけでも降りた方がええんちゃうか?その恰好じゃさすがに本拠地に行くのは辛いやろ」
呆れ返っている太郎丸は気遣うかのように声をかけるが猩々は首を振った。
「いや。何が何でもトコヤミ大神へ行く・・・!わしは、正輝が黑緋神之命を倒すところを見届けねばならん!それに・・」
猩々は痛みに耐えながら話を続ける。
「万が一、奴が〝アレ〟の存在を知ってしまったら・・・」
〝アレ〟とは何なのか。
猩々の気になる言葉に正輝は疑問を抱きながら訊ねる。
「アレって?」
正輝の問いかけに猩々はハッと気づいた。
平日休日問わずとても賑やかであるソラマチは今じゃゴーストタウンになりつつあった。
ソラマチには300店舗以上ある多くのショップ店やレストランがたくさん連なり「すみだ水族館」というソラマチの観光スポットの一つがある。
今じゃ人は途絶え雰囲気がドンヨリしていて暗く全く楽しめない状況になっていた。
彼らが目指していた東京スカイツリーはソラマチと一緒になっていて見上げるとその高さと大きさに圧倒される。
スカイツリーのチケット売り場はとても広々としていた。
普段はスカイツリーの展望台へ行く為にチケットを買おうと多くの人が寄せて埋め尽くしていたが、今じゃガラリと変わり人っ子一人もいなくて無駄に広く感じた。まるで、一つの箱にスペースが余裕に空いているかのようだ。
スカスカなチケット売り場には亀姫、川太郎、黒カラスがいた。
三人は、正輝達が来るのを待っているのだ。
しばらくすると、待ちに待っていた正輝と猩々が来た。
「みんな、無事だったんだね」
正輝と猩々は三人が無事にスカイツリーに辿り着いていた事を知れて安心した。
亀姫達も正輝と猩々が無事にスカイツリーまで来た事にホッとする。
すると、太郎丸が一反木綿がいない事に気づいた。
「あり?正輝。おっさん。一反木綿は?」
「一反木綿は、悪霊に襲われていた人間達を安全な所へ連れて行っておる。なに。悪霊は、正輝が倒したから大丈夫だ」
猩々は一反木綿は小日向達を安全な所へ送っている事を教えた。
亀姫は正輝と猩々に話した。
「実は私達、ここに来る途中、総大将達と会ったの」
「おおっ。ぬらりひょん達は無事なんだな?」
亀姫は頷く。
「私達の為に道を開けてくれたの。多分、ぬらりひょん達も後でここに来るかもしれないけど」
彼女の話を聞いて理解した猩々は次の話を進めた。
「そうか。ならば、わしらは一足先に奴らの本拠地へ向かおう。今は、時間が惜しい」
「それならエレベーターで行こう!」
正輝が提案を出すと黒カラスが訊ねてきた。
「エレベーターとは?」
「あれです」
正輝が指を差した方向には、銀色に輝く扉があった。
「あれがエレベーターですか。でも、無理でしょう」
「なんで?」
「この塔は、半壊しています。半壊された塔にエレベーターを動かせるのは難儀かと・・・」
確かに、今スカイツリーは上半身部分だけ半壊されている。
半壊されていちゃエレベーターは動くはずもない。
正輝はどうやってトコヤミ大神に乗り込むか考えていると黒カラスが一つだけ行ける方法を教えた。
「ですが、階段でしたら行けるはずです。実はお二人が来る前にいろいろ調べたところ、上階へ行ける階段を見つけたんです」
その話を聞いた時、正輝は目を丸くして動揺した。
「えっ。階段を使うんですか?!」
あまりに動揺する正輝に黒カラスは頷く。
東京スカイツリーに階段があったのは知らなかったけど、まさか階段で上まで登るとは全く予想はしていなかった。
前にテレビで聞いた事がある。東京スカイツリーの高さは、634メートル。東京タワーは333メートルだからスカイツリーと比べて301メートル差がある。
階段で東京タワーを登るのは分かるけど、スカイツリーに階段があったなんて知らなかったのでまさか本当に登ることになるとは思ってもみなかった。
そのうえ、正輝が背負っている天帝主(あまのみかどぬし)と聖なる盾は、重いので走ったり歩いたりするだけはまだ大丈夫だが、階段を登るとなるとけっこう体力が消耗しそうだ。
あの大天狗庁までの坂道を上るだけでも大変だった。
「エレベーターが動かなければ仕方がないだろう。だが、好都合かもしれん。階段に登れば敵に気づかれずにすむ」
猩々の言葉に正輝は弱音を吐くのを諦めた。
世界を救う為なら階段上りなんて苦でもない。そう自分自身に言い聞かせた。
「善は急げだ。黒カラス、その階段はどこにある?」
猩々に訊ねられた黒カラスは「こちらです」と正輝達を案内した。
スカイツリーの階段はとても長く上まで続いている。上れば上るほど階段は続きまだトコヤミ大神に着かない。
正輝達は頑張って地上から上り続けている階段を使いトコヤミ大神まで目指していた。
しかし、あまりの階段の長さにみんなは少しだけ疲れていた。
足がパンパンで階段に上るだけで体力が使い切りそうになっていた。
特に猩々は元から年老いた姿をした妖怪なのでさすがの長い階段には応えている。
太郎丸は膝をついた。
「あ~も~ダメ。キツ~~。なぜ人間はこんなしんどいモンを造ったんや~」
息を切らしながら愚痴を零す太郎丸に猩々は言う。
「人間は好奇心と挑戦心を持つ生き物だからな。東京タワーよりもっと高い建造物を作ってみたかったんじゃろ」
正輝達は話しながらも階段を上りつつも段差一つ一つ踏むとしんどさが足に伝わってきてますます疲れが出てくる。これでは、敵と戦う前に階段で体力を奪われグロッキーになってしまう。
それに、このスカイツリーの階段は大天狗庁までの坂道より数倍の長さがあるかもしれない。
スカイツリーの階段は、まさに心臓破りの坂ならぬ〝心臓破りの階段〟だ。
太郎丸は疲れた顔をしながら東京の荒れ地で拾った鉄パイプを突きながら階段を上がっていた。
「ダメ~。足疲れた~。正輝、おんぶしてくれ~」
弱音を吐く太郎丸は正輝におんぶを要求してきた。
その要求に正輝は否定する。
「何言ってるんだ。僕だって足辛いんだ。盾と剣があるのにおんぶできるわけないだろ。男なんだから自分の足で上れよ」
太郎丸相手に少しだけ厳しくしかる正輝であった。
最初は太郎丸にからかわれていた正輝だが、今は太郎丸に歯向かうようになった。
弱音を吐く太郎丸の姿を見て黒カラスが元気づけた。
「太郎丸殿。弱音を吐いては弟さんを助けることができなくなりますよ」
「わーってる。でも、もう足がつろーてつろーて・・・・」
すると、太郎丸は目を止めた。
黒カラスが階段上を飛んでいるからだ。
「あっ!クロ、テメェ!空飛んでるなんてズリィーぞ!!オイラを背中に乗せろや!」
疲れ切っていた顔が一瞬で消えたかのように眉間に皺を寄せながら文句を言った。
自分達は足が疲れているのに黒カラスだけ飛んでいて不公平に感じていた。
黒カラスは普通の顔で翼を羽ばたかせている。
自分だけ飛んで楽している黒カラスに太郎丸はムッとしていた。
すると、太郎丸の前で階段に上っていた亀姫が言った。
「男がガタガタ言わないの。別に黒カラスさんが飛んでたっていいじゃない。正輝と猩々を見ならいなさい。この中で子供みたいに駄々こねているのあんただけよ?」
前で猩々と正輝は辛そうな表情を浮かべて階段を登り続けている姿に太郎丸はぐうの音も出なかった。
さすがに亀姫相手に逆らう事はできない太郎丸は彼女の言う事を聞くしかなかった。
正輝は猩々がとても辛そうに見えた。
妖怪とはいえ、猩々は年を取っている老人みたいな姿をしている。
さすがにこの猩々にとってこの階段はきつ過ぎたのだろう。
「猩々。大丈夫?」
気を遣う正輝に猩々は苦笑いをした。
「なに。こんな階段、屁の河童じゃよ」
そう言いながら猩々は体勢を戻し軽く腰を伸ばした。
長い階段を登った時、背中が丸くなっていたので背伸びをしたのだ。
「・・・・・・っ!!」
突然、猩々の身体が止まった。
何か衝撃を受けたかのような表情を見せていた。
「猩々?」
正輝は立ち止って顔を覗き込んだ。
猩々の眉が寄せていて口角をピクピクさせていた。
後を付いていた亀姫達も体を止めている猩々の姿を見て足を止めた。
「どうしたの?」
亀姫が訊ねると猩々は声を震わせた。
「こ、腰・・・・腰を痛めた」
青ざめる猩々の一言に正輝達は驚愕した。
「な、なにやっちょるがな!おっさん!!」
「大声出すな!敵に気づかれる」
強めな言葉で大声を出した太郎丸を黙らせ痛そうに腰を擦る。
敵の本拠地近くで腰を痛めるなんてどうかしていると誰もが思ったが、腰を痛めてしまっては仕方がない。
正確に言えば、腰を痛めたのではなく〝自ら腰を痛めさせた〟と述べた方がいいだろう。
でも、長い階段続きで腰を伸ばしたくなるのは分からなくもない。
とても辛そうに腰を擦りながら自前の杖に寄りかかる猩々に太郎丸は言った。
「おっさん。あんただけでも降りた方がええんちゃうか?その恰好じゃさすがに本拠地に行くのは辛いやろ」
呆れ返っている太郎丸は気遣うかのように声をかけるが猩々は首を振った。
「いや。何が何でもトコヤミ大神へ行く・・・!わしは、正輝が黑緋神之命を倒すところを見届けねばならん!それに・・」
猩々は痛みに耐えながら話を続ける。
「万が一、奴が〝アレ〟の存在を知ってしまったら・・・」
〝アレ〟とは何なのか。
猩々の気になる言葉に正輝は疑問を抱きながら訊ねる。
「アレって?」
正輝の問いかけに猩々はハッと気づいた。
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