Daruma

Daruma

11

俺の死刑執行から二ヶ月が過ぎていた。
俺の身体は鍛えられ、腹筋は以前にも増して割れている。
そして、首輪をつけ、左腕の肩のすぐしたには(J429)と焼き印が押されている。
昨日までジンジンと痛みがあったが、今日は随分と痛みが引いていた。
携帯型の檻から移された船底に作られた檻の中で、既に３日揺られている。
なに人かわからない若い黒人から定期的に餌を与えられた。
昨日は鉄格子に両手首を固定されてから、檻に入ってきたその黒人に犯された。
その黒人の陰毛はチリチリに縮れていてへそから太ももまで広範に渡って生えていた。そしてぺニスはかなりの大きさだったが、俺のアナルは難なくくわえこんだ。
しかも前立腺が調教によって超高感度にされてたため、その黒人よりかなり早くトコロテンで射精をした。
その黒人は少しバカにしたように俺を嘲笑っていた。
今日もその若い黒人に犯されていたが、別の責任者のような黒人に見つかり、その黒人はこっぴどく叱られて、逃げるようにその場から出ていった。
俺は日本から出荷された大事な商品だからだろう。
しかし、俺の両手首は鉄格子に固定されたままだ。
その責任者が檻に入ってきて両手首を解きだしたが、少し考え込んで、おもむろに自分のパンツをさげて勃起ぺニスをアナルに突っ込んできた。
俺は今日もまたトコロテンとなった。
翌日は若い黒人は現れず、昨日の責任者風の黒人が俺の手首を固定し、スマホで撮影しながら、まずしゃぶらされ、そしてアナルを犯された。今回もトコロテンとなり、その男も撮影した動画を確認してニヤニヤと笑っていた。
(これから毎日、この黒人に犯されるのか)俺は覚悟を決めていたが、翌日にはどこかの国の港に到着した。
そして陸から乗り込んできたアジア系の奴に身体を洗われ、髭を剃られ、散髪された。
献上する前に、身なりを整えられたのだ。
その後また携帯型の檻に入れられてクレーンで港におろされた。そこはなに人かわからないが多くの人が行き交っていて、子供も多かった。
全裸で檻に入れられた俺の回りは興味津々の子供たちで溢れかえった。
子供たちは何語かわからないが騒ぎながら棒で俺をつついて笑っている。特に男の子達がぺニスを必要に刺激して、勃起すると爆笑していた。
その中の一人が警戒しながら檻に近づき、自分が食べていた甘い菓子をひとつ投げ入れた。
俺はその甘い菓子を拾い食べた。
味がついた食べ物は刑務所で食べた飯依頼だ。しかも甘い菓子は逮捕されてからは口にしていなかった。
あのとき死刑にしてくれていればどれだけ楽だったか。
人間としての尊厳を奪われて、死ぬこともできない自分が惨めすぎ、俺はポロポロと涙を流した。