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追憶のキミ 10
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心紀「御厨センセだったんだ?3人の視線の内の一人は。だとしたら、3月に、初めてお城で互いの存在を認識した時何か不思議な事起きなかった?」
涼也「…起きた。あの中に大勢の人がいたのに。俺は、その時天守閣にいたんだよ。なのに桜の下に居た風くんだけが目に入って。泣いてるように見えたんだ。風くん。その瞬間、ヒュルリって風が吹いて。視界の隅に冴多も見えたんだ」
心紀「同じだ。俺はトイレから戻る所で風が吹いて。確かに何百人もいた中で、教師と生徒として会う前の、互いに誰って認識する前の御厨センセが… 風ちゃんの先… 天守閣に居たの覚えてる」
涼也「何回もあの時の事、冴多に聞いてみようかと思ったんだけどさ。聞けなくて… でも不思議な力で引き合わされているんだ… って今日確信した」
心紀「俺も… もう一人の。ある時はお城の修理で左官の仕事をしていて。ある時は公園で絵を描いている人にも確認してみようかな」
涼也「冴多が、もう一人気になってる奴がいるだろう?髪の毛金髪にしたのも、源本先生が原因だろ?」
心紀「…御厨センセ。イヤなヤツだな… でも。御厨センセなら風ちゃんを… 御厨センセの気になっている風ちゃん。1年半前に交通事故にあったんだけど… 特に脳が傷付いたとかじゃないのに… その時から、朝になると前日の記憶がリセットされるようになっちゃって… だから心配で堪らないんだ…」
涼也「何… それ?」
涼也「…起きた。あの中に大勢の人がいたのに。俺は、その時天守閣にいたんだよ。なのに桜の下に居た風くんだけが目に入って。泣いてるように見えたんだ。風くん。その瞬間、ヒュルリって風が吹いて。視界の隅に冴多も見えたんだ」
心紀「同じだ。俺はトイレから戻る所で風が吹いて。確かに何百人もいた中で、教師と生徒として会う前の、互いに誰って認識する前の御厨センセが… 風ちゃんの先… 天守閣に居たの覚えてる」
涼也「何回もあの時の事、冴多に聞いてみようかと思ったんだけどさ。聞けなくて… でも不思議な力で引き合わされているんだ… って今日確信した」
心紀「俺も… もう一人の。ある時はお城の修理で左官の仕事をしていて。ある時は公園で絵を描いている人にも確認してみようかな」
涼也「冴多が、もう一人気になってる奴がいるだろう?髪の毛金髪にしたのも、源本先生が原因だろ?」
心紀「…御厨センセ。イヤなヤツだな… でも。御厨センセなら風ちゃんを… 御厨センセの気になっている風ちゃん。1年半前に交通事故にあったんだけど… 特に脳が傷付いたとかじゃないのに… その時から、朝になると前日の記憶がリセットされるようになっちゃって… だから心配で堪らないんだ…」
涼也「何… それ?」
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