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少し先の夢見る未来⑥(英士&風歌)
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2020年 秋
英士&涼也リモート中
英士「るなちゃんと同じ事を風歌ちゃんが言っているんだけど」
涼也「入籍、家事、仕事の事?」
英士「そう。で……」
──
吉井『か、ほご』
英士『過保護?』
吉井『は、なし、あえ』
けど、ふうちゃんは可愛いから
吉井『わか、ら……ん、でも……ない、な』
──
英士「って言われたのも」
意見が食い違って喧嘩になった時は、お互いに意地を張らずに
吉井「す、ぐ……はな、し、あえ」
英士「吉井さんに、ありがたい人生の教訓を教えてもらったのも一緒……風歌ちゃんと良く話合ってみるよ」
涼也「俺も……るなちゃんともう一度話合ってみる」
風歌.るなside
るなの部屋
風歌「るなちゃんも幸福園に行って来たの?」
るな「ふうちゃんも行ったの? 来栖さん戻って来られて良かったね……」
風歌「うん「逢いたかったよ。ふうちゃん」そう言って泣いてくれたの来栖さん。無事に回復して良かったよね」
るな「美弥子さんにね、リョウくんと初めて喧嘩みたいになってしまったって言ったらね……」
風歌「私もよ『英士さんと喧嘩になった』って言ったら『英士くんは、ふうちゃんが可愛いくて仕方なくて。心配なのね。ふうちゃんも英士くんが大切で。喧嘩しながら、お互いに想いをぶつけ合いながら成長していけば良いのよ。夫婦は。もう一度話合って……ね?』って。るなちゃんと同じ事を言われたわ」
す
るな「早くに、話合おうか? 取り返しの付かない事になる前に」
風歌「そうだね……」
──
風歌の部屋
英士「ねぇ、風歌ちゃん。もう一度良く話合おうか?」
風歌「ええ。英士さんわがまま言っていい?」
英士「うん。いいよ」
風歌「あのね、るなちゃんと同じ日に入籍したいの」
わがままというか……可愛過ぎるお願いだよね。それ
もちろんオイラは、いいよ。って答えて
風歌「私、本当に、家事とかこれから勉強しなきゃならないレベルなの……少し出来る位じゃ……ママに家事を色々習いたいの。精神的にも大人にならなきゃ。英士さんに甘えてばかりの私のままじゃダメだから……」
英士「昨日、これからいろんな事を経験して、精神的に大人になっていくんじゃないかって? 話たよね。それに、風歌ちゃんには甘えてもらいたいよって」
風歌「英士さん……ありがとう」
英士「体調だってまだ万全じゃないじゃん……仕事は、子供が授かって。少し手が掛からなくなってから考える……じゃダメなの?」
出来れば、それまでは……
そう考えちゃうオイラって……わがままなのかな?
風歌「英士さん昨日はわがままだって言ってゴメンなさい」
英士「風歌ちゃん、オイラもダメってばかり言ってゴメンなさい」
風歌「仕事は、週3日位。幸福園でお世話になる事が可能なら……3、4時間の短時間だけでも……」
英士「そうだよね。『アンタ達も、早く帰って来るんだよ』『はい。早く帰ります』って、風歌ちゃんと、るなちゃんは新川さんと、約束を交わしたんだもんね」
風歌「うん」
心配だから……とか、傍にいて欲しいとか。過保護にしたり、自分の価値観ばかりを相手に求めてばかりいたら……
英士「本当に、お年寄り達の教えは尊くて、正しいね。風歌ちゃん。これからはお互いに意見が食い違って喧嘩になった時は、お互いに意地を張らずにさ。お互いに想いをぶつけ合いながら成長して行こうね」
風歌「はい。英士さん。お年寄り達の教えを噛みしめて、迷ったら思い出して、話合って、お互いに成長出来る様な関係を築いて行きましょうね」
こうして紆余曲折を経て
俺と風歌ちゃんは、賃貸マンションを借りて住み初めて
英士「いつの日か、戸建か、マンションを買える様に頑張ろうね」
風歌「うん!」
2021.2.14 に入籍したんだ
ちなみに、るなちゃん涼也くん夫婦と同じマンションのお隣さんで
月乃さんの希望で、風歌ちゃんとるなちゃんの実家からはスープの冷めない距離のマンションね
春-
風歌「英士さん、赤ちゃんを授かりました」
英士「……ありがとう……風歌ちゃん……」
二人で涙して……
秋口に差し掛かるまで危惧していた通り
家事に、週三日、るなちゃんと一緒に、介護施設 幸福園でのパートに
風音さん、夏輝さん、るなちゃんとの細かい情報交換をしながら、マタニティ教室に
何事も一生懸命にさ……
風音さん、夏輝さんが無事に赤ちゃんを生んで
るなちゃんも少し心配したけど無事に赤ちゃんを生んで……
風歌ちゃんの予定日は2021.1月の半ば頃だったの
2021.1月末
風歌「のんびり屋さんなのかしら? 早く逢いたいけど……ママになる勉強の期間が伸びたと思えば良いんだもんね……」
不安だったろうに……イヤ、オイラがすげぇ不安だったのに
そんな風に考えられる風歌ちゃんが
偉いなって思ったんだ
そして
2022.1.25
山乃涼士《やまの.りょうし》
第一子の男の子を
風歌ちゃんは出産したんだ
風歌ちゃんの誕生日に
オイラと涼也くんの名前の一字をもらった
奇跡の子供が
2日後、病院個室
月乃「ふうちゃんおめでとう……」
風歌「ママ……ありがとう」
風音.夏輝「ふうちゃんおめでとう!」
風歌「風音さん、夏輝さんがありがとうございます。これからも色々と情報を交換し合ったり、助けて下さいね」
倫「風歌……良く頑張ったな……」
風歌「パパ……」
るな「ふうちゃんおめでとう! リョウくんと、英士さんから一字とって名付けたのね!」
心紀「誕生日は、ふうちゃんと同じかぁ」
涼也「ふうちゃん、一時は心配したけど……俺の名前の一字を持つ子供を……さすがだね。パパさんは不満げだけど……」
英士「不満なんて飛んでもない。さすがオイラの子。奇跡を起こして凄いな。って思ってますよ」
るな「きっと、りょうしちゃんは強力な運の持ち主なのよ」
風歌「うふふ。私もそう思うわ」
風歌ちゃんが、男の子なら
『英士さんと、リョウくんの一字からとって名付けたい』
って、『わがまま』を言い出した時からね、何か他にもありそうって思ってたけどさ……
英士『不満なんて飛んでもない。さすがオイラの子。奇跡を起こして凄いな。って思ってますよ』
の、俺のちょっとした皮肉に、フワフワちゃん達は……
るな『きっと、りょうしちゃんは強力な運の持ち主なのよ』
風歌『うふふ。私もそう思うわ』
そう取った訳ね
てか、一か月前と同じやり取りしているってどういう事だろうね?
英士「でも、本当は12月24日の心紀先生の誕生日が予定日だったんだけどな」
涼也「でも、本当は12月24日の心紀先生の誕生日が予定日ですけどね」
心紀「うるさいよ(笑)二人して同時に同じ事を言わなくていいだろ?」
倫.月乃.風音.夏輝「アハハハハ!」
風歌「英士さんと、リョウくんは同じ言葉を言うとか。本当に気が合うね」
るな「リョウくんと、英士さんは同じ言葉を言うとか。本当に気が合うね」
英士「やめてよ。風歌ちゃん。涼也くんと気が合うとか!」
涼也「やめてよ。るなちゃん。英士さんと気が合うとか!」
月乃.風音.夏輝「アハハハハ!」
心紀「ホント羨ましい位仲良いな(笑)」
倫「ホントだよな(笑)」
英士「風歌ちゃん、改めてありがとう。オイラを父親にしてくれて。心が晴れの日も、曇りの日も、雨の日も、家族力を合わせて、頑張って行こうね。お互いに色々な事を話合って、一つ一つ乗り越えていって、幸せを築き上げていこうね」
風歌「英士さん、ありがとう。私を母親にしてくれて……あのね……」
泣いちゃった風歌ちゃん……
英士「分かるよ風歌ちゃん。オイラと同じ想いって事……だよね?」
うん。と頷いた風歌ちゃん
そして……2年半後の2024.7.7
親孝行な
山乃はな
第2子の女の子が誕生したんだ
るなちゃんの誕生日に
るなちゃんの一字をもらった
奇跡の子供が
オイラと風歌ちゃんの元に来てくれたんだ
オイラは
愛する 風歌ちゃんを
愛しい 涼士を
愛しい はなちゃんを
永遠に守るから
幸せになろうね
──
さて……
我が家の
奇跡のフワフワちゃん達と
もう一組の
奇跡を起こした
フワフワちゃん達の
物語は終わりにしましょうかね
英士&涼也リモート中
英士「るなちゃんと同じ事を風歌ちゃんが言っているんだけど」
涼也「入籍、家事、仕事の事?」
英士「そう。で……」
──
吉井『か、ほご』
英士『過保護?』
吉井『は、なし、あえ』
けど、ふうちゃんは可愛いから
吉井『わか、ら……ん、でも……ない、な』
──
英士「って言われたのも」
意見が食い違って喧嘩になった時は、お互いに意地を張らずに
吉井「す、ぐ……はな、し、あえ」
英士「吉井さんに、ありがたい人生の教訓を教えてもらったのも一緒……風歌ちゃんと良く話合ってみるよ」
涼也「俺も……るなちゃんともう一度話合ってみる」
風歌.るなside
るなの部屋
風歌「るなちゃんも幸福園に行って来たの?」
るな「ふうちゃんも行ったの? 来栖さん戻って来られて良かったね……」
風歌「うん「逢いたかったよ。ふうちゃん」そう言って泣いてくれたの来栖さん。無事に回復して良かったよね」
るな「美弥子さんにね、リョウくんと初めて喧嘩みたいになってしまったって言ったらね……」
風歌「私もよ『英士さんと喧嘩になった』って言ったら『英士くんは、ふうちゃんが可愛いくて仕方なくて。心配なのね。ふうちゃんも英士くんが大切で。喧嘩しながら、お互いに想いをぶつけ合いながら成長していけば良いのよ。夫婦は。もう一度話合って……ね?』って。るなちゃんと同じ事を言われたわ」
す
るな「早くに、話合おうか? 取り返しの付かない事になる前に」
風歌「そうだね……」
──
風歌の部屋
英士「ねぇ、風歌ちゃん。もう一度良く話合おうか?」
風歌「ええ。英士さんわがまま言っていい?」
英士「うん。いいよ」
風歌「あのね、るなちゃんと同じ日に入籍したいの」
わがままというか……可愛過ぎるお願いだよね。それ
もちろんオイラは、いいよ。って答えて
風歌「私、本当に、家事とかこれから勉強しなきゃならないレベルなの……少し出来る位じゃ……ママに家事を色々習いたいの。精神的にも大人にならなきゃ。英士さんに甘えてばかりの私のままじゃダメだから……」
英士「昨日、これからいろんな事を経験して、精神的に大人になっていくんじゃないかって? 話たよね。それに、風歌ちゃんには甘えてもらいたいよって」
風歌「英士さん……ありがとう」
英士「体調だってまだ万全じゃないじゃん……仕事は、子供が授かって。少し手が掛からなくなってから考える……じゃダメなの?」
出来れば、それまでは……
そう考えちゃうオイラって……わがままなのかな?
風歌「英士さん昨日はわがままだって言ってゴメンなさい」
英士「風歌ちゃん、オイラもダメってばかり言ってゴメンなさい」
風歌「仕事は、週3日位。幸福園でお世話になる事が可能なら……3、4時間の短時間だけでも……」
英士「そうだよね。『アンタ達も、早く帰って来るんだよ』『はい。早く帰ります』って、風歌ちゃんと、るなちゃんは新川さんと、約束を交わしたんだもんね」
風歌「うん」
心配だから……とか、傍にいて欲しいとか。過保護にしたり、自分の価値観ばかりを相手に求めてばかりいたら……
英士「本当に、お年寄り達の教えは尊くて、正しいね。風歌ちゃん。これからはお互いに意見が食い違って喧嘩になった時は、お互いに意地を張らずにさ。お互いに想いをぶつけ合いながら成長して行こうね」
風歌「はい。英士さん。お年寄り達の教えを噛みしめて、迷ったら思い出して、話合って、お互いに成長出来る様な関係を築いて行きましょうね」
こうして紆余曲折を経て
俺と風歌ちゃんは、賃貸マンションを借りて住み初めて
英士「いつの日か、戸建か、マンションを買える様に頑張ろうね」
風歌「うん!」
2021.2.14 に入籍したんだ
ちなみに、るなちゃん涼也くん夫婦と同じマンションのお隣さんで
月乃さんの希望で、風歌ちゃんとるなちゃんの実家からはスープの冷めない距離のマンションね
春-
風歌「英士さん、赤ちゃんを授かりました」
英士「……ありがとう……風歌ちゃん……」
二人で涙して……
秋口に差し掛かるまで危惧していた通り
家事に、週三日、るなちゃんと一緒に、介護施設 幸福園でのパートに
風音さん、夏輝さん、るなちゃんとの細かい情報交換をしながら、マタニティ教室に
何事も一生懸命にさ……
風音さん、夏輝さんが無事に赤ちゃんを生んで
るなちゃんも少し心配したけど無事に赤ちゃんを生んで……
風歌ちゃんの予定日は2021.1月の半ば頃だったの
2021.1月末
風歌「のんびり屋さんなのかしら? 早く逢いたいけど……ママになる勉強の期間が伸びたと思えば良いんだもんね……」
不安だったろうに……イヤ、オイラがすげぇ不安だったのに
そんな風に考えられる風歌ちゃんが
偉いなって思ったんだ
そして
2022.1.25
山乃涼士《やまの.りょうし》
第一子の男の子を
風歌ちゃんは出産したんだ
風歌ちゃんの誕生日に
オイラと涼也くんの名前の一字をもらった
奇跡の子供が
2日後、病院個室
月乃「ふうちゃんおめでとう……」
風歌「ママ……ありがとう」
風音.夏輝「ふうちゃんおめでとう!」
風歌「風音さん、夏輝さんがありがとうございます。これからも色々と情報を交換し合ったり、助けて下さいね」
倫「風歌……良く頑張ったな……」
風歌「パパ……」
るな「ふうちゃんおめでとう! リョウくんと、英士さんから一字とって名付けたのね!」
心紀「誕生日は、ふうちゃんと同じかぁ」
涼也「ふうちゃん、一時は心配したけど……俺の名前の一字を持つ子供を……さすがだね。パパさんは不満げだけど……」
英士「不満なんて飛んでもない。さすがオイラの子。奇跡を起こして凄いな。って思ってますよ」
るな「きっと、りょうしちゃんは強力な運の持ち主なのよ」
風歌「うふふ。私もそう思うわ」
風歌ちゃんが、男の子なら
『英士さんと、リョウくんの一字からとって名付けたい』
って、『わがまま』を言い出した時からね、何か他にもありそうって思ってたけどさ……
英士『不満なんて飛んでもない。さすがオイラの子。奇跡を起こして凄いな。って思ってますよ』
の、俺のちょっとした皮肉に、フワフワちゃん達は……
るな『きっと、りょうしちゃんは強力な運の持ち主なのよ』
風歌『うふふ。私もそう思うわ』
そう取った訳ね
てか、一か月前と同じやり取りしているってどういう事だろうね?
英士「でも、本当は12月24日の心紀先生の誕生日が予定日だったんだけどな」
涼也「でも、本当は12月24日の心紀先生の誕生日が予定日ですけどね」
心紀「うるさいよ(笑)二人して同時に同じ事を言わなくていいだろ?」
倫.月乃.風音.夏輝「アハハハハ!」
風歌「英士さんと、リョウくんは同じ言葉を言うとか。本当に気が合うね」
るな「リョウくんと、英士さんは同じ言葉を言うとか。本当に気が合うね」
英士「やめてよ。風歌ちゃん。涼也くんと気が合うとか!」
涼也「やめてよ。るなちゃん。英士さんと気が合うとか!」
月乃.風音.夏輝「アハハハハ!」
心紀「ホント羨ましい位仲良いな(笑)」
倫「ホントだよな(笑)」
英士「風歌ちゃん、改めてありがとう。オイラを父親にしてくれて。心が晴れの日も、曇りの日も、雨の日も、家族力を合わせて、頑張って行こうね。お互いに色々な事を話合って、一つ一つ乗り越えていって、幸せを築き上げていこうね」
風歌「英士さん、ありがとう。私を母親にしてくれて……あのね……」
泣いちゃった風歌ちゃん……
英士「分かるよ風歌ちゃん。オイラと同じ想いって事……だよね?」
うん。と頷いた風歌ちゃん
そして……2年半後の2024.7.7
親孝行な
山乃はな
第2子の女の子が誕生したんだ
るなちゃんの誕生日に
るなちゃんの一字をもらった
奇跡の子供が
オイラと風歌ちゃんの元に来てくれたんだ
オイラは
愛する 風歌ちゃんを
愛しい 涼士を
愛しい はなちゃんを
永遠に守るから
幸せになろうね
──
さて……
我が家の
奇跡のフワフワちゃん達と
もう一組の
奇跡を起こした
フワフワちゃん達の
物語は終わりにしましょうかね
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