75 / 133
幸せな空間 「が、んば…った、な」
しおりを挟む
涼也side
お年寄り達一人一人と
話をしている
るなちゃんとふうちゃん
施設側では 、それ所ではない事態に見舞われて。 ここから見えるガラス窓の向こう……職員室の中で、お通夜のように座ってるのが見える
長谷川「御厨くん。さっき社長に呼ばれてね『詳しい事は後日説明します』っておっしゃられて『先月の夜勤の日は、大変な思いをしたね』って……労って下さったの……御厨くんが頑張ってくれたから……ありがとう」
涼也「正義が不正義に負ける訳無い。ですよ……俺だけじゃない。るなちゃんとふうちゃん、ご家族と支援者達……負けたくなかったから……」
そんな会話してさ
英士「社長さんさ、今頃声掛けるとか何考えているんだろうね?」
涼也「『事を荒立てないでくれ』 散々言われましたからね……それから考えたら……けど、はっきり言って遅いんだよ! って言いたいですけどね」
英士.涼也「『 我々は、施設側のあなた達への態度に憤ってるんですよ』って感じを出してるのが腹立つ。これから、施設側とどんな距離感で付き合えばいいか? 会社の事情を考えてるんだろうね」
英士.涼也 《……》
涼也「るなちゃんと、ふうちゃんは、素直に自分達の事を考えて下さったんだ。って思うんだろうけど……俺達はひねくれでますからねぇ」
英士「オイラ達はひねくれてるからねぇ。物事を斜めにしか見れないよね……素直な風歌ちゃん、るなちゃんと違って」
涼也「こんなひねくれたヤツだ……って知ったらるなちゃんは……」
英士「こんなひねくれたヤツだ……って知ったら風歌ちゃは……」
英士.るな「離れて行くかも……」
英士.涼也 《き、気を付けなきゃ……》
なんてバカな事考えちゃったんだ
俺達は、遠くから見守ってるんだけど
美弥子さんが、るなちゃんとふうちゃんの手を片方ずつ握って話をしてんの
施設側との
あまりにも違い過ぎる空間
暖かな
そして
泣きたくなる様な幸せな空間
美しい絵の様だな……
俺も交じりたいなぁ
なんて考えてたら
吉井「りょ、う、くん」
吉井さんが俺を呼んで下さって
輪に入ると
吉井「が、んば……った、な」
俺の頭をポンて
沢山、沢山
撫でて下さったんだ
お年寄り達一人一人と
話をしている
るなちゃんとふうちゃん
施設側では 、それ所ではない事態に見舞われて。 ここから見えるガラス窓の向こう……職員室の中で、お通夜のように座ってるのが見える
長谷川「御厨くん。さっき社長に呼ばれてね『詳しい事は後日説明します』っておっしゃられて『先月の夜勤の日は、大変な思いをしたね』って……労って下さったの……御厨くんが頑張ってくれたから……ありがとう」
涼也「正義が不正義に負ける訳無い。ですよ……俺だけじゃない。るなちゃんとふうちゃん、ご家族と支援者達……負けたくなかったから……」
そんな会話してさ
英士「社長さんさ、今頃声掛けるとか何考えているんだろうね?」
涼也「『事を荒立てないでくれ』 散々言われましたからね……それから考えたら……けど、はっきり言って遅いんだよ! って言いたいですけどね」
英士.涼也「『 我々は、施設側のあなた達への態度に憤ってるんですよ』って感じを出してるのが腹立つ。これから、施設側とどんな距離感で付き合えばいいか? 会社の事情を考えてるんだろうね」
英士.涼也 《……》
涼也「るなちゃんと、ふうちゃんは、素直に自分達の事を考えて下さったんだ。って思うんだろうけど……俺達はひねくれでますからねぇ」
英士「オイラ達はひねくれてるからねぇ。物事を斜めにしか見れないよね……素直な風歌ちゃん、るなちゃんと違って」
涼也「こんなひねくれたヤツだ……って知ったらるなちゃんは……」
英士「こんなひねくれたヤツだ……って知ったら風歌ちゃは……」
英士.るな「離れて行くかも……」
英士.涼也 《き、気を付けなきゃ……》
なんてバカな事考えちゃったんだ
俺達は、遠くから見守ってるんだけど
美弥子さんが、るなちゃんとふうちゃんの手を片方ずつ握って話をしてんの
施設側との
あまりにも違い過ぎる空間
暖かな
そして
泣きたくなる様な幸せな空間
美しい絵の様だな……
俺も交じりたいなぁ
なんて考えてたら
吉井「りょ、う、くん」
吉井さんが俺を呼んで下さって
輪に入ると
吉井「が、んば……った、な」
俺の頭をポンて
沢山、沢山
撫でて下さったんだ
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました
宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。
ーーそれではお幸せに。
以前書いていたお話です。
投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと…
十話完結で既に書き終えてます。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
夫の不貞現場を目撃してしまいました
秋月乃衣
恋愛
伯爵夫人ミレーユは、夫との間に子供が授からないまま、閨を共にしなくなって一年。
何故か夫から閨を拒否されてしまっているが、理由が分からない。
そんな時に夜会中の庭園で、夫と未亡人のマデリーンが、情事に耽っている場面を目撃してしまう。
なろう様でも掲載しております。
愛することをやめたら、怒る必要もなくなりました。今さら私を愛する振りなんて、していただかなくても大丈夫です。
石河 翠
恋愛
貴族令嬢でありながら、家族に虐げられて育ったアイビー。彼女は社交界でも人気者の恋多き侯爵エリックに望まれて、彼の妻となった。
ひとなみに愛される生活を夢見たものの、彼が欲していたのは、夫に従順で、家の中を取り仕切る女主人のみ。先妻の子どもと仲良くできない彼女をエリックは疎み、なじる。
それでもエリックを愛し、結婚生活にしがみついていたアイビーだが、彼の子どもに言われたたった一言で心が折れてしまう。ところが、愛することを止めてしまえばその生活は以前よりも穏やかで心地いいものになっていて……。
愛することをやめた途端に愛を囁くようになったヒーローと、その愛をやんわりと拒むヒロインのお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる