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貴方が来てくれた……

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 るなside

 涼也『るなちゃん。これからさ、るなちゃんちに行くから待ってて』

(……)

 ウソ……

 こんな時緊張しぃの性格がイヤだ

 本当は嬉しいくせに…… 冷静に振る舞おうとして、 かえってリョウくんと話せなくなっちゃうのがイヤだ

 後で激しく後悔するのに……

 -ピンポーン-

 リョウくん……本当に来てくれた……

 下の階の玄関先で

『 リョウくん、いらっしゃい。るなが喜ぶわ』

 何て言っている、ママの声が聞こえる

 トントントントン

 階段上がってくる足音 ……どんどん近づいて来て……


 バクバクドキドキ  私の心臓はもの凄く早く波打ってるの

 -トントン-

 涼也「るなちゃん入っていい?」

 ノックにリョウくんの声

「ハイ 」

 って言う前に 開いた扉

 マスクをしたリョウくん 

 勝手知ったるなんとやらで

 いつも私の家に来る時に、座るリョウくんの場所に座ると

 涼也「るなちゃん。 色々言いたいことがあるだろう? 俺に吐き出しな」

 ふうちゃんが、 勇気を出して、あの日あった事をアレンジして、 紙芝居で伝えた様に? 

 涼也「 るなちゃん、俺も吐き出すから……な?」





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