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『勇気の石④』

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「ママに抱き付いて大きな声で泣きました」

「その日の夕方。ベルクをお医者さんに連れていったパパが、ベルクと帰って来ました」

 パパ『ヴィント、頑張ったな。ルーナに「動いちゃダメと言ってくれてありがとう」。「助けを呼んで偉かった」な。ベルクを「助けてくれてありがとう」』

 ヴィント『「ぼくルーナをしんじてる」から。「ベルクがたいせつ」なの!』

 パパ「ルーナ、「お兄ちゃんの言い付けを守って偉かった」な。ベルクを「励ましてくれてありがとう」。大きな声で「助けてと言えて頑張った」な」

 ルーナ『「お兄ちゃんはいつも助けてくれる」から! 「ベルクがぼく大好き」なの!』

 パパ『ベルク、ブーリャを「助けて偉かったな」』

 ベルク『「ヴィントにいちゃ、ルーナにいちゃ、だいしゅき」。「ブー ニャおともらち」なの』

「パパもママもベルクを叱りませんでした。大きなブーリャの為に「頑張ったベルクが誇らしかった」からです」

 パパ.ママ「ブーリャ「助かってくれてありがとう」」

 ブーリャ『クゥン』

「パパ.ママは、「ブーリャも労りました」。元気がないブーリャも、 これで少しは元気になるかな? ブーリャも「大切な家族」ですからね」

 パパ『でもね。今度からは「助けて下さーい!」って大声で叫んで「大人の人に頼むんだよ?」』

 ベルク『あい!』

 ママ『さあ、みんな! お夕飯にしましょ!』
「ママが腕によりを作ってくれたお夕飯は、すごいご馳走でした」


 パパ『美味しそうだなぁ』

 ヴィント『おいしそうだなぁ』

 ルーナ『おいしそうだなぁ』

 ベルク『おいちしょうだなぁ』

 ブーリャ『クゥンクゥン』

 ママ『美味しそうでしょぉ』

「ご馳走はとっても美味しくて。みんなで幸せでした。パパもママも、ヴィントもルーナもベルクもブーリャだって。眠る前にね、みんなで仲良くお歌を歌って、お休みなさいをしました」

「終わり」



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