172 / 183
素潜り
しおりを挟む
翌朝準備を終えた俺たちはテントを出る。
階段のあるエリアからフロアに戻ってみたけれど、あんこの本気によって永久凍土と化していたビーチは......未だに溶けず、昨日と同じまま凍りついていた。
フロアを一度移動してからまた戻れば、破壊されたりしたフロアは元通りになる......なんてファンタジーお馴染みの事象は起こらない事がわかった。
「一日経っても全く溶ける気配がないとは......やっぱりあんこは凄いなぁ」
『ワフンッ』
めっちゃドヤりながら胸を張るあんこが可愛すぎて撫で回す手が止まらない。
それはさておき......これからどうしようか。
まさかこのフロアが最下層だったなんて事は無いはず。ボスも出てないし。
後探索していないのは砂浜の下と海の中、それと何も無いと思いこんでいる空中。
「上と下には探知を飛ばすなんて事してなかったからなぁ......一応試してみるか」
上下左右、自分を中心に探知をゆっくり伸ばしていく。あんこが生き物の生命活動を止めていてくれたおかげで、脳に大した負担もなく探知する範囲を拡げられた。
やはりというかなんというか......階段があったのは海の底。それも沖の方。
「海の中に階段を見つけたよ。攻略させる気無いなぁコレ......酷いと思わない?」
ダンジョンを知っているあんこは俺の言葉に頷き、初挑戦組はダンジョンって面倒なんだねって感想を伝えてきた。
「氷を溶かさないようにしながら道を作っていこうか。やりたい子はいねがー?」
俺の肩に止まっていたモチモチが羽根を広げてやりたいとアピールしてくる。
「じゃあよろしく。方角はあっちね」
階段がある方に体を向けると、ノータイムでダイフクが光線を放った。
......いっやぁ......光魔法って結構強いんだね。
俺の生み出した幻影相手と隔離された空間内でしか今まで使ってこなかったから、イマイチ正確な威力がわかってなかったよ。
ぱっくり割れた凍った海......なんだっけコレ。確か地球でも海を割った人の伝説あったよね。
まぁいいや。モチモチの力ってすげー。
......はい、やってきました42階層。
階段を下りた先には、今度は有名なサスペンスドラマのクライマックスシーンによくあるような崖の上からのスタート。そして遠くに見える下りてきたはずの階段。どうなってんだよこのダンジョン......
テテテテッテテテッテーテー(空耳)
周囲を見渡してみた感じ、どうやらここから飛び降りるしか選択肢は無いらしい。
前の階層のように心をへし折るようなギミックや生物は見えないので、皆には自由に探索していいよと伝える。
躊躇いなく崖から飛び降りていく皆に少し困惑するも、俺もここを楽しもうと海パンとゴーグルに加えて銛を装着して飛び込む。
ちょっとでもズレると尖った岩に突き刺さるやべー階層だけど、なんとか無事に着水。
海流はこんな立地のクセに緩く穏やかなのでとても快適。水も透明感があり遠くまで見渡せる。
こりゃあ良いぞと思い、とったどーごっこに励む前に皆が休めるような休憩場所を岩場を削りとって作り、ベンチとビーチチェアを設置した。
じゃあ俺も楽しんでこよっと。逝ってきまーす!
あかん......ここは深すぎる......
AGI極振りかってくらいの速度で逃げ回る魚。銛の攻撃範囲には入ってこないし、もう無理だと思ったら海底に向けてマッハで逃げ出す始末。
そこまで長い時間息は続くことはなく、水圧に耐性が無いのでまず追い付けない。
このチートボディを持ってしても、水の中でここまで動きが制限されるとは思っていなかった......
という事で銛は諦め、一度休憩場所に戻る。
ウェットスーツやフィン、酸素ボンベなどを取り寄せればなんとかなるかもしれないし、潜水、水泳、耐圧とかのスキルも生えるかもしれない。
でもそこまでして銛突きをしたい訳ではないし、それらを一々装着していくのはダルいので今回は諦める。
そんな中で俺は何をするべきなのかというと......
残った手段は、釣りだ。
素潜り漁では辛酸を嘗めた俺だけど、今度はチートな海釣りを披露してリベンジしてやるぜ。
両手の指から細ぉい糸を長ぁく出します。
先端を針のように加工します。
右手の釣り糸にはイワシ(地球産)を、左手の釣り糸にはアジ(地球産)を付けてキャストします。
後は【多重思考】さんを活用して各糸を操り、獲物が掛かるのを待つだけの簡単な作業です。
待つこと二分ちょい、右手小指竿にヒット。立て続けに右手中指竿と左手親指竿にもヒット。
【多重思考】パイセンがいなかったらパニックになっていたと思う。各指の糸を引いていく。超強力な魔動リールと悪夢のような強度の糸。
魚の口などのパーツが耐えられれば確実に釣り上げられる計算となっております。最初なのでどれくらいまでなら平気かの実験を兼ね、遠慮なく巻き上げる。
ここの魚は結構頑丈みたいで問題なく釣り上げることが出来た。
ただ、釣り上げる時の勢いにより魚が絶命したのはなんか納得いかないが......
まぁいい!
念願だった海の魚だ......やったぜ!!
............しかし、他のも釣り上げてしまおうとちょっと目を離しているうちに、いつの間にか魚が一切れの切り身に変わっていた。
そうだった。
ダンジョンのモンスターはドロップに変わるんだった。というかこの見た事あるようなフォルムの魚もモンスターだったのか......くそぅ。
だが魚の切り身が手に入るのならこれも無駄ではないのだ......
「唸れ俺のすごいつりざお!!」
パパ頑張ってアホほど魚を釣りまくるよ!! お腹いっぱいになるまでお魚を食わせてあげるからね!!
◇◇◇
三時間程熱中して頑張った結果がこちらでございます。
~戦利品一覧~
・カツオ柵×10
・マグロ赤身柵×4、中トロ柵×2
・ブリ柵×7、ブリカマ×1
・タイ切り身×11、タイのお頭×1
・サバ切り身×26
・カワハギ切り身×13、カワハギキモ×1
・カサゴ切り身×1
・カニ脚×140くらい、カニ甲羅×8
・エビ剥き身×400くらい
・タコ脚×300くらい、タコ墨×16
・イカ胴体×20、イカゲソ×400くらい、イカ墨×3
他はゴミみたいなハズレが多数。途中から投網したりしたのは内緒。
それと戦利品には全て、※〇〇っぽい魚のって注釈が付くのは仕方ないよね。
もっと沖の方に行けばヤバいの居そうだけど、今はこれで満足しておく。
......満足しておくけど、大トロも欲しかったわぁ......レアドロップがレアすぎるのが悪い。くそぅ。
ピノちゃん御守りあってコレだから、俺自体の幸運値だけではもっと悲惨だったと思われる。
皆はまだはしゃいでいるけど俺は疲れたから、海の家っぽいモノをオープンさせて待っていよう。
昼飯というには遅い時間になるけど、メニューは海鮮焼きそばとイカ焼きでいいよね。
ついでに夜用のシーフードカレーも作っておこう。
異世界初のシーフード飯、喜んでくれるといいなぁ!
......そういえばコレらはドロップ品。
生のイカだったら危ないかもしれないけど、ドロップ品だから寄生虫とかは居ないはずだ。
イカを刺身で......イっちゃっていいよね。生のイカはアニーさんがアレだからイカソーメンばっかりだもの。
刺身サイズに糸でスライスして、飾り包丁を入れて完成。
甘みや食感が変わるのもあるが、醤油の絡み方も変わるので結構大事。あと、万が一アニーさんがいた時の対策も兼ねている。
では早速......
「うまっ!」
寝かせてしっとりねっとりしたイカも美味しいけど、新鮮な......ドロップ品を新鮮と言っていいのかわからないけど、コリコリした食感のイカもまた美味しいね。
あっちで食う物よりも甘みが強い......寝かした物も食べてみたいけど、やり方がわからん......
どうやるんだアレ。
昆布で挟んだりする昆布締めはうろ覚え程度だけはわかるけど......
うん、さっぱりわからんからお家に戻ってから要検証だね!
うむ......刺身には日本酒もいいけど、ビールも美味しいわぁ。
あの子たちはイカ刺は食べるのかな? 一応お昼に出してみよう。
たっぷり遊んで帰ってきた皆に、海鮮焼きそばとイカ焼きを振る舞った。
刺身は全然ウケなかったのを残念に思うが、焼きそばとイカ焼きはめっちゃ好評だった。
海遊びに満足していたので、後半は次の階層へ行って探索する事に決まる。
ほら泳いでお腹空いたでしょ? まだたくさんあるからたーんとお食べー!!
階段のあるエリアからフロアに戻ってみたけれど、あんこの本気によって永久凍土と化していたビーチは......未だに溶けず、昨日と同じまま凍りついていた。
フロアを一度移動してからまた戻れば、破壊されたりしたフロアは元通りになる......なんてファンタジーお馴染みの事象は起こらない事がわかった。
「一日経っても全く溶ける気配がないとは......やっぱりあんこは凄いなぁ」
『ワフンッ』
めっちゃドヤりながら胸を張るあんこが可愛すぎて撫で回す手が止まらない。
それはさておき......これからどうしようか。
まさかこのフロアが最下層だったなんて事は無いはず。ボスも出てないし。
後探索していないのは砂浜の下と海の中、それと何も無いと思いこんでいる空中。
「上と下には探知を飛ばすなんて事してなかったからなぁ......一応試してみるか」
上下左右、自分を中心に探知をゆっくり伸ばしていく。あんこが生き物の生命活動を止めていてくれたおかげで、脳に大した負担もなく探知する範囲を拡げられた。
やはりというかなんというか......階段があったのは海の底。それも沖の方。
「海の中に階段を見つけたよ。攻略させる気無いなぁコレ......酷いと思わない?」
ダンジョンを知っているあんこは俺の言葉に頷き、初挑戦組はダンジョンって面倒なんだねって感想を伝えてきた。
「氷を溶かさないようにしながら道を作っていこうか。やりたい子はいねがー?」
俺の肩に止まっていたモチモチが羽根を広げてやりたいとアピールしてくる。
「じゃあよろしく。方角はあっちね」
階段がある方に体を向けると、ノータイムでダイフクが光線を放った。
......いっやぁ......光魔法って結構強いんだね。
俺の生み出した幻影相手と隔離された空間内でしか今まで使ってこなかったから、イマイチ正確な威力がわかってなかったよ。
ぱっくり割れた凍った海......なんだっけコレ。確か地球でも海を割った人の伝説あったよね。
まぁいいや。モチモチの力ってすげー。
......はい、やってきました42階層。
階段を下りた先には、今度は有名なサスペンスドラマのクライマックスシーンによくあるような崖の上からのスタート。そして遠くに見える下りてきたはずの階段。どうなってんだよこのダンジョン......
テテテテッテテテッテーテー(空耳)
周囲を見渡してみた感じ、どうやらここから飛び降りるしか選択肢は無いらしい。
前の階層のように心をへし折るようなギミックや生物は見えないので、皆には自由に探索していいよと伝える。
躊躇いなく崖から飛び降りていく皆に少し困惑するも、俺もここを楽しもうと海パンとゴーグルに加えて銛を装着して飛び込む。
ちょっとでもズレると尖った岩に突き刺さるやべー階層だけど、なんとか無事に着水。
海流はこんな立地のクセに緩く穏やかなのでとても快適。水も透明感があり遠くまで見渡せる。
こりゃあ良いぞと思い、とったどーごっこに励む前に皆が休めるような休憩場所を岩場を削りとって作り、ベンチとビーチチェアを設置した。
じゃあ俺も楽しんでこよっと。逝ってきまーす!
あかん......ここは深すぎる......
AGI極振りかってくらいの速度で逃げ回る魚。銛の攻撃範囲には入ってこないし、もう無理だと思ったら海底に向けてマッハで逃げ出す始末。
そこまで長い時間息は続くことはなく、水圧に耐性が無いのでまず追い付けない。
このチートボディを持ってしても、水の中でここまで動きが制限されるとは思っていなかった......
という事で銛は諦め、一度休憩場所に戻る。
ウェットスーツやフィン、酸素ボンベなどを取り寄せればなんとかなるかもしれないし、潜水、水泳、耐圧とかのスキルも生えるかもしれない。
でもそこまでして銛突きをしたい訳ではないし、それらを一々装着していくのはダルいので今回は諦める。
そんな中で俺は何をするべきなのかというと......
残った手段は、釣りだ。
素潜り漁では辛酸を嘗めた俺だけど、今度はチートな海釣りを披露してリベンジしてやるぜ。
両手の指から細ぉい糸を長ぁく出します。
先端を針のように加工します。
右手の釣り糸にはイワシ(地球産)を、左手の釣り糸にはアジ(地球産)を付けてキャストします。
後は【多重思考】さんを活用して各糸を操り、獲物が掛かるのを待つだけの簡単な作業です。
待つこと二分ちょい、右手小指竿にヒット。立て続けに右手中指竿と左手親指竿にもヒット。
【多重思考】パイセンがいなかったらパニックになっていたと思う。各指の糸を引いていく。超強力な魔動リールと悪夢のような強度の糸。
魚の口などのパーツが耐えられれば確実に釣り上げられる計算となっております。最初なのでどれくらいまでなら平気かの実験を兼ね、遠慮なく巻き上げる。
ここの魚は結構頑丈みたいで問題なく釣り上げることが出来た。
ただ、釣り上げる時の勢いにより魚が絶命したのはなんか納得いかないが......
まぁいい!
念願だった海の魚だ......やったぜ!!
............しかし、他のも釣り上げてしまおうとちょっと目を離しているうちに、いつの間にか魚が一切れの切り身に変わっていた。
そうだった。
ダンジョンのモンスターはドロップに変わるんだった。というかこの見た事あるようなフォルムの魚もモンスターだったのか......くそぅ。
だが魚の切り身が手に入るのならこれも無駄ではないのだ......
「唸れ俺のすごいつりざお!!」
パパ頑張ってアホほど魚を釣りまくるよ!! お腹いっぱいになるまでお魚を食わせてあげるからね!!
◇◇◇
三時間程熱中して頑張った結果がこちらでございます。
~戦利品一覧~
・カツオ柵×10
・マグロ赤身柵×4、中トロ柵×2
・ブリ柵×7、ブリカマ×1
・タイ切り身×11、タイのお頭×1
・サバ切り身×26
・カワハギ切り身×13、カワハギキモ×1
・カサゴ切り身×1
・カニ脚×140くらい、カニ甲羅×8
・エビ剥き身×400くらい
・タコ脚×300くらい、タコ墨×16
・イカ胴体×20、イカゲソ×400くらい、イカ墨×3
他はゴミみたいなハズレが多数。途中から投網したりしたのは内緒。
それと戦利品には全て、※〇〇っぽい魚のって注釈が付くのは仕方ないよね。
もっと沖の方に行けばヤバいの居そうだけど、今はこれで満足しておく。
......満足しておくけど、大トロも欲しかったわぁ......レアドロップがレアすぎるのが悪い。くそぅ。
ピノちゃん御守りあってコレだから、俺自体の幸運値だけではもっと悲惨だったと思われる。
皆はまだはしゃいでいるけど俺は疲れたから、海の家っぽいモノをオープンさせて待っていよう。
昼飯というには遅い時間になるけど、メニューは海鮮焼きそばとイカ焼きでいいよね。
ついでに夜用のシーフードカレーも作っておこう。
異世界初のシーフード飯、喜んでくれるといいなぁ!
......そういえばコレらはドロップ品。
生のイカだったら危ないかもしれないけど、ドロップ品だから寄生虫とかは居ないはずだ。
イカを刺身で......イっちゃっていいよね。生のイカはアニーさんがアレだからイカソーメンばっかりだもの。
刺身サイズに糸でスライスして、飾り包丁を入れて完成。
甘みや食感が変わるのもあるが、醤油の絡み方も変わるので結構大事。あと、万が一アニーさんがいた時の対策も兼ねている。
では早速......
「うまっ!」
寝かせてしっとりねっとりしたイカも美味しいけど、新鮮な......ドロップ品を新鮮と言っていいのかわからないけど、コリコリした食感のイカもまた美味しいね。
あっちで食う物よりも甘みが強い......寝かした物も食べてみたいけど、やり方がわからん......
どうやるんだアレ。
昆布で挟んだりする昆布締めはうろ覚え程度だけはわかるけど......
うん、さっぱりわからんからお家に戻ってから要検証だね!
うむ......刺身には日本酒もいいけど、ビールも美味しいわぁ。
あの子たちはイカ刺は食べるのかな? 一応お昼に出してみよう。
たっぷり遊んで帰ってきた皆に、海鮮焼きそばとイカ焼きを振る舞った。
刺身は全然ウケなかったのを残念に思うが、焼きそばとイカ焼きはめっちゃ好評だった。
海遊びに満足していたので、後半は次の階層へ行って探索する事に決まる。
ほら泳いでお腹空いたでしょ? まだたくさんあるからたーんとお食べー!!
0
お気に入りに追加
2,703
あなたにおすすめの小説
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
聖女の紋章 転生?少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です!
幸之丞
ファンタジー
2023/11/22~11/23 女性向けホットランキング1位
2023/11/24 10:00 ファンタジーランキング1位 ありがとうございます。
「うわ~ 私を捨てないでー!」
声を出して私を捨てようとする父さんに叫ぼうとしました・・・
でも私は意識がはっきりしているけれど、体はまだ、生れて1週間くらいしか経っていないので
「ばぶ ばぶうう ばぶ だああ」
くらいにしか聞こえていないのね?
と思っていたけど ササッと 捨てられてしまいました~
誰か拾って~
私は、陽菜。数ヶ月前まで、日本で女子高生をしていました。
将来の為に良い大学に入学しようと塾にいっています。
塾の帰り道、車の事故に巻き込まれて、気づいてみたら何故か新しいお母さんのお腹の中。隣には姉妹もいる。そう双子なの。
私達が生まれたその後、私は魔力が少ないから、伯爵の娘として恥ずかしいとかで、捨てられた・・・
↑ここ冒頭
けれども、公爵家に拾われた。ああ 良かった・・・
そしてこれから私は捨てられないように、前世の記憶を使って知識チートで家族のため、公爵領にする人のために領地を豊かにします。
「この子ちょっとおかしいこと言ってるぞ」 と言われても、必殺 「女神様のお告げです。昨夜夢にでてきました」で大丈夫。
だって私には、愛と豊穣の女神様に愛されている証、聖女の紋章があるのです。
この物語は、魔法と剣の世界で主人公のエルーシアは魔法チートと知識チートで領地を豊かにするためにスライムや古竜と仲良くなって、お力をちょっと借りたりもします。
果たして、エルーシアは捨てられた本当の理由を知ることが出来るのか?
さあ! 物語が始まります。
異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
外れスキル【削除&復元】が実は最強でした~色んなものを消して相手に押し付けたり自分のものにしたりする能力を得た少年の成り上がり~
名無し
ファンタジー
突如パーティーから追放されてしまった主人公のカイン。彼のスキルは【削除&復元】といって、荷物係しかできない無能だと思われていたのだ。独りぼっちとなったカインは、ギルドで仲間を募るも意地悪な男にバカにされてしまうが、それがきっかけで頭痛や相手のスキルさえも削除できる力があると知る。カインは一流冒険者として名を馳せるという夢をかなえるべく、色んなものを削除、復元して自分ものにしていき、またたく間に最強の冒険者へと駆け上がっていくのだった……。
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる