160 / 183
御神体
しおりを挟む
翌日、起きてきた怠惰なエンジェルたちに事情聴取。俺の居ない間は予想通り、とても乱れた生活を送っていたと供述。そろそろ正午なのに朝だよと言い張るのはやめようか。
生活リズムが乱れた理由を聞いたんだけど、その理由がとても可愛くて叱れなかった。くそぅ。
俺の行動をダイフクに実況してもらっていて、ヤメ時がわからなくなったとかさぁ......何も言えないやんけ......
せめて、今は朝では無い事だけは説明しておく。
「もう昼だよ。朝と言い張るのは無理がある」
「何言ってるのかな、午前中だから朝だよ」
俺もこんな言い訳をした事があるから強く言えないし、一日半寝続けたばっかりだから説得力もない。なのでとても優しく言い聞かせた。
「あまり生活リズムを崩さないようにしてね。俺、君たちと一緒にいる時間が減るのは悲しいからね」
しょぼーんとする姿を見て反省していると理解。もう許したから、これからは気をつけていこうね!!
「お昼ご飯を食べたら家族会議をしようと思います。寝すぎた罰として会議の場に着くまで抱っこさせなさい」
『『はーい』』
いいお返事の甘えんぼちゃんたちと、頷くだけの辛辣な子たち。さ、飯だ飯。
お昼ご飯は簡単な物を。それらを食べ終えたので会議を予定している場所に移動を開始。
ここでやってもいいんだけど、この子たちを抱っこして歩きたいからヘカトンくんたちの所まで歩いて向かう。
「俺にしてほしい事は決めた?」
『決まったー』
あんこが代表してお返事。
今日の予定が全部終わったら聞くからねーと伝えて抱っこする力を強めた。あ、もう着いちゃう......会議が終わるまで抱っこさせてと言っておけばよかった。無念......
会議室予定地であるワラビとヘカトンくんのコンテナまで到着すると、俺らの接近に気付いていたお二方がお出迎えしてくれた。
「ヘカトンくんとワラビはいつもありがとうね。ほら、名前も決まった事だし改めて自己紹介よろしく」
『キメラ、ワラビ、ヨロシク』
相変わらずのカタコトで自己紹介した。その後は天使たちも自己紹介。
鳴き声がとても可愛かったです。ついでに俺も自己紹介をした。
「ドーモ。ジュウマノミナ=サン。シアンです」
すっごい冷めた目で見られたけど悔いはない。悲しくなんてないやい。
「ゴホンッ......さて、それではこの拠点に関する事で数点、皆にお話ししたい事や相談したい事があります。わからない事や質問についてはその都度受け付けますので、思った事があったら意見してください」
可愛く首を振る皆に癒される。お返事してくれるのも嬉しいけど、素直に聞いてくれるのもいいな。
「では一つ目、これは質問だね。皆がこの場所についてどう思ってるのか聞きたい。良いとこ、悪いとこ、不満なとこ、ここはこうしてほしいとか......ではあんこからお願いします」
全員から意見を聞いた。
皆がこの場所を相当気に入っているのがわかり、不満な点は全然出なかった。
そんか彼女たちの意見はコチラです。
・川みたいのが欲しい
・牧場の柵を高くして欲しい
・実の味はどうにかならないのか
・前に言っていた温泉ってのに入ってみたい
・大っきい木が一本でいいから欲しい
三個目の意見以外はどうにかなると思います。貴重なご意見ありがとうございました。
では二つ目の質問。
「皆はこれからも旅をしたいと思う?」
思わないが三票、たまにお出かけをしたいが三票。
「お出かけしてもっといい場所が見つかった場合、お引越ししたいと思う?」
そんな場所がもし見つかったのならしたいと思うかもしれないが二票、ここが好きだから別に......が四票。
皆もここに愛着があるのを確認出来て嬉しいですね。皆意外とテリトリーから出たくない派なのかもしれない。
「えー、では次に、さっき意見で上がっていた事を説明するね。まずは温泉なんだけど、温泉を作れる魔道具を持ってて......それは一度しか使えないんだよね。だから皆がずっとここに住みたいって思える場所で使おうと思ってるから、生涯の棲み家となる場所が決まるまでは待っててね」
ちょっと温泉に入りたいという欲を刺激しちゃう言い方になった。ごめんね、実は俺......今めっちゃ温泉に入りたい気分なの。
「川や柵は一日あれば作れると思う。おっきい木もどうにか出来ると思う。ただあの実の味だけはどうにもならないのだよ......力になれなくて済まんな」
先程の要望に対しての返答に嬉しそうにする子どもたちと、絶望した顔をする子のコントラストが美しい。
アレの味の改善はね、どうにもならないからインキュ〇ーターに願ってくれ。
願望器に願えばアレの味変換器とか出てきそうだけど、必要なのは結界か隠蔽なんだ。
「それでもう一つ、ダンジョンに篭もっていた時に見つけたアイテムで結界or隠蔽の機能が付いたモノを入手できるんだけど、どっちがいいと思う?」
結界一票、隠蔽五票。
一票だった結界に入れた子はしょぼーんとしていて、撫でくりまわして慰めてあげたくなるが堪える。
......会議中じゃなかったら全力で撫で回すのに。
「隠蔽が圧倒的だけどそれはどうしてかな?」
・結界だと中にいい物があると思われそうで面倒
・入れないとわかるとなんとかして入ろうとするだろうから面倒
・偶然迷い込んだ生き物を外に導く役をやってみたい
・見つかっちゃうと問題になるけど、隠蔽して見つからなければ問題にならないから
・結界とか脆そう
・中で迷って帰ってこれなくなりそうで怖い
そんな意見を頂きました。
可愛い意見や脳筋な意見もあって楽しいですね。
「じゃあ隠蔽に決まりかなぁ。自分らで仕掛けた隠蔽で迷うなんて事は起こらないようにしようと思ってますのでご安心を。ここまでで何か言いたい事がある子はいる?」
フルフルと首を横に振る天使たちが可愛い。
「じゃあ会議は一旦中断ね。俺は隠蔽の道具を用意してくるから、俺が戻ってくるまでは自由にしてていいからね。ついでにおやつも置いておくよ」
話を切り上げて外に出る。コイツの説明を誤魔化したから一人でやるしかない。あんことピノちゃんは俺が使おうとしているモノに気付いていただろうけどね。
さて、ここで取り出しますはオカモチサイズの願いを叶える箱でございます。
適当に試して変な物が出ちゃったとかなったら洒落にならないので、慎重に行動したいと思います。
▼願望の器
この箱サイズの物なら望んだ物を手に入れられる
どのような物を望んだとしても、願った通りの物が出現する
1度使うと消失する▼
これさぁ......どのような物を望んだとしてもってやばいよね。俺よりも地頭が良い人間ならこれを使って凄いことを考えられるんだろうけど、俺には無理だ。失敗したくないし。
・魔力で充電可能
・神をも欺ける隠蔽機能
・効果は目的地が認識できなくなり、偶然侵入してきてしまったモノは任意で拒絶できる
・一度設置した後でも移動させる事ができる
・効果範囲は任意で設定可能
・味方には隠蔽が機能しない
望む物はこれでいいかな?
......どうせならもう一つくらい機能を追加しようか。
・味方以外のモノからの攻撃を反射する
これでいいかな。俺の頭ではもう思いつかないし。
では、お願いをしながら魔力を流していこう......これの使い方......これであってるかなぁ。
チン!
魔力を流し始めて数秒後、パンが焼けたような音がしたので願望器をオープン。
お座りしたわんこの頭にとぐろを巻いた小さいヘビが象られたオブジェが出てきた。
......かわヨ。
ニヤニヤしながらオブジェを眺めている横で、オカモチが音もなく崩れ去っていった。お勤めご苦労様でした。
それにしても......すっげぇクオリティだわ。材質はパッと見大理石っぽいけど、どうせこれも希少なファンタジー素材を使ってるんだろうな。
それでは鑑定さんお願いします。
▼神欺の犬蛇像
スキル【完全隠蔽】【悪意反射】【永遠の迷子】を兼ね備えた像
設定した範囲内にあるモノの存在を完全に隠蔽する
主が認めたモノ以外が発する悪意のある攻撃を術者の身に反射する
侵入者してきたモノを隔絶された空間内に閉じ込め、その中を永遠に彷徨わせる
侵入者を外に追い出すか、閉じ込めるかを持ち主が選ぶ事ができる
魔力がある限り劣化はせず、残存魔力が少なくなると警告音を発する▼
よし、望んだ通りの物が出てきた。完璧だな。材料とかは見れなかった。
恐ろしいスキルを内包してるけど、この像は俺の宝物とさせて頂きます。
うちの子たちの事は皆大好きなんだけど、あんことピノちゃんは俺の中で別格の扱いなんだろう。
この像の事は、祠か神棚みたいな物を建ててその中に祀ろうと思う。完成までは俺の部屋に置いておきます。寝る前と起きた後に拝もう。
うし、皆のとこへ戻って報告しなきゃ。
生活リズムが乱れた理由を聞いたんだけど、その理由がとても可愛くて叱れなかった。くそぅ。
俺の行動をダイフクに実況してもらっていて、ヤメ時がわからなくなったとかさぁ......何も言えないやんけ......
せめて、今は朝では無い事だけは説明しておく。
「もう昼だよ。朝と言い張るのは無理がある」
「何言ってるのかな、午前中だから朝だよ」
俺もこんな言い訳をした事があるから強く言えないし、一日半寝続けたばっかりだから説得力もない。なのでとても優しく言い聞かせた。
「あまり生活リズムを崩さないようにしてね。俺、君たちと一緒にいる時間が減るのは悲しいからね」
しょぼーんとする姿を見て反省していると理解。もう許したから、これからは気をつけていこうね!!
「お昼ご飯を食べたら家族会議をしようと思います。寝すぎた罰として会議の場に着くまで抱っこさせなさい」
『『はーい』』
いいお返事の甘えんぼちゃんたちと、頷くだけの辛辣な子たち。さ、飯だ飯。
お昼ご飯は簡単な物を。それらを食べ終えたので会議を予定している場所に移動を開始。
ここでやってもいいんだけど、この子たちを抱っこして歩きたいからヘカトンくんたちの所まで歩いて向かう。
「俺にしてほしい事は決めた?」
『決まったー』
あんこが代表してお返事。
今日の予定が全部終わったら聞くからねーと伝えて抱っこする力を強めた。あ、もう着いちゃう......会議が終わるまで抱っこさせてと言っておけばよかった。無念......
会議室予定地であるワラビとヘカトンくんのコンテナまで到着すると、俺らの接近に気付いていたお二方がお出迎えしてくれた。
「ヘカトンくんとワラビはいつもありがとうね。ほら、名前も決まった事だし改めて自己紹介よろしく」
『キメラ、ワラビ、ヨロシク』
相変わらずのカタコトで自己紹介した。その後は天使たちも自己紹介。
鳴き声がとても可愛かったです。ついでに俺も自己紹介をした。
「ドーモ。ジュウマノミナ=サン。シアンです」
すっごい冷めた目で見られたけど悔いはない。悲しくなんてないやい。
「ゴホンッ......さて、それではこの拠点に関する事で数点、皆にお話ししたい事や相談したい事があります。わからない事や質問についてはその都度受け付けますので、思った事があったら意見してください」
可愛く首を振る皆に癒される。お返事してくれるのも嬉しいけど、素直に聞いてくれるのもいいな。
「では一つ目、これは質問だね。皆がこの場所についてどう思ってるのか聞きたい。良いとこ、悪いとこ、不満なとこ、ここはこうしてほしいとか......ではあんこからお願いします」
全員から意見を聞いた。
皆がこの場所を相当気に入っているのがわかり、不満な点は全然出なかった。
そんか彼女たちの意見はコチラです。
・川みたいのが欲しい
・牧場の柵を高くして欲しい
・実の味はどうにかならないのか
・前に言っていた温泉ってのに入ってみたい
・大っきい木が一本でいいから欲しい
三個目の意見以外はどうにかなると思います。貴重なご意見ありがとうございました。
では二つ目の質問。
「皆はこれからも旅をしたいと思う?」
思わないが三票、たまにお出かけをしたいが三票。
「お出かけしてもっといい場所が見つかった場合、お引越ししたいと思う?」
そんな場所がもし見つかったのならしたいと思うかもしれないが二票、ここが好きだから別に......が四票。
皆もここに愛着があるのを確認出来て嬉しいですね。皆意外とテリトリーから出たくない派なのかもしれない。
「えー、では次に、さっき意見で上がっていた事を説明するね。まずは温泉なんだけど、温泉を作れる魔道具を持ってて......それは一度しか使えないんだよね。だから皆がずっとここに住みたいって思える場所で使おうと思ってるから、生涯の棲み家となる場所が決まるまでは待っててね」
ちょっと温泉に入りたいという欲を刺激しちゃう言い方になった。ごめんね、実は俺......今めっちゃ温泉に入りたい気分なの。
「川や柵は一日あれば作れると思う。おっきい木もどうにか出来ると思う。ただあの実の味だけはどうにもならないのだよ......力になれなくて済まんな」
先程の要望に対しての返答に嬉しそうにする子どもたちと、絶望した顔をする子のコントラストが美しい。
アレの味の改善はね、どうにもならないからインキュ〇ーターに願ってくれ。
願望器に願えばアレの味変換器とか出てきそうだけど、必要なのは結界か隠蔽なんだ。
「それでもう一つ、ダンジョンに篭もっていた時に見つけたアイテムで結界or隠蔽の機能が付いたモノを入手できるんだけど、どっちがいいと思う?」
結界一票、隠蔽五票。
一票だった結界に入れた子はしょぼーんとしていて、撫でくりまわして慰めてあげたくなるが堪える。
......会議中じゃなかったら全力で撫で回すのに。
「隠蔽が圧倒的だけどそれはどうしてかな?」
・結界だと中にいい物があると思われそうで面倒
・入れないとわかるとなんとかして入ろうとするだろうから面倒
・偶然迷い込んだ生き物を外に導く役をやってみたい
・見つかっちゃうと問題になるけど、隠蔽して見つからなければ問題にならないから
・結界とか脆そう
・中で迷って帰ってこれなくなりそうで怖い
そんな意見を頂きました。
可愛い意見や脳筋な意見もあって楽しいですね。
「じゃあ隠蔽に決まりかなぁ。自分らで仕掛けた隠蔽で迷うなんて事は起こらないようにしようと思ってますのでご安心を。ここまでで何か言いたい事がある子はいる?」
フルフルと首を横に振る天使たちが可愛い。
「じゃあ会議は一旦中断ね。俺は隠蔽の道具を用意してくるから、俺が戻ってくるまでは自由にしてていいからね。ついでにおやつも置いておくよ」
話を切り上げて外に出る。コイツの説明を誤魔化したから一人でやるしかない。あんことピノちゃんは俺が使おうとしているモノに気付いていただろうけどね。
さて、ここで取り出しますはオカモチサイズの願いを叶える箱でございます。
適当に試して変な物が出ちゃったとかなったら洒落にならないので、慎重に行動したいと思います。
▼願望の器
この箱サイズの物なら望んだ物を手に入れられる
どのような物を望んだとしても、願った通りの物が出現する
1度使うと消失する▼
これさぁ......どのような物を望んだとしてもってやばいよね。俺よりも地頭が良い人間ならこれを使って凄いことを考えられるんだろうけど、俺には無理だ。失敗したくないし。
・魔力で充電可能
・神をも欺ける隠蔽機能
・効果は目的地が認識できなくなり、偶然侵入してきてしまったモノは任意で拒絶できる
・一度設置した後でも移動させる事ができる
・効果範囲は任意で設定可能
・味方には隠蔽が機能しない
望む物はこれでいいかな?
......どうせならもう一つくらい機能を追加しようか。
・味方以外のモノからの攻撃を反射する
これでいいかな。俺の頭ではもう思いつかないし。
では、お願いをしながら魔力を流していこう......これの使い方......これであってるかなぁ。
チン!
魔力を流し始めて数秒後、パンが焼けたような音がしたので願望器をオープン。
お座りしたわんこの頭にとぐろを巻いた小さいヘビが象られたオブジェが出てきた。
......かわヨ。
ニヤニヤしながらオブジェを眺めている横で、オカモチが音もなく崩れ去っていった。お勤めご苦労様でした。
それにしても......すっげぇクオリティだわ。材質はパッと見大理石っぽいけど、どうせこれも希少なファンタジー素材を使ってるんだろうな。
それでは鑑定さんお願いします。
▼神欺の犬蛇像
スキル【完全隠蔽】【悪意反射】【永遠の迷子】を兼ね備えた像
設定した範囲内にあるモノの存在を完全に隠蔽する
主が認めたモノ以外が発する悪意のある攻撃を術者の身に反射する
侵入者してきたモノを隔絶された空間内に閉じ込め、その中を永遠に彷徨わせる
侵入者を外に追い出すか、閉じ込めるかを持ち主が選ぶ事ができる
魔力がある限り劣化はせず、残存魔力が少なくなると警告音を発する▼
よし、望んだ通りの物が出てきた。完璧だな。材料とかは見れなかった。
恐ろしいスキルを内包してるけど、この像は俺の宝物とさせて頂きます。
うちの子たちの事は皆大好きなんだけど、あんことピノちゃんは俺の中で別格の扱いなんだろう。
この像の事は、祠か神棚みたいな物を建ててその中に祀ろうと思う。完成までは俺の部屋に置いておきます。寝る前と起きた後に拝もう。
うし、皆のとこへ戻って報告しなきゃ。
10
お気に入りに追加
2,693
あなたにおすすめの小説
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍2巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
外れスキル持ちの天才錬金術師 神獣に気に入られたのでレア素材探しの旅に出かけます
蒼井美紗
ファンタジー
旧題:外れスキルだと思っていた素材変質は、レア素材を量産させる神スキルでした〜錬金術師の俺、幻の治癒薬を作り出します〜
誰もが二十歳までにスキルを発現する世界で、エリクが手に入れたのは「素材変質」というスキルだった。
スキル一覧にも載っていないレアスキルに喜んだのも束の間、それはどんな素材も劣化させてしまう外れスキルだと気づく。
そのスキルによって働いていた錬金工房をクビになり、生活費を稼ぐために仕方なく冒険者になったエリクは、街の外で採取前の素材に触れたことでスキルの真価に気づいた。
「素材変質スキル」とは、採取前の素材に触れると、その素材をより良いものに変化させるというものだったのだ。
スキルの真の力に気づいたエリクは、その力によって激レア素材も手に入れられるようになり、冒険者として、さらに錬金術師としても頭角を表していく。
また、エリクのスキルを気に入った存在が仲間になり――。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
オタクな母娘が異世界転生しちゃいました
yanako
ファンタジー
中学生のオタクな娘とアラフィフオタク母が異世界転生しちゃいました。
二人合わせて読んだ異世界転生小説は一体何冊なのか!転生しちゃった世界は一体どの話なのか!
ごく普通の一般日本人が転生したら、どうなる?どうする?
転生5回目!? こ、今世は楽しく長生きします!
実川えむ
ファンタジー
猫獣人のロジータ、10歳。
冒険者登録して初めての仕事で、ダンジョンのポーターを務めることになったのに、
なぜか同行したパーティーメンバーによって、ダンジョンの中の真っ暗闇の竪穴に落とされてしまった。
「なーんーでーっ!」
落下しながら、ロジータは前世の記憶というのを思い出した。
ただそれが……前世だけではなく、前々々々世……4回前? の記憶までも思い出してしまった。
ここから、ロジータのスローなライフを目指す、波乱万丈な冒険が始まります。
ご都合主義なので、スルーと流して読んで頂ければありがたいです。
セルフレイティングは念のため。
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
転生幼女が魔法無双で素材を集めて物作り&ほのぼの天気予報ライフ 「あたし『お天気キャスター』になるの! 願ったのは『大魔術師』じゃないの!」
なつきコイン
ファンタジー
転生者の幼女レイニィは、女神から現代知識を異世界に広めることの引き換えに、なりたかった『お天気キャスター』になるため、加護と仮職(プレジョブ)を授かった。
授かった加護は、前世の記憶(異世界)、魔力無限、自己再生
そして、仮職(プレジョブ)は『大魔術師(仮)』
仮職が『お天気キャスター』でなかったことにショックを受けるが、まだ仮職だ。『お天気キャスター』の職を得るため、努力を重ねることにした。
魔術の勉強や試練の達成、同時に気象観測もしようとしたが、この世界、肝心の観測器具が温度計すらなかった。なければどうする。作るしかないでしょう。
常識外れの魔法を駆使し、蟻の化け物やスライムを狩り、素材を集めて観測器具を作っていく。
ほのぼの家族と周りのみんなに助けられ、レイニィは『お天気キャスター』目指して、今日も頑張る。時々は頑張り過ぎちゃうけど、それはご愛敬だ。
カクヨム、小説家になろう、ノベルアップ+、Novelism、ノベルバ、アルファポリス、に公開中
タイトルを
「転生したって、あたし『お天気キャスター』になるの! そう女神様にお願いしたのに、なぜ『大魔術師(仮)』?!」
から変更しました。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる