上 下
62 / 183

お勉強

しおりを挟む
 俺の周囲をクルクルと回遊するのがかなり楽しかったのか、10分くらいそれを続けていたお嬢様。

 楽しそうにしているお姫様が可愛くて、満足するまでそれにずっと付き合っていた。
 ギリギリ逆上せずに済んだけどちょっとフラつく......
 お姫様に心配をさせる訳にはいかなかったので、平然を装い、抱っこして湯船からあがった。

 俺と一緒に過ごせたのが嬉しかったみたいで、ずっとしっぽをふりふりとしながらぴったりとくっ付いている。

 どのモードのあんこも甲乙付け難いほど可愛いが、敢えて選ばなきゃならないと言われたのなら、俺は甘えんぼモードが一番可愛いと思います。

 風呂上がりで暑いので、お嬢様に氷を頼んでから収納からある物を取り出そうとする。

 何をするかを即座に察したお嬢様は、俺の膝の上でお座りしながら氷を空中に待機させている。かわいいわぁ。

 さぁかき氷を作るよー。

 氷を貰って、マシンにセット。手動でシャリシャリと氷を削っていく。あんこの好きなブルー〇ワイ味のシロップを掛けてあげて完成。どうぞ召し上がれ。

 今日の俺は気分的に練乳小豆。

 火照った体に染み渡る氷の冷たさが気持ちいい。練乳の濃い甘みを小豆の食感と風味、そして氷の水分がまろやかにしていく。

 次にかき氷をやる時は宇治金時にしよう。白玉も乗せたい。
 白玉はなんとなくだけど、ピノちゃんが食いつきそうだな。

 ......それにしてもキーンってしないあんこが羨ましい。凄い勢いで食べている。



 俺はただいまキーンとしている。


 ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙頭痛いィィィィ......これはレジストしないのかよ......俺のスキルのバカ野郎ォォォォ!!

 突然頭を抑えて悶え始めた俺の事を、不思議そうに見つめてくるお嬢様。
 大丈夫、心配ないよ......これはただの試練だから......

 ぐぉぉぉぉ......

 体の芯まで暑くなっていたから今日はイケるだろうと、根拠の無い自信が主張してきやがったせいだ......


 少し経ってようやく苦しみから立ち直った俺。今度はゆっくりと食べ進めていく。
 先に食べ終わって満足そうにしているお嬢様の口に練乳小豆を運ぶ。

 嬉しそうに食べてくれたが、味はブルーハ〇イの方がお気に入りらしい。

 かき氷を食べる事より、俺の手で食べさせて貰う方に喜んでいた。
 最近は食べさせてあげてなかったからね......ごめんよ。

 俺の好みの品はこの子たちに刺さらないってのがちょっと寂しい。いつかピンズドなのを見つけてやる!!


 俺も食べ終わってからは、膝の上にお姫様を横たわらせて、新しく購入したユラユラと揺れる椅子に座ってまったり。
 椅子の揺れに合わせてしっぽも揺れているのがかわいい。

 お姫様はこの椅子が気に入ったみたいでかなり嬉しそう。

 揺らしてみたい!やらせて!とおねだりされたので、俺は椅子から降りてお姫様を椅子に座らせてあげる。

 椅子にお座りしているあんこは、大型犬サイズになって楽しそうに椅子を揺らしている。

 あー、この椅子を購入してよかった!!!
 満足そうにしているお嬢様を一枚撮ってから窓際に行ってタバコに火をつけた。

 これからいっぱい好きな物や楽しめる物を増やしていってほしい。でもこの子たちの一番は俺であってくれ。


 ピノちゃんはまだ寝ているし、朝飯はもうちょい後でいいか。
 コーヒーを用意して、窓際でゆっくりと過ごす事に。


 そこから30分程ダラダラとしていたらピノちゃんが起きてきた。
 寝起きでまだ覚醒しておらず、ふわふわしているピノちゃん。ポケーっとしていてかわいい。

 なんか危なっかしいので、手のひらの上に乗せて覚醒するまで撫でる。

 まだ眠いみたいでなかなか起きない。可愛いのでしばらくそのままでいてくれてもいいよ。

 そうして撫でていると、突然ピノちゃんが指に絡み付いてきた。
 ビジュアル系の人が装備してる指輪みたいになってる。なんか可愛い。

 こんな姿になっているのは初めて見たし、なんとなく外したくないのでそのまま起きるのを待つ。

 お嬢様は満足したようで、椅子から降りてこっちに向かってくる。小さくなって俺の膝に飛び乗ってきてゴロンと転がる。
 ピノちゃんが絡み付いていない方の手で背中を撫でてあげると、嬉しそうに一鳴きしてしっぽをユラユラさせている。

 蛇のこの行動は何か意味があるんだろうか。あっちにいる時にキチンと調べておけばよかった。


 そこから十分くらいしたらシャキッとしたピノちゃん。寝惚けていた時の事は聞いていない。寝惚けていた時の行動を俺が聞いて、もしそれを恥ずかしがって俺に素っ気ない態度をとるようになったら悲しすぎて泣く。

 それと完全に二度寝モードに入った時に、絡んでいる力が緩んでしまい、指から離れてしまったのは残念だった。

 皆しっかり覚醒したので朝食を頼み、食事しながら今日の予定を話す。


「今日の俺は調べ物をするから多分ずっと暇にさせちゃうと思うんだけど、どうする?この部屋に残って自由に過ごしてもいいけど」


 ポケットで寝てるよ。とピノちゃん。
 一緒に行くよ!とあんこが言った。

 ゆらゆらする椅子を気に入ってたし、ここで寝てるとか言うと思っていたけど、一緒に来てくれるみたいで嬉しい。
 今日一日窮屈な思いさせると思うけどよろしくね!と抱きついて頬ずりした。

 ホテルの朝食バイキングにありそうなメニューの朝食を食べ、出発の準備をする。


 早く窮屈な人間界から抜け出そう!頑張ろー!珍しくポジティブになって宿を出た。
 ピノちゃんはいつものポケットの中。終わったら起こしてねーと言って入っていった。

 お姫様の事は抱っこして外を歩く。ギュッとしがみついてきているのがとても嬉しい。

 うちの子がかわいい以外に何もイベントはなく、すんなりとギルドに到着した。


 ギルドに入って昨日の職員と軽く話しをした後、資料室まで案内してもらう。
 全ての資料が閲覧許可になっていたので、約束はしっかり守られたようだった。


 あんまり時間かけてもアレなので、早速調べ始める。
 あんこは定位置に収まり、顔だけ出しているので撫でてあげた。


 調べたい事は大まかに三つ。

 一つ目は、俺が住んでも平気そうな人里から離れた場所を探す事

 二つ目は、ミートブルの生態、生息場所、飼育方法

 三つ目は、エリクサーみたいなポジションの回復薬と回復魔法について


 世界地図みたいなのと魔物図鑑、アイテム図鑑、魔法の事が纏めてある本を探す。

 ......お目当ての本を探すだけで一時間くらい掛かってしまったが、ちゃんと本は見つけられた。


 先ずは世界地図みたいのを開く。

 えーっと、なになに......

 五大国は五角形の形になっていて、皇国が先端に位置する。
 先端の帝国から時計回りに帝国、連邦国、教国、王国の形になっている。

 その五角形の中心には難攻不落のダンジョンがある。極稀に中からモンスターが氾濫することがあり、その際には五大国が結束して事に対応する決まりになっているらしい。

 難攻不落のダンジョンからスタンピードが発生したとして、人間如きに対処できるのかね?
 あの性格クソ悪ダンジョンですら半分も攻略出来てないのに......
 もし最狂ウサギの群れが出てきてしまったら、王都は為す術もなく滅ぼされる未来しかないだろうな。

 魔物の領域に一番近いのは皇国で、亜人の領域に一番近いのは連邦国。
 どちらの国も防衛を任されているって建前らしいけど、厄介事の押し付けか自国を強化する為の隠れ蓑ってとこだろうなー。

 魔物の領域からの侵攻があった場合は、皇国が矢面に立ち、帝国と王国で援護。それでも厳しかったら連邦国と教国に応援を要請。

 亜人の領域からの侵攻の場合には、連邦国を先頭に、帝国、教国で対処。これも厳しかったら皇国と王国へ応援要請。
 帝国ってめんどくせぇ立ち位置にいるんだな。その分色々と利益もありそうだけど。

 案外しっかりとしていて、周囲には協力的で対等な関係と思わせられるような仕組みになっていた。
 実際には侵攻なんてされる事はほぼ無いだろうし、侵攻があったとしても、人側からちょっかいを出された事への報復の為の行動だと思うわ。

 多分コイツらは、三竦みならぬ五竦みの関係なんでしょうね。出過ぎた真似や勝手な行動はすんなよ!と監視し合ってるっぽいなー。

 まぁいい、勝手にやってろ。さぁ続きだ。

 教国から更に先に進むと海っぽいのがあるらしく、海の向こう側はまだ未開の領域。

 王国の先には森林地帯があり、半分も攻略出来ていないらしく未開の地となっている。
 どうやら俺が森から抜けた所がその森だったみたいだね。ややこしいな。
 帝国の先には広大な山岳地帯があるらしく、魔物と亜人の領域を分断する壁みたいになっている。

 皇国の先は魔物の領域、連邦国の先は亜人の領域だ。

 ......王国から先に進むのは却下だな。森なんか行けるか!!自然は壊したくないけど、ダンジョンでやった事をしてしまいそうだから絶対行かない。

 そして海は魅力的なんだけども、一番近い国が教国なのは無理だ。なのでこれも却下。

 亜人とは全然馴染めなさそうだから遠慮しておこう。完全な偏見だけど、引きこもりコミュ障の亜人達に頼み事をしても絶対聞く耳を持たないだろうし。

 そうなると残りは帝国と皇国の先の二つ。

 山岳地帯がどれほどのモノかはわからないけど、山岳地帯方面から進んで魔物の領域へ降りていくのが良さそうな気がする。

 皇国から魔物の領域へ直行したら、なんかゴタゴタに巻き込まれそうだし......

 よし。最終目標は魔物の領域近辺にして、山からそちらへと移動しながら良さそうな土地を探していこう。
 それと一度アラクネ達の国にも行ってみたいな。

 目的が一つ済んだので、次にミートブル関連の事を。

 これの生態や飼育方法みたいのは書かれていなかった。最初から躓く......
 こんな情報を隠す意味がわからん。さっさと全員に開示すればいいのに。
 もっと食に対して貪欲になれと言いたい。テイマーならどうにか出来そうじゃんか!

 愛着が湧いてしまったら、一気に絶望的になるけど。

 生息地は山岳地帯で、中腹くらいの草が豊富な土地らしいから、二度手間にならなそうでそこは嬉しい。
 あの肉は絶対に確保しておきたい。ミルクもどんな味か気になる。

 次にエリクサー的な物について。
 錬金術師が偶然生み出したーとか、ダンジョンで偶然手に入れたーなどのお伽噺の領域みたい。
 でも記録に残っているということは実現出来る可能性があるっぽい。偶然手に入ればいいや......くらいに思っておこう。

 回復魔法については、教国が独占しているみたいで情報が全然無かった。
 ざっくりとした説明で、こんな感じのがあるよ......としか書かれていない。
 宗教国家は何処も厄介だなぁ......神よりも金を信仰していやがる。

 油断さえしなければ怪我なんてしなさそうだし、これについてはもう諦めようかね......

 テンプレなら聖女の危機を救って仲間にする......なんて事がありそうだけど、俺には無理だ。

 宗教の中でも、上の方に近いヤツなんかと知り合い以上の関係になりたいとか思わない。回復魔法が高レベルで扱える魔物とかが仲間になってくれた方が嬉しいわ。


 おっ!それがいいな。回復魔法が使えて、見た目も可愛い子がいないかなぁ。

 まぁ絶対に仲間にするって訳ではないけど、うちの子たちが仲良くしたいって思える子なら仲間にしたいかも。


 ちょっと知識だけでも頭に入れておこう。一応魔物図鑑を隅々まで調べてみようかね。
しおりを挟む
感想 60

あなたにおすすめの小説

いや、自由に生きろって言われても。

SHO
ファンタジー
☆★☆この作品はアルファポリス様より書籍化されます☆★☆ 書籍化にあたってのタイトル、著者名の変更はありません。 異世界召喚に巻き込まれた青年と召喚された張本人の少女。彼等の通った後に残るのは悪人の骸…だけではないかも知れない。巻き込まれた異世界召喚先では自由に生きるつもりだった主人公。だが捨て犬捨て猫を無視出来ない優しさが災い?してホントは関わりたくない厄介事に自ら巻き込まれに行く。敵には一切容赦せず、売られたケンカは全部買う。大事な仲間は必ず守る。無自覚鈍感最強ヤローの冒険譚を見よ! ◎本作のスピンオフ的作品『職業:冒険者。能力:サイキック。前世:日本人。』を並行連載中です。気になった方はこちらも是非!*2017.2.26完結済です。 拙作をお読み頂いた方、お気に入り登録して頂いた皆様、有難う御座います! 2017/3/26本編完結致しました。 2017/6/13より新展開!不定期更新にて連載再開! 2017/12/8第三部完結しました。

野草から始まる異世界スローライフ

深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。 私ーーエルバはスクスク育ち。 ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。 (このスキル使える)   エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。 エブリスタ様にて掲載中です。 表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。 プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。 物語は変わっておりません。 一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。 よろしくお願いします。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~

はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。 俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。 ある日の昼休み……高校で事は起こった。 俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。 しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。 ……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

異世界の片隅で引き篭りたい少女。

月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!  見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに 初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、 さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。 生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。 世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。 なのに世界が私を放っておいてくれない。 自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。 それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ! 己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。 ※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。 ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。  

聖女の紋章 転生?少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です!

幸之丞
ファンタジー
2023/11/22~11/23  女性向けホットランキング1位 2023/11/24 10:00 ファンタジーランキング1位  ありがとうございます。 「うわ~ 私を捨てないでー!」 声を出して私を捨てようとする父さんに叫ぼうとしました・・・ でも私は意識がはっきりしているけれど、体はまだ、生れて1週間くらいしか経っていないので 「ばぶ ばぶうう ばぶ だああ」 くらいにしか聞こえていないのね? と思っていたけど ササッと 捨てられてしまいました~ 誰か拾って~ 私は、陽菜。数ヶ月前まで、日本で女子高生をしていました。 将来の為に良い大学に入学しようと塾にいっています。 塾の帰り道、車の事故に巻き込まれて、気づいてみたら何故か新しいお母さんのお腹の中。隣には姉妹もいる。そう双子なの。 私達が生まれたその後、私は魔力が少ないから、伯爵の娘として恥ずかしいとかで、捨てられた・・・  ↑ここ冒頭 けれども、公爵家に拾われた。ああ 良かった・・・ そしてこれから私は捨てられないように、前世の記憶を使って知識チートで家族のため、公爵領にする人のために領地を豊かにします。 「この子ちょっとおかしいこと言ってるぞ」 と言われても、必殺 「女神様のお告げです。昨夜夢にでてきました」で大丈夫。 だって私には、愛と豊穣の女神様に愛されている証、聖女の紋章があるのです。 この物語は、魔法と剣の世界で主人公のエルーシアは魔法チートと知識チートで領地を豊かにするためにスライムや古竜と仲良くなって、お力をちょっと借りたりもします。 果たして、エルーシアは捨てられた本当の理由を知ることが出来るのか? さあ! 物語が始まります。

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜

ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった! 謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。 教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。 勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。 元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。 力を持っていても順応できるかは話が別だった。 クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。 ※ご注意※ 初投稿、試作、マイペース進行となります。 作品名は今後改題する可能性があります。 世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。 旅に出るまで(序章)がすごく長いです。 他サイトでも同作を投稿しています。 更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。

異世界で家族と新たな生活?!〜ドラゴンの無敵執事も加わり、ニューライフを楽しみます〜

藤*鳳
ファンタジー
 楽しく親子4人で生活していたある日、交通事故にあい命を落とした...はずなんだけど...?? 神様の御好意により新たな世界で新たな人生を歩むことに!!! 冒険あり、魔法あり、魔物や獣人、エルフ、ドワーフなどの多種多様な人達がいる世界で親子4人とその親子を護り生活する世界最強のドラゴン達とのお話です。

異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)

ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。 流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定! 剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。 せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!? オマケに最後の最後にまたもや神様がミス! 世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に なっちゃって!? 規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。 ……路上生活、そろそろやめたいと思います。 異世界転生わくわくしてたけど ちょっとだけ神様恨みそう。 脱路上生活!がしたかっただけなのに なんで無双してるんだ私???

処理中です...