ほのぼの学園百合小説 キタコミ!

水原渉

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第21話 体育祭(1)

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 ユナ高の文化祭は、伝統的に9月の最後の土日に行われるが、体育祭も同様に、体育の日に行うと決まっていた。今はスポーツの日と名前が変わったのだったか覚えていないが、元々この祝日は東京オリンピックの開会式が行われた10月10日に制定されていた。
 それがハッピーマンデー制度によって月曜日に移動したことで、ユナ高の体育祭も祝日の前の土曜日に変更になった。つまり、文化祭の丁度2週間後ということだ。
 体育祭の練習自体は文化祭の前から行われていたが、文化祭が終わったことで校内は一気に体育祭ムードになった。西洋風のクリスマスが終わった後、すぐに和風の正月ムードになる年末に似ている。そう言って笑うと、涼夏が心底どうでもよさそうにため息をついた。
「体育祭なんて滅べばいい」
 文化祭が終わってから、涼夏はずっとこの調子だ。体育祭は体力測定と違ってお祭りである。見た目に面白い競技もたくさんあるし、文化祭で結束が強くなったクラスにおいて、誰がどの競技に出場するかをワイワイ話すのもなかなか楽しい。
 友達も多く、賑やかなのが好きな涼夏は、体育祭もきっと楽しむのだろうと思ったら、まったくそんなことはなかった。出会った時から運動は苦手だと言っていたが、私が思っていたより遥かに苦手らしい。嫌いと言った方が正しいかもしれない。私が見る限り、そこまで身体能力が人より劣っているようには見えない。ただ、暑いのが苦手と言っていたし、汗だくになって走り回るのが嫌いなのだろう。
「全力疾走とか、必要なくない? 100メートル走るのが人より5秒遅かったからって、人生にどれだけの影響があるって言うの?」
 涼夏が真顔でそう言うと、隣で絢音がくすくすと笑った。内容はともかく、いつも明るくてポジティブな涼夏が、つまらないことで愚痴を零しているのは面白い。私も思わずにやけると、涼夏が不満げに唇を尖らせた。
「絢音はなんでも出来るし、千紗都も元々運動部だし、引きこもりの料理部員の気持ちなんてわからんのだ」
 意外でもないが、3人の中では絢音が一番足が速い。元より一番背が高いし脚も細いからおかしくはないのだが、成績も良くてギターも弾けて歌も上手くて、その上運動能力も高いのだから、神はこの子にたくさんの物を与えたようだ。ただバドミントン部に所属していただけで、大会の一つにも出られなかった私とは違う。
「涼夏は可愛くて女子力も高いから、体育祭くらい、ひーひー言いながら最後にゴールテープを切るくらいのハンデがあって丁度いいんだよ」
 絢音がからかうようにそう言うと、涼夏は「そんなの要らんし」と無念そうに首を振った。容姿に関して言えば、確かに涼夏はずば抜けて可愛いが、絢音だってクラスでは可愛い方だ。春からずっと、帰宅部が一番豊作だと男子が噂しているが、絢音はその中に自分も入っているという自覚がまるでない。もっとも、それは私も同じだが。
「背渡りとか、楽しそうだよね。私、存在も知らなかった」
 プログラムを思い出しながら声を弾ませると、涼夏が達観したような眼差しで私を見た。
「土台になって踏まれて、走って土台になって踏まれて、あの競技の何が楽しいのか、私にはまるで理解できない」
「まあ、やるより見てる方が楽しそうだけど、自分の前にどんどん道ができるのって面白そうじゃん? モーセかよって」
 私がそう言って目を細めると、絢音が「まさかの出エジプト記」と笑いながら肩を震わせた。生憎私は土台だが、小柄で見た目にも軽そうな涼夏は、走る役に選ばれかけた。割と本気で嫌がった結果、涼夏も土台に収まったが、文化祭に引き続き涼夏を指名した委員長を、涼夏が「いい加減にせい」と一蹴したシーンは、1年3組の歴史に残る名場面として、クラス全員の記憶に刻み込まれた。
 クラス中が静まり返った伝説の5秒を思い出して、絢音と二人で笑っていると、涼夏が肩を落として恨みがましく私を見上げた。
「千紗都、文化祭の時もそうだったけど、体育祭も楽しそうだよね。体育祭も休んだの?」
 涼夏が言っているのは、中学時代の話だ。友達のいなかった私は、中学最後の文化祭に行かなかった。それもあって、高校では楽しもうという気持ちが人一倍強かった。体育祭には参加したが、涼夏の想像通り、あまり楽しくはなかった。ただ、それと今の高揚感は関係ない。
「たぶん私、お祭りが好きなんだよ」
「クールで清楚で、いつも一歩後ろから穏やかに見守る帰宅部の部長様が、意外ですなぁ」
 涼夏がおどけながらそう言って、同意するように絢音も頷いた。先程まで私と一緒に涼夏をからかっていたのに、同調力の強い子だ。
「私のどこがクールなの? 涼夏がキュートで、私がパッション、絢音がクールでしょ」
 私が当然のようにそう言うと、涼夏が呆れたように肩をすくめた。
「その分類が何かは知らんけど、あのライブ演奏を見たら、どう考えても絢音がパッションでしょ。んで、控えめで大人しい千紗都がクール」
「コミュ障で暗いって言った?」
「言ってない」
 いつもの掛け合いに、絢音が体を折り曲げて笑った。確かにこの子がパッションかもしれない。
 体育祭は主にクラス対抗で行われる。定番のスウェーデンリレーから綱引き、騎馬戦、応援合戦の他に、どんどん増えて行く二人三脚や、先程話題にした背渡り、台風の目、邪魔のできる玉入れなど、10種類以上の種目を丸一日かけて行う。見に来る保護者も多いらしく、文化祭よりも盛り上がるという噂もある。
 ユナ高は部活動が盛んで、帰宅部はごくわずかしかいない。もちろん、吹奏楽部をはじめ、文化部に所属している生徒も多いが、それでもどのクラスにも運動部の部員がたくさんいる。彼らに任せておけばいいのだと涼夏は言うが、生憎全員強制参加だ。
「五人六脚とか、出来る気がしない。千紗都と絢音と三人四脚ですら自信がない」
 涼夏が自分の参加種目を挙げながら、深くため息をついた。他には綱引きと玉入れ、応援合戦に参加するが、ぶっちゃけそれらの競技は本気でやらなくても目立たない。ただ、二人三脚はそうではない。呼吸が揃わなければゴールできない。
「それを言ったら、私なんてタイヤリレーの上だよ? まあ、すごく面白いからいいけど」
 私がそう言うと、涼夏がとんでもないと首を振った。
 タイヤリレーとは、人が上に座っているタイヤを、何人かがロープで引っ張って走る競技で、引く人の呼吸とタイヤに座る人のバランス感覚が重要になる。1クラス何回か行うが、その内の1回に何故か私が抜擢された。息を潜めて生きていたが、文化祭の実行委員をしたことで、クラス内での認知度が上がってしまったようだ。
 私が無念だと首を振ると、絢音が可笑しそうに頬を緩めた。
「千紗都は入学初日から目立ってたよ?」
「何故? 影のように生きてたはずだけど」
「言うまでもないでしょ。私、千紗都の友達だってことを結構羨ましがられてたし、千紗都と絡みたかった子は多いんだよ」
 絢音がそう言うと、涼夏が「それはいかんなぁ」と腕を組んで、ツラそうに眉根を寄せた。
「千紗都は私たちのものだと、もう一度人民に知らしめる必要がある」
「そうだね。敵は男子よりむしろ女子だよ」
 二人が結束を深め合うように握手をした。特に他の子と仲良くする気はないが、二人が勝手に不安を抱いて、私への干渉を強めてくれるのなら、それは願ってもないことだ。二人が構ってくれなくなったら、私の高校生活はおしまいである。
 何にしろ、体育祭は楽しみだ。涼夏には悪いが、私は思い切り楽しみたいと思う。

 体育祭が近付いて来ると、何時間か授業が中止になって、体育祭の練習に充てられる。10月に入ってから多少涼しくなったとはいえ、日中はまだまだ暑いし、外で走り回っていると体操服は汗まみれになる。
 タイヤリレーの練習が終わったので、木陰に座ってお茶を飲んでいたら、涼夏が嘘泣きしながらやってきた。
「私今日、バイトなのに。シャワー浴びたいよぉ」
 汗で張り付いた白い体操服が、砂で汚れている。今日もだいぶ転んだようだが、見ている限り、だいぶましになってきた。1位は無理でも、上位を狙えるのではないか。そう思って見ているが、他のクラスを知らないからなんとも言えない。奈都も二人三脚に出ると言っていたので、当日は奈都と涼夏の戦いを楽しみたい。
 ハーフパンツから覗かせる膝に擦りむいた跡があって、血が滲んでいた。大丈夫かと聞くと、涼夏は今気が付いたように「本当だ」と驚いた顔をした。それからいたずらっぽく笑って、座っている私に膝を突き出した。
「舐めて」
「いや、頭おかしいでしょ!」
 私は思わず声を荒げて手を振った。
 たまたま一人で座っているが、グラウンドは3組の他にもたくさんのクラスが利用している。たとえ一瞬であっても、誰にも見られずに涼夏の膝を舐めるのは至難の業だ。必死にそう訴えると、涼夏はキョトンとした顔で「冗談だよ」と呟いた。
 脚を洗ってきてから私の隣に座ると、涼夏は風を送るように体操服をバタバタと上下させた。汗に光るうなじが艶めかしい。舐めたい衝動を堪えながら見つめていると、涼夏が首を押さえて少しだけ身を引いた。
「エロい目で見てる」
「舐めたい」
「頭おかしいでしょ」
 どこかで聞いた台詞だ。顔を上げると、絢音がクラスメイトと一緒に棒を持って走っていた。あの台風の目という競技は、それこそ何が面白いのかよくわからないが、やってみたら意外と難しいらしい。
「今日は真っ直ぐ帰って、涼夏の分までシャワーを浴びようかな」
 静かにそう呟くと、涼夏が極めて遺憾だと首を振った。
「帰宅部の活動をサボるのはいけないと思います。西畑さんとちゃんと遊んでください」
「でも、汗臭いし」
「汗臭い千紗都っていいよね」
 涼夏がそう言いながら、私に顔を近付けてくんくんと嗅いだ。つい最近奈都に同じことを言ったが、自分が言われると恥ずかしい。
 くだらない話をしながら次の出番を待っていると、絢音が疲れた様子でやってきた。勢いよく座って、乱暴に私の肩に寄りかかる。日差しの中を走り回っていたせいか、体が熱い。
「疲れた。なんで帰宅部の私が外側なんだろう」
 絢音が水筒のお茶をあおって、大きく息を吐いた。やったことがないのでわからないが、台風の目は外側の運動量が多いらしい。色々な競技に参加したいが、全員が全部の競技に出るのは時間的にも体力的にも無理なので、大体一人3つか4つだ。私が残念がると、涼夏が「私の代わりに全部出てくれ」とげんなりした顔で言った。
 綱引きに呼ばれたので、絢音を残してグラウンドに行く。ユナ高の綱引きは東西南北4方向から4チームが同時に引くという変則的なもので、練習も丁度グラウンドを使っていた他のクラスと合同で行った。
 帰宅部員の私と涼夏が入っている時点でお察しなのだが、他が運動部員なのでなかなか健闘する。このメンバーにおいて、私と涼夏の必要性は疑問だが、いないよりはまし程度でも役に立てればと思う。
 そうして最後の授業まで体育祭の練習で一日を終えると、体中が汗で不快極まりないことになっていた。濡らしたタオルで拭いたし、制汗剤も使ったが、やはり一刻も早く帰ってお風呂に入りたい。
 これからバイトだという涼夏は、下着も替えていた。何を血迷ったのか、絢音が涼夏のパンツを強奪して顔をうずめ、涼夏が悲鳴を上げながら絢音を追いかけ回していた。とても楽しそうだ。
 練習で疲れていたので、一つ先の古沼ではなく最寄りの上ノ水まで歩きながら、涼夏が可愛い顔をしかめて首を振った。
「これからバイトとか地獄だ。千紗都の家に寄ってシャワーを浴びたい」
「時間があるなら、別にいいけど」
「時間は無い。私がバイトしてる間、二人ともちゃんと帰宅部の活動してね? 活動の報告を後でメールするように」
 涼夏が一蓮托生だと、指で銃の形を作って私たちに向けた。
「まあ、シェイクくらいは飲んで帰ろうか」
「そうだね」
 私の提案に、絢音が穏やかに微笑む。実際のところ、早く帰ったところで退屈するだけだ。
 駅に着くと、少し通学路から逸れたところで、絢音がいつも通り涼夏を抱きしめた。そのまま全力で匂いを嗅いで、涼夏が顔を赤くして引き剥がす。
「やっぱり夏服が恋しいなぁ」
 絢音が恨めしそうにブレザーの襟を触りながら、唇を尖らせた。相変わらず毎日別れ際にハグしているが、温もりはすっかり布の向こうだ。
「たまには私もするか」
 そう呟きながらそっと涼夏を抱きしめると、涼夏がやけくそ気味に私の体を締め付けるように引き寄せた。
 イエローラインで一駅移動して、涼夏と別れて古沼で降りた。予定通りマックに寄ってシェイクを飲みながらノートを開く。体育祭が終わるとすぐに中間試験だ。ここで浮かれて遊んでいると痛い目を見るのが明らかだが、ひどく疲れていてとても勉強する気分ではない。
「絢音は、中学の体育祭はどうだったの?」
 なんとなく聞いてみると、絢音はバッグから教科書を取り出して、閉じたままテーブルに置いた。
「楽しかったよ。障害物競走とか馬跳びレースとかあった。今思うと、意外とガチ目の種目が多かったかも」
「障害物競走はうちもあったなぁ。あと、タイヤを取り合うヤツとかやってた」
 思い返すと、割とチームで協力する競技が多かった気がする。だから余計に私は楽しめなかったのだが、客観的に見たらうちの中学の体育祭は盛り上がっていた。奈都は随分活躍していたが、今年はどうだろう。
「友達と競えるといいんだけど。私は玉入れが莉絵と一緒になるくらいで、それも競う感じじゃないし」
「私も奈都と走りたかったなぁ」
 そもそもリレーの類には何も出ていない。絢音が「それはいいね」と笑ってから、「今度やろうか」と顔を綻ばせた。体を使う遊びはたくさんあるから、遊びで走るのも悪くない。奈都はきっと乗ってくるだろうが、どう考えても一人嫌がる人がいる。
「前に涼夏、走るのは文明人のすることじゃないとか言ってたし、あんまり走ってるとこ見ないよね」
 私がシェイクをズズッと吸うと、絢音が考えるように首を傾けた。
「海でビーチボールで遊んでた時は走ってたかな。服を着てる時に汗をかきたくないんだろうね」
「メイクもしてるしね。元気なインドアっていうのも、キャラが立ってていいかもしれない」
 それからしばらく、いかに涼夏を走らせるかについて二人で知恵を絞ったが、ろくなアイデアが浮かばなかった。そもそも、したくないことをさせるのも可哀想だ。
「屋内スポーツ大会にしよっか。ボウリングとか卓球とか」
 絢音のアイデアに、私は大きく頷いた。上手い下手は別にして、それなら涼夏も楽しんでくれそうだ。
 遊びは楽しみだが、まずは数日後に迫ったリアルなお祭りである。絢音と体育祭の傾向と対策について話し合っていたら、結局教科書は開かずに終わってしまった。勉強は体育祭が終わってから頑張ろうと思う。
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