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第七十九話 サバイバル迷路 三
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休憩し始めてから数分が経った。
「体の疲れも癒えたようだし、そろそろ洞窟に向かおう」
「オッケー! ここに落ちていたアイテムも拾って行こう!」
僕がそう提案するとトモが答えた。この家には回復薬やSP回復薬、そして銃が三丁、落ちていた。他にも色々なアイテムが落ちている。どれも洞窟攻略に必要なアイテムだ。どうやら家に寄ったのは正解だったようだ。
銃は普段から遠距離武器を使っているトモ、ツキナ、リリに渡す。近距離武器を使っている僕達が使っても上手く使いこなせないと思ったからだ。準備が整ったので、僕達は洞窟に向かう。
洞窟の入り口の扉の前に到着した。扉の少し手前の台座に扉を開ける為に使うと思われるボタンが配置してあった。
「いきなり、罠だということはないよな……」
僕は独り言とも思える口調で言う。地下迷宮に入ってからボタンを押したら、何らかの罠が発動するということをたくさん経験しているので、警戒せざるを得ないのだ。僕はボタンを押す。
ボタンを押すと扉が両サイドに開くと共に中の方で仕掛けが動いたかのように大きな音が響き渡る。ボタンを押した事で罠が発動して、僕達に襲い掛かることは無かったようだ。
「行こう!」
僕はそう言うと最初に洞窟の中に入っていく。みんなもすぐに僕の後に続く。
中に入ってみるとガラス張りの通路が広がっていた。そして通路の五メートル下には煮えたぎるマグマが「ゴボゴボ」と音を立てながら流れている。下を見るだけで足がすくんでしまうほどの恐怖を感じる。
「恐ろしいところに来てしまったな……」
トモが言う。ガラス張りの通路があるはずなのにマグマによって、非常に見えにくくなっている上にかなりの高温なので、水分ゲージが恐ろしい勢いで減っているのだ。ゲームなので汗はかかないものの、喉がカラカラになってしまっている。
このままではマグマに落ちるどころの問題ではなく、水分ゲージがゼロになり、ゲームオーバーになってしまう。何か、ここにくる前の家で手に入れたものの中で使えるものはないか……。水分補給を行いながら考える。
「これが使えそうですね」
アサガオがストレージの中から一本の瓶を取り出す。中には純白の液体が入っていた。ここに来る前に寄った家で拾ったような覚えがある。
「それは?」
「クーラードリンクですよ!」
家でアイテムを拾った時は確認を一度もせずにストレージに収納していったので、どんな名前のアイテムか、把握していなかったのだ。
僕はアサガオが持っているアイテムをストレージから取り出し、アイテムの説明を読む。【クーラードリンク】は名前の通り、体の温度を上昇させる効果があるみたいで、この環境ではかなり役立つ物だった。
「いい提案だ! アサガオ!」
「ありがとう! お兄ちゃん!」
トモの褒め言葉にアサガオは満面の笑みで答える。僕にもトモみたいに賢しこまらないで話して欲しいと思ってしまう。(アサガオが気楽に話してくれないのは、何が原因なんだろう)と考えてしまった。
考えてもよく分からないので、とりあえずアサガオの提案通りに【クーラードリンク】を飲む。するとさっきまでの暑さが嘘のように消え去った。さらに水分ゲージの減少量も通常通りに戻った。
ヒビト
「このアイテム、すごいな! さすがだ! アサガオ!」
ムサシ
「ですね!」
コジロウ
「そうですね!」
リリ
「さっすが! アサガオ!」
ツキナ
「すごいね! アサガオちゃん!」
アサガオ
「えへへ……ありがとうございますぅ」
アサガオはみんなに褒められて、照れ笑いを浮かべている。笑った姿はまるで天使のように可愛い。アサガオはギルドメンバーの中では癒し系の立ち位置なので、アサガオが笑顔になると士気が上昇するのだ。
「準備も整ったし、先に進もう!」
いつまでも止まっているわけにはいかないので、そう言いつつ、僕が先陣を切って歩いていく。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
歩き始めてから数分が経ち、隣を歩いていたツキナが悲鳴を上げながらマグマに落下する。
「ツキナ!」
僕はすぐにツキナの手を掴み床まで持ち上げる。我ながらナイス反応だったと思う。
「うん……平気、ありがとう!」
「いいよ! それより、この床どうなってるんだ?」
「分からないわ! 急に床が抜けたのよ!」
「ランダムで抜ける床か~。厄介だな」
僕はツキナとしゃべりながら、床を見る。こういうトラップは床が抜ける前に何かしらの合図が必ずあるはずなのだ。
「合図、分かりました! 床が抜ける時に赤色に光ります!」
僕と同じことを考えていたらしい、コジロウが通路中に響き渡る声で言う。
僕達は「オッケー!」、「了解」などとコジロウの言葉に返事を返す。
これで床が抜けるときの合図が分かったので、赤色に光っているところを避けながら、進んでいくが、簡単にはクリアさせてくれないようだ。
「マジかよ!」
「これはきついですね!」
トモとムサシがこの状況を見て、言葉を発する。この状況と言うのは、前方からゾンビやスケルトンなど、アンデット系のモンスターが襲ってきた事である。床を確認しつつ、モンスターを倒していくのは難しいとは思うが、やるしかない。
僕の下が赤色に光る。サイドに飛んで避けようとしたのだが、進行方向にゾンビが二体いる。
僕は急遽、回避の方向を切り替え、ゾンビを斬る。武器が弱い分、モンスターもあまり強くないみたいなのですぐに倒すことができた。
「いけ! フウラ! 大文字!」
数が多いので、面倒くさいと思ってしまった僕はフウラを使って敵をまとめて全滅しようと考えたのだ。
「フォッコォォ!」
久々に聞くフウラの鳴き声。僕は頼もしさを覚えていた。フウラが右足を地面に打ち付けると大の字に炎が広がり、爆発が起きる。
「クウガ! 什文字!」
「グリフィィ!」
トモも僕と同じようにクウガを使う選択をしたようだ。クウガは空中に浮き上がり、翼を地面に向かって羽ばたかせる。そして地面に什の字が描かれて、風が発生する。風に当たったゾンビやスケルトンは粉々に砕け散る。
「ウルガ! 銀鱗!」
「アオ———ン!」
ウルガは銀色の体を光らせ、口にエネルギーを溜める。そして十分に溜まり切ったところで発射した。ゾンビとスケルトンは一瞬にして、消滅していく。
ウルガの攻撃を見たのは初めてかもしれない。銀色に光るその姿。とてもかっこいい。ゾンビとスケルトンは三体の幻獣の攻撃を受けて姿を消した。
「体の疲れも癒えたようだし、そろそろ洞窟に向かおう」
「オッケー! ここに落ちていたアイテムも拾って行こう!」
僕がそう提案するとトモが答えた。この家には回復薬やSP回復薬、そして銃が三丁、落ちていた。他にも色々なアイテムが落ちている。どれも洞窟攻略に必要なアイテムだ。どうやら家に寄ったのは正解だったようだ。
銃は普段から遠距離武器を使っているトモ、ツキナ、リリに渡す。近距離武器を使っている僕達が使っても上手く使いこなせないと思ったからだ。準備が整ったので、僕達は洞窟に向かう。
洞窟の入り口の扉の前に到着した。扉の少し手前の台座に扉を開ける為に使うと思われるボタンが配置してあった。
「いきなり、罠だということはないよな……」
僕は独り言とも思える口調で言う。地下迷宮に入ってからボタンを押したら、何らかの罠が発動するということをたくさん経験しているので、警戒せざるを得ないのだ。僕はボタンを押す。
ボタンを押すと扉が両サイドに開くと共に中の方で仕掛けが動いたかのように大きな音が響き渡る。ボタンを押した事で罠が発動して、僕達に襲い掛かることは無かったようだ。
「行こう!」
僕はそう言うと最初に洞窟の中に入っていく。みんなもすぐに僕の後に続く。
中に入ってみるとガラス張りの通路が広がっていた。そして通路の五メートル下には煮えたぎるマグマが「ゴボゴボ」と音を立てながら流れている。下を見るだけで足がすくんでしまうほどの恐怖を感じる。
「恐ろしいところに来てしまったな……」
トモが言う。ガラス張りの通路があるはずなのにマグマによって、非常に見えにくくなっている上にかなりの高温なので、水分ゲージが恐ろしい勢いで減っているのだ。ゲームなので汗はかかないものの、喉がカラカラになってしまっている。
このままではマグマに落ちるどころの問題ではなく、水分ゲージがゼロになり、ゲームオーバーになってしまう。何か、ここにくる前の家で手に入れたものの中で使えるものはないか……。水分補給を行いながら考える。
「これが使えそうですね」
アサガオがストレージの中から一本の瓶を取り出す。中には純白の液体が入っていた。ここに来る前に寄った家で拾ったような覚えがある。
「それは?」
「クーラードリンクですよ!」
家でアイテムを拾った時は確認を一度もせずにストレージに収納していったので、どんな名前のアイテムか、把握していなかったのだ。
僕はアサガオが持っているアイテムをストレージから取り出し、アイテムの説明を読む。【クーラードリンク】は名前の通り、体の温度を上昇させる効果があるみたいで、この環境ではかなり役立つ物だった。
「いい提案だ! アサガオ!」
「ありがとう! お兄ちゃん!」
トモの褒め言葉にアサガオは満面の笑みで答える。僕にもトモみたいに賢しこまらないで話して欲しいと思ってしまう。(アサガオが気楽に話してくれないのは、何が原因なんだろう)と考えてしまった。
考えてもよく分からないので、とりあえずアサガオの提案通りに【クーラードリンク】を飲む。するとさっきまでの暑さが嘘のように消え去った。さらに水分ゲージの減少量も通常通りに戻った。
ヒビト
「このアイテム、すごいな! さすがだ! アサガオ!」
ムサシ
「ですね!」
コジロウ
「そうですね!」
リリ
「さっすが! アサガオ!」
ツキナ
「すごいね! アサガオちゃん!」
アサガオ
「えへへ……ありがとうございますぅ」
アサガオはみんなに褒められて、照れ笑いを浮かべている。笑った姿はまるで天使のように可愛い。アサガオはギルドメンバーの中では癒し系の立ち位置なので、アサガオが笑顔になると士気が上昇するのだ。
「準備も整ったし、先に進もう!」
いつまでも止まっているわけにはいかないので、そう言いつつ、僕が先陣を切って歩いていく。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
歩き始めてから数分が経ち、隣を歩いていたツキナが悲鳴を上げながらマグマに落下する。
「ツキナ!」
僕はすぐにツキナの手を掴み床まで持ち上げる。我ながらナイス反応だったと思う。
「うん……平気、ありがとう!」
「いいよ! それより、この床どうなってるんだ?」
「分からないわ! 急に床が抜けたのよ!」
「ランダムで抜ける床か~。厄介だな」
僕はツキナとしゃべりながら、床を見る。こういうトラップは床が抜ける前に何かしらの合図が必ずあるはずなのだ。
「合図、分かりました! 床が抜ける時に赤色に光ります!」
僕と同じことを考えていたらしい、コジロウが通路中に響き渡る声で言う。
僕達は「オッケー!」、「了解」などとコジロウの言葉に返事を返す。
これで床が抜けるときの合図が分かったので、赤色に光っているところを避けながら、進んでいくが、簡単にはクリアさせてくれないようだ。
「マジかよ!」
「これはきついですね!」
トモとムサシがこの状況を見て、言葉を発する。この状況と言うのは、前方からゾンビやスケルトンなど、アンデット系のモンスターが襲ってきた事である。床を確認しつつ、モンスターを倒していくのは難しいとは思うが、やるしかない。
僕の下が赤色に光る。サイドに飛んで避けようとしたのだが、進行方向にゾンビが二体いる。
僕は急遽、回避の方向を切り替え、ゾンビを斬る。武器が弱い分、モンスターもあまり強くないみたいなのですぐに倒すことができた。
「いけ! フウラ! 大文字!」
数が多いので、面倒くさいと思ってしまった僕はフウラを使って敵をまとめて全滅しようと考えたのだ。
「フォッコォォ!」
久々に聞くフウラの鳴き声。僕は頼もしさを覚えていた。フウラが右足を地面に打ち付けると大の字に炎が広がり、爆発が起きる。
「クウガ! 什文字!」
「グリフィィ!」
トモも僕と同じようにクウガを使う選択をしたようだ。クウガは空中に浮き上がり、翼を地面に向かって羽ばたかせる。そして地面に什の字が描かれて、風が発生する。風に当たったゾンビやスケルトンは粉々に砕け散る。
「ウルガ! 銀鱗!」
「アオ———ン!」
ウルガは銀色の体を光らせ、口にエネルギーを溜める。そして十分に溜まり切ったところで発射した。ゾンビとスケルトンは一瞬にして、消滅していく。
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