40 / 92
第三十九話 幻獣グリフォンと大型ダンジョンへ
しおりを挟む
「そう言えば、ムサシとコジロウはどうやってこの場所を知ったんだ?」
リリが言ってたようにこの場所は滅多なことでは見つけることができないらしいので、どうやって見つけたかが非常に気になった。
「それはですね、ヒビトさんがイベントで手に入れた九尾の狐の尻尾にしがみついてここに来たので見つけたと言うわけではないです!」
ムサシが車と同じスピードで走っていたフウラの尻尾にしがみついて来たと言ったので、驚かずにはいられなかった。ゲームの中でしかできない人間離れした技だ。
「大した根性ね」
ツキナがムサシとコジロウを褒めた。
「メンタルの強さには自信があります!」
ツキナの言葉に対して、コジロウが自信満々に言い切る。僕はコジロウの発言に感心していた。
「ここにあった僕のお肉知らないですよね?」
ムサシが沈んだ声で言ってくる。
予測でしかないが好きなお肉を最後に食べようと思って残しておいたのに誰かに盗まれてしまったので、落ち込んでいるのだろう。
誰も心当たりがないので、お互いに顔を見ながら犯人を探す。
「お兄! 幽霊にとられたんじゃないの?」
「プレイヤーホームに幽霊なんているわけないじゃん……」
コジロウの言葉に返事をしながらムサシは恐怖に満ちて蒼くこわばった顔になっている。どうやらムサシは幽霊が苦手なようだ。
「それは分からないよ! お兄!」
コジロウはムサシを怖がらせる発言をする。
「そんなわけ——ひいーっ! 何かが僕に触った! 無理、無理、無理!」
ムサシは悲鳴を上げながら隣に座っていたアサガオにしがみつく。
僕は自分より年下の女の子にしがみつくムサシの姿を見て笑いそうになるのを、口の中を奥歯で噛むようにし堪える。ツキナたちも僕と同じように笑いを堪えているようだ。
「ムサシさん、大丈夫ですよ」
アサガオはムサシの頭を母親のように撫でながらそんなことを言っている。
「お兄のご飯がまた、消えたぞ!」
コジロウはムサシのことをゲラゲラ笑いながら今起きていることを的確に伝える。
無くなっていくのは全て肉類ばっかりだ。たまたま肉を多く残していたムサシが狙われたのだろう。ムサシのご飯をとっているのは一体、誰なんだろうか……。
「ひいぃーっ! 無理ーっ! 本当に無理ーっ!」
ムサシはより強くアサガオにしがみつく。
「よしよし、大丈夫ですよ! きっとみんなさんがなんとかしてくれます!」
その後もご飯が消える現象が続く。
僕はご飯が消えてくたびに強くアサガオにしがみつくムサシを見て、(普通、立場逆だろ!)とツッコミたくなってしまう。
「次にご飯が消えたら俺が取っ捕まえてやる!」
トモはそう言ってムサシが座っていた席に近づいてテーブルや椅子を凝視する。しばらくするとまたご飯が消えた。
「そこかぁ!」
トモは辺りかまわぬ大きな声を出しながらテーブルを思いっきり叩く。
「強く叩きすぎよ! 壊れたらどうするの!」
トモはリリに怒られてしまっていたが、トモの限りない喜びに満ちた顔をしていた。どうやら手応えがあったようだ。
「ごめん! でもご飯を盗んだ犯人を捕まえたぞ!」
「どんな奴だった?」
僕はトモに好奇心でいっぱいになった少年のような表情で質問する。
「こんな奴だ」
トモは僕に右手を差し出してきて、手に収まっている奴を見せてくれた。
ライオンの胴体に鷲の頭と翼、爪を持つグリフォンだった。
「すげぇ! グリフォンじゃん!」
僕は興奮で胸が激しく波立つのを感じていたので、ついつい大きな声を出してしまう。
「俺も驚いたんだけど、幻獣はこんな簡単に手に入るものなのか?」
「僕たちが、運良すぎるだけだと思うよ!」
「そうだよな……よし、決めた! こいつは俺の相棒にする! 名前はクウガだ!」
「捕まえたのはトモだし、いいんじゃない。どうやって仲間にするか分からないけど……」
「とりあえず撫でてみるわ!」
トモはそう言いながら左手をクウガに近づける。するとクウガはトモの左手を噛んだ。
「いてっ! やったなお前!」
トモは左手を握り、クウガを殴りにかかる。
「グリフォンの子供を殴るな!」
僕は慌ててトモを止めようとするが、次の瞬間クウガの全長が五メートルになった。そして僕たちに攻撃をしてくる。
「フウラ! 助けて!」
僕は反射的にフウラを呼んでしまう。
ツキナは僕とトモ以外の仲間をシールドで守る。トモはクウガの攻撃を回避して反撃の準備をしている。
クウガと尻尾攻撃とフウラの右手の引っ掻き攻撃がぶつかる。
クウガとフウラの攻撃がぶつかった衝撃で買ったばっかりのログハウスに大穴が開く。さらにテーブルも粉々になり、テーブルの上にまだ残っていたご飯が床に散乱した。
「ちょっと! あんたたち何やってるの!」
「クウガとフウラは小さくなってそこに座りなさい! ヒビトとトモは正座!」
ツキナとリリの雷のような激しいその怒りの声に打たれて僕とトモは正座をする。そしてフウラとクウガも大きさを僕たちくらいに変更してお座りをする。
僕とトモは幻獣をしゅんとさせてしまうほどの殺気立ったオーラが僕とトモを襲う。ここまで怒らせたのは初めてだ……。
「本当に申し訳ありませんした!」
僕とトモは土下座をして謝る。クウガとフウラも頭を下げる。
この後、僕とフウラはツキナに、トモとクウガはリリにこっ酷く叱られ、罰ゲームとして散らばったご飯の片付けと今日中にログハウスの修理をする時に使う素材を集める作業をする事になった。
僕とトモとクウガとフウラはご飯の片付けを終え、素材集めに向かおうとしていた。
リリから言われた素材はこの場所から三十キロメートル先にある大型ダンジョンのモンスターから手に入れることができるらしい。
絶対にログハウスの修理以外に私用で使う素材も含まれていると思う。だからと言って断れないのだが……。
「罰ゲームだけど、やっと二人で冒険できるな!」
トモは弾んだ口調で言ってくる。
僕はまだ落ち込んでいるのに……。切り替えが早くて羨ましい……。
「そうだな!」
僕は口に微笑を滲ませながら言う。
「行きはフウラで移動して、帰りはクウガで戻ってこような!」
「了解! フウラよろしく!」
僕がそう言うと頭の上に乗っていたフウラは地面に降りて五メートルの大きさになり僕とトモを背中に乗せた。クウガはトモの頭の上に乗っている。フウラは目的の大型ダンジョンに向かって走り出した。
リリが言ってたようにこの場所は滅多なことでは見つけることができないらしいので、どうやって見つけたかが非常に気になった。
「それはですね、ヒビトさんがイベントで手に入れた九尾の狐の尻尾にしがみついてここに来たので見つけたと言うわけではないです!」
ムサシが車と同じスピードで走っていたフウラの尻尾にしがみついて来たと言ったので、驚かずにはいられなかった。ゲームの中でしかできない人間離れした技だ。
「大した根性ね」
ツキナがムサシとコジロウを褒めた。
「メンタルの強さには自信があります!」
ツキナの言葉に対して、コジロウが自信満々に言い切る。僕はコジロウの発言に感心していた。
「ここにあった僕のお肉知らないですよね?」
ムサシが沈んだ声で言ってくる。
予測でしかないが好きなお肉を最後に食べようと思って残しておいたのに誰かに盗まれてしまったので、落ち込んでいるのだろう。
誰も心当たりがないので、お互いに顔を見ながら犯人を探す。
「お兄! 幽霊にとられたんじゃないの?」
「プレイヤーホームに幽霊なんているわけないじゃん……」
コジロウの言葉に返事をしながらムサシは恐怖に満ちて蒼くこわばった顔になっている。どうやらムサシは幽霊が苦手なようだ。
「それは分からないよ! お兄!」
コジロウはムサシを怖がらせる発言をする。
「そんなわけ——ひいーっ! 何かが僕に触った! 無理、無理、無理!」
ムサシは悲鳴を上げながら隣に座っていたアサガオにしがみつく。
僕は自分より年下の女の子にしがみつくムサシの姿を見て笑いそうになるのを、口の中を奥歯で噛むようにし堪える。ツキナたちも僕と同じように笑いを堪えているようだ。
「ムサシさん、大丈夫ですよ」
アサガオはムサシの頭を母親のように撫でながらそんなことを言っている。
「お兄のご飯がまた、消えたぞ!」
コジロウはムサシのことをゲラゲラ笑いながら今起きていることを的確に伝える。
無くなっていくのは全て肉類ばっかりだ。たまたま肉を多く残していたムサシが狙われたのだろう。ムサシのご飯をとっているのは一体、誰なんだろうか……。
「ひいぃーっ! 無理ーっ! 本当に無理ーっ!」
ムサシはより強くアサガオにしがみつく。
「よしよし、大丈夫ですよ! きっとみんなさんがなんとかしてくれます!」
その後もご飯が消える現象が続く。
僕はご飯が消えてくたびに強くアサガオにしがみつくムサシを見て、(普通、立場逆だろ!)とツッコミたくなってしまう。
「次にご飯が消えたら俺が取っ捕まえてやる!」
トモはそう言ってムサシが座っていた席に近づいてテーブルや椅子を凝視する。しばらくするとまたご飯が消えた。
「そこかぁ!」
トモは辺りかまわぬ大きな声を出しながらテーブルを思いっきり叩く。
「強く叩きすぎよ! 壊れたらどうするの!」
トモはリリに怒られてしまっていたが、トモの限りない喜びに満ちた顔をしていた。どうやら手応えがあったようだ。
「ごめん! でもご飯を盗んだ犯人を捕まえたぞ!」
「どんな奴だった?」
僕はトモに好奇心でいっぱいになった少年のような表情で質問する。
「こんな奴だ」
トモは僕に右手を差し出してきて、手に収まっている奴を見せてくれた。
ライオンの胴体に鷲の頭と翼、爪を持つグリフォンだった。
「すげぇ! グリフォンじゃん!」
僕は興奮で胸が激しく波立つのを感じていたので、ついつい大きな声を出してしまう。
「俺も驚いたんだけど、幻獣はこんな簡単に手に入るものなのか?」
「僕たちが、運良すぎるだけだと思うよ!」
「そうだよな……よし、決めた! こいつは俺の相棒にする! 名前はクウガだ!」
「捕まえたのはトモだし、いいんじゃない。どうやって仲間にするか分からないけど……」
「とりあえず撫でてみるわ!」
トモはそう言いながら左手をクウガに近づける。するとクウガはトモの左手を噛んだ。
「いてっ! やったなお前!」
トモは左手を握り、クウガを殴りにかかる。
「グリフォンの子供を殴るな!」
僕は慌ててトモを止めようとするが、次の瞬間クウガの全長が五メートルになった。そして僕たちに攻撃をしてくる。
「フウラ! 助けて!」
僕は反射的にフウラを呼んでしまう。
ツキナは僕とトモ以外の仲間をシールドで守る。トモはクウガの攻撃を回避して反撃の準備をしている。
クウガと尻尾攻撃とフウラの右手の引っ掻き攻撃がぶつかる。
クウガとフウラの攻撃がぶつかった衝撃で買ったばっかりのログハウスに大穴が開く。さらにテーブルも粉々になり、テーブルの上にまだ残っていたご飯が床に散乱した。
「ちょっと! あんたたち何やってるの!」
「クウガとフウラは小さくなってそこに座りなさい! ヒビトとトモは正座!」
ツキナとリリの雷のような激しいその怒りの声に打たれて僕とトモは正座をする。そしてフウラとクウガも大きさを僕たちくらいに変更してお座りをする。
僕とトモは幻獣をしゅんとさせてしまうほどの殺気立ったオーラが僕とトモを襲う。ここまで怒らせたのは初めてだ……。
「本当に申し訳ありませんした!」
僕とトモは土下座をして謝る。クウガとフウラも頭を下げる。
この後、僕とフウラはツキナに、トモとクウガはリリにこっ酷く叱られ、罰ゲームとして散らばったご飯の片付けと今日中にログハウスの修理をする時に使う素材を集める作業をする事になった。
僕とトモとクウガとフウラはご飯の片付けを終え、素材集めに向かおうとしていた。
リリから言われた素材はこの場所から三十キロメートル先にある大型ダンジョンのモンスターから手に入れることができるらしい。
絶対にログハウスの修理以外に私用で使う素材も含まれていると思う。だからと言って断れないのだが……。
「罰ゲームだけど、やっと二人で冒険できるな!」
トモは弾んだ口調で言ってくる。
僕はまだ落ち込んでいるのに……。切り替えが早くて羨ましい……。
「そうだな!」
僕は口に微笑を滲ませながら言う。
「行きはフウラで移動して、帰りはクウガで戻ってこような!」
「了解! フウラよろしく!」
僕がそう言うと頭の上に乗っていたフウラは地面に降りて五メートルの大きさになり僕とトモを背中に乗せた。クウガはトモの頭の上に乗っている。フウラは目的の大型ダンジョンに向かって走り出した。
0
お気に入りに追加
180
あなたにおすすめの小説
VRMMOを引退してソロゲーでスローライフ ~仲良くなった別ゲーのNPCが押しかけてくる~
オクトパスボールマン
SF
とある社会人の男性、児玉 光太郎。
彼は「Fantasy World Online」というVRMMOのゲームを他のプレイヤーの様々な嫌がらせをきっかけに引退。
新しくオフラインのゲーム「のんびり牧場ファンタジー」をはじめる。
「のんびり牧場ファンタジー」のコンセプトは、魔法やモンスターがいるがファンタジー世界で
スローライフをおくる。魔王や勇者、戦争など物騒なことは無縁な世界で自由気ままに生活しよう!
「次こそはのんびり自由にゲームをするぞ!」
そうしてゲームを始めた主人公は畑作業、釣り、もふもふとの交流など自由気ままに好きなことをして過ごす。
一方、とあるVRMMOでは様々な事件が発生するようになっていた。
主人公と関わりのあったNPCの暗躍によって。
※ゲームの世界よりスローライフが主軸となっています。
※是非感想いただけると幸いです。
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
余暇人のVRMMO誌〜就活前にハマっていたマイナーゲームにログインしなくなって五年、久しぶりにインしたら伝説になってた〜
双葉 鳴|◉〻◉)
SF
向井明斗25歳。通院中、会社からかかってきた要件は、これ以上業務を休むならもう来なくていいと言う実質上の首切り宣言だった。
就職難で漸く拾ってくれた会社にそれこそ身を粉にして働き、その結果が通院処分。精神と肉体を磨耗した明斗は、通院帰りに立ち寄ったゲームショップで懐かしいタイトルを発見する。
「New Arkadia Frontier」
プレイヤーを楽しませる要素を徹底的に廃し、しかしながらその細かすぎるくらいのリアルさに一部のマニアが絶賛するクソゲー。
明斗もまたそのゲームの虜になった一人だった。
懐かしさにそのタイトルをレジに持っていこうとして立ち止まる。あれ、これって確かPCゲームじゃなかったっけ? と。
PCゲームは基本、公式ホームページからのダウンロード。パッケージ販売などしていない筈だ。
おかしいぞとパッケージを見返してみれば、そこに記されていたのはVR規格。
たった五年、ゲームから離れてるうちにあのゲームは自分でも知らない場所に羽ばたいてしまっていた。
そもそも、NAFは言わずと知れたクソゲーだ。
5年前ですらサービス終了をいつ迎えるのかとヒヤヒヤしていた覚えがある明斗。一体どんなマジックを使えばこのゲームが全世界に向けてネット配信され、多くのプレイヤーから賞賛を受けることになるのか?
もはや仕事をクビになったことよりもそっちの方が気になり、明斗は当時のネーム『ムーンライト』でログインする事に。
そこでムーンライトは思いがけずそのゲームの根幹を築いたのが自分であることを知る。
そこで彼が見たものは一体なんなのか?
──これはニッチな需要を満たし続けた男が、知らず知らずのうちに大物から賞賛され、大成する物語である。
※この作品には過度な俺TUEEEE、無双要素は設けておりません。
一見して不遇そうな主人公がニッチな要素で優遇されて、なんだかんだ美味い空気吸ってるだけのお話です。
なお、多少の鈍感要素を含む。
主人公含めて変人多めの日常風景をお楽しみください。
※カクヨムさんで先行公開されてます。
NAF運営編完結につき毎日更新に変更。
序章:New Arkadia Frontierへようこそ【9.11〜9.30】19話
一章:NAF運営編【10.2〜10.23】23話
二章:未定
【お知らせ】
※10/10予約分がミスで11/10になってたのを10/11に確認しましたので公開にしておきました。一話分飛んでしまって申し訳ありません。
【完結】Atlantis World Online-定年から始めるVRMMO-
双葉 鳴|◉〻◉)
SF
Atlantis World Online。
そこは古代文明の後にできたファンタジー世界。
プレイヤーは古代文明の末裔を名乗るNPCと交友を測り、歴史に隠された謎を解き明かす使命を持っていた。
しかし多くのプレイヤーは目先のモンスター討伐に明け暮れ、謎は置き去りにされていた。
主人公、笹井裕次郎は定年を迎えたばかりのお爺ちゃん。
孫に誘われて参加したそのゲームで幼少時に嗜んだコミックの主人公を投影し、アキカゼ・ハヤテとして活動する。
その常識にとらわれない発想力、謎の行動力を遺憾なく発揮し、多くの先行プレイヤーが見落とした謎をバンバンと発掘していった。
多くのプレイヤー達に賞賛され、やがて有名プレイヤーとしてその知名度を上げていくことになる。
「|◉〻◉)有名は有名でも地雷という意味では?」
「君にだけは言われたくなかった」
ヘンテコで奇抜なプレイヤー、NPC多数!
圧倒的〝ほのぼの〟で送るMMO活劇、ここに開幕。
===========目録======================
1章:お爺ちゃんとVR 【1〜57話】
2章:お爺ちゃんとクラン 【58〜108話】
3章:お爺ちゃんと古代の導き【109〜238話】
4章:お爺ちゃんと生配信 【239話〜355話】
5章:お爺ちゃんと聖魔大戦 【356話〜497話】
====================================
2020.03.21_掲載
2020.05.24_100話達成
2020.09.29_200話達成
2021.02.19_300話達成
2021.11.05_400話達成
2022.06.25_完結!
採取はゲームの基本です!! ~採取道具でだって戦えます~
一色 遥
SF
スキル制VRMMORPG<Life Game>
それは自らの行動が、スキルとして反映されるゲーム。
そこに初めてログインした少年アキは……、少女になっていた!?
路地裏で精霊シルフと出会い、とある事から生産職への道を歩き始める。
ゲームで出会った仲間たちと冒険に出たり、お家でアイテムをグツグツ煮込んだり。
そんなアキのプレイは、ちょっと人と違うみたいで……?
-------------------------------------
※当作品は小説家になろう・カクヨムで先行掲載しております。
兄姉の為の生産職
ザナスト
SF
兄と姉が大好きな弟、勇次は兄姉がやっているゲームの第三陣として参加することになる
兄姉の役に立ちたくて生産職を選び常人の斜め上の発想で人々の度肝を抜く
兄姉は圧倒的なブラコンで弟のやることは全肯定。「「弟をいじめる?いじめたやつは殺す!俺/私達の天使は俺/私達が守る」」の精神の元、生活している故、弟の事になると馬鹿になる。そんな兄弟が織り成すほのぼのストーリー
アルケミア・オンライン
メビウス
SF
※現在不定期更新中。多忙なため期間が大きく開く可能性あり。
『錬金術を携えて強敵に挑め!』
ゲーム好きの少年、芦名昴は、幸運にも最新VRMMORPGの「アルケミア・オンライン」事前登録の抽選に当選する。常識外れとも言えるキャラクタービルドでプレイする最中、彼は1人の刀使いと出会う。
宝石に秘められた謎、仮想世界を取り巻くヒトとAIの関係、そして密かに動き出す陰謀。メガヒットゲーム作品が映し出す『世界の真実』とは────?
これは、AIに愛され仮想世界に選ばれた1人の少年と、ヒトになろうとしたAIとの、運命の戦いを描いた物語。
Bless for Travel ~病弱ゲーマーはVRMMOで無双する~
NotWay
SF
20xx年、世に数多くのゲームが排出され数多くの名作が見つかる。しかしどれほどの名作が出ても未だに名作VRMMOは発表されていなかった。
「父さんな、ゲーム作ってみたんだ」
完全没入型VRMMOの発表に世界中は訝、それよりも大きく期待を寄せた。専用ハードの少数販売、そして抽選式のβテストの両方が叶った幸運なプレイヤーはゲームに入り……いずれもが夜明けまでプレイをやめることはなかった。
「第二の現実だ」とまで言わしめた世界。
Bless for Travel
そんな世界に降り立った開発者の息子は……病弱だった。
「unknown」と呼ばれ伝説になった俺は、新作に配信機能が追加されたので配信を開始してみました 〜VRMMO底辺配信者の成り上がり〜
トス
SF
VRMMOグランデヘイミナムオンライン、通称『GHO』。
全世界で400万本以上売れた大人気オープンワールドゲーム。
とても難易度が高いが、その高い難易度がクセになると話題になった。
このゲームには「unknown」と呼ばれ、伝説になったプレイヤーがいる。
彼は名前を非公開にしてプレイしていたためそう呼ばれた。
ある日、新作『GHO2』が発売される。
新作となったGHOには新たな機能『配信機能』が追加された。
伝説のプレイヤーもまた配信機能を使用する一人だ。
前作と違うのは、名前を公開し『レットチャンネル』として活動するいわゆる底辺配信者だ。
もちろん、誰もこの人物が『unknown』だということは知らない。
だが、ゲームを攻略していく様は凄まじく、視聴者を楽しませる。
次第に視聴者は嫌でも気づいてしまう。
自分が観ているのは底辺配信者なんかじゃない。
伝説のプレイヤーなんだと――。
(なろう、カクヨム、アルファポリスで掲載しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる