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第二十五話 少女救出と成敗
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最高難易度の天魔浄玉をボスに一回も攻撃せずに手に入れた僕たちはこの島に来るために使った船を目指していた。
このクエストは船に戻るまで、奪われる可能性があるので、最後まで気が抜けなかった。
天魔浄玉を入手しているプレイヤーの位置情報はこのクエストを受けているプレイヤー全員に知られてしまうシステムがあるらしい。それに難易度によって報酬の内容も変わるので、最高難易度の天魔浄玉を持っている僕たちは他のプレイヤーから狙われる可能性が高いのだ。
「それにしてもあんなに簡単に手に入るとは思わなかった! 少し嬉しいかも」
リリは嬉しそうに顔を輝かせ息を弾ませて言ってくる。天魔浄玉を手にしてからリリの顔からは一回も笑顔が消えていない。
「そうか? 俺はもう少しやり甲斐を感じたいと思ったけどな」
トモはリリの意見に賛同することなく、自分の気持ちを正直に述べる。
(こう言う時は賛同しとけよ! 嘘も方便と言う言葉を知らないのか!)と突っ込みたくなってしまう。また喧嘩にならないといいけど……。
「言われてみればそうかも! あっさりと手に入りすぎだね!」
「だろ、だろ!」
今回はトモとリリは喧嘩をすることなく、仲良く話しているようなので僕とツキナはほっと息をつく。今日のリリの機嫌なら喧嘩することはないかもしれない。
プレイヤーの襲撃に遭わず、船に向かって歩いていると男性プレイヤーと女性プレイヤーの声が聞こえてきた。
「ひひひ! お嬢ちゃんやっと追い詰めたぞぉ!」
「もう追うのをやめてください……」
女性プレイヤーの声からは幼さを感じる。
「それは無理だなぁ! 天魔浄玉をよこしてくれるなら考えてもいいけどよぉ!」
「これは絶対に渡しません!」
「それなら力尽くで、奪うしかないなぁ!」
どうやら天魔浄玉の争奪戦が行われているようだ。僕たちは木の影から声のする方を覗いてみる。
僕たちの視界に入ってきたのは、悪そうな顔つきをした十人の男性プレイヤーが小学三年生くらいの紫髪の長い髪を二つ結びにした少女を襲っている。少女の武器は短剣で、両手に一つずつ装備している。
(なんで奴らだ!)僕は言いようのない憤りで体が震えていた。
僕が少女を助けようと足を進めようとした時にトモに止められる。
(なんで止めるんだ!)と言いたかったが、トモの殺気立った目を見て何も言えなかった。ツキナとリリも唖然として何も言えない様子だ。トモのこんな表情は今まで見たことが無かった。
「俺がやる‼︎」
トモは霍公鳥を上空に向かって構える。
「黒風白雨《こくふうはくう》‼︎」
トモが放った矢は上空に飛んでいき、男性プレイヤーたちの真上に光が発生する。そしてその光から暴風雨のように何百本もの矢が降り出した。あの広範囲攻撃はおそらく狩人シリーズの武器、霍公鳥のシリーズスキルだ。
男性プレイヤーたちは少女に言葉を発したいた一人を残して全員、消滅する。男性プレイヤーは驚きで目を白黒させている。
ダメージを受けたわけではないのにトモのHPは一になっており、リリが配ってくれたの回復薬を全て使って全回復させる。
そして無言のまま、生き残った男性プレイヤーに向かって歩いていく。
***
「おい、おい……お前! なんて顔してるんだ! ゲームでガチになるなよ!」
トモの表情に圧倒されて、男性プレイヤーは数歩、後退する。
「たかがゲームだからと言ってこのやり方はないよなぁ!」
トモは目じりを険しく吊り上げながら、男性プレイヤーに声をかける。
「わ、わかったから……殺すのだけは勘弁……もうこんなやり方しねぇよ!」
「本当だな⁉︎」
「だ、だから……し、しないって……」
「分かった! 少し待ってろ!」
「……はい」
トモは男にそう言うと、怯えている少女の方を向いて、表情を崩しながら優しく話しかけた。
「名前は?」
「わ、わたしはアサガオと言います」
「いい名前だな! 愛情を持って育てられたんだな!」
「えへへ、ありがとうございます」
アサガオの花言葉の中に愛情と言う意味があった気がするので、そんなことを言ってみたのだ。アサガオは嬉しそうに顔をほころばせていた。(やっぱり小さい子は可愛いな)とトモはアサガオを見てそう思った。
「天魔浄玉ちょうだい」
「何でですか?」
「あそこに立っている可哀想なお兄ちゃんにあげるから」
「私から天魔浄玉を奪うんですか?」
アサガオは急に警戒心をあらわにする。トモは慌てて釈明する。
「違う、違う! 俺たちは最高難易度の天魔浄玉を既に持ってるからだ! パーティーメンバーになれるように交渉してみるからお願い!」
トモは両手を合わせて頭を下げる。
「分かりました! どうぞ!」
「ありがとう」
「約束守ってくださいね! 絶対ですよ!」
「分かった、分かった」
トモはアサガオと約束をすると再び男性プレイヤーの方を向いて天魔浄玉を投げる。
「ほらよ! 持ってけ!」
「いいのか?」
「おう! ただ条件がある、これからこんなこと絶対にするな!」
「分かってるって! ありがとう!」
男性プレイヤーは喜びを顔にみなぎらせながら去っていった。(まぁ、難易度の低い天魔浄玉だけどな)トモは男性プレイヤーを見送って、アサガオの方を向く。
「肩車してあげようか?」
「本当?」
「おう!」
「ありがとう! お兄ちゃん!」
アサガオは嬉しそうに目を輝かせながら、トモの肩に飛び乗ってきた。
(大人ぶっていてもやっぱりまだ子供だな)トモは心の中でそう思いながらヒビトたちの元に戻っていった。アサガオの口調は敬語からいつの間にかタメ語に変わっていた。
***
一仕事を終えたトモが少女を肩車してこちらに向かってきていた。
「何でその子を肩車してるんだ?」
「新しくパーティーメンバーになる子だからだ! 名前はアサガオ!」
「アサガオです! よろしくお願いします!」
(小学生なのにしっかりしているな)と感心する。
「よろしく! アサガオちゃん!」
僕とツキナとリリは同時にアサガオに向けて挨拶をする。
「ほらね! パーティーメンバーになれたでしょ?」
「お兄ちゃんの言う通りだった! ありがとう!」
アサガオはトモにだけ、タメ語で話すみたいだ。(もう、お兄ちゃんと呼ばれてるし)何があったのだろうか。
僕たちはアサガオと自己紹介を行い、船に向かって歩いていく。やはりトモにだけアサガオは甘えるみたいだ。いつの間にか肩車からおんぶに変わっている。
アサガオは男性プレイヤーに追い回されて相当疲労しているみたいで、トモの背中の上で安心そうにぐっすり眠っている。それに現実世界の時刻も二十三時を回っており、小学生なら寝ている時間だ。
僕たちはその様子を温かい目で見守るのだった。
このクエストは船に戻るまで、奪われる可能性があるので、最後まで気が抜けなかった。
天魔浄玉を入手しているプレイヤーの位置情報はこのクエストを受けているプレイヤー全員に知られてしまうシステムがあるらしい。それに難易度によって報酬の内容も変わるので、最高難易度の天魔浄玉を持っている僕たちは他のプレイヤーから狙われる可能性が高いのだ。
「それにしてもあんなに簡単に手に入るとは思わなかった! 少し嬉しいかも」
リリは嬉しそうに顔を輝かせ息を弾ませて言ってくる。天魔浄玉を手にしてからリリの顔からは一回も笑顔が消えていない。
「そうか? 俺はもう少しやり甲斐を感じたいと思ったけどな」
トモはリリの意見に賛同することなく、自分の気持ちを正直に述べる。
(こう言う時は賛同しとけよ! 嘘も方便と言う言葉を知らないのか!)と突っ込みたくなってしまう。また喧嘩にならないといいけど……。
「言われてみればそうかも! あっさりと手に入りすぎだね!」
「だろ、だろ!」
今回はトモとリリは喧嘩をすることなく、仲良く話しているようなので僕とツキナはほっと息をつく。今日のリリの機嫌なら喧嘩することはないかもしれない。
プレイヤーの襲撃に遭わず、船に向かって歩いていると男性プレイヤーと女性プレイヤーの声が聞こえてきた。
「ひひひ! お嬢ちゃんやっと追い詰めたぞぉ!」
「もう追うのをやめてください……」
女性プレイヤーの声からは幼さを感じる。
「それは無理だなぁ! 天魔浄玉をよこしてくれるなら考えてもいいけどよぉ!」
「これは絶対に渡しません!」
「それなら力尽くで、奪うしかないなぁ!」
どうやら天魔浄玉の争奪戦が行われているようだ。僕たちは木の影から声のする方を覗いてみる。
僕たちの視界に入ってきたのは、悪そうな顔つきをした十人の男性プレイヤーが小学三年生くらいの紫髪の長い髪を二つ結びにした少女を襲っている。少女の武器は短剣で、両手に一つずつ装備している。
(なんで奴らだ!)僕は言いようのない憤りで体が震えていた。
僕が少女を助けようと足を進めようとした時にトモに止められる。
(なんで止めるんだ!)と言いたかったが、トモの殺気立った目を見て何も言えなかった。ツキナとリリも唖然として何も言えない様子だ。トモのこんな表情は今まで見たことが無かった。
「俺がやる‼︎」
トモは霍公鳥を上空に向かって構える。
「黒風白雨《こくふうはくう》‼︎」
トモが放った矢は上空に飛んでいき、男性プレイヤーたちの真上に光が発生する。そしてその光から暴風雨のように何百本もの矢が降り出した。あの広範囲攻撃はおそらく狩人シリーズの武器、霍公鳥のシリーズスキルだ。
男性プレイヤーたちは少女に言葉を発したいた一人を残して全員、消滅する。男性プレイヤーは驚きで目を白黒させている。
ダメージを受けたわけではないのにトモのHPは一になっており、リリが配ってくれたの回復薬を全て使って全回復させる。
そして無言のまま、生き残った男性プレイヤーに向かって歩いていく。
***
「おい、おい……お前! なんて顔してるんだ! ゲームでガチになるなよ!」
トモの表情に圧倒されて、男性プレイヤーは数歩、後退する。
「たかがゲームだからと言ってこのやり方はないよなぁ!」
トモは目じりを険しく吊り上げながら、男性プレイヤーに声をかける。
「わ、わかったから……殺すのだけは勘弁……もうこんなやり方しねぇよ!」
「本当だな⁉︎」
「だ、だから……し、しないって……」
「分かった! 少し待ってろ!」
「……はい」
トモは男にそう言うと、怯えている少女の方を向いて、表情を崩しながら優しく話しかけた。
「名前は?」
「わ、わたしはアサガオと言います」
「いい名前だな! 愛情を持って育てられたんだな!」
「えへへ、ありがとうございます」
アサガオの花言葉の中に愛情と言う意味があった気がするので、そんなことを言ってみたのだ。アサガオは嬉しそうに顔をほころばせていた。(やっぱり小さい子は可愛いな)とトモはアサガオを見てそう思った。
「天魔浄玉ちょうだい」
「何でですか?」
「あそこに立っている可哀想なお兄ちゃんにあげるから」
「私から天魔浄玉を奪うんですか?」
アサガオは急に警戒心をあらわにする。トモは慌てて釈明する。
「違う、違う! 俺たちは最高難易度の天魔浄玉を既に持ってるからだ! パーティーメンバーになれるように交渉してみるからお願い!」
トモは両手を合わせて頭を下げる。
「分かりました! どうぞ!」
「ありがとう」
「約束守ってくださいね! 絶対ですよ!」
「分かった、分かった」
トモはアサガオと約束をすると再び男性プレイヤーの方を向いて天魔浄玉を投げる。
「ほらよ! 持ってけ!」
「いいのか?」
「おう! ただ条件がある、これからこんなこと絶対にするな!」
「分かってるって! ありがとう!」
男性プレイヤーは喜びを顔にみなぎらせながら去っていった。(まぁ、難易度の低い天魔浄玉だけどな)トモは男性プレイヤーを見送って、アサガオの方を向く。
「肩車してあげようか?」
「本当?」
「おう!」
「ありがとう! お兄ちゃん!」
アサガオは嬉しそうに目を輝かせながら、トモの肩に飛び乗ってきた。
(大人ぶっていてもやっぱりまだ子供だな)トモは心の中でそう思いながらヒビトたちの元に戻っていった。アサガオの口調は敬語からいつの間にかタメ語に変わっていた。
***
一仕事を終えたトモが少女を肩車してこちらに向かってきていた。
「何でその子を肩車してるんだ?」
「新しくパーティーメンバーになる子だからだ! 名前はアサガオ!」
「アサガオです! よろしくお願いします!」
(小学生なのにしっかりしているな)と感心する。
「よろしく! アサガオちゃん!」
僕とツキナとリリは同時にアサガオに向けて挨拶をする。
「ほらね! パーティーメンバーになれたでしょ?」
「お兄ちゃんの言う通りだった! ありがとう!」
アサガオはトモにだけ、タメ語で話すみたいだ。(もう、お兄ちゃんと呼ばれてるし)何があったのだろうか。
僕たちはアサガオと自己紹介を行い、船に向かって歩いていく。やはりトモにだけアサガオは甘えるみたいだ。いつの間にか肩車からおんぶに変わっている。
アサガオは男性プレイヤーに追い回されて相当疲労しているみたいで、トモの背中の上で安心そうにぐっすり眠っている。それに現実世界の時刻も二十三時を回っており、小学生なら寝ている時間だ。
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