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第弐章 朱音×沙夜
第参話 守ったはずのもの、守るべきだったもの
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沙夜は、突如自分の首筋にキスをする朱音に驚き、離れて首筋に手を当てる。
そんな沙夜の両肩を押し倒し、手首を抑え込んで上に乗る。
「……沙夜、悪い。本当は嫌だろうけど、ウチ、抑えられそうに無ぇんだ」
「………。犯されるの、別に誰でも一緒だから」
「そうだな。遠慮なく、やらせてもらうぜ」
舌に唾液を貯めて、意外と豊満な胸にしゃぶりつく。
音を立てて吸い付く朱音に、沙夜は羞恥心を掻き立てられる。
その時、突如として朱音の背から黒い靄が噴き出す。その光景に朱音は気付いておらず、沙夜はその靄が大きく広がるのを感じた。
「朱音、うし――」
言い終えるよりも先に朱音が沙夜の唇を奪う。
そして、その靄は沙夜の足首に絡みつき、そのままベッドの端に伸びて固定する。
股を開いて拘束された沙夜、突如として沙夜が持つ二つの穴を、靄は一気に突き上げる。
まるで男のそれで犯されているような感覚に、拒絶反応が出る。
それは、沙夜しか見えていない朱音にとって、朱音は拒否をされたと勘違いするには十分だった。
「沙夜、そんなにウチが嫌かよ」
「違う! 私は――うぐっ」
「うるせぇよ。鳩尾で直ぐ黙る様な貧弱なやつが、ウチを拒否してんじゃねぇよ!!」
「話を聞いて――うっ、うぐっ、んっ、ぐっ、ぐあっ!」
鳩尾付近を何度も無防備に殴られ、手で庇おうにも手も靄で拘束されていた。
朱音の様子がおかしいことに今更気付いたところで遅い。
黒い靄への締め付けも強まって、そのまま絶頂を迎える。
「お前、ウチ以外の何かでイったな?」
「だって、だって……!!」
「ふざけんな!」
「がああああああああああああ!!!!!」
立ち上がった朱音の強烈なマン蹴り。
それと同時に失禁し、意識が一気に飛びかける。
そんな沙夜の状態に、朱音は気付いた様子が無い。
無防備に、無抵抗に、沙夜は力強く踏み付けられる。
締め付けられる痛み、身体中から悲鳴が上がる。
踏まれ、蹴られ、また踏まれ、蹴られ、吐瀉物が一気に込み上げるところを、靄が口に入り込み、それすらも抑え込まれる。
盛大な痙攣、白目を向き、沙夜は唾液と鼻水で、下半身を失禁と脱糞で酷い有様になっていた。
ただ、朱音はそんな状態になっている沙夜に、もう気付くことが出来ない。
気付いたのは最後に渾身の一撃を鳩尾に入れた後。
化け物の手から、必死に命懸けで助けた彼女が絶望した表情で命を落としてから暫くしての事。
「え、あ、え? 沙夜? なぁ、おい、嘘……だろ?」
「………」
「なんとか、言ってくれよ、沙夜! なぁ、沙夜!!」
揺すっても、声を掛けても、彼女の目は瞳孔が開いたまま動かない。
稀に痙攣しているが、それは彼女の意志で動いているわけではない。
そもそも、最早すでに彼女に意思など存在しない。
スッと、彼女の衣服をまくり上げると、そこには黒に近い紫色の腹部の色が、酷い内出血を引き起こしていたことを物語らせる。
なぜそこまで酷いことを、朱音は沙夜にしてしまったのか、まるで思い出せない。
自分が自分ではなくなってしまったかのような憎悪に支配され、朱音はそのまま保健室を後にする。
しかしそこから何処に行く事も出来ない。
フラフラと彷徨う朱音の前には再び化け物の群れが押し寄せる。
雄叫びが上がる、怒りがこみ上げる、朱音は化け物と拳を交わし、血が飛び交い、何度も何度も意識が飛んではまた現実世界に意識が戻り、化け物と殺し合う。
朱音が命を落とす、数時間の出来事だった。
朝のニュースが流れる。
とある離れの家で、女子高生二人の遺体が見付かったと言う痛ましい事件。
片方の少女は全裸姿の状態で内出血が酷く、もう一人の遺体は下着姿のまま、そもそも身元不明の遺体となっていた。
暴力団同士の抗争に巻き込まれ、たまたま一緒に居た少女も巻き込まれたものと思われる。
また、寝込みを襲われていたようで、少女達は同じ布団の中で死亡が確認された。
微かに小指が触れており、足には千切れた赤い糸が結ばれていた。
今女子高生たちの間で流行っているお呪いをしていた中での痛ましい事件で有ったとニュースでは報道されていた。
未来ある若者、特に二人は学校の中でも近付きたくないと同時に相当な美少女だったため、二度と彼女達の笑顔を見ることが出来ないことにぶつけられない怒りと悲しみに溢れていた。
そんな沙夜の両肩を押し倒し、手首を抑え込んで上に乗る。
「……沙夜、悪い。本当は嫌だろうけど、ウチ、抑えられそうに無ぇんだ」
「………。犯されるの、別に誰でも一緒だから」
「そうだな。遠慮なく、やらせてもらうぜ」
舌に唾液を貯めて、意外と豊満な胸にしゃぶりつく。
音を立てて吸い付く朱音に、沙夜は羞恥心を掻き立てられる。
その時、突如として朱音の背から黒い靄が噴き出す。その光景に朱音は気付いておらず、沙夜はその靄が大きく広がるのを感じた。
「朱音、うし――」
言い終えるよりも先に朱音が沙夜の唇を奪う。
そして、その靄は沙夜の足首に絡みつき、そのままベッドの端に伸びて固定する。
股を開いて拘束された沙夜、突如として沙夜が持つ二つの穴を、靄は一気に突き上げる。
まるで男のそれで犯されているような感覚に、拒絶反応が出る。
それは、沙夜しか見えていない朱音にとって、朱音は拒否をされたと勘違いするには十分だった。
「沙夜、そんなにウチが嫌かよ」
「違う! 私は――うぐっ」
「うるせぇよ。鳩尾で直ぐ黙る様な貧弱なやつが、ウチを拒否してんじゃねぇよ!!」
「話を聞いて――うっ、うぐっ、んっ、ぐっ、ぐあっ!」
鳩尾付近を何度も無防備に殴られ、手で庇おうにも手も靄で拘束されていた。
朱音の様子がおかしいことに今更気付いたところで遅い。
黒い靄への締め付けも強まって、そのまま絶頂を迎える。
「お前、ウチ以外の何かでイったな?」
「だって、だって……!!」
「ふざけんな!」
「がああああああああああああ!!!!!」
立ち上がった朱音の強烈なマン蹴り。
それと同時に失禁し、意識が一気に飛びかける。
そんな沙夜の状態に、朱音は気付いた様子が無い。
無防備に、無抵抗に、沙夜は力強く踏み付けられる。
締め付けられる痛み、身体中から悲鳴が上がる。
踏まれ、蹴られ、また踏まれ、蹴られ、吐瀉物が一気に込み上げるところを、靄が口に入り込み、それすらも抑え込まれる。
盛大な痙攣、白目を向き、沙夜は唾液と鼻水で、下半身を失禁と脱糞で酷い有様になっていた。
ただ、朱音はそんな状態になっている沙夜に、もう気付くことが出来ない。
気付いたのは最後に渾身の一撃を鳩尾に入れた後。
化け物の手から、必死に命懸けで助けた彼女が絶望した表情で命を落としてから暫くしての事。
「え、あ、え? 沙夜? なぁ、おい、嘘……だろ?」
「………」
「なんとか、言ってくれよ、沙夜! なぁ、沙夜!!」
揺すっても、声を掛けても、彼女の目は瞳孔が開いたまま動かない。
稀に痙攣しているが、それは彼女の意志で動いているわけではない。
そもそも、最早すでに彼女に意思など存在しない。
スッと、彼女の衣服をまくり上げると、そこには黒に近い紫色の腹部の色が、酷い内出血を引き起こしていたことを物語らせる。
なぜそこまで酷いことを、朱音は沙夜にしてしまったのか、まるで思い出せない。
自分が自分ではなくなってしまったかのような憎悪に支配され、朱音はそのまま保健室を後にする。
しかしそこから何処に行く事も出来ない。
フラフラと彷徨う朱音の前には再び化け物の群れが押し寄せる。
雄叫びが上がる、怒りがこみ上げる、朱音は化け物と拳を交わし、血が飛び交い、何度も何度も意識が飛んではまた現実世界に意識が戻り、化け物と殺し合う。
朱音が命を落とす、数時間の出来事だった。
朝のニュースが流れる。
とある離れの家で、女子高生二人の遺体が見付かったと言う痛ましい事件。
片方の少女は全裸姿の状態で内出血が酷く、もう一人の遺体は下着姿のまま、そもそも身元不明の遺体となっていた。
暴力団同士の抗争に巻き込まれ、たまたま一緒に居た少女も巻き込まれたものと思われる。
また、寝込みを襲われていたようで、少女達は同じ布団の中で死亡が確認された。
微かに小指が触れており、足には千切れた赤い糸が結ばれていた。
今女子高生たちの間で流行っているお呪いをしていた中での痛ましい事件で有ったとニュースでは報道されていた。
未来ある若者、特に二人は学校の中でも近付きたくないと同時に相当な美少女だったため、二度と彼女達の笑顔を見ることが出来ないことにぶつけられない怒りと悲しみに溢れていた。
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