【R18】神守島の生贄少女は遅すぎた

プロローグ

日本からやや離れた小島に一つの村が出来ていた。そこでは神守東校という女子校と、神守西校という男子校に分かれた学校がそれぞれ建っており、若い人達そこそこの人数住んでいた。
学校を女子校と男子校で分けていたことには理由があり、その理由を以ってお互いに交流を全くしておらず、この島では男子生徒は早々に船で島を出されることとなる。
逆に女子生徒は誰一人として島から出られない、いや、男子生徒が島を出ていると言う事実さえ知らないのである。
あるいは、彼女達の中では男という存在を知らない女の子もいるかもしれない。それほどまでに閉鎖的なこの島は、ある一人の女性の野望によって作られたのである。
その女性は、この学校が建つ前からこの島で暮らしていた。その女性は、島にある小さな神社の娘であった。神社の娘は神に使える存在であり、島から出ることは許されない。
この島を作ったその女の名前は守島扇と言った。彼女の目的、それは、この島を大きくすることだった。但し、その手段は当然合法的では決してない。
彼女達が16歳、つまり、高校に上がりたての時に、儀式は始まる。
それぞれの教室に閉じ込め、神守西校の男子生徒が彼女達神守東校の女子生徒達の首に爆弾を取り付けて犯して行く。その儀式の名は『処女受胎』。
無理矢理犯され、孕まされ、その後その女子生徒は自らの意志では動くことが出来なくなる。それが守島扇の野望の果ての、神守島に住む少女達の尊厳を踏みにじる儀式なのである。
エスカレーター式に上がる神守東校、そこでは多くの女子生徒達が登校をする。そして、その中から”選別”される。それは、これからの一生を神に使える身として生きるかどうか。
普通の学校に通っている女生徒なら、例え何かで不登校になったとすれば心配されたり、安否の確認を行うだろう。だが、彼女達は違う。心配もされず安否確認もされず、当人達はもう元の生活には戻れなくなる。
そして選ばれた彼女達は、ある日誰もいない学校に閉じ込められる。そこに現れたのは、神守西校の男子生徒。彼等はある目的の為に、神守東校を訪れた。
それは、守島扇の命によって、彼女達を犯すことであった。