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へっぽこ召喚士、気持ちの答えを知る③
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寝たお陰で溜まっていた疲労感は無くなり、身体が軽い。訓練場にまだ残っている魔獣達の様子も少し見に行こうと、獣舎に向かう途中で進路方向をズラす。
茜色に染まっていく訓練場に近づくにつれ、聞き慣れない歓声が聞こえてくる。
首を傾げながら、駆け足で訓練場へと辿り着くと、そこで見た光景に驚きの声を思わず零す。
「フェンッ、リル?!?!」
自慢の真っ白な毛を風に流しながら、目にも止まらぬ速さで走るフェンリルがいた。訓練場の壁を力強く蹴り高く飛ぶと、訓練場の中心で木剣を握るリヒト目掛けて飛びかかる。
状況に着いて行けず、狼狽えながらも止めに入ろうと動くがミアの足の速さでは到底追いつかない。
考えたくもない未来を想像したのもつかの間、軽やかにリヒトは着地したフェンリルの彼の背に跨った。
そして、息を合わせるようにして周囲から攻撃を仕掛けてくる騎士達を次々と薙ぎ払い、最後の一人が地面に片膝ついた所でリヒトは息を吐いた。
「お前らもう少し真面目にやれ」
「そっそんな事言ったって……団長、もう俺ら体力の限界が……」
「はあ……はあっ……はあ……!無理、無理っす……!!」
「本番はこうも甘くないぞ。どんな魔物が現れるか分からないんだからな。素振り百回終わった奴から休憩だ」
「「おっ……鬼だぁあ……!」」
団長命令となれば逆らうことが出来ない騎士達は泣く泣く、限界を迎えた身体を起き上がらせ、木剣を嫌々握りしめて素振りを行い始めた。
一連の流れを口をポカンと開けて見つめることしか出来なかったミアの視線に気がついたのか、フェンリルが一つ吠えた。その声に体の内側から、力が湧き出てきて彼の元へと走る。
「団長……!フェンリル……!一体何がどうなってるんですか?!」
「何って、稽古だ」
何を当然な事をと長い前髪を掻き分けながら、フェンリルから降りて、素振りを始めた騎士達を見渡した。
「寝て少しは体力が回復した、そんな所か?」
「あっ!」
腕の中に抱え込んでいたリヒトの上着を手渡して、頭を下げる。返す際に僅かに触れた彼の温もりに、溢れそうになる想いをぐっと堪える。
「あの、これありがとうございます。それと……すみませんでした」
「姿が無かったから獣舎に向かってみたら、へたり込んでいるミアの姿を見て焦ったぞ。檻の中には見知らぬ魔獣も増えているし」
「召喚に成功して、新しく仲間に加わった魔獣達です。訓練も必要なしに戦闘可能な魔獣もいます」
「……ったく、俺の心配を返せ」
「え?」
「獣舎に向かったらお前は寝てるし、フェンリルには契約をせがまれるし……何が何だか」
少々イラついているリヒトに、苦笑するしか出来ないミアは、フェンリルの背から降りたリヒト達にそっと近づいた。
改めて訓練お疲れ様でしたと声を掛けると、短い返答だけを返して顔を隠す。
フェンリルを見つめれば、何処か罰の悪そうな顔をしてそっぽを向く。そんなフェンリルの喉を撫でてやれば、満更でもなさそうな表情を隠しきれずにいた。
(やっぱり二人ってどこか似てるのよね……)
予想外とは言え、いい形に二人が手を取り合った事に喜びを隠せずにいると、いきなり上空からグリフォンが急降下して来た。
上から押さえつけるような風に反射的に目を閉じて、風が止んだ頃に目を開ければエルザがミア達の前で仁王立ちしていた。
「エルザ。そっちの訓練は終わったか?」
「ええ。中々にいい腕の持ち主達が揃っていたお陰で、指導し甲斐があったわ」
結っていた艶やかな髪を解いて、色っぽく掻き分けてこちらへとやってくると鋭い視線を向ける。
(そうだ、団長に近づくなって言われていたのに……私ったら!)
睨みつけてくるエルザの感情を悟り、慌てふためくとリヒトは首を小さく傾げた。
「二人の関係はよく分かっています!こっ、こい、こい……びと……の、二人の仲睦まじい時間を奪う訳にはいかないので、わたっ私はここでお暇しますねっ!」
声の大きさが急に小さくなったり、大きくなったり、声の裏返りを隠しきれなかったりと、動揺を誤魔化せない。とにかく愛想笑いを浮かべて、フェンリルと共に獣舎へと戻ろうと踵を返す。
ただそうはさせまいと、力強く肩を掴まれた。
「貴方……私の言った言葉、覚えてないのかしら?」
「えっ、あのだから、お暇しようと……」
何に怒っているのかサッパリ分からない。リヒトに近づき過ぎたのが、そこまで彼女の逆鱗に触れるとは思ってもみなかった。
(でも……私だって団長の隣に立つエルザさんを見て苦しかったんだもん。そりゃあ、怒るのも当然よね……)
これからはリヒトの一人の部下として関わることを伝えようと口を開いたが、エルザの言葉によって言葉は喉に詰まった。
「それ以上、私の紳士に近づかないでよ!」
そう怒って声を荒らげるや否や、ミアの隣を歩むフェンリルに向かって抱きつこうと、勢い良く両腕を伸ばした。ただ身の危険を察知したフェンリルは、すぐさまその場から逃げた。
中々着いて来れない展開に、目を点にしてエルザを見つめる。
「なんでよぅ~!貴方は私の相棒になるはずだったのぃ~~!!なのに、なのにっ!なんでこんな面倒な男と契約交わして、よく分からない召喚士に心許すの?!こんなに私は愛してるのにっ!」
今にも泣き出しそうなエルザは、逃げるフェンリルの後を追いかけて走り出す。
突然始まった鬼ごっこに騎士達は気づくことなく、息を上げて木剣を振るっている。
寝たお陰で溜まっていた疲労感は無くなり、身体が軽い。訓練場にまだ残っている魔獣達の様子も少し見に行こうと、獣舎に向かう途中で進路方向をズラす。
茜色に染まっていく訓練場に近づくにつれ、聞き慣れない歓声が聞こえてくる。
首を傾げながら、駆け足で訓練場へと辿り着くと、そこで見た光景に驚きの声を思わず零す。
「フェンッ、リル?!?!」
自慢の真っ白な毛を風に流しながら、目にも止まらぬ速さで走るフェンリルがいた。訓練場の壁を力強く蹴り高く飛ぶと、訓練場の中心で木剣を握るリヒト目掛けて飛びかかる。
状況に着いて行けず、狼狽えながらも止めに入ろうと動くがミアの足の速さでは到底追いつかない。
考えたくもない未来を想像したのもつかの間、軽やかにリヒトは着地したフェンリルの彼の背に跨った。
そして、息を合わせるようにして周囲から攻撃を仕掛けてくる騎士達を次々と薙ぎ払い、最後の一人が地面に片膝ついた所でリヒトは息を吐いた。
「お前らもう少し真面目にやれ」
「そっそんな事言ったって……団長、もう俺ら体力の限界が……」
「はあ……はあっ……はあ……!無理、無理っす……!!」
「本番はこうも甘くないぞ。どんな魔物が現れるか分からないんだからな。素振り百回終わった奴から休憩だ」
「「おっ……鬼だぁあ……!」」
団長命令となれば逆らうことが出来ない騎士達は泣く泣く、限界を迎えた身体を起き上がらせ、木剣を嫌々握りしめて素振りを行い始めた。
一連の流れを口をポカンと開けて見つめることしか出来なかったミアの視線に気がついたのか、フェンリルが一つ吠えた。その声に体の内側から、力が湧き出てきて彼の元へと走る。
「団長……!フェンリル……!一体何がどうなってるんですか?!」
「何って、稽古だ」
何を当然な事をと長い前髪を掻き分けながら、フェンリルから降りて、素振りを始めた騎士達を見渡した。
「寝て少しは体力が回復した、そんな所か?」
「あっ!」
腕の中に抱え込んでいたリヒトの上着を手渡して、頭を下げる。返す際に僅かに触れた彼の温もりに、溢れそうになる想いをぐっと堪える。
「あの、これありがとうございます。それと……すみませんでした」
「姿が無かったから獣舎に向かってみたら、へたり込んでいるミアの姿を見て焦ったぞ。檻の中には見知らぬ魔獣も増えているし」
「召喚に成功して、新しく仲間に加わった魔獣達です。訓練も必要なしに戦闘可能な魔獣もいます」
「……ったく、俺の心配を返せ」
「え?」
「獣舎に向かったらお前は寝てるし、フェンリルには契約をせがまれるし……何が何だか」
少々イラついているリヒトに、苦笑するしか出来ないミアは、フェンリルの背から降りたリヒト達にそっと近づいた。
改めて訓練お疲れ様でしたと声を掛けると、短い返答だけを返して顔を隠す。
フェンリルを見つめれば、何処か罰の悪そうな顔をしてそっぽを向く。そんなフェンリルの喉を撫でてやれば、満更でもなさそうな表情を隠しきれずにいた。
(やっぱり二人ってどこか似てるのよね……)
予想外とは言え、いい形に二人が手を取り合った事に喜びを隠せずにいると、いきなり上空からグリフォンが急降下して来た。
上から押さえつけるような風に反射的に目を閉じて、風が止んだ頃に目を開ければエルザがミア達の前で仁王立ちしていた。
「エルザ。そっちの訓練は終わったか?」
「ええ。中々にいい腕の持ち主達が揃っていたお陰で、指導し甲斐があったわ」
結っていた艶やかな髪を解いて、色っぽく掻き分けてこちらへとやってくると鋭い視線を向ける。
(そうだ、団長に近づくなって言われていたのに……私ったら!)
睨みつけてくるエルザの感情を悟り、慌てふためくとリヒトは首を小さく傾げた。
「二人の関係はよく分かっています!こっ、こい、こい……びと……の、二人の仲睦まじい時間を奪う訳にはいかないので、わたっ私はここでお暇しますねっ!」
声の大きさが急に小さくなったり、大きくなったり、声の裏返りを隠しきれなかったりと、動揺を誤魔化せない。とにかく愛想笑いを浮かべて、フェンリルと共に獣舎へと戻ろうと踵を返す。
ただそうはさせまいと、力強く肩を掴まれた。
「貴方……私の言った言葉、覚えてないのかしら?」
「えっ、あのだから、お暇しようと……」
何に怒っているのかサッパリ分からない。リヒトに近づき過ぎたのが、そこまで彼女の逆鱗に触れるとは思ってもみなかった。
(でも……私だって団長の隣に立つエルザさんを見て苦しかったんだもん。そりゃあ、怒るのも当然よね……)
これからはリヒトの一人の部下として関わることを伝えようと口を開いたが、エルザの言葉によって言葉は喉に詰まった。
「それ以上、私の紳士に近づかないでよ!」
そう怒って声を荒らげるや否や、ミアの隣を歩むフェンリルに向かって抱きつこうと、勢い良く両腕を伸ばした。ただ身の危険を察知したフェンリルは、すぐさまその場から逃げた。
中々着いて来れない展開に、目を点にしてエルザを見つめる。
「なんでよぅ~!貴方は私の相棒になるはずだったのぃ~~!!なのに、なのにっ!なんでこんな面倒な男と契約交わして、よく分からない召喚士に心許すの?!こんなに私は愛してるのにっ!」
今にも泣き出しそうなエルザは、逃げるフェンリルの後を追いかけて走り出す。
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