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レベルアップ!
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「ドキドキしてきた……」
討伐クエストを受けた俺は、街の外に出ると『敵感知』でモンスターを発見した。『敵感知』ではモンスターの情報までは見れないようで、肉眼で見るしかないようだ。
『隠密』を発動させると、ゆっくりと『敵感知』に反応した場所まで向かう。少し歩くと、前方に何者かが立っていることが分かる。
「うーん……あれはゴブリンか……?」
ゴブリン。低い身長に緑色の肌が特徴的なモンスターだ。持っている棍棒も振り回すだけで、距離をとれば大した危険性は無く、武器さえあれば子どもでも倒せるらしい。だからと言って俺は油断したりしない。
この世界はお約束も通じない世界だ。まずチート能力も何も無く突然街に放り出される。これだけならまだしも、金も無ければ言葉も分からないときた。終いには、最初の街周辺に魔王軍がいる可能性があるだと?
どんな鬼畜ゲームだよ。
そんなことを考えているウチに、ゴブリンとの距離が残り数メートル程まで縮むことができた。ゴブリンは後ろを向いている。これならいける……!
まずイメージトレーニング。アイツが後ろを向いている隙に、持ってる剣で背中をブスリ。うん、イメージトレーニングいらなかったな!
「グルゥゥ……」
「……」
イメージトレーニングを終えると、何故か後ろを向いていたゴブリンと目が合う。
……え、なんで、後ろ向いてたやん!?
「ギシャァアア!!」
「なんでこうなんだよー!!」
雄叫びをあげながら、先手必勝と言わんばかりにゴブリンが棍棒で殴りかかってくる。
「っぶね!」
尻もちを着くことで一撃目を回避することに成功する。だが、一撃目で攻撃が終わるなんてことはなく。
「ギシャァ!」
「ちょっ、タンマ! 待って!」
俺の言葉に耳を貸すことなく攻撃を繰り出し続けるゴブリン。そして、一撃で仕留めるつもりなのか、棍棒を振り上げると一気に振り下ろしてくる。
ガキンッ!
「あっぶねぇ……」
持っていた剣を咄嗟に抜いて、棍棒の攻撃を防ぐ。そしてゴブリンが怯んでいる隙に、右足でゴブリンを蹴り飛ばす。
「グシャァ!」
ゴブリンが体勢を崩している間に、俺は立ち上がって蹴り飛ばされたゴブリンの近くに駆けつける。
「死ねっ!」
そして、寝そべっているゴブリンの頭目掛けて剣を振り下ろす。切り裂かれた頭から赤い血が舞い散る。
「終わった……」
ヘナヘナとその場で腰を下ろす。まさかゴブリン相手にここまで苦戦するとは……。
「油断してたら……死にはしなかっただろうけど、怪我の一つくらいしてたな……」
もう動かないゴブリンを見ながらそう呟いていると、ポケットで何かが震えていることに気付いた。
「なんだ……ステータスカードか?」
何故か震えていることステータスカードを見ると、そこには一文だけ表示されていた。
『レベルが上昇しました』
「レベルアップしたって……ことなのか?」
試しにステータスカードを適当にタッチしてみると、レベルアップを知らせる分は消え、いつもの画面に戻る。
===
名前 ヤマニシ シュウ
性別 男性
年齢 16
職業 盗賊
レベル 2
HP 8/14
MP 4/6
攻撃力 10
物理防御 9
魔法防御 6
素早さ 13
知力 108
【スキル】
隠密Lv.1
敵感知Lv.1
===
「なんか……知力が凄い上がってるな……」
どうやら、レベルが上がった時のステータス上昇値は初期ステータス……もしくは一つ前のレベルのステータスの半分のようだ。
俺の場合、知力の初期ステータスが72だから、その半分の36の分だけ上がったということだろう。
ただその分、他のステータスが低いからそこは気をつけないとな。
「おい兄ちゃん、今のは『隠密』スキルか?」
ステータスカードを見ていると、後ろから声がする。その方を振り返ると、前には屈強な男が立っていた。威圧感凄い。
「あぁ、たしかに今のは『隠密』だが……それがどうかしたのか?」
「はぁ……兄ちゃん、もう手遅れだが……『隠密』をとったのは間違ったな……」
「……? どういうことだ?」
たしかに『隠密』でゴブリンに接近した時には気付かれたが、逆に言えば接近しなければ見付からないということ。ならばそこまで悪くはないと思うのだが……。
「高レベルのモンスターになればなるほど、隠密の効果は薄くなる。兄ちゃんの『隠密』のレベルは1だろう?」
「あ、あぁ」
これは後々気付いたのだが、全てのスキルにはレベルというものがある。最大が5レベルらしく、レベルを上げるにはスキルポイントが必要のようだ。
「『隠密』ってのは3レベルからようやく使い物になるんだ。それまでは正直言って気休め程度にしかならねぇ」
「なら3レベルまで上げれば良いんじゃないか?」
「兄ちゃんはバカなのか?」
「あ゛?」
「『隠密』を3レベルまで上げようとすれば、必要になるスキルポイントは30だ。ただでさえ手に入りにくいスキルポイントを、たった一つのスキルを使えるようにするために30も使うバカがどこにいるんだ?」
「たしかに……」
よく考えたら俺の知力レベルは初期の時点で72。平均の7倍もあるからこそ、スキルポイントも手に入りやすいが、普通はそうはいかないのか……。
「まぁ、元気出せよ! スキルが全てじゃねぇんだからな」
「あぁ、そうだな」
落ち込んでると勘違いしたのか、何故か励ましてくる。結構優しい人のようだ。
「そんなことより、兄ちゃんどっかの国から来たのか?」
「なんでそう思った?」
「いや、少し言葉が訛ってたからだ。大して気になる程でも無けどな」
「なるほどな。確かに俺は別の国出身だ。まだこっちの言葉には慣れてなくてな。」
やっぱり若干違和感はあったか。俺もなんか他の人と発音違うかなー、とは思ってたが……。
「どこの国だ?」
「……秘密だ」
「お? 兄ちゃんワケありか?」
「まぁそんなとこだ」
下手に嘘ついて墓穴掘るよりかはこっちの方が良いだろう。
「まぁ、頑張れよ。あぁ、それと最近ここあたりで謎の爆発があったんだが……」
「魔王軍の仕業って言われてるやつか?」
「知ってるのか!なら話は早い。危ないから、日が暮れるまでには帰った方が良いぞ」
「そうさせてもらうよ。忠告ありがとう」
俺がそう礼を言うと、男は「じゃあな」と一言言って去って行く。
人は見かけによらないって言うもんな。
「そういえば、レベルが上がったってことはスキルポイントも手に入ったんじゃないか?」
ステータスカードからスキル欄を選択してみる。
===
スキルポイント 9pt
特殊スキル 20pt ◆
隠密スキルLv.2 10pt
感知スキル 10pt ◆
強化スキル 5pt
盗賊スキル 5pt ◆
風属性魔法 3pt
氷属性魔法 3pt
闇属性魔法 3pt
回復魔法 3pt
===
「1レベルにつき7ポイントか……。知力の10分の1って感じかな。ってことは、平均レベルの知力で1しか貰えないのか……」
さっきの男の人が言ってた言葉も納得出来るな……。一つのスキルを使えるようになるために、30近くまでレベルを上げなきゃいけないのだから……。
「取り敢えず、今日はゴブリンを狩りながらレベルを上げよう。さっきみたいにゆっくりと狩るよりも、一気に距離を詰めて速攻で狩った方が安全だな」
ゲームのRPGでもレベル上げは好きだったんだ。それと同じと思えば少しは気も楽になるだろう。
「そういや、この死骸はどうするんだろう……」
受付のお姉さんは、討伐したら自動的にステータスカードに記録されるから証明する物は必要ないと言っていたが……。便利だな。
「……放置で良いか」
まぁ、今日の目標は最低ゴブリン10体!10体狩れば1万アルトだから、昨日と同じ額稼げるな。
レベル上げもしなきゃいけないから、狩れる分だけ狩っていこう。
「お、『敵感知』に反応あり! 油断は禁物だ。慎重に……かつ一瞬で倒す!」
他の冒険者にとられる前に、『隠密』を発動させながら反応した場所へと走り出した。
◇◆◇◆◇
「えーっと、ゴブリン47体ですね……」
「す、すみません……狩りすぎちゃいました……」
「いえ、冒険者は必ず最初はとんでもない量を狩ってくるので……」
「そ、そうなんですか」
「因みに歴代ナンバーワンは200体近く狩って来ましたよ」
「200……」
この世界の生態系は大丈夫なのだろうか……。
「報酬の4万と7000アルトです」
「はい、ありがとうございます」
今日は久々にまともなご飯を食べられそうだ。
討伐クエストを受けた俺は、街の外に出ると『敵感知』でモンスターを発見した。『敵感知』ではモンスターの情報までは見れないようで、肉眼で見るしかないようだ。
『隠密』を発動させると、ゆっくりと『敵感知』に反応した場所まで向かう。少し歩くと、前方に何者かが立っていることが分かる。
「うーん……あれはゴブリンか……?」
ゴブリン。低い身長に緑色の肌が特徴的なモンスターだ。持っている棍棒も振り回すだけで、距離をとれば大した危険性は無く、武器さえあれば子どもでも倒せるらしい。だからと言って俺は油断したりしない。
この世界はお約束も通じない世界だ。まずチート能力も何も無く突然街に放り出される。これだけならまだしも、金も無ければ言葉も分からないときた。終いには、最初の街周辺に魔王軍がいる可能性があるだと?
どんな鬼畜ゲームだよ。
そんなことを考えているウチに、ゴブリンとの距離が残り数メートル程まで縮むことができた。ゴブリンは後ろを向いている。これならいける……!
まずイメージトレーニング。アイツが後ろを向いている隙に、持ってる剣で背中をブスリ。うん、イメージトレーニングいらなかったな!
「グルゥゥ……」
「……」
イメージトレーニングを終えると、何故か後ろを向いていたゴブリンと目が合う。
……え、なんで、後ろ向いてたやん!?
「ギシャァアア!!」
「なんでこうなんだよー!!」
雄叫びをあげながら、先手必勝と言わんばかりにゴブリンが棍棒で殴りかかってくる。
「っぶね!」
尻もちを着くことで一撃目を回避することに成功する。だが、一撃目で攻撃が終わるなんてことはなく。
「ギシャァ!」
「ちょっ、タンマ! 待って!」
俺の言葉に耳を貸すことなく攻撃を繰り出し続けるゴブリン。そして、一撃で仕留めるつもりなのか、棍棒を振り上げると一気に振り下ろしてくる。
ガキンッ!
「あっぶねぇ……」
持っていた剣を咄嗟に抜いて、棍棒の攻撃を防ぐ。そしてゴブリンが怯んでいる隙に、右足でゴブリンを蹴り飛ばす。
「グシャァ!」
ゴブリンが体勢を崩している間に、俺は立ち上がって蹴り飛ばされたゴブリンの近くに駆けつける。
「死ねっ!」
そして、寝そべっているゴブリンの頭目掛けて剣を振り下ろす。切り裂かれた頭から赤い血が舞い散る。
「終わった……」
ヘナヘナとその場で腰を下ろす。まさかゴブリン相手にここまで苦戦するとは……。
「油断してたら……死にはしなかっただろうけど、怪我の一つくらいしてたな……」
もう動かないゴブリンを見ながらそう呟いていると、ポケットで何かが震えていることに気付いた。
「なんだ……ステータスカードか?」
何故か震えていることステータスカードを見ると、そこには一文だけ表示されていた。
『レベルが上昇しました』
「レベルアップしたって……ことなのか?」
試しにステータスカードを適当にタッチしてみると、レベルアップを知らせる分は消え、いつもの画面に戻る。
===
名前 ヤマニシ シュウ
性別 男性
年齢 16
職業 盗賊
レベル 2
HP 8/14
MP 4/6
攻撃力 10
物理防御 9
魔法防御 6
素早さ 13
知力 108
【スキル】
隠密Lv.1
敵感知Lv.1
===
「なんか……知力が凄い上がってるな……」
どうやら、レベルが上がった時のステータス上昇値は初期ステータス……もしくは一つ前のレベルのステータスの半分のようだ。
俺の場合、知力の初期ステータスが72だから、その半分の36の分だけ上がったということだろう。
ただその分、他のステータスが低いからそこは気をつけないとな。
「おい兄ちゃん、今のは『隠密』スキルか?」
ステータスカードを見ていると、後ろから声がする。その方を振り返ると、前には屈強な男が立っていた。威圧感凄い。
「あぁ、たしかに今のは『隠密』だが……それがどうかしたのか?」
「はぁ……兄ちゃん、もう手遅れだが……『隠密』をとったのは間違ったな……」
「……? どういうことだ?」
たしかに『隠密』でゴブリンに接近した時には気付かれたが、逆に言えば接近しなければ見付からないということ。ならばそこまで悪くはないと思うのだが……。
「高レベルのモンスターになればなるほど、隠密の効果は薄くなる。兄ちゃんの『隠密』のレベルは1だろう?」
「あ、あぁ」
これは後々気付いたのだが、全てのスキルにはレベルというものがある。最大が5レベルらしく、レベルを上げるにはスキルポイントが必要のようだ。
「『隠密』ってのは3レベルからようやく使い物になるんだ。それまでは正直言って気休め程度にしかならねぇ」
「なら3レベルまで上げれば良いんじゃないか?」
「兄ちゃんはバカなのか?」
「あ゛?」
「『隠密』を3レベルまで上げようとすれば、必要になるスキルポイントは30だ。ただでさえ手に入りにくいスキルポイントを、たった一つのスキルを使えるようにするために30も使うバカがどこにいるんだ?」
「たしかに……」
よく考えたら俺の知力レベルは初期の時点で72。平均の7倍もあるからこそ、スキルポイントも手に入りやすいが、普通はそうはいかないのか……。
「まぁ、元気出せよ! スキルが全てじゃねぇんだからな」
「あぁ、そうだな」
落ち込んでると勘違いしたのか、何故か励ましてくる。結構優しい人のようだ。
「そんなことより、兄ちゃんどっかの国から来たのか?」
「なんでそう思った?」
「いや、少し言葉が訛ってたからだ。大して気になる程でも無けどな」
「なるほどな。確かに俺は別の国出身だ。まだこっちの言葉には慣れてなくてな。」
やっぱり若干違和感はあったか。俺もなんか他の人と発音違うかなー、とは思ってたが……。
「どこの国だ?」
「……秘密だ」
「お? 兄ちゃんワケありか?」
「まぁそんなとこだ」
下手に嘘ついて墓穴掘るよりかはこっちの方が良いだろう。
「まぁ、頑張れよ。あぁ、それと最近ここあたりで謎の爆発があったんだが……」
「魔王軍の仕業って言われてるやつか?」
「知ってるのか!なら話は早い。危ないから、日が暮れるまでには帰った方が良いぞ」
「そうさせてもらうよ。忠告ありがとう」
俺がそう礼を言うと、男は「じゃあな」と一言言って去って行く。
人は見かけによらないって言うもんな。
「そういえば、レベルが上がったってことはスキルポイントも手に入ったんじゃないか?」
ステータスカードからスキル欄を選択してみる。
===
スキルポイント 9pt
特殊スキル 20pt ◆
隠密スキルLv.2 10pt
感知スキル 10pt ◆
強化スキル 5pt
盗賊スキル 5pt ◆
風属性魔法 3pt
氷属性魔法 3pt
闇属性魔法 3pt
回復魔法 3pt
===
「1レベルにつき7ポイントか……。知力の10分の1って感じかな。ってことは、平均レベルの知力で1しか貰えないのか……」
さっきの男の人が言ってた言葉も納得出来るな……。一つのスキルを使えるようになるために、30近くまでレベルを上げなきゃいけないのだから……。
「取り敢えず、今日はゴブリンを狩りながらレベルを上げよう。さっきみたいにゆっくりと狩るよりも、一気に距離を詰めて速攻で狩った方が安全だな」
ゲームのRPGでもレベル上げは好きだったんだ。それと同じと思えば少しは気も楽になるだろう。
「そういや、この死骸はどうするんだろう……」
受付のお姉さんは、討伐したら自動的にステータスカードに記録されるから証明する物は必要ないと言っていたが……。便利だな。
「……放置で良いか」
まぁ、今日の目標は最低ゴブリン10体!10体狩れば1万アルトだから、昨日と同じ額稼げるな。
レベル上げもしなきゃいけないから、狩れる分だけ狩っていこう。
「お、『敵感知』に反応あり! 油断は禁物だ。慎重に……かつ一瞬で倒す!」
他の冒険者にとられる前に、『隠密』を発動させながら反応した場所へと走り出した。
◇◆◇◆◇
「えーっと、ゴブリン47体ですね……」
「す、すみません……狩りすぎちゃいました……」
「いえ、冒険者は必ず最初はとんでもない量を狩ってくるので……」
「そ、そうなんですか」
「因みに歴代ナンバーワンは200体近く狩って来ましたよ」
「200……」
この世界の生態系は大丈夫なのだろうか……。
「報酬の4万と7000アルトです」
「はい、ありがとうございます」
今日は久々にまともなご飯を食べられそうだ。
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