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六話 呼び出しをくらった

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 ふーぁー。起きたぞー。・・・何か人がいるんですけど?何ですか?
 こんな展開聞いてないんですけど?・・・違うところにでも連れて行くのかな。面倒な事になりそうだなー。
 お、牢屋の鉄格子が上に上がっていってる。へー。こんな感じで動くんだ。・・・それと同時に力が抜けていく。私が何したっていうんだよ。あ?(怒)格子が上がっていく様子を見てただけなのに、それすら駄目なのかよ。やっぱり頭がおかしい!
 少し馬鹿にしていたら、縄で締められ始めた。あーあ。もういいよ。やるようにやればいいじゃん。やっぱり馬鹿の考え方は分からないなー!
 何か意外そうな顔されたんですけど?抵抗したら、面倒くさい事になりそうだからやめていたのにそんな態度とってると殺しちゃうぞ!(黒笑)今でもヤル気があれば、できるけどね。
 何故か注射出してこっちに来た。何処から出したんだろう?・・・そういえば、私注射苦手なんですけど?
 我慢しないといけないのか?あーあ、やだなー。もういいよ。やるんだったら早くしろや!
 ブスってきたよ。凄く、凄く痛いんですけど!遠慮して刺せよ!腕がー!腕がー!何か眠く・・・まじで・・・ざつだ・・・すぴー。

 ~~~数分後~~~

 痛っ。は?ふざけんなよ?(怒)誰だろう?このおっさん?真面目にイラつく。・・・調子に乗っていると殺しちゃうぞ★

???「やあ、レッサータイガーくん。待ってたよ。」

 ・・・無理矢理起こして「待ってたよとか」何?こいつふざけているのか?とにかく威嚇しとこう。ムカつくことだし。何もこいつの言いなりにはなりたくないし、私が我慢できないからね。
 そして今の私は白虎だー!レッサータイガーではない!断じて違う!そんな事よりも言いたいことは、
 来たい訳が、ないー!

 譜音「ガルルルルッガオー!」

???「はっはっはーそんなに来たかったのかー!そういえば、自己紹介がまだだったね。私は、ルドフ・アーランドだ。爵位は伯爵だけど君には関係ないけど一応な。まあ、ルドフと呼んでくれ。」

 は?

 譜音「ガァッ?」

 何勝手に決めてんの?ふざけてるのかな?やばい我慢しなければ。・・・転生してからの大事なところだと思うから、こんなところで下手に殺してはいけない。情報などを聞き出せるといいのだが・・・。

ルドフ「ははは。分かってくれたかね。それでだ、君を呼んだのはね、ちょっとしたことをやってほしくてね。あの部屋でやるんだけど、来てくれるよね?」

 何か嫌な予感がするけど、拒否は・・・できなさそうだな。あんなにギラついた目を見るとキツイな・・・とりあえず、返事をしなければ・・。

 ・・・はい

 譜音「・・・ガオッ」

ルドフ「おお!いい返事だね。じゃあ、早速行こうか。」

 私はあの部屋に行ったことを後悔する事になる・・・。知っていたらどんなことをしても、逃げようとしていたはずなのに、こんな簡単にあの部屋に行ってしまった自分を凄く、いや、そんな生易しいくはない、言葉で言い表せない程の後悔と???とそんな感じになってしまった自分を・・

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