44 / 50
エスト公国にて
42
しおりを挟む
「………なんで俺がこんな格好」
緩やかなウェーブを描くアメジスト色の美しい御髪。スッと伸びた手足に、きめ細かな白い肌。どことなく艶やかな雰囲気漂うその顔立ち。個人的には泣きぼくろに、グッときます。
「くつじょくてき……」
「いや、似合ってますよ?ルイ殿……間違えたルイーゼちゃん」
「ルイーゼちゃんって呼ばないで」
心底嫌そうな顔も様になっている。
いやぁ、まさか、ここまで似合うとは……いやぁ、素晴らしい、素晴らしいよ、本当に………男に負けたと複雑な気持ちだけどさ。
多少魔法を使っているとも言えども、見れば見るほど、女にしか見えないルイの女装。いやぁ、前々から綺麗な顔してんなぁ、色っぽいなぁ、イエメン滅びないかなぁとは思っていたが、まさかここまで女装が、似合うとは思わなかった。
「本当になんで、俺がこんな格好。死にたいよ……」
「まぁ、仕方ないですよ。決まったことですから」
「うぅ、泣きたい。俺は、同意してないのに」
「俺じゃなくて、私……ですよ。ルイーゼちゃん」
なんで、ルイもといルイーゼちゃんがこんな事になったのか。その理由、昨日の話し合いまで遡ることとなる。
昨日、男爵にもう会えないならいっそ事、不法侵入してしまえ!と発言した私。
初めは皆んなに驚かれながらも(察するになんて言うか、彼らは貴族、王族だからそんな野蛮な発想には至らなかったみたい。自分の育ちの悪さが目立つよね、まじ泣ける)それでも、話し合った結果、それを実行することになった。のだが、それに当たって、侵入するにあたり、問題が生まれたのだ。そう、誰がどうやって、男爵の屋敷に行くのかという事。
顔を知られている、もしくはその可能性が高い、大公様の甥のディルクや隣国の王子のアーサー殿下、ディルクと共に挨拶に言ったセシルちゃん達がその任務を実行するのは難しい。となると、私とアネル、それからルイの3人が、実行できる人間となるわけで。まぁ、取り敢えず、えー、うーん。この3人でどうやる?どうやって男爵邸に行く?夜にこっそり不法侵入?商人のふりして入り込む?一層の事正面突破?などなど話していたところ、男爵の屋敷が、用心棒数名とメイドを募集しているとの情報が天から降ってきたの如く舞い降りてきたのである。
なんて都合がいいんだ!御都合主義かよ!と思ったが、ゲームなんてそんなもの、そういう展開って多いよなぁという事で納得した。(あれ?でも、この展開はゲームにはなかったよな。………まぁ、いいか、そういうこともあるかもしれないし、気にしてたら負けだよな)
まぁ、取り敢えず、この情報が確かなら、これに乗っかってしまえばいいとなった結果、私とアネルは用心棒、ルイはメイドとして男爵の屋敷に入り込むことになったのである。
「いや、でも、でもさ!なんで、ルーナちゃんが、用心棒で、俺がメイドなの!?せめて普通逆でしょ!もしくは、みんな用心棒になればいいじゃん!」
「なんでって言われても、用心棒側からも、メイド側からも情報を集めたいてますし?それに、ほら、私勇者ですから?聖剣をあまり長い事手放して置くわけにもいかないので」
用心棒ならまだしも、メイドが剣を持ってるのはちゃんちゃら可笑しい。
聖剣は、特別ゆえに、それ相当の力を秘めている。基本的には、勇者以外は扱えないし、持つことさえ難しいが、それでも長時間、放っておくのは気が聞ける。持つことさえ難しいと言っても、無理をすれば盗まれる可能性もなくはないだろうし、個人的に聖剣をあまり手放したくはない。それに………なんというか、聖剣をきちんと持っていないと、嫌なことが起きる予感がするんだ。前に一度、薬草を取りに行く時置いていったら、ドゥム達に呪われたという過去がある故なのだろうか。そんなジンクスを感じているのかもしれない。…………まぁ、とにもかくにも私は、聖剣とあまり離れたくないのである。 まぁ、メイドをやりたくない理由が他にもあるんだけれどね。それは、今話すことではない。
「………うん、ルーナちゃんが用心棒な理由はよくわかったけど。でも、やっぱり納得いかないよ。俺も、用心棒がいい!」
「いや、ルイ……ルイーゼちゃん、我儘を言わないで。それに、ほらあなたは、魔法こそは人より優れているけれど、剣術の方はからっきしじゃないですか。ここ読んでくださいよ。ね?」
そう言ってビシッと指を差し出した募集要項の応募資格の部分には、「剣術に長けたもの」という文字。つまり、剣術ができないものは、お呼びでないということだ。
因みに、私の剣術の腕前は、うん、まぁ、そこそこだと思う。アネルが、騎士になる前は、彼の練習に付き合ってた事もあるし、元々自分が死なないレベルには鍛えていた。旅の間にも、鍛錬を積みその技能は更に成長した……と思う。現に、この国でも強いとされる騎士団に所属するアネルと勝負した時は、10本に一回は勝てる程度だし(手を抜かれている可能性はあるけど)殿下にも、珍しく「一般人よりは多少マシなレベル」と褒められた。あれ、褒められたのか?
うん、まぁ、兎に角だ。そこそこ私の剣術の技能は悪くないというわけで、用心棒の条件にも当てはまるはずなのだ。まぁ、用心棒になるには、剣術の試験が課せられるが……なんとかなるだろう。
「まぁ、私は頑張って用心棒やるんで。剣術がダメダメなルイーゼちゃんは、メイド頑張ってください。」
「確かに俺は剣術はからっきしだよ。っく!あっち剣の扱いなら長けてるのに!!むしろ、プロ級なのに!」
いや、お前さらっと下ネタを言うのはやめろ。今は一応女の子なんだから!
「ルイ殿、本当の女の子にしてあげましょうか?ルイーゼちゃんに生まれ変わらせてあげましょうか?スパッといきますか?」
「や、やめて!」
ひぇっと顔を青くさせながら、驚くルイーゼちゃん。うん、普段なら果てしなくムカついていたが、女装をした姿だととっても綺麗で可愛いから許せてくる不思議。これが美人の力なのだろうか。女の私でも、見惚れる美しさ。うーん、下手をしたらルイを本物の女だと勘違いして、うっかり手を出してしまう男も現れるかもしれない。それこそ、男爵に目をつけられたら大変かもしれない。
「ルイーゼちゃん…………変な男について言っちゃだめですよ。」
「唐突になに俺は、なにを心配されてるんだろう。嫌な予感しかしないけど」
「何かあったら、言ってくださいね。ちゃんと守ってあげますから」
「そして、俺は君が、本当に女の子が偶に疑いたくなるよ。………胸キュンさせないで!俺の男としての自信がなくなるから!!」
そんなものさっさと捨ててしまえ!
緩やかなウェーブを描くアメジスト色の美しい御髪。スッと伸びた手足に、きめ細かな白い肌。どことなく艶やかな雰囲気漂うその顔立ち。個人的には泣きぼくろに、グッときます。
「くつじょくてき……」
「いや、似合ってますよ?ルイ殿……間違えたルイーゼちゃん」
「ルイーゼちゃんって呼ばないで」
心底嫌そうな顔も様になっている。
いやぁ、まさか、ここまで似合うとは……いやぁ、素晴らしい、素晴らしいよ、本当に………男に負けたと複雑な気持ちだけどさ。
多少魔法を使っているとも言えども、見れば見るほど、女にしか見えないルイの女装。いやぁ、前々から綺麗な顔してんなぁ、色っぽいなぁ、イエメン滅びないかなぁとは思っていたが、まさかここまで女装が、似合うとは思わなかった。
「本当になんで、俺がこんな格好。死にたいよ……」
「まぁ、仕方ないですよ。決まったことですから」
「うぅ、泣きたい。俺は、同意してないのに」
「俺じゃなくて、私……ですよ。ルイーゼちゃん」
なんで、ルイもといルイーゼちゃんがこんな事になったのか。その理由、昨日の話し合いまで遡ることとなる。
昨日、男爵にもう会えないならいっそ事、不法侵入してしまえ!と発言した私。
初めは皆んなに驚かれながらも(察するになんて言うか、彼らは貴族、王族だからそんな野蛮な発想には至らなかったみたい。自分の育ちの悪さが目立つよね、まじ泣ける)それでも、話し合った結果、それを実行することになった。のだが、それに当たって、侵入するにあたり、問題が生まれたのだ。そう、誰がどうやって、男爵の屋敷に行くのかという事。
顔を知られている、もしくはその可能性が高い、大公様の甥のディルクや隣国の王子のアーサー殿下、ディルクと共に挨拶に言ったセシルちゃん達がその任務を実行するのは難しい。となると、私とアネル、それからルイの3人が、実行できる人間となるわけで。まぁ、取り敢えず、えー、うーん。この3人でどうやる?どうやって男爵邸に行く?夜にこっそり不法侵入?商人のふりして入り込む?一層の事正面突破?などなど話していたところ、男爵の屋敷が、用心棒数名とメイドを募集しているとの情報が天から降ってきたの如く舞い降りてきたのである。
なんて都合がいいんだ!御都合主義かよ!と思ったが、ゲームなんてそんなもの、そういう展開って多いよなぁという事で納得した。(あれ?でも、この展開はゲームにはなかったよな。………まぁ、いいか、そういうこともあるかもしれないし、気にしてたら負けだよな)
まぁ、取り敢えず、この情報が確かなら、これに乗っかってしまえばいいとなった結果、私とアネルは用心棒、ルイはメイドとして男爵の屋敷に入り込むことになったのである。
「いや、でも、でもさ!なんで、ルーナちゃんが、用心棒で、俺がメイドなの!?せめて普通逆でしょ!もしくは、みんな用心棒になればいいじゃん!」
「なんでって言われても、用心棒側からも、メイド側からも情報を集めたいてますし?それに、ほら、私勇者ですから?聖剣をあまり長い事手放して置くわけにもいかないので」
用心棒ならまだしも、メイドが剣を持ってるのはちゃんちゃら可笑しい。
聖剣は、特別ゆえに、それ相当の力を秘めている。基本的には、勇者以外は扱えないし、持つことさえ難しいが、それでも長時間、放っておくのは気が聞ける。持つことさえ難しいと言っても、無理をすれば盗まれる可能性もなくはないだろうし、個人的に聖剣をあまり手放したくはない。それに………なんというか、聖剣をきちんと持っていないと、嫌なことが起きる予感がするんだ。前に一度、薬草を取りに行く時置いていったら、ドゥム達に呪われたという過去がある故なのだろうか。そんなジンクスを感じているのかもしれない。…………まぁ、とにもかくにも私は、聖剣とあまり離れたくないのである。 まぁ、メイドをやりたくない理由が他にもあるんだけれどね。それは、今話すことではない。
「………うん、ルーナちゃんが用心棒な理由はよくわかったけど。でも、やっぱり納得いかないよ。俺も、用心棒がいい!」
「いや、ルイ……ルイーゼちゃん、我儘を言わないで。それに、ほらあなたは、魔法こそは人より優れているけれど、剣術の方はからっきしじゃないですか。ここ読んでくださいよ。ね?」
そう言ってビシッと指を差し出した募集要項の応募資格の部分には、「剣術に長けたもの」という文字。つまり、剣術ができないものは、お呼びでないということだ。
因みに、私の剣術の腕前は、うん、まぁ、そこそこだと思う。アネルが、騎士になる前は、彼の練習に付き合ってた事もあるし、元々自分が死なないレベルには鍛えていた。旅の間にも、鍛錬を積みその技能は更に成長した……と思う。現に、この国でも強いとされる騎士団に所属するアネルと勝負した時は、10本に一回は勝てる程度だし(手を抜かれている可能性はあるけど)殿下にも、珍しく「一般人よりは多少マシなレベル」と褒められた。あれ、褒められたのか?
うん、まぁ、兎に角だ。そこそこ私の剣術の技能は悪くないというわけで、用心棒の条件にも当てはまるはずなのだ。まぁ、用心棒になるには、剣術の試験が課せられるが……なんとかなるだろう。
「まぁ、私は頑張って用心棒やるんで。剣術がダメダメなルイーゼちゃんは、メイド頑張ってください。」
「確かに俺は剣術はからっきしだよ。っく!あっち剣の扱いなら長けてるのに!!むしろ、プロ級なのに!」
いや、お前さらっと下ネタを言うのはやめろ。今は一応女の子なんだから!
「ルイ殿、本当の女の子にしてあげましょうか?ルイーゼちゃんに生まれ変わらせてあげましょうか?スパッといきますか?」
「や、やめて!」
ひぇっと顔を青くさせながら、驚くルイーゼちゃん。うん、普段なら果てしなくムカついていたが、女装をした姿だととっても綺麗で可愛いから許せてくる不思議。これが美人の力なのだろうか。女の私でも、見惚れる美しさ。うーん、下手をしたらルイを本物の女だと勘違いして、うっかり手を出してしまう男も現れるかもしれない。それこそ、男爵に目をつけられたら大変かもしれない。
「ルイーゼちゃん…………変な男について言っちゃだめですよ。」
「唐突になに俺は、なにを心配されてるんだろう。嫌な予感しかしないけど」
「何かあったら、言ってくださいね。ちゃんと守ってあげますから」
「そして、俺は君が、本当に女の子が偶に疑いたくなるよ。………胸キュンさせないで!俺の男としての自信がなくなるから!!」
そんなものさっさと捨ててしまえ!
0
お気に入りに追加
681
あなたにおすすめの小説
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
「お前を妻だと思ったことはない」と言ってくる旦那様と離婚した私は、幼馴染の侯爵から溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
第二王女のエリームは、かつて王家と敵対していたオルバディオン公爵家に嫁がされた。
因縁を解消するための結婚であったが、現当主であるジグールは彼女のことを冷遇した。長きに渡る因縁は、簡単に解消できるものではなかったのである。
そんな暮らしは、エリームにとって息苦しいものだった。それを重く見た彼女の兄アルベルドと幼馴染カルディアスは、二人の結婚を解消させることを決意する。
彼らの働きかけによって、エリームは苦しい生活から解放されるのだった。
晴れて自由の身になったエリームに、一人の男性が婚約を申し込んできた。
それは、彼女の幼馴染であるカルディアスである。彼は以前からエリームに好意を寄せていたようなのだ。
幼い頃から彼の人となりを知っているエリームは、喜んでその婚約を受け入れた。二人は、晴れて夫婦となったのである。
二度目の結婚を果たしたエリームは、以前とは異なる生活を送っていた。
カルディアスは以前の夫とは違い、彼女のことを愛して尊重してくれたのである。
こうして、エリームは幸せな生活を送るのだった。
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
6年後に戦地から帰ってきた夫が連れてきたのは妻という女だった
白雲八鈴
恋愛
私はウォルス侯爵家に15歳の時に嫁ぎ婚姻後、直ぐに夫は魔王討伐隊に出兵しました。6年後、戦地から夫が帰って来ました、妻という女を連れて。
もういいですか。私はただ好きな物を作って生きていいですか。この国になんて出ていってやる。
ただ、皆に喜ばれる物を作って生きたいと願う女性がその才能に目を付けられ周りに翻弄されていく。彼女は自由に物を作れる道を歩むことが出来るのでしょうか。
番外編
謎の少女強襲編
彼女が作り出した物は意外な形で人々を苦しめていた事を知り、彼女は再び帝国の地を踏むこととなる。
私が成した事への清算に行きましょう。
炎国への旅路編
望んでいた炎国への旅行に行く事が出来ない日々を送っていたが、色々な人々の手を借りながら炎国のにたどり着くも、そこにも帝国の影が・・・。
え?なんで私に誰も教えてくれなかったの?そこ大事ー!
*本編は完結済みです。
*誤字脱字は程々にあります。
*なろう様にも投稿させていただいております。
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
家庭の事情で歪んだ悪役令嬢に転生しましたが、溺愛されすぎて歪むはずがありません。
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるエルミナ・サディードは、両親や兄弟から虐げられて育ってきた。
その結果、彼女の性格は最悪なものとなり、主人公であるメリーナを虐め抜くような悪役令嬢となったのである。
そんなエルミナに生まれ変わった私は困惑していた。
なぜなら、ゲームの中で明かされた彼女の過去とは異なり、両親も兄弟も私のことを溺愛していたからである。
私は、確かに彼女と同じ姿をしていた。
しかも、人生の中で出会う人々もゲームの中と同じだ。
それなのに、私の扱いだけはまったく違う。
どうやら、私が転生したこの世界は、ゲームと少しだけずれているようだ。
当然のことながら、そんな環境で歪むはずはなく、私はただの公爵令嬢として育つのだった。
異世界転生先で溺愛されてます!
目玉焼きはソース
恋愛
異世界転生した18歳のエマが転生先で色々なタイプのイケメンたちから溺愛される話。
・男性のみ美醜逆転した世界
・一妻多夫制
・一応R指定にしてます
⚠️一部、差別的表現・暴力的表現が入るかもしれません
タグは追加していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる