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誤解はこうして生まれるわけか
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リアという少女から出会ってから、かれこれ2週間。私は、何故か彼女にすっかり懐かれてしまった。
「先輩、マリーヌ先輩!!」
昼休み、放課後は勿論、授業と授業の間の短い休み時間でさえ、暇があれば彼女は私の元へと訪れる。その姿は、まるでしっぽを振る子犬。慕われるのは、悪い気分ではない。だが、気まぐれで起こした行動で、ここまで好かれるとは、思わなかったため、若干複雑な気分。
別に彼女と共に行動するのは、嫌ではない。何度も言うように、慕われるのは嫌ではないし、それに、何故かリアと共にいると不思議と癒やされる。一緒にいて、楽な存在というのは、中々いないから、きっと波長が合っているのだろう。それに、身分を超えた関係という物は、結局の所、学生である今でしかできない。基本的、私はヴァレリナと違って、自ら他人に話しかける性格ではないし、他の人間の身分を気にしてか、親しく話しかけてこない。だから、リアとの会話は、新鮮で、彼女と過ごす時間は、なんだかんだ言って面白い為、ついつい私も、共に行動したくなるのだ。
ただ、世間は、それを許してくれない。べったりと、私の後ろについて歩く姿は、既に学園中に広まっており、特待生である庶民の彼女が、国でも有数の名家の令嬢である私にべったりというのは、あまり良いように映らないようである。悲しいことに、現在、貴族の間で彼女は、嫌悪の対象なのだ。
「庶民のくせに媚びを売っているわ」
「いくら、フォーゲル家のご令嬢がお優しいからって」
「このまま他の家の方々にでも媚びを売るんじゃない?」
「やっぱり庶民ね。考えることが卑しいわ。」
ぼそぼそと聞こえてくるそんな悪口。私と一緒にいても、これなのだから、リアが1人でいるときはもっと酷いのだろう。
助けてやりたいが、下手に行動すればそれは火に油を注ぐ原因になる。できる事と言えば、聞こえてくる悪口に対して、気にしない方が良いよ。と彼女を慰めるくらいだ。もっと、上手く立ち回れると良いのだけれど、流石にこの人数を相手にするのは難しい。そもそも悪口を言っている人間にとって、私の行動は理解できない物だから、理解しろと言う方が難しいんだよな。
彼女たちの立場もよくわかるから、なおさら上手く行動できない。まさか気まぐれな出来事が、こんなことにつながるとは思わなかった。
あぁ、こんな時、ヴァレリナならどうするんだろう。と、隣にいない彼女のことを思い出す。
「しばらく、学園を休むわ」
例え、嵐が来ようが、槍が降ろうが、(馬鹿なので風邪は引かないが)風邪を引こうが、皆勤賞の為に、学園へ通うことへ情熱を燃やしていたヴァレリナが、何故かそんなことを宣ったのが1週間前。
そして、その宣言通り1週間、彼女は学園へと来ていない。果たして、何があったのか、どうしてこないのか、理由は理解できないが、
「無理矢理でも、運命を変えるにはこの方法しかないのよ!!」
と言い出していたため、いつもの変な言動に関わりのある事なのだろうなと勝手に納得しておいた。
あんなに熱心に、皆勤賞を求めていた彼女があっさりとそれを捨てたのだ。可笑しな理由だとしても、きっとヴァレリナなりの考えがある。と思い、私もそのときは強く止めなかった。と言うか、止めても聞かない性格だから、あぁ、そうなんだ。とそのときは、受け流してしまった。
しかし、ヴァレリナ。私は今、君にもの凄く学園に来て欲しいよ。あのとき止めなかった自分の行動に酷く後悔しているよ。
耳を澄ませばさらに聞こえてくるリアへの悪口。
「そもそも、ヴァレリナ様が学園に来ていないって言うのも可笑しいのよ。」
「あの子が何かしたんじゃない?」
「庶民のくせに、あのお優しいヴァレリナ様に嫌がらせしたてこと?」
ヴァレリナよ、君が来ないせいで、変な噂まで広がってしまっているんだ。一応こちらの方は、簡単なフォローを入れているけど、流石に限界もある。と言うか、フォローを入れれば入れるほど、怪しまれるから、むしろ酷い方向へ転がって言っている気もする。
「ごめんね、リア。ヴァレリナが勝手に休んだせいで、変な噂まで広まっちゃって」
「いえ、私。先輩と一緒にいられるならどんな噂も気にしません!!」
お、おう。嬉しいけど、リア、君。心強すぎない?鋼か何かでできているの?
「でも、先輩。ヴァレリナ様が、学園に来なくなったのは、本当に私のせいじゃないのでしょうか?」
「え?」
「だって、ヴァレリナ様が、学園に来なくなったのは私が先輩と出会ってからです」
確かにそうだけど、それはただの偶然。偶々だと思う。
「そ、それに。数日はヴァレリナ様と一緒に過ごしましたが、でも、私と一緒に過ごしたくなさそうでした」
いや、そんなことは。と思い出してみるが、どうしよう心あたりしか思い浮かばない。
「初めて会ったときだって、私を見た瞬間、何か言っていましたし。途中で帰ってしまったじゃないですか。やっぱり私、嫌われているんでしょうか。私のせいで、ヴァレリナ様は、学園に来ないのでしょうか」
思い出せば、思い出すほどに心あたりがあって、返答に困ってしまう。でも、それでもだ。ヴァレリナは理由をなしに、相手を嫌うような人間ではない。だから、やっぱり今回のこととリアは無関係じゃないだろうか。
「それでも、嫌われてないと思うよ。ヴァレリナは、理由なしに相手を嫌う人間じゃないから」
「理由ならあります!!だって、だって私は、孤児ですから。それだけで、理由は十分です。」
いや、だから、そんなことで、ヴァレリナは人を判断しないと言う言葉が喉まで出かけたが、彼女の表情を見て、思わず言葉が引っ込む。
泣きそうな顔になりながら、そう訴えるリア。あぁ、きっと今までの人生の中で、その理由だけで、差別されてきたのだろう。いくら、違うと言っても、そう言う経験をしてきた人間に、気軽に言える言葉ではない。
経験は、経験でしか語れない。
「リア。なら、私も、そう言う人間に見える?孤児だからと差別する人間に見える?」
「そ、そんなことはありません。先輩は、先輩は誰にでも優しい人です。」
「そう言ってもらえて嬉しいよ。でもね、私にそういうことを教えてくれたのは、誰でもないヴァレリナなんだ。だから、ヴァレリナは、絶対にそんなことで、人を判断しないよ」
そうだ。人の価値観をなにで決めるか教えてくれたのは、結局の所、彼女だった。彼女と友人にならなかったら、なんだかんだ良いながらも私は身分で人を差別していたと思う。あのとき、リアが虐げられているあの時も、下品だ、下劣だと思いながらも、庶民だから仕方ないと、見て見ぬふりをしたことだろう。
「今回の件も、本当に偶々。きっと偶々だったんだよ。リアは絶対に嫌われてない。それとも、私のこと信じられない?」
「いえ、そんなことないです。そうですよね。ヴァレリナ様は、先輩の大切なご親友ですもんね。素敵な方に決まっていますよね。」
「うん、うん。そうだよ」
「むしろ、先ほどは失礼なことを言ってしまって申し訳ありませんでした。」
しゅんとなって、謝るリア。自分の言ってしまったことに対して、反省しているらしい。ちゃんと誤解?は解けたし、そもそもヴァレリナはそんなことを気にするような人物じゃないから、まぁ、そんなに気にするようなことでもないのだが
「ヴァレリナがどんな人物かちゃんと知ってもらえれば私はそれでいいから。ね?気にしないで」
「はい、ありがとうございます。私も、マリーヌ先輩だけではなくて、ヴァレリナ様とも仲良くなりたいです」
「うん、なれると思うよ」
これで、ヴァレリナが学校に来てくれて、彼女と仲良くなってくれれば一件落着なんだけど。果たしてどうなることやら。
隣にいない、彼女のことを思い出して、思わず溜息をついた。
「先輩、マリーヌ先輩!!」
昼休み、放課後は勿論、授業と授業の間の短い休み時間でさえ、暇があれば彼女は私の元へと訪れる。その姿は、まるでしっぽを振る子犬。慕われるのは、悪い気分ではない。だが、気まぐれで起こした行動で、ここまで好かれるとは、思わなかったため、若干複雑な気分。
別に彼女と共に行動するのは、嫌ではない。何度も言うように、慕われるのは嫌ではないし、それに、何故かリアと共にいると不思議と癒やされる。一緒にいて、楽な存在というのは、中々いないから、きっと波長が合っているのだろう。それに、身分を超えた関係という物は、結局の所、学生である今でしかできない。基本的、私はヴァレリナと違って、自ら他人に話しかける性格ではないし、他の人間の身分を気にしてか、親しく話しかけてこない。だから、リアとの会話は、新鮮で、彼女と過ごす時間は、なんだかんだ言って面白い為、ついつい私も、共に行動したくなるのだ。
ただ、世間は、それを許してくれない。べったりと、私の後ろについて歩く姿は、既に学園中に広まっており、特待生である庶民の彼女が、国でも有数の名家の令嬢である私にべったりというのは、あまり良いように映らないようである。悲しいことに、現在、貴族の間で彼女は、嫌悪の対象なのだ。
「庶民のくせに媚びを売っているわ」
「いくら、フォーゲル家のご令嬢がお優しいからって」
「このまま他の家の方々にでも媚びを売るんじゃない?」
「やっぱり庶民ね。考えることが卑しいわ。」
ぼそぼそと聞こえてくるそんな悪口。私と一緒にいても、これなのだから、リアが1人でいるときはもっと酷いのだろう。
助けてやりたいが、下手に行動すればそれは火に油を注ぐ原因になる。できる事と言えば、聞こえてくる悪口に対して、気にしない方が良いよ。と彼女を慰めるくらいだ。もっと、上手く立ち回れると良いのだけれど、流石にこの人数を相手にするのは難しい。そもそも悪口を言っている人間にとって、私の行動は理解できない物だから、理解しろと言う方が難しいんだよな。
彼女たちの立場もよくわかるから、なおさら上手く行動できない。まさか気まぐれな出来事が、こんなことにつながるとは思わなかった。
あぁ、こんな時、ヴァレリナならどうするんだろう。と、隣にいない彼女のことを思い出す。
「しばらく、学園を休むわ」
例え、嵐が来ようが、槍が降ろうが、(馬鹿なので風邪は引かないが)風邪を引こうが、皆勤賞の為に、学園へ通うことへ情熱を燃やしていたヴァレリナが、何故かそんなことを宣ったのが1週間前。
そして、その宣言通り1週間、彼女は学園へと来ていない。果たして、何があったのか、どうしてこないのか、理由は理解できないが、
「無理矢理でも、運命を変えるにはこの方法しかないのよ!!」
と言い出していたため、いつもの変な言動に関わりのある事なのだろうなと勝手に納得しておいた。
あんなに熱心に、皆勤賞を求めていた彼女があっさりとそれを捨てたのだ。可笑しな理由だとしても、きっとヴァレリナなりの考えがある。と思い、私もそのときは強く止めなかった。と言うか、止めても聞かない性格だから、あぁ、そうなんだ。とそのときは、受け流してしまった。
しかし、ヴァレリナ。私は今、君にもの凄く学園に来て欲しいよ。あのとき止めなかった自分の行動に酷く後悔しているよ。
耳を澄ませばさらに聞こえてくるリアへの悪口。
「そもそも、ヴァレリナ様が学園に来ていないって言うのも可笑しいのよ。」
「あの子が何かしたんじゃない?」
「庶民のくせに、あのお優しいヴァレリナ様に嫌がらせしたてこと?」
ヴァレリナよ、君が来ないせいで、変な噂まで広がってしまっているんだ。一応こちらの方は、簡単なフォローを入れているけど、流石に限界もある。と言うか、フォローを入れれば入れるほど、怪しまれるから、むしろ酷い方向へ転がって言っている気もする。
「ごめんね、リア。ヴァレリナが勝手に休んだせいで、変な噂まで広まっちゃって」
「いえ、私。先輩と一緒にいられるならどんな噂も気にしません!!」
お、おう。嬉しいけど、リア、君。心強すぎない?鋼か何かでできているの?
「でも、先輩。ヴァレリナ様が、学園に来なくなったのは、本当に私のせいじゃないのでしょうか?」
「え?」
「だって、ヴァレリナ様が、学園に来なくなったのは私が先輩と出会ってからです」
確かにそうだけど、それはただの偶然。偶々だと思う。
「そ、それに。数日はヴァレリナ様と一緒に過ごしましたが、でも、私と一緒に過ごしたくなさそうでした」
いや、そんなことは。と思い出してみるが、どうしよう心あたりしか思い浮かばない。
「初めて会ったときだって、私を見た瞬間、何か言っていましたし。途中で帰ってしまったじゃないですか。やっぱり私、嫌われているんでしょうか。私のせいで、ヴァレリナ様は、学園に来ないのでしょうか」
思い出せば、思い出すほどに心あたりがあって、返答に困ってしまう。でも、それでもだ。ヴァレリナは理由をなしに、相手を嫌うような人間ではない。だから、やっぱり今回のこととリアは無関係じゃないだろうか。
「それでも、嫌われてないと思うよ。ヴァレリナは、理由なしに相手を嫌う人間じゃないから」
「理由ならあります!!だって、だって私は、孤児ですから。それだけで、理由は十分です。」
いや、だから、そんなことで、ヴァレリナは人を判断しないと言う言葉が喉まで出かけたが、彼女の表情を見て、思わず言葉が引っ込む。
泣きそうな顔になりながら、そう訴えるリア。あぁ、きっと今までの人生の中で、その理由だけで、差別されてきたのだろう。いくら、違うと言っても、そう言う経験をしてきた人間に、気軽に言える言葉ではない。
経験は、経験でしか語れない。
「リア。なら、私も、そう言う人間に見える?孤児だからと差別する人間に見える?」
「そ、そんなことはありません。先輩は、先輩は誰にでも優しい人です。」
「そう言ってもらえて嬉しいよ。でもね、私にそういうことを教えてくれたのは、誰でもないヴァレリナなんだ。だから、ヴァレリナは、絶対にそんなことで、人を判断しないよ」
そうだ。人の価値観をなにで決めるか教えてくれたのは、結局の所、彼女だった。彼女と友人にならなかったら、なんだかんだ良いながらも私は身分で人を差別していたと思う。あのとき、リアが虐げられているあの時も、下品だ、下劣だと思いながらも、庶民だから仕方ないと、見て見ぬふりをしたことだろう。
「今回の件も、本当に偶々。きっと偶々だったんだよ。リアは絶対に嫌われてない。それとも、私のこと信じられない?」
「いえ、そんなことないです。そうですよね。ヴァレリナ様は、先輩の大切なご親友ですもんね。素敵な方に決まっていますよね。」
「うん、うん。そうだよ」
「むしろ、先ほどは失礼なことを言ってしまって申し訳ありませんでした。」
しゅんとなって、謝るリア。自分の言ってしまったことに対して、反省しているらしい。ちゃんと誤解?は解けたし、そもそもヴァレリナはそんなことを気にするような人物じゃないから、まぁ、そんなに気にするようなことでもないのだが
「ヴァレリナがどんな人物かちゃんと知ってもらえれば私はそれでいいから。ね?気にしないで」
「はい、ありがとうございます。私も、マリーヌ先輩だけではなくて、ヴァレリナ様とも仲良くなりたいです」
「うん、なれると思うよ」
これで、ヴァレリナが学校に来てくれて、彼女と仲良くなってくれれば一件落着なんだけど。果たしてどうなることやら。
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