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学園編・前編

第27話〜忍び寄る異変〜

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「昨夜はお楽しみでしたか?」


 ぶはっ!?…学園に来て早々にセチアに問われた内容に思わず吹き出してしまった、仕方が無いだろう…彼女はたまに現代人の様なノリでぶっ込んでくるのだから、或る意味ではイリアスさんよりも曲者かもしれない。


「ん…沢山遊んだ、ユーくん…激しかった…」


「あはは、そうだねぇ…まさかユウキがあんな事するなんてボクも予想外だったよ?」


 誤解を招く様な事は言わないでくれ…遊びは遊びでも男女で出来る遊び等限られてくる、無論昨日遊んだのはチェスや囲碁、将棋だ、どのボードゲームも前世で趣味の一環として初心者に大まかな流れを教える事が出来る程度の実力だった私とアリシア、エリスの三人で父上達から重大な発表を切り出された後に夕食を食べ終わってから眠る迄遊んでいただけだ。

 でなければ私の精神が喜びの余り昂り過ぎて眠れなかったからではあるが。


「といっても、どうやら関係性はかなり改善された御様子…昨日とは別人の様ですわ?」


 確かに、アリシアもエリスも今までは喧嘩ばかりしていたが今日はあまり喧嘩はしていない。


「…アリシア…もうユーくん泣かさないと思うから…」


「うん、泣かせないし……まぁ、ボクがエリスの立場だったら同じ事してたと思うし…」


 本気で喧嘩して、仲直り出来る位話せるからこそ見えるものもある…という事だろうか。

 そう考えると基本的な性格の相性はそう悪くは無いのだろう、この二人は。


「そうですか…少し、羨ましいです…」

 何処か寂しげに呟くセチア、彼女にも想いを寄せて貰っていた事を、思い出すも私が何かを言う前にアリシアは首を傾げる。

「…羨ましい、か……セチア、もしかして君はユウキを…」

「…好き…?」

 …少なくとも、あの時セチアは自分を異性として見て欲しい、とは言っていた。幾らトラウマを抱えていたからと言って、直接好きだと言われて別の意味合いに勘違いが出来る程脳内お花畑のおめでたい頭はしていない。


「……それはその…確かに好きですが…ご、ごめんなさい!私、急用を思い出しましたわっ!」

「あ…」

「逃げた…なんで…?」

 まぁ、そうなるだろうな…とは思う。半ば非常事態とはいえ彼女(セチア)は私に想いを告げてくれた、…私自身は裏切るつもりは無いが…取り敢えず、今日の放課後にでもじっくり話そう、幸い夕食に誘われている事だしな。

----------------

 私は逃げました…アリシアさんのように素直に気持ちを伝えられる強さもなければエリスさんのように身体を貼ってアリシアさんから好いた人を護る度胸も無い…ただ、あの地獄の様な場所で私を救って下さったあの方の弱さを内包したまま強く在らんとする気高さに惹かれただけの私は逃げるしか出来ませんでした。

 気付けば校舎の中にある中庭に独りで佇んでいました…。


(…何故、彼だったのでしょう…)


 異邦人(ストレイジャー)の方はお爺様を含めて何人か知り合った事はあります、…けど、あの方に向ける様なこの感情は今まで抱いた事は無かった…。


「…早く何時もの私にならないと…」


 でないと、折角のあの方との夕食も楽しくなくなります…しっかりするのよ、私!


「ふふふ…、別に良いと思うの。私(レナ)は貴女の事嫌いじゃないよ?ユーくんの事が欲しい?」

 両頬を軽く左右の手で叩いて瞬きをしていた一瞬の間にあの遺跡で魔法士達を変異させた女性…確か、レナさん…が…私の前に現れました。

 彼女の表層意識は何故か読み取れなかったけれど、こうして対面すれば分かるこの得体の知れない存在感の奥底にあるのはこの世界…そして何故かユウキ様に対する異常な迄の愛憎入り交じった想い、危険です…この人は…!


「あ、貴女は…!人を呼びますよ?一体此処で何を…っ」

「今質問してるのは私(レナ)、──ユーくんが欲しい?欲しいならそれを叶える力を私(レナ)が与えてあげる」

「わた、…私は……私も、彼が……」


 私の中でドス黒い何かが鼓動を打つのを感じた直後、私の意思はそのナニカに呑まれていくのを感じます……



 けれど、あぁ…



 …なんて……心地が良いんでしょう…。


「ふふ…この間の三人は試金石にもならなかったからなぁ…一緒にがんばろーね?
それにしてもこの時代のユーくんもユーくんだなぁ、って思うかなぁ、用意周到というか転ばぬ先の杖、というか…念の為に私が先に唾を付けて無かったら干渉出来てなかったよ。…ね?シオンちゃん?」

 何方でしょうか…愉しげに何かを話しているレナさんの隣に誰かが気難しい顔をしていますが…そんな事はどうでも良いです…。



 待っていて下さいね、ユウキ様…貴方を私の…うふふ……あははははははははッ!


----------------

 逃げる様に去ってしまったセチアと別れて私は今、希望するクラスを担任の講師であるピロクテテス先生に志願書を提出する為に職員室に佇んでいた。

「はいはいはい、と…本当に俺ん処で良いのか?」

 現れたのはヨレヨレの白衣に身を包み無精髭を生やした…なんというか、前世の陸自での同僚を思わせる様な実にイイ身体付きの男性が現れた。


「…と、言うのは?」

「いや、入学式のハント見た感じだとどっちかと言ったら魔法関係の寮に入ると思ったからよ?」

 ふむ、確かに四寮ある中で二寮は方向性は異なるが魔法に関する寮だ、そうなれば一寮か三寮を選び学ぶのが一般的とも言えるが

「確かにそれが一般的でしょうけど、生徒手帳には『学内での魔法の悪用を固く禁ず、但し学業の為に“他者に迷惑を掛けぬ範囲”であればその限りではない』とありますので……私は分身(わけみ)の術を使います」

「…へぇ、流石は太陽を作り出すS級魔法士だ。その歳で光魔法と闇魔法、心魔法をそこまで扱えるか」

 色々とあり生徒手帳の確認が遅れたが他者に害を及ぼす事無く自身を高める為に魔法を使う分には問題が無いと確認が取れたのが私が四寮を選んだ理由の一つだ、勿論他にも理由はあるが。


「因みに何人まで増やす気だ?」


「そうですね…騎乗スキルも学びたいし槍や弓の技術も学びたい、勿論新しい魔法の知識や技術も開発したいので各寮の授業は多岐に渡ると聞いたので最低でも3人は付けたいですね、後、実は溜まっている政務も片付ける様に言われているので二人程置いてきました」


 三寮に3人で計9人、更に今も尚政務をしている2人も合わせると11人で魔力を等分するが10年以上の鍛錬で魔力の量だけで云えば私はこの世界で五本の指に入るらしい。

 因みに残る4人は父上とテラさん、ファラ陛下、ゼノン理事長だが。


「……お前一人居ればサッカーチーム作れそうだな、…ま、そういう事なら俺や他の教師達も何も言わないぜ、別にそういう魔法の使い方を学校側が想定してない訳じゃないしな、つか、第四寮を選ぶ上でなら模範解答だ」


 なるほど、矢張りそうか。寮選びもまた優れた魔法士を育てる為の“振るい”と考えるとこの学園…奥が深い。

「ま、寮が決まれば今日は体力と魔力の測定を済ませて学園の設備を見て周りながら、“アリエス杯”について説明するだけだしな」


「“アリエス杯”…ですか?」

 アリエス、黄道十二門のうち牡羊座の呼び名だがそれに杯(カップ)が付くのだから恐らく何かしらの競技だというのは想像に難しくない。

「何時までも立ち話もなんだ、さっさとクラスに行きな?俺は残り二人のクラス替えの手続きもしなくちゃならんからよ」


 確かにただ書類を渡しに来ただけにしては話し過ぎた、長話をしてしまう癖は反省すべきだな。

「解りました、では今日からよろしくお願い致します」

----------------

 …いや、バケモンすぎんかねあのガキ。

 俺は今午前中に受け取った体力や筋力、魔力といった測定表を見て或る意味頭を抱えていた。

「いやぁ…凄いですね、彼…」

「バァロー…凄いとかじゃねェ、“異常”なんだよ…」

 一体どれだけの扱きや修羅場を潜り抜けたら此処までの逸材になるのやら…王国の一般的な兵士のパラメータと奴(ユウキ)のパラメータを見て眩暈を覚える。

 平均的な王国兵士のパラメータ
 体力 C
 筋力 C
 防御力 C
 俊敏性 C
 魔力 C
 最大魔力許容量 C

 ユウキ(ヒュペリオン着用)
 体力 SSS
 筋力 SSS
 防御力 SSS
 俊敏性 SSS+
 魔力 SSS+
 対魔力 SSS+
 最大魔力許容量 測定不能
 独自能力 極限突破

 使用スキル (最大Lv5が上限)
 鑑定眼Lv5 騎乗Lv3 火魔法Lv5 水魔法Lv5 風魔法Lv5 土魔法Lv5 金魔法Lv5 氷魔法Lv5 雷魔法Lv5 光魔法Lv5 闇魔法Lv5 音魔法Lv5 創魔法Lv4 時魔法Lv4 空魔法Lv4 心魔法Lv4 無魔法Lv5 魔心流 秘奥未習得 無詠唱スキルLv5 複合魔法スキルLv5

 EXスキル
 諸行無常
 色即是空
 空即是色
 竜神の後継者


 うん、奴は一体何しに来たんだ?正直あの歳で全ての魔法が軒並みLv5とかレオの小僧以上の才能…いや、神話の時代に神へと至った親友(ヘラクレス)の再来を見ているようだ。

「……あの、すみません…これって本当に15歳のステータスですか…なんですかSSS+(トリプルエスプラス)って、野生のドラゴンだってA+ですよ!?」

「耳許でうっせぇよ、後俊敏性はAが基本だ」


 ほらよ、とドラゴンのステータス表を見せる。

 ドラゴン
 体力 A+
 筋力 A+
 防御力 A+
 俊敏性 A
 魔力 A+
 最大魔力許容量 A+


 一口にドラゴンと言っても雛や成竜、更に上位種であるグレイトドラゴンが存在するがそれでもあのガキには遠く及ばない。

「……そういやぁ、レオの小僧は…は、血は繋がらなくても親子、か…とんでもないガキを入学させたもんだな、彼奴も」


 こりゃあ今年のアリエス杯は大番狂わせも起きるかもな、机からレオの坊主がアジ・ダハーカを倒した時にとっておいたステータス表をしまうと俺は奴の息子や今日から受け持つ生徒共が待つクラスへと向う。


 在りし日の剣王・レオンハルト
 体力 SSS
 筋力 SSS+
 防御力 SSS
 俊敏性 SSS+
 魔力 SSS
 最大魔力許容量 SSS

 使用スキル
 鑑定眼Lv5 騎乗Lv5 火魔法Lv5 水魔法Lv5 風魔法Lv5 土魔法Lv5 金魔法Lv5 氷魔法Lv5 雷魔法Lv5 光魔法Lv5 闇魔法Lv5 音魔法Lv5 創魔法Lv5 時魔法Lv5 空魔法Lv5 心魔法Lv5 無魔法Lv5 魔心流闘法(開)Lv5 闘気法Lv5 無詠唱スキルLv5 複合魔法スキルLv5

 能力 天壌無窮

 魔法及び剣や槍を含めた武術を極めし者に初めて与えられる能力。
 火、土、風、水、木、金の基本属性に加え派生系と特殊属性である氷、雷、光、闇、時、空、心、創、音、無の16からなる魔法を使役し、剣、槍、弓、斧、槌、銃、鞭、徒手空拳全てを収めて初めて習得可能である為類稀なる才能と、努力を惜しまぬ気骨の無い者には決して到達し得ぬ境地。
 習得後、如何なる精神干渉系魔法(ド〇クエ風に言うならメダ〇ニ等)をも無効化し更に魔法と武術を組み合わせる魔心流の真の開眼を果す。
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