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1章 出会い
【魔導師】
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「どうし?」
どうしとはなんだろう?
ニゲルは首をかしげる。
「…導師とは、先生の事だよ。特に魔法に関するあらゆる学問に詳しい、魔法の全てを体得し、その世界に最も精通した人物の事を【魔導師】という」
「…まどうし……?もしかして魔法の先生なの!?」
サフィラスは隣に座っているニゲルを、まるで見定めようとしているようだった。
目を逸らさず真っ直ぐに、その緑と灰銀の石絵具を水に落として混ざり合わせたかのような瞳でもって、瞬きもせずにみつめていた。
「……そうだ。まあ、かつては【大魔賢者】と呼ぶ人もいたけれどね」
「大魔賢者!?聞いたことない!!ねぇねぇ、魔導師は魔法士とは違うの?…あ!もしかしたら魔法で狩りとかを教える先生!?」
「うーん。まあ、はずれとも言えない…、かな?わかりやすく言うと、とにかく魔導師と魔法士の大きな違いは、魔法士は、魔法を一部分しか知らないんだ」
「え…魔法士だと一部分しか知らないの?」
「いや、じつはその一部分を習得するだけで、すごく大変なんだ。ニゲルが考えるよりもずっとね」
「昔、お母さんに本で読んでもらった時は、魔法士しか出てこなかったよ…」
「それはそうさ、今や誰も知らないけど、この国は昔、当たり前のように沢山の魔法士がいたんだ」
「あれは、やっぱりおとぎ話じゃなかったんだ…」
「私を見ているニゲルは、魔法士はいる!と信じられるけど、今の多くの人は作り話だと思っているだろうね」
話をしていて、はたとニゲルは疑問に思った。
なぜ、魔法士は居なくなってしまったのだろう。
素晴らしい技が使えるのに。
「魔法士は得意な部分だけをもっと上手く使えるように訓練して使っているかんじかな。不得意な部分は頑張ってもなかなか覚えられないからね。人には得意不得意があるだろう?剣が得意な人が剣士になるのと同じで、炎を操るのが得意な人は、炎の魔法士に、音を操るのが得意な人は、音の魔法士になるんだ」
「炎の魔法士…炎が出せるの?」
「出せるよ。様々な形で、温度も色々変えたりもする。燃やせないものがないくらい巨大な炎を出すこともできれば、小さなロウソクの火を灯したりもする」
「じゃあ、音の魔法士は?」
サフィラスは昔を思い出すかのように、沢を見つめた。
「そうだな…耳が壊れるくらいの音を出したり、遠くの人と話をすることができたり、辺り一帯に音波を飛ばして、広範囲に攻撃もできる」
「…じゃあ、魔導師は?」
「魔導師は、さっきも言ったけど、火や水、風、光、音、鉱物、つまり自然界にある、ありとあらゆるものから発生させることが出来る魔法の、その全てを体得した者だ」
「…ぜんぶ!??」
「そう。全部だ。つまり、魔導師とは、魔法の成り立ちから、発生した魔法の力の行き着く先、その全てを知っていて、全てを使うこともできれば、新たな魔法を生み出し、自在に操ることができる人」
ニゲルはこの世界に、自分の知らないとんでもない世界があるのだと、驚愕に瞳を見開いていた。
「魔導師がそれをできるのは、魔法を生み出す元となるものや、魔法が起こる原理を知っているからだ。…だから、息を吸うように技を使う事ができる。もちろん、人に教えられるほど、全ての魔法を極めていると言う事だよ」
「…そんなにすごい人なの!?」
ニゲルは、驚きと羨望の眼差しでサフィラスを仰ぎ見た。
サフィラスはクスクスと笑うと、誰にも秘密だよと言った。
「うん、誰にも言わない。約束する」
「妹や弟にも?」
「うん。本当はサフィラスのこと、話したかったけど、止める…」
「本当に?」
「だって、そんなすごい人なら、約束破ったらきっと居なくなっちゃうでしょ?」
やや黙ってから、お兄さんはふっと笑った。
「あぁ、正解だ。よく分かったね」
「ちゃんと約束守るよ!そのかわり、サフィラスは先生なんでしょ?僕にも色々教えてよ!」
ニゲルは、にじり寄ると、そのキリリとした顔を見上げた。
「先生!お願いします!がんばります!」
サフィラスはその必死な姿にぷっと笑うと、目を細めて眩しそうに、ニゲルの自慢の金色ふわふわ毛を優しく撫でた。
「そうだなぁ……。お母さんには怒られそうだけど、わかったよ」
ニゲルはついに喜びで立ち上がり、こぶしを上げてピョンピョンはねずにはいられなかった。
「やった!やった!じゃあ、50日居てくれる?」
サフィラスは頷いた。
「正確には今日を入れて後48日だ。初日はここに来るまでに迷ってしまってね、…今日は与えられた50日から3日目。…もう2日過ぎている」
「わかったよ。じゃあ、48日」
「…ところでニゲルは私から何を教わりたいんだい?」
サフィラスは真剣な眼差しをニゲルに向けていた。
「僕は、妹達を食べさせていかないといけないから、とりあえず釣りや狩りとかをもっと上手くなりたいんだ」
「…なるほど。釣りに狩りだな。お安い御用だ。早速コツを教えてあげよう」
「まって!…まだある」
ニゲルはもじもじと指いじりをしながら、真剣に考えるそぶりをした。
「えっと…その、サフィラスがウサギを捕まえるときに出してた短い矢みたいなやつ、あれも出せるようになりたい…」
「……。それよりも、弓はどうかな?狩りには弓があれば充分だしね。私は魔導師とはいえ、元々弓もかなり得意だよ」
いたって真面目に、自信ありげにそう言った。
「え!弓ができるの!…あ、でも、弓もやりたいけど、やっぱり、その、アレもできるならやってみたい…サフィラスみたいに、魔法を使ってみたいんだ!だめ!?」
サフィラスはニゲルに見つめられて、渋い顔をした。
「…うーん。怪我をするかもしれないよ?」
「大丈夫…がまんする…」
「けど、厳しい修行をしないといけない。第一、みんながみんな修行すれば必ず出来るというわけではないんだ」
「でも、やってみないとわからないじゃないか!」
そうして食いつくニゲルだったが、サフィラスは首を縦には振らなかった。
「それにね…例えばニゲルが運良く技を使える様になった時が来たとする。その時、そうしようと思わなくても、間違って誰かを酷く傷つけるかもしれない。そういう危険なものだ。それでもやりたい?」
「そんなに危ないの?」
「そうだよ。ウサギが死んじゃうくらいね。アレを操作するにはまずは自分の心と身体を鍛えないといけないんだ。そうして力をコントロールするんだよ。もしも上手くできなかったりして間違って当たったら、もちろん人も死んでしまうよ」
ニゲルは言葉を失った。
死ぬ?
間違って当たったら、死んじゃうの?
「弓なら、君の今の体じゃ、小さな動物を仕留めるのがせいぜいだろう。力もないしね。でも、アレはちがう。ニゲルのような小さき者でも、大きな熊、大男でも、仕留められるくらいになる。それも、一瞬で同時にね。…もちろん、死ぬくらい強い、凄まじい威力だ。はたからみれば、とても恐ろしいだろう。それでも、やるかい?」
「……」
サフィラスは、じっとニゲルの表情をみている。ちょっとの動きも見逃さないような、強く鋭い目つきだ。
「…でも、サフィラスは、なんでそれを使えるようになったの?誰かから教えてもらったんでしょ?」
サフィラスはその言葉に、思わず虚を突かれたかのように驚いた顔をした。
「そうだ。教えてもらった」
ーーー私の導師に。
サフィラスは遠い目をして、一言、そう呟いた。
「おんなじ事、言われたの?」
「そうだよ、言われた。もっと厳しくね」
どうしとはなんだろう?
ニゲルは首をかしげる。
「…導師とは、先生の事だよ。特に魔法に関するあらゆる学問に詳しい、魔法の全てを体得し、その世界に最も精通した人物の事を【魔導師】という」
「…まどうし……?もしかして魔法の先生なの!?」
サフィラスは隣に座っているニゲルを、まるで見定めようとしているようだった。
目を逸らさず真っ直ぐに、その緑と灰銀の石絵具を水に落として混ざり合わせたかのような瞳でもって、瞬きもせずにみつめていた。
「……そうだ。まあ、かつては【大魔賢者】と呼ぶ人もいたけれどね」
「大魔賢者!?聞いたことない!!ねぇねぇ、魔導師は魔法士とは違うの?…あ!もしかしたら魔法で狩りとかを教える先生!?」
「うーん。まあ、はずれとも言えない…、かな?わかりやすく言うと、とにかく魔導師と魔法士の大きな違いは、魔法士は、魔法を一部分しか知らないんだ」
「え…魔法士だと一部分しか知らないの?」
「いや、じつはその一部分を習得するだけで、すごく大変なんだ。ニゲルが考えるよりもずっとね」
「昔、お母さんに本で読んでもらった時は、魔法士しか出てこなかったよ…」
「それはそうさ、今や誰も知らないけど、この国は昔、当たり前のように沢山の魔法士がいたんだ」
「あれは、やっぱりおとぎ話じゃなかったんだ…」
「私を見ているニゲルは、魔法士はいる!と信じられるけど、今の多くの人は作り話だと思っているだろうね」
話をしていて、はたとニゲルは疑問に思った。
なぜ、魔法士は居なくなってしまったのだろう。
素晴らしい技が使えるのに。
「魔法士は得意な部分だけをもっと上手く使えるように訓練して使っているかんじかな。不得意な部分は頑張ってもなかなか覚えられないからね。人には得意不得意があるだろう?剣が得意な人が剣士になるのと同じで、炎を操るのが得意な人は、炎の魔法士に、音を操るのが得意な人は、音の魔法士になるんだ」
「炎の魔法士…炎が出せるの?」
「出せるよ。様々な形で、温度も色々変えたりもする。燃やせないものがないくらい巨大な炎を出すこともできれば、小さなロウソクの火を灯したりもする」
「じゃあ、音の魔法士は?」
サフィラスは昔を思い出すかのように、沢を見つめた。
「そうだな…耳が壊れるくらいの音を出したり、遠くの人と話をすることができたり、辺り一帯に音波を飛ばして、広範囲に攻撃もできる」
「…じゃあ、魔導師は?」
「魔導師は、さっきも言ったけど、火や水、風、光、音、鉱物、つまり自然界にある、ありとあらゆるものから発生させることが出来る魔法の、その全てを体得した者だ」
「…ぜんぶ!??」
「そう。全部だ。つまり、魔導師とは、魔法の成り立ちから、発生した魔法の力の行き着く先、その全てを知っていて、全てを使うこともできれば、新たな魔法を生み出し、自在に操ることができる人」
ニゲルはこの世界に、自分の知らないとんでもない世界があるのだと、驚愕に瞳を見開いていた。
「魔導師がそれをできるのは、魔法を生み出す元となるものや、魔法が起こる原理を知っているからだ。…だから、息を吸うように技を使う事ができる。もちろん、人に教えられるほど、全ての魔法を極めていると言う事だよ」
「…そんなにすごい人なの!?」
ニゲルは、驚きと羨望の眼差しでサフィラスを仰ぎ見た。
サフィラスはクスクスと笑うと、誰にも秘密だよと言った。
「うん、誰にも言わない。約束する」
「妹や弟にも?」
「うん。本当はサフィラスのこと、話したかったけど、止める…」
「本当に?」
「だって、そんなすごい人なら、約束破ったらきっと居なくなっちゃうでしょ?」
やや黙ってから、お兄さんはふっと笑った。
「あぁ、正解だ。よく分かったね」
「ちゃんと約束守るよ!そのかわり、サフィラスは先生なんでしょ?僕にも色々教えてよ!」
ニゲルは、にじり寄ると、そのキリリとした顔を見上げた。
「先生!お願いします!がんばります!」
サフィラスはその必死な姿にぷっと笑うと、目を細めて眩しそうに、ニゲルの自慢の金色ふわふわ毛を優しく撫でた。
「そうだなぁ……。お母さんには怒られそうだけど、わかったよ」
ニゲルはついに喜びで立ち上がり、こぶしを上げてピョンピョンはねずにはいられなかった。
「やった!やった!じゃあ、50日居てくれる?」
サフィラスは頷いた。
「正確には今日を入れて後48日だ。初日はここに来るまでに迷ってしまってね、…今日は与えられた50日から3日目。…もう2日過ぎている」
「わかったよ。じゃあ、48日」
「…ところでニゲルは私から何を教わりたいんだい?」
サフィラスは真剣な眼差しをニゲルに向けていた。
「僕は、妹達を食べさせていかないといけないから、とりあえず釣りや狩りとかをもっと上手くなりたいんだ」
「…なるほど。釣りに狩りだな。お安い御用だ。早速コツを教えてあげよう」
「まって!…まだある」
ニゲルはもじもじと指いじりをしながら、真剣に考えるそぶりをした。
「えっと…その、サフィラスがウサギを捕まえるときに出してた短い矢みたいなやつ、あれも出せるようになりたい…」
「……。それよりも、弓はどうかな?狩りには弓があれば充分だしね。私は魔導師とはいえ、元々弓もかなり得意だよ」
いたって真面目に、自信ありげにそう言った。
「え!弓ができるの!…あ、でも、弓もやりたいけど、やっぱり、その、アレもできるならやってみたい…サフィラスみたいに、魔法を使ってみたいんだ!だめ!?」
サフィラスはニゲルに見つめられて、渋い顔をした。
「…うーん。怪我をするかもしれないよ?」
「大丈夫…がまんする…」
「けど、厳しい修行をしないといけない。第一、みんながみんな修行すれば必ず出来るというわけではないんだ」
「でも、やってみないとわからないじゃないか!」
そうして食いつくニゲルだったが、サフィラスは首を縦には振らなかった。
「それにね…例えばニゲルが運良く技を使える様になった時が来たとする。その時、そうしようと思わなくても、間違って誰かを酷く傷つけるかもしれない。そういう危険なものだ。それでもやりたい?」
「そんなに危ないの?」
「そうだよ。ウサギが死んじゃうくらいね。アレを操作するにはまずは自分の心と身体を鍛えないといけないんだ。そうして力をコントロールするんだよ。もしも上手くできなかったりして間違って当たったら、もちろん人も死んでしまうよ」
ニゲルは言葉を失った。
死ぬ?
間違って当たったら、死んじゃうの?
「弓なら、君の今の体じゃ、小さな動物を仕留めるのがせいぜいだろう。力もないしね。でも、アレはちがう。ニゲルのような小さき者でも、大きな熊、大男でも、仕留められるくらいになる。それも、一瞬で同時にね。…もちろん、死ぬくらい強い、凄まじい威力だ。はたからみれば、とても恐ろしいだろう。それでも、やるかい?」
「……」
サフィラスは、じっとニゲルの表情をみている。ちょっとの動きも見逃さないような、強く鋭い目つきだ。
「…でも、サフィラスは、なんでそれを使えるようになったの?誰かから教えてもらったんでしょ?」
サフィラスはその言葉に、思わず虚を突かれたかのように驚いた顔をした。
「そうだ。教えてもらった」
ーーー私の導師に。
サフィラスは遠い目をして、一言、そう呟いた。
「おんなじ事、言われたの?」
「そうだよ、言われた。もっと厳しくね」
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