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最近流行りの婚約破棄かと思ったらマジの婚約破棄だったのでショックのあまり私は海女になった。
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しおりを挟む海に来ていた。
潮騒の音が聴こえる。
散々泣いて疲れた私は、気がつくと目の前には青海原が広がっていたのだ。
「バカ野郎~~~」
私はとりあえず叫んでみた。
何かスッキリするのかと思ったが全然そんな事はなく、余計につらくなった。
何だかだんだん、全てが辛くなってきて、目の前に広がる海をみていると
飛び込みたくなってきた私は、岬から飛び込んだ。
ザバーン
飛び込んだ私はどんどん深く潜って行く。
自分の意思とは反して海の底へと引きづり込まれて行くようだった。
(あ、やばい。早く上がらないと息が続かない)
私はどうにか上がろうともがき、そして手に何かが絡まった。
でもそのおかげで私は無事水面へと戻って来る事が出来たのだ。
「あぷあぷあぷ」
私は必死に酸素を吸い込んだ。
危なかった、あのまま行ったらヤバかったはずだ。
私はどうにか脳にも酸素が回り始め、冷静になると右手を見た。
そうするとそこには光るものがあった、真珠だ。
そうして私は雄叫びを上げた。
「真珠、とれたよ~~~~」
それは見事な真珠のネックレスだった。
*****
私は岸に上がると両腕を見た。
どちらの腕にも真珠やルビー、エメラルドにサファイア
様々な宝石のネックレスが巻き付いていた。
それから私はもう一度、自分で潜ってみたらそこにはたくさんの宝石があり、
私は無我夢中でそれを腕に巻き付けて来たのだ。
「おおお、ヤベー。本物だよね。お母様が大事にしまっていたのと同じ輝きだし、
きっとそうよね」
私は一気にテンションが上がった。
そしてテンションが上がったと同時に目の前には換金所があった。
行くっきゃない!
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