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第四章

その始まり③

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 事の始まりは突然だった。

 情報部員として最悪の事態を覚悟していた槙村でさえ、最初はそのレーダー上のBlipに我が目を疑った。
「中国艦より機影……。速度から恐らく対艦ミサイル!!」
「何!?」
 艦長が驚いて槙村を振り返る。その報告にCIC内の誰もが凍りついた。
「間違いありません!! 全部で一〇発」
「哨戒中のP3Cからも入電!! 中国艦がミサイルを発射した模様!!」
 音速でこちらに向かってくる対艦ミサイル。躊躇している時間などない。
「みんな慌てるな!!  訓練通りだ!!」
 艦内に総員戦闘配置を知らせるアラームがけたたましく鳴り響くと、艦長は艦内放送のマイクを口に当てた。
「対空戦闘用―――意!!  中国艦よりミサイル発射!!  これは訓練ではない!!  信号員は艦内に退避!!」
「シースパロー、いけます!!」
「よし!!  一番、二番、シースパロー発射!!」
「はるさめ」の艦橋前方にあるVLS(垂直発射セル)よりシースパロー艦対空ミサイルが轟音を上げて立て続けに二発発射される。二キロメートル離れた僚艦防空を任とする最新鋭護衛艦「てるづき」からは、時を同じくして六発のシースパローが発射された。
 合計八発のシースパローミサイルが、海面スレスレを音速で迫り来る中国の対艦ミサイルに狙いを定めて向かっていく。
「よし、機関最大戦速!!  おーもかーじいっぱい!!」
「はるさめ」のガスタービンエンジンが唸りを上げ、最大戦速で回避行動を開始する。槙村が見つめるレーダー上で、彼我のミサイルは「はるさめ」から二五キロメートルの地点で交錯した。
 どうだ!?
 未だこちらに向かってくる五個のBlip。
 クソッ!
「五発撃墜!!  残り五発、向かってくる」
 音速の対艦ミサイルが「はるさめ」と「てるづき」に到達するまであと一分三十秒弱。
 もはや一瞬の躊躇も許されない。既にこの距離では対空ミサイルでの迎撃は不可能だ。
 主砲のイタリア・オートメラーラ社製七六ミリ速射砲がレーダー照準でミサイルを自動ロックオンする。最大射程距離は一六キロメートル。
「ミサイル、本艦の左八〇度、まっすぐ突っ込んでくる。距離一六、〇〇〇。主砲、撃ちー方はじめ!」
 砲雷長の指示と共に主砲が毎分一〇〇発の速射モードで砲撃を開始した。レーダー照準だが、的の小さいミサイルを主砲で撃ち落とすのは至難の業だ。それでも何とか「はるさめ」と「てるづき」が一発ずつ撃ち落とした。残り三発。だが、そのレーダー上の光跡に槙村は愕然とした。
「三発、全て本艦に向かってきます!!」
電波妨害ジャミング開始!! チャフ発射!! とーりかーじいっぱい!!」
 艦長が矢継ぎ早に指示を出す。間髪入れずにチャフが発射され、艦前方を大量のグラスファイバー片が覆った。
「はるさめ」が最大戦速で艦体を大幅に傾げながら回避行動を続ける。ジャミングとチャフにより、三発のうちの一発が目標を見失い軌道を逸れていった。
 向かってくるミサイルは「はるさめ」まであと二キロメートル。時間にして十秒の距離。
 クソッ!! 頼む!!
「総員、対ショック姿勢をとれ!!」
 誰もが息をのむ。
 最後の砦である、艦橋の前後に配置されたCIWSの二〇ミリ機関砲二門が射程距離に入ったミサイルを自動制御で捉え、火を噴いた。
 ミサイルの硬い弾頭を撃ち抜くため、レアメタルであるタングステンを使用した徹甲弾が、毎分三、〇〇〇発の速度で発射され、ミサイルに対して猛烈に弾幕を張る。艦から五〇〇メートルのところで大爆発が起こった。
 一発は撃ち墜としたのだ。
 だが―――――

〝若葉―――――――――ッ!!〟

「はるさめ」とミサイル、二つのBlipがレーダー上で重なり合う。それが槙村が最期に見た光景だった。

 対ショック姿勢を取っていたものの、想像以上の大きな衝撃に若葉は転倒した。恐らく命中箇所は左舷下部。
 和馬は!?
 若葉は急いで立ち上がり、扉を開けて見張所に出ると艦橋下部を覗き込んだ。そこには大きな穴が開いていた。
 あそこにはCICが!? 和馬―――――ッ!?
 若葉が恋人の名前を叫ぼうとした瞬間、身体がふわりと宙に浮き、そして彼女は意識を失った。

 現代の戦闘艦の装甲は脆弱だ。年々と威力を増すミサイルに各国の海軍は無駄な装甲強化を諦め、いかに艦へのミサイルの到達を防ぐかに主眼を置いてきた。よって、ミサイルの命中はそのまま即撃沈を意味する。
「はるさめ」に音速で命中したミサイルは艦橋下部の装甲を易々と突き抜けると、遅延信管により一定の間を置いてから内部で炸裂した。
 その凄まじいまでの爆発力は瞬時に艦橋内のクルー達を焼き尽くしてさらに弾薬を誘爆させ、「はるさめ」は大爆発を引き起こした。一瞬のうちに艦橋構造物が吹き飛び、艦体を真っ二つにへし折ると、五分とかからずにその巨大な艦体は海へと沈んでいった。
 ほとんどのクルー達が自分の身の上に起こったことを把握できぬままに―――――


「艦長!! 〝はるさめ〟が!!」
「てるづき」のクルー達が呆然と僚艦の最期を見届ける。自分達が助かった安堵感などさらさらない。いや、むしろ―――
「艦長!! 反撃を!! ハープーンの発射準備ならできています!!」
 砲雷長が涙を流しながら艦長に訴える。
「艦長!!」
「艦長!!」
 クルー達が悲愴な表情で次々と艦長に詰め寄り、反撃を訴える。
 これは完全な敵対行為だ。専守防衛の観点からも反撃をしても問題はないはずだ。だが「はるさめ」を失った今、たとえミニイージスと言われる「てるづき」であっても単艦ではこちらが圧倒的に不利だ。相手を沈めたとしても道連れがいいところだろう。そしていたずらに中国側に戦火拡大の口実を与えるわけにもいかない。艦長はギリっと唇を噛み締めると自身の膝を思いきり叩いた。
「本艦はこれより〝はるさめ〟の救助に向かう!! やつらが次に撃って来たときは全弾、ハープーンを見舞って道連れにしてやる!! それより今は傷ついた仲間の救助が先だ!! 警戒は怠るな!!」
 その艦長の指示に誰もが我に返ると、急いで「はるさめ」救助の準備を始めた。


「要救助者発見!!」
 波間を漂うグレーのカポックに身を包んだ人影。間違いなく「はるさめ」のクルーだ。
 タグボートを急行させるとグッタリした様子で仰向けに海に浮かんだまま動かない。自力では上がれそうにないので、一人が身体にロープを括りつけて海に飛び込み、フォローする。
 ようやくボート上に引き揚げたそのクルーは女性だった。階級章は三尉。女性士官だ。
 そして男達がその姿に息をのむ。大爆発で吹き飛ばされたのか、肩から右腕が失われていた。既に大量の血液が失われているようで顔色があまりにも白く、もう助からないのは誰の目にも明らかだったが、それでも励まさずにはいられなかった。
「もう大丈夫ですよ! あなたは助かったんです!」
 そう声をかけられた女性士官はうっすらと目を開けた。何かを探しているのか、目をきょろきょろとさせている。
「……かずま…は? CICは…?」
 その女性士官は焦点の合わない虚ろな目で訊いてきた。もしかしてCICに恋人でも乗っていたのだろうか?
「てるづき」先任伍長の海曹長はギュッと唇を噛み締めると、自分の娘くらいの年齢と思われる女性士官を励ますように無理矢理笑顔を作った。
「はるさめのCICの皆さんは無事ですよ! さあ、あなたもみんなのもとに還りましょう!」
 だが、その海曹長の言葉を聞いた女性士官は
「よかった……」
 と、安心したように呟くと、そっと目を瞑り、そのまま動かなくなった。
 それは眠りにつくような安らかな死に顔だった。若い女性士官の非業の死。その様子を目の当たりにし、堪えきれなくなった海の男達の慟哭が南の海に響き渡った。

 護衛艦「はるさめ」、中国艦の放った対艦ミサイルにより撃沈。
 戦死者四十六名、行方不明者九十四名、生存者二十五名。

 それが後に尖閣紛争と呼ばれる戦いの、哀しい幕開けだった。
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