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49:妊娠 ※
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ビュルリ……
もう何度目か分からない中出しをされている時だった。
「あ゛ぁっ、な、にっ、何何なになにっ……ひっ、んっぁああああっ」
腹が熱い。
まるでクライブの出したものが、ものすごい熱を持っているかのように、腹の奥が熱い。
そして、それと同時に、ドクドクと腹が心臓になったかのように脈打つ感覚があった。
(気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい)
頭はふわふわして、ただとてつもなく気持ちが良いことだけがわかる。
「受精したんだね。おめでとう。これでバトラルはお母さんだよ」
ジュボッと俺の中から大きなそれが出て行った。
「お、かあさんっ……?」
「そう。記念すべき次期皇太子ががここに宿った。ふふ……、バトラルありがとう」
「ここ、に……あかちゃん……ぁっ、まってっんぁあっっ……ぁっやらぁあああっ」
腹が脈打つたびに、この世のものとは思えないほどの快感が全身を襲う。それはもはや、快感を通り越して辛いと感じるほどだった。
「とても気持ちがいいみたいだね。オメガ男性は、受精するとそうなる者が多いって。ああ……、これも、皇族か上位貴族のアルファの受ける房事教育でしか教わらないことだからバトラルは知らないか」
「あぁあっ、んぁああっ!! な、な……でっ?」
クライブのそれはもう出て行って、俺を刺激するものは何もないはずなのに、クライブが話している間もずっと、絶頂を迎えている瞬間のように、いや、それ以上に快感が続いている。
(なんで当事者であるオメガに教えないんだよ。こんなの、こんなの……、あれ、なんだっけ。きもちい。辛い、気持ちいい。頭チカチカする、ふわふわする)
先ほどまで部屋中に響いていた腰を打ち付ける音や、グチュグチュな卑猥な水音。
そういった外の音が聞こえづらくなった。まるで水の中にいるみたいに、ボワッとして遠くに聞こえる。
「……ふふ。だって、そんなの先に知ってしまったら、大切な大切な私たちのオメガを……バトラルを、怖がらせてしまうだろう?」
クライブが何かをいっているけど、俺は過ぎた快楽でそれどころではない。
「そうだ、バイロン。もう私の子を孕んだから、バイロンも」
「いいのか」
「もちろん。バイロンもバトラルの夫なんだから、夫夫の営みをする権利があるよ」
「そうか……では」
過ぎた快感でよくわからなくなっている俺の頭上で、何やら取り決めが行われたようだったけれど、それも、どこか他人事に感じながら、ただ、快楽をやり過ごそうとしていた、その時だった。
「ぁっ、なっ……んぁあああっ、ひっ、うぁあああ」
クライブよりも大きな体にのしかかられ、俺の中に大きな熱い塊が侵入してきた。
「っ、はっ……きついな……」
「ぁっ? ば、いろんっ? なっ、っぁあっ、ひっ」
一気に覚醒した頭は、バイロンのものを俺のアナルがミチミチに咥え込んでいることにびっくりした。ミチミチというよりもギチギチと表現した方が良いくらいに、大きい。クライブとバイロンのものを、隣に並べて比較したことがなかったけど、口に突っ込まれた感じで同じくらいだと思っていた俺は、その考えが間違いであることを、今、ようやく知った。
「はっ……っ、バトラル……」
「っ!? ぁっ……ば、ばい、ろんっ……? 大きく」
「すまない、バトラル……好きな子に入れるのに、っ、興奮が抑えられるはずが、ない」
ミチ……ギチ、グググ
それは、日本にいたときに見ていたアニメに出てくる、筋肉が自慢のキャラクターが、筋肉でシャツを破る時のように、俺の中でバイロンのそれが膨れ上がっている。それはドMの俺でもさすがに恐怖心を感じるほどだった。
「ぁああっ……ひぃんんっ」
「っ……はぁ……ん……っすまない、バトラル……、動くぞ」
「っちょ、んぁあっあ゛ぁ、ま……っ、、あっああ」
ちょっと待ってほしいと言う言葉は、飢えた肉食獣のように目をギラつかせて鬼ピストンを開始したバイロンの耳には届いてはくれなかった。
ドッチュン!!! グチュン!!! バゴォン!! ドッチュン!!
「ゃ……ぁ……、こっ、こわ、えるっぁああっ、んぁああっ、やらぁああっ」
とてもセックスの音とは思えない音が、俺の体から響いていて、今日何度目かになる恐怖心を感じた。当然のように、興奮ではなく恐怖心で体がブルブル震える。目の前のバイロンの目は、俺を犯すことだけしか考えていないようで、怖い。いや、もちろん気持ち良さもあるし、最高に興奮もするけど、それを上回る形で恐怖心を植え付けられる。
「バトラル。バトラルの震えは、興奮……だったね」
クライブがそういった。
「っ、ちがっ……あああっ、ひぃんん゛ぁああっ!!!」
(そうだけど、今は、そうじゃない)
その言葉を紡げないほどに、バイロンの鬼ピストンが鬼すぎて、快楽によって頭が焼き切れそうだった。
ーーーー
すみません
短編から長編に変更しました。
もう何度目か分からない中出しをされている時だった。
「あ゛ぁっ、な、にっ、何何なになにっ……ひっ、んっぁああああっ」
腹が熱い。
まるでクライブの出したものが、ものすごい熱を持っているかのように、腹の奥が熱い。
そして、それと同時に、ドクドクと腹が心臓になったかのように脈打つ感覚があった。
(気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい)
頭はふわふわして、ただとてつもなく気持ちが良いことだけがわかる。
「受精したんだね。おめでとう。これでバトラルはお母さんだよ」
ジュボッと俺の中から大きなそれが出て行った。
「お、かあさんっ……?」
「そう。記念すべき次期皇太子ががここに宿った。ふふ……、バトラルありがとう」
「ここ、に……あかちゃん……ぁっ、まってっんぁあっっ……ぁっやらぁあああっ」
腹が脈打つたびに、この世のものとは思えないほどの快感が全身を襲う。それはもはや、快感を通り越して辛いと感じるほどだった。
「とても気持ちがいいみたいだね。オメガ男性は、受精するとそうなる者が多いって。ああ……、これも、皇族か上位貴族のアルファの受ける房事教育でしか教わらないことだからバトラルは知らないか」
「あぁあっ、んぁああっ!! な、な……でっ?」
クライブのそれはもう出て行って、俺を刺激するものは何もないはずなのに、クライブが話している間もずっと、絶頂を迎えている瞬間のように、いや、それ以上に快感が続いている。
(なんで当事者であるオメガに教えないんだよ。こんなの、こんなの……、あれ、なんだっけ。きもちい。辛い、気持ちいい。頭チカチカする、ふわふわする)
先ほどまで部屋中に響いていた腰を打ち付ける音や、グチュグチュな卑猥な水音。
そういった外の音が聞こえづらくなった。まるで水の中にいるみたいに、ボワッとして遠くに聞こえる。
「……ふふ。だって、そんなの先に知ってしまったら、大切な大切な私たちのオメガを……バトラルを、怖がらせてしまうだろう?」
クライブが何かをいっているけど、俺は過ぎた快楽でそれどころではない。
「そうだ、バイロン。もう私の子を孕んだから、バイロンも」
「いいのか」
「もちろん。バイロンもバトラルの夫なんだから、夫夫の営みをする権利があるよ」
「そうか……では」
過ぎた快感でよくわからなくなっている俺の頭上で、何やら取り決めが行われたようだったけれど、それも、どこか他人事に感じながら、ただ、快楽をやり過ごそうとしていた、その時だった。
「ぁっ、なっ……んぁあああっ、ひっ、うぁあああ」
クライブよりも大きな体にのしかかられ、俺の中に大きな熱い塊が侵入してきた。
「っ、はっ……きついな……」
「ぁっ? ば、いろんっ? なっ、っぁあっ、ひっ」
一気に覚醒した頭は、バイロンのものを俺のアナルがミチミチに咥え込んでいることにびっくりした。ミチミチというよりもギチギチと表現した方が良いくらいに、大きい。クライブとバイロンのものを、隣に並べて比較したことがなかったけど、口に突っ込まれた感じで同じくらいだと思っていた俺は、その考えが間違いであることを、今、ようやく知った。
「はっ……っ、バトラル……」
「っ!? ぁっ……ば、ばい、ろんっ……? 大きく」
「すまない、バトラル……好きな子に入れるのに、っ、興奮が抑えられるはずが、ない」
ミチ……ギチ、グググ
それは、日本にいたときに見ていたアニメに出てくる、筋肉が自慢のキャラクターが、筋肉でシャツを破る時のように、俺の中でバイロンのそれが膨れ上がっている。それはドMの俺でもさすがに恐怖心を感じるほどだった。
「ぁああっ……ひぃんんっ」
「っ……はぁ……ん……っすまない、バトラル……、動くぞ」
「っちょ、んぁあっあ゛ぁ、ま……っ、、あっああ」
ちょっと待ってほしいと言う言葉は、飢えた肉食獣のように目をギラつかせて鬼ピストンを開始したバイロンの耳には届いてはくれなかった。
ドッチュン!!! グチュン!!! バゴォン!! ドッチュン!!
「ゃ……ぁ……、こっ、こわ、えるっぁああっ、んぁああっ、やらぁああっ」
とてもセックスの音とは思えない音が、俺の体から響いていて、今日何度目かになる恐怖心を感じた。当然のように、興奮ではなく恐怖心で体がブルブル震える。目の前のバイロンの目は、俺を犯すことだけしか考えていないようで、怖い。いや、もちろん気持ち良さもあるし、最高に興奮もするけど、それを上回る形で恐怖心を植え付けられる。
「バトラル。バトラルの震えは、興奮……だったね」
クライブがそういった。
「っ、ちがっ……あああっ、ひぃんん゛ぁああっ!!!」
(そうだけど、今は、そうじゃない)
その言葉を紡げないほどに、バイロンの鬼ピストンが鬼すぎて、快楽によって頭が焼き切れそうだった。
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すみません
短編から長編に変更しました。
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