53 / 86
48:お仕置き2 ※
しおりを挟む「ん゛っ……あ゛」
ラット中と、まるで変わりなどないくらいに、2人の体力は化物じみている。
この部屋には時計がないので、激おこな2人から無理やり挿入されるという夢のような時間が始まってから、一体どれほどの時間が経ったのか分からないけれど、少なくとも、一般的に遅漏だろうと思われる2人が2回ずつはイッているので、それなりの時間が経過しているのだろう。
「これからも私たちに愛を誓ってくれるよね?」
「あの時、愛してると言ってくれただろう」
2人の情緒はどこかおかしく、俺好みに、さながらレイプのように激しく犯したかとも思えば、急に優しくなって、髪などを撫でつけ、愛を懇願したりもする。そのチグハグさは多分、2人がSMに慣れていないせいなのだろう。
俺の誕生日ということで不慣れなことに挑戦して、最高のプレゼントを演出してくれる2人には感謝してもしきれないくらいだ。
「ほら、かわいそうに。ここ縁がぷっくり赤く腫れてしまってるよ。まだまだ終わらないのにね」
「そんなに痛そうに腫れているのに、バトラルのここからはずっと蜜が溢れているな」
俺のアナルにずっぽりと入ったクライブのそれが、動くたびに縁がめくれあがり、そして腫れてきたようだった。そして、俺の小さな男の象徴からは我慢汁がダラダラと垂れている。まだまだ終わらないらしいこの時間は、一体あとどれくらい続けてもらえるのだろうか。体だけじゃなく、言葉責めまでしてくれる2人に間違いなく今日が人生で一番の誕生日だと体が震えた。
「虐められるのが好きだと言ったのは、こうして私たちから逃げた後、万が一捕まったときに、こうならないようにするためじゃないのか」
「どうなんだい? バトラル。ああ、そっか、バトラルは今、答えられないんだったね」
クライブは微かに笑った。
「う゛っ」
流石に長時間口を開きっぱなしで、顎が疲れているところに、ズンっと奥まで挿入された。
その衝撃で視界にチカチカと光が飛んだ。
「一生、ここで暮らそうね。大丈夫、寂しい思いはさせないよ」
「殿下か私。それに、バトラルは他にも夫をとらないといけないからな。ここで暮らすことになったとしても寂しいと思う暇などないだろう」
バチュンバチュンと卑猥な音を部屋中に響かせながら、2人は俺の体を責めたてた。
(ああ、分からせられてる……俺って完全に2人のものだったんだ。所有物だったんだ……。それってめっちゃえっちだ)
俺の体は2人の体液と自分の出した体液で、どこもかしこも濡れているのを感じ、さらに気分が高揚した。
「どうだ。気持ちがいいか。ああ、だが気持ちよくなっていたらお仕置きになってないのか?」
「こんなひどい抱かれ方で感じてるの? バトラルは、本当に変態だね」
「ん゛んっ……あ゛んんっ」
「そろそろ外すから言うべきことは言ったほうが良い」
「あ゛がっ」
グポっという音と共に、バイロンのそれが口から抜き取られ、開口器が取り払われた。
だが、長時間強制的に大きく開けさせられていた口は疲れ果て言葉なんて発することができる状態ではない。
「……何も言わないのか。反省したか? 私たちなしでは生きていけないと、ちゃんと分かったか?」
バイロンの言葉に、頷こうとする俺の体を阻止するようにクライブが後ろからズンっと突き上げた。
「あ゛っ」
「言えないなら仕方がない。バトラルは一応学園に在学中だから、その間は待っていてあげようと思ったんだけどね。バトラルがこんな簡単なことも誓えないというのなら仕方がない。バトラルは私への愛を持ってその身に子供を宿し、私への愛を証明すればいい」
「あ……か、くら、ぃ……う?」
「可愛い。バトラル……。私の子を孕んで」
クライブが俺の頬に手を添えて優しい手つきで唇の端からこぼれ出た俺のよだれを拭いとった次の瞬間だった。
グボッグチュン!!!!! バチュン!!!! ドチュ!!! ドチュッ!!
「あ゛ぁああっっ!!!! ひ、んぁあああ゛っ」
勢いよく最奥のその奥まで突き入れられたクライブの企画外の大きさのそれで、結腸弁は突き破られ、そこを容赦無く、すごい勢いで責められた。
「バトラル! きもちいい、バトラルッ、孕め。孕めっ!!」
「ひっっぁあああ!! く、あぃ、うっぁあっ」
突然の責めにびっくりした体が、反射的にクライブの責めから逃れようと動いたのを、バイロンの手によって簡単に押さえつけられた。
「こら、逃げるな」
低く嗜めるような声でそう責められて、そのあまりの理不尽さに腹の奥がヅクリと疼いた。
187
お気に入りに追加
2,294
あなたにおすすめの小説
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
腐男子(攻め)主人公の息子に転生した様なので夢の推しカプをサポートしたいと思います
たむたむみったむ
BL
前世腐男子だった記憶を持つライル(5歳)前世でハマっていた漫画の(攻め)主人公の息子に転生したのをいい事に、自分の推しカプ (攻め)主人公レイナード×悪役令息リュシアンを実現させるべく奔走する毎日。リュシアンの美しさに自分を見失ない(受け)主人公リヒトの優しさに胸を痛めながらもポンコツライルの脳筋レイナード誘導作戦は成功するのだろうか?
そしてライルの知らないところでばかり起こる熱い展開を、いつか目にする事が……できればいいな。
ほのぼのまったり進行です。
他サイトにも投稿しておりますが、こちら改めて書き直した物になります。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる