52 / 86
47:お仕置き1 ※
しおりを挟む
「さあバトラル。口を開けて」
「え? えっと、はい」
クライブに促された俺は、当然のように口を開けた。
「んっ!?」
クライブの手によって俺の口には開口器がはめられ、頭の後ろでかちゃりと音がした。そして、その間に、さすが軍人と言わざるを得ないほどの鮮やかな手つきで、バイロンが俺の腕を後ろでに縛ってしまった。
「……え?」
(え、何これ何これ。身動き取れない。最高。でも、なんで? あ、俺がいじめられるの好きだって2人に言ったから、誕生日プレゼントってこと?)
いや、そうとしか思えないと胸を高鳴らせていると、黒いカッパを取り払われ、その下に着ていた服は全てナイフで切られて全裸に剥かれた。
「私たちからは逃げられないと、そう言ったのを、バトラルはもう忘れてしまった?」
俺はその問いに首を振った。確かに逃げたら素晴らしいお仕置きが待っているのかと思えば、一度逃げてみたい気持ちもあったけど、本当に逃げようなんて思っていない。
首を振る俺を見て、クライブは小さく息を吐いた。
「そう。でも、結果的にバトラルは逃げようとしたよね。それはなぜだろう」
「へ……?」
開口器によってまともな言葉は発せられない俺に尋ねられても答えられないし、そもそも何度も言うように逃げようとしていない俺に、そんなことを聞かれても答えることなんてできない。
「オメガ男性の意思を尊重するという法律を盾に皇帝陛下に私達との婚約の取り消しを願い、番フェロモン遮断の服まで着て、その上、地上にフェロモンが漏れ出ることのない帝城からの抜け道を使うなんて、それで私たちから逃げようとしていないなんて、まさか、そんな言い訳が通じるとは思っていないよね?」
「だが、こんなことで私たちから逃げられると思われていたなんて、舐められたものだな」
アルファである2人の怒りのオーラは凄まじく、当然しがないオメガの俺は本能が勝手に危険を察知して、珍しく体は興奮ではなく小さく震えてしまう。
「バトラル、咥えろ。今私はラットではないが、容赦をするつもりはない」
「っあ゛」
開口器によって口は開かされているため、バイロンのそれは喉の奥にスムーズに届いた。
「バトラル、今日は慣らしてあげないよ。私たちから二度と逃げないと、私たちなしでは生きていけないと思えるほどに、その体に教え込んであげるから、一緒に学ぼうね。ああ、でももしもバトラルが反省したり、私たちなしでは生きていけないと覚えられたなら、それを口に出して言うといい。もしも言えたらなら、すぐに止めてあげるよ」
「ん゛んっ」
ズジュンッッ!!!!
慣らしもせずに奥まで突き入れられたが、当然俺のそこは興奮によって濡れていて、激しい圧迫感はあるものの、おそらく裂けておらず、ほとんど痛みなどはなかった。
それにしても、口が塞がれている状態の俺に向かって、反省したりクライブやバイロンなしでは生きていけないなどと口にしなければ止めないなんて、最高にドSで、最高に興奮し、俺の体はさらにローションの必要ない状態になった。
「バトラル、バトラル。ああ、初めからこうしておけばよかったね。大事なものは、鍵のつく場所に入れておかないと」
グチュン!! バチュン!! ゴツゴッ
「それは良い考えだ。だが殿下。ここには日の光が届かない。これからたくさんの子を産み育てるバトラルには日の光を浴びて健康でいてもらわなくては」
「大丈夫だよ。この地下道は、いろんな部屋がある。地面にガラス板を埋め込んである部屋があるから、日光浴ならそこでできる」
「なら問題ないか」
「そう。問題ないよ。もともとここは、昔バトラルのようにアルファの執着から逃げようとしたオメガを囲っていた場所だからね」
「だから、外にフェロモンが漏れないようになっているのか」
「そうだよ。と言っても今は出口が作られているから、バトラルがあのまま出口を見つけていたら、探し出すのに多少時間がかかったかもしれないけど」
「ならば、その出口とやらは、潰すしかない」
「ああ、そうしよう」
俺を容赦なく犯しながら、俺の頭上ではそんな会話が繰り広げられている。
正直言って、この尊厳を無視したような使われ方は最高だ。満足だ。
もしかしたら、この2人も、ヨハイドやコリンと共謀して俺の誕生日プレゼントに俺を喜ばせるためにこんな計画をたててくれたのかもしれない。というか絶対そうだ。
部屋の中にはグチュングチュンと卑猥な濡れ音が響いていて、最高にエッチな気分だった。
「え? えっと、はい」
クライブに促された俺は、当然のように口を開けた。
「んっ!?」
クライブの手によって俺の口には開口器がはめられ、頭の後ろでかちゃりと音がした。そして、その間に、さすが軍人と言わざるを得ないほどの鮮やかな手つきで、バイロンが俺の腕を後ろでに縛ってしまった。
「……え?」
(え、何これ何これ。身動き取れない。最高。でも、なんで? あ、俺がいじめられるの好きだって2人に言ったから、誕生日プレゼントってこと?)
いや、そうとしか思えないと胸を高鳴らせていると、黒いカッパを取り払われ、その下に着ていた服は全てナイフで切られて全裸に剥かれた。
「私たちからは逃げられないと、そう言ったのを、バトラルはもう忘れてしまった?」
俺はその問いに首を振った。確かに逃げたら素晴らしいお仕置きが待っているのかと思えば、一度逃げてみたい気持ちもあったけど、本当に逃げようなんて思っていない。
首を振る俺を見て、クライブは小さく息を吐いた。
「そう。でも、結果的にバトラルは逃げようとしたよね。それはなぜだろう」
「へ……?」
開口器によってまともな言葉は発せられない俺に尋ねられても答えられないし、そもそも何度も言うように逃げようとしていない俺に、そんなことを聞かれても答えることなんてできない。
「オメガ男性の意思を尊重するという法律を盾に皇帝陛下に私達との婚約の取り消しを願い、番フェロモン遮断の服まで着て、その上、地上にフェロモンが漏れ出ることのない帝城からの抜け道を使うなんて、それで私たちから逃げようとしていないなんて、まさか、そんな言い訳が通じるとは思っていないよね?」
「だが、こんなことで私たちから逃げられると思われていたなんて、舐められたものだな」
アルファである2人の怒りのオーラは凄まじく、当然しがないオメガの俺は本能が勝手に危険を察知して、珍しく体は興奮ではなく小さく震えてしまう。
「バトラル、咥えろ。今私はラットではないが、容赦をするつもりはない」
「っあ゛」
開口器によって口は開かされているため、バイロンのそれは喉の奥にスムーズに届いた。
「バトラル、今日は慣らしてあげないよ。私たちから二度と逃げないと、私たちなしでは生きていけないと思えるほどに、その体に教え込んであげるから、一緒に学ぼうね。ああ、でももしもバトラルが反省したり、私たちなしでは生きていけないと覚えられたなら、それを口に出して言うといい。もしも言えたらなら、すぐに止めてあげるよ」
「ん゛んっ」
ズジュンッッ!!!!
慣らしもせずに奥まで突き入れられたが、当然俺のそこは興奮によって濡れていて、激しい圧迫感はあるものの、おそらく裂けておらず、ほとんど痛みなどはなかった。
それにしても、口が塞がれている状態の俺に向かって、反省したりクライブやバイロンなしでは生きていけないなどと口にしなければ止めないなんて、最高にドSで、最高に興奮し、俺の体はさらにローションの必要ない状態になった。
「バトラル、バトラル。ああ、初めからこうしておけばよかったね。大事なものは、鍵のつく場所に入れておかないと」
グチュン!! バチュン!! ゴツゴッ
「それは良い考えだ。だが殿下。ここには日の光が届かない。これからたくさんの子を産み育てるバトラルには日の光を浴びて健康でいてもらわなくては」
「大丈夫だよ。この地下道は、いろんな部屋がある。地面にガラス板を埋め込んである部屋があるから、日光浴ならそこでできる」
「なら問題ないか」
「そう。問題ないよ。もともとここは、昔バトラルのようにアルファの執着から逃げようとしたオメガを囲っていた場所だからね」
「だから、外にフェロモンが漏れないようになっているのか」
「そうだよ。と言っても今は出口が作られているから、バトラルがあのまま出口を見つけていたら、探し出すのに多少時間がかかったかもしれないけど」
「ならば、その出口とやらは、潰すしかない」
「ああ、そうしよう」
俺を容赦なく犯しながら、俺の頭上ではそんな会話が繰り広げられている。
正直言って、この尊厳を無視したような使われ方は最高だ。満足だ。
もしかしたら、この2人も、ヨハイドやコリンと共謀して俺の誕生日プレゼントに俺を喜ばせるためにこんな計画をたててくれたのかもしれない。というか絶対そうだ。
部屋の中にはグチュングチュンと卑猥な濡れ音が響いていて、最高にエッチな気分だった。
125
お気に入りに追加
2,261
あなたにおすすめの小説
異世界で性奴隷として生きてイクことになりました♂
あさきりゆうた
BL
【あらすじ】
●第一章
性奴隷を軸とした異世界ファンタジーが開幕した! 世界は性奴隷の不遇な扱いを当たり前とするものだった。
ある時、現世の不運な死により転生した少年は助けた戦士の性奴隷となってしまった!?
●第二章
性奴隷を扱う施設、「性奴隷の家」内で、脱退の意思を示した男が監禁されることになった。その友人に課せられた命令は愛と狂気の入り交じった性的な拷問であった!
●第三章
義賊とよばれる盗賊は性奴隷の家から一人の性奴隷候補の子を誘拐した。その子はダークエルフの男の子だった。その子のあまりにも生意気な態度に、盗賊はハードプレイでお仕置きをすることにした。
※変態度の非常に高い作品となっております
【近況報告】
20.02.21
なんか待たせてしまってすいませんでした(土下座!)
第三章は本編を絡めながら、ショタのダークエルフに変態的なプレイをする作者の欲望を表現するだけのおはなしです。
20.02.22
「大人しくしていれば可愛いな」を投稿します。一応シリアスめな展開になります。
20.02.23
「助けた礼は体で支払ってもらうぞ」を投稿します。引き続きシリアスな展開。そしてR18を書きたい。
20.02.24
試しに出版申請しました。まあ昔やって書籍化せんかったから期待はしていませんが……。
「欲望に任せたら子作りしてしまった」を投稿します。つい鬼畜にR18を書いてしまった。
あと、各章に名称つけました。
ついでに第一章の没シナリオを7話分のボリュームでのっけました。このシナリオ大不評でした(汗)
ディープ層向けな内容です。
20.02.25
「束の間の握手だ」を投稿します。本編が進みます。
20.02.26
「妊夫さんですがHしたくなっちゃいました」を投稿します。
久々に第一章のお話書きました。そして妊婦さんならぬ妊夫さんとのHな話が書きたかったです。
20.02.27
「世話の焼けるガキだ」を投稿します。
話書いたのわしですが、酷い設定持たせてすまんなエルトくん。
20.02.28
「死んだなこりゃあ」を投稿します。展開上、まだR18を書けないですが、書きてえ。やらしいことを!
20.02.29
「性欲のまま暴れて犯るか」を投稿します。R18回です。この二人はどうも男よりの性格しているのでラブシーンの表現苦戦しますね・・・。
20.03.01
「お前と一緒に歩む」を投稿しました。第三章、良い最終回だった…としたいところですが、もっとR18なお話を書く予定です。
後、第四章あたりで物語を終結させようかと考えています。
20.03.05
職場がキツくて鬱になりました。しばらくは執筆できないかもしれないです。またいつか再開できたらなと思っています。
特殊な学園でペット扱いされてる男子高校生の話
みき
BL
BL R-18 特殊な学園でペット扱いされてる男子高校生が、無理矢理エロいことされちゃう話。
愛なし鬼畜→微甘 貞操帯 射精管理 無理矢理 SM 口淫 媚薬
※受けが可哀想でも平気な方向け。
高校生×高校生
※表紙は「キミの世界メーカー」よりお借りしました。
凪に顎クイされてる奏多イメージ
媚薬盛られました。クラスメイトにやらしく介抱されました。
みき
BL
媚薬盛られた男子高校生が、クラスメイトにえっちなことされる話。
BL R-18 ほぼエロです。感想頂けるととても嬉しいです。
登場キャラクター名
桐島明×東郷廉
虐げられ聖女(男)なので辺境に逃げたら溺愛系イケメン辺境伯が待ち構えていました【本編完結】(異世界恋愛オメガバース)
美咲アリス
BL
虐待を受けていたオメガ聖女のアレクシアは必死で辺境の地に逃げた。そこで出会ったのは逞しくてイケメンのアルファ辺境伯。「身バレしたら大変だ」と思ったアレクシアは芝居小屋で見た『悪役令息キャラ』の真似をしてみるが、どうやらそれが辺境伯の心を掴んでしまったようで、ものすごい溺愛がスタートしてしまう。けれども実は、辺境伯にはある考えがあるらしくて⋯⋯? オメガ聖女とアルファ辺境伯のキュンキュン異世界恋愛です、よろしくお願いします^_^ 本編完結しました、特別編を連載中です!
過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました
ムーン
BL
ブラック企業に勤めていた俺はある日突然死んでしまった。女神様に転生させてもらえたところまでは良かったのだが、その内容が問題だった。
女神はサキュバスもののエロ本を買っていた俺の好みを曲解し、男版のサキュバス……インキュバスに転生させた。しかも女神様の心付けで男にモテるように、 いわゆる総受け体質にされてしまった。
そのせいでモンスターに性的な意味で襲われるようになったけれど、ヤンデレ気味の弟やドSな勇者様、術や道具を使って落とそうとしてくる精霊使いにいきなり求婚してきた優しいオーガ……彼らに前世では経験できなかった愛情と快楽を与えられ、俺は過酷な世界で生きることを決めた。
人間の女性を襲えないから男から精液をもらうしかないと言い訳して、淫乱になっていくのは俺の流されやすい性格ではなくインキュバスの身体のせいだと言い訳して、抱かれる悦びに溺れていく。
────
──────
※暴力・流血・凌辱表現注意
※攻めが複数居る。主人公が嫌がっても痛がっても犯されることがある。などが苦手な方は避けてください。
※なんでもいいよ! 酷い目に遭う子が好きだよ! という趣味がないなら避けてください。
※別投稿の作品と同世界の物語ですが、キャラ・ストーリー共にほぼリンクしないので気にしないでください自己満足です。
買われた悪役令息は攻略対象に異常なくらい愛でられてます
瑳来
BL
元は純日本人の俺は不慮な事故にあい死んでしまった。そんな俺の第2の人生は死ぬ前に姉がやっていた乙女ゲームの悪役令息だった。悪役令息の役割を全うしていた俺はついに天罰がくらい捕らえられて人身売買のオークションに出品されていた。
そこで俺を落札したのは俺を破滅へと追い込んだ王家の第1王子でありゲームの攻略対象だった。
そんな落ちぶれた俺と俺を買った何考えてるかわかんない王子との生活がはじまった。
「陛下を誑かしたのはこの身体か!」って言われてエッチなポーズを沢山とらされました。もうお婿にいけないから責任を取って下さい!
うずみどり
BL
突発的に異世界転移をした男子高校生がバスローブ姿で縛られて近衛隊長にあちこち弄られていいようにされちゃう話です。
ほぼ全編エロで言葉責め。
無理矢理だけど痛くはないです。
隣国王子に快楽堕ちさせれた悪役令息はこの俺です
栄円ろく
BL
日本人として生を受けたが、とある事故で某乙女ゲームの悪役令息に転生した俺は、全く身に覚えのない罪で、この国の王子であるルイズ様に学園追放を言い渡された。
原作通りなら俺はこの後辺境の地で幽閉されるのだが、なぜかそこに親交留学していた隣国の王子、リアが現れて!?
イケメン王子から与えられる溺愛と快楽に今日も俺は抗えない。
※後編がエロです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる